【おむすび】74話!冷たいおむすびへの後悔が東北に繋がる!

主演の朝ドラ【おむすび】74話が1月16日(木曜)に放送されました。

74話では結が抱いた「冷たいおむすび」への後悔が東北に繋がって…。

本記事は【おむすび】74話のストーリーと感想について紹介します!

目次

【おむすび】74話のストーリー

ギャルにしかできないことを

歩()は、渡辺孝雄()がカスタムシューズの納期を遅らせたいとチャンミカ()に連絡したことを聞いて、心配で靴店に駆けつける。そこで孝雄は、東北の被災地に靴を送る作業をしていた。歩は手伝おうとするが、孝雄から「靴のことやったら靴屋に任せろ。あんたギャルやろ。ギャルやったらギャルにしかできんことせえ」と言われ、自分は何ができるのか改めて考える。

鬼ギャル・アキピー(渡辺直美)

米田家に戻った歩は、クローゼットから段ボール箱を出して…。

その後、歩はチャンミカ(松井玲奈)の店に行き、「アキピー覚えてる?」と写真をみせる。チャンミカは「鬼ギャルの」と思い出す。

歩は「アキピー、岩手出身やったやろ? 無事やったって。盛岡でギャルサー仕切っとって、むこうで何が必要か聞いたんやけど。一緒に集めてくれへん?」と、チャンミカに頼んだ。

こうして歩は自分ができることを見つけた。

ワカメおむすびとサバのけんちん汁

結のアパートにて。カスミン(平祐奈)は若い夫婦や老夫婦から、この1ヶ月ずっと、毎日おむすびとカップ麺が配給されていると聞いた。カスミンがタンパク質不足になるため、サバ缶を勧めると…。老人は「缶詰の魚は…」と拒否反応。気仙沼は新鮮な魚が捕れるため、お年寄りは缶詰を敬遠する人が多かった。

カスミンともうひとりの栄養士はガマン出来なくり、ミーティングで炊き出しを提案する。すると「食中毒を起こしたら困る」「自分たちの仕事ではない」とみんな腰が引けている。
しかしカスミンは炊き出しを経験したことがあると言い、炊き出しを決行することに…。

カスミンは「それで作ったんよ。ワカメおむすびとサバのけんちん汁」という。それは結やカスミンら同じ班のメンバーが防災訓練の時に作ったメニューだった。

老夫婦の夫はおむすびとけんちん汁のゴボウなどを残していた。聞くと、津波で入れ歯が流されてしまい、かたいものが食べられないという。
そこでカスミンはおじやを作って提供した。老夫婦の夫は「うんめえ」と食べた。
その他の人からも「おいしいもん食べたら、なんか頑張ろうって気になりました」と感謝された。

カスミンが結に感謝

カスミンは「そのとき思い出してん。結ちゃんの話。神戸の地震の時、避難所でおむすび配りに来た人がいたって」という。

神戸の震災時、避難所で雅美(安藤千代子)が届けてくれたおむすびを食べた結は「冷たい」「チンして」と無理なことを言ってしまった。そのことを結は後悔していて、それが専門学校時代の炊き出しで「ほかほかのおむすび」につながった。そして佳純は結の話を覚えていて、東北の被災地での温かいおむすびにつながったのだった。

カスミンは「美味しいもん食べてもらいたい気持ちって、こういうことなんやって。結ちゃんに教えて貰ったんよ
ほんのひとときやったけど、みんなに笑顔が戻って。」と話す。

回想。被災地にて。カスミンは「私、神戸出身で小さい頃、阪神淡路大震災を経験しました。もう二度と元に戻らへんってみんな思ってました。でも今はたくさんの人たちのおかげで復興しています。この気仙沼も東北もそうなるって、私、信じてます」と被災者の人々に語りかけた。

カスミンは「あの時ほど、栄養士って仕事選んで良かったなって思ったことないよ。結ちゃんの話や学校での経験がめっちゃ役に立ってん。そやからどうしてもお礼を言いたかった。結ちゃん、ありがとう。」と感謝。

結は「ううんカスミンがすごいんよ。うち、ホント尊敬する」という。

カスミンは「ううん。まだまだやれることはいっぱいある。そやから来週もむこうにいくつもり」と言った。

そのころ、チャンミカの店にて。ギャルたちが支援物資を集めてきた。
一方、ナベさんの荷物には長靴や安全靴も詰められる。

アパートにて。結は花の寝顔を見つめながら「うちにできることって・・・」と悩んでいた。(つづく)

【おむすび】74話の感想&解説

冷たいおむすびへの後悔が東北に繋がる!

74話では、結が「冷たいおむすび」へ抱いていた後悔が、カスミンを通して、東北の被災地へと繋がっていく…という展開になりました。

そもそもドラマのタイトルは『おむすび』。ヒロインのあだ名であり、縁をつなぐ意味でもありますが…。神戸の震災時におむすびが配られたこともタイトルの由来のひとつ。

結が避難所で食べた冷たいおむすび。そのとき、チンして!と言ってしまったことを結は後悔していました。配ってくれたおばちゃんもきっと温かいものを提供したかったのに、できなかった…。

そしてその結の後悔が第49話の防災訓練での温かいおむすびにつながりました。

その思いを受け取ったカスミンが東北の被災地に届けました。

思いが時を超えて繋がっていく…。

ドラマとはいえ、とても感動的な繋がりでしたね。

さて。結は私は何ができるのか、まだ悩み中。今は育児に専念するのは仕方ないと思います。というか、募金でもいいと思いますよ。

次回75話は、阪神淡路大震災から30年の日。劇中でも1月17日になるようです。神戸に思いをはせ、視聴したいと思います。

【おむすび】74話の出演者&スタッフ

【出演】橋本環奈,仲里依紗,緒形直人,松井玲奈,平祐奈

【作】根本ノンジ


画像出典NHK「おむすび」HP

「おむすび」74話

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