【家政夫のミタゾノ7】全話ネタバレ&あらすじ!各話ゲストと家事テクも紹介!!

松岡昌宏さん主演の人気シリーズ【家政夫のミタゾノ】の第7シーズンが、いよいよ1月からスタートします!
本作品は、2016年に深夜ドラマとしてスタートし、前回のシリーズ放送に当たる第6シーズンからはゴールデンタイムに進出しました。

1話完結ものならではの、毎回のゲストも楽しみ!

各話ごとに登場する家事のお役立ちテクニックも気になる!!

2月18日に、追加ゲストが解禁になったよ!


この記事では、全話のあらすじとネタバレ、そして各話のゲストと合わせて、このドラマシリーズの名物ともいえるミタゾノさん直伝“家事のお役立ちテクニック”も各話ごとに紹介していきます!

なお、第7シーズンのメインキャストとキャラクター紹介、およびスタッフについては、ぜひこちらをご参照ください!

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目次

先日、第7シーズンのゲスト全12名の情報が一斉解禁されました。

  • 栄信さん
  • えなこさん
  • 金児憲史さん
  • 竹中直人さん
  • 中山美穂さん
  • 橋爪未萠里さん
  • 藤真利子さん
  • ミスターちんさん
  • やすさん(ずん)
  • 山下容莉枝さん
  • 吉田栄作さん
  • 渡部豪太さん

※以上、五十音順

誰がどの話に出るのか、そしてどんな役を演じるのかについては、まだ一部しか発表されていませんが、わかり次第、更新していきます!

◆1月16日 追加ゲスト解禁!!◆

  • 加藤諒さん
  • ガダルカナル・タカさん
  • 神保悟志さん
  • 濱田めぐみさん

※以上、五十音順

◆2月18日 追加ゲスト解禁!!◆

  • 相田翔子さん
  • 草村礼子さん
  • 住田萌乃さん
  • 内藤剛志さん
  • 星田英利さん
  • 松田美由紀さん
  • 水嶋凛さん
  • 山口まゆさん
  • 山田明郷さん

※ 以上、五十音順

◆3月3日 最終回ゲスト解禁!
・松下奈緒さん

今後も追加キャストが発表され次第、追記していきます!

ゲストについては、情報解禁前に主演の松岡昌宏さんも、自身がメインパーソナリティを務めるラジオ放送の中で、まだ詳しいことは言えないけれどと前置きしながら“台本を見てこんな人が出てくれるの!?と思わず引くほど驚いた、とてもありがたいこと”と話していましたが、その言葉通り、豪華かつ個性豊かな顔ぶれが発表されました。
松岡さん演じるミタゾノさんが、今回、このゲストの面々が演じる家庭からどんな汚れやほこりを、はたまたどんな手段で洗い出すのか、期待が高まります!!

第1話ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
中山美穂田中令子ウェブライター
吉田栄作八王子健太郎水道修理会社の社長で、令子の中学の同級生
ミスターちん田中タカシ令子の夫
やす(ずん)令子の同級生の一人

第2話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
橋爪未萠里石橋麻里子依頼主の主婦
渡部豪太慎太郎麻里子のパートナー
藤真利子石橋美恵子麻里子の母
金児憲史朝霧良一麻里子の元夫

第3話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
竹中直人伊口慎二大手企業を定年退職した男
山下容莉枝伊口茉莉花愼二の妻
栄信世蔵剛不良グループの一員
えなこメリル秘書育成ゲームアプリ内の秘書

第4話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
加藤諒坂口雄太ミュージカルスターを夢見る青年
桑野晃輔鶴川太一雄太の後輩
田中珠里工藤理奈雄太の家庭教師先の生徒
神保悟志工藤耕一理奈の父
濱田めぐみ工藤綾子理奈の母
ガダルカナル・タカ長田郁夫怪しい男

第5話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
櫻井淳子山口佐奈江学習塾を営む唯衣と陽平の母
野間口徹坂井守佐奈江の再婚相手
松崎未夢山口唯衣佐奈江の娘
宇野結也山口陽介佐奈江の息子、唯衣の兄

第6話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
紫吹淳取目悦子豪邸に暮らす未亡人
花柳のぞみ取目里沙悦子の娘・長女
御子柴彩里取目穴悦子の娘・次女
久保田紗友取目麗楽悦子の夫の連れ子
阪田マサノブ末広武区長
小柳友末広純一武の息子
津田英佑取目実麗楽の父・悦子の夫
栗谷(カカロニ)白馬に乗った変態

第7話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
住田萌乃桃子オカルト好きの少女
山口まゆさやか桃子の姉
上村海成藤堂丈一郎さやかの結婚相手
星田英利輝幸桃子とさやかの父
松田美由紀藤堂留美丈一郎の母

第8話 ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
内藤剛志小石川太一定年間近の伝説の刑事
相田翔子麻生仁美こいしかわいきつけの小料理屋の女将
草村礼子小石川加代子太一の母
水嶋凛小石川明菜太一の娘
山田明郷内山田泰介太一の先輩刑事

第9話(最終回) ゲストと役柄

キャスト名役名役柄
松下奈緒折原果歩東京都知事
田山涼成折原健三果歩の父、民自党幹事長
山中聡折原和夫果歩の秘書
松田有咲折原莉奈果歩の娘
平原テツ本宮果歩の秘書

【家政夫のミタゾノ】第1話 あらすじとネタバレ

第1話 あらすじ

むすび家政婦紹介所に依頼があり、村田光(伊野尾慧)と新人家政婦の大門桜(久間田琳加)は、ウェブライターの田中令子(中山美穂)の家を訪れます。
しかし実は家政婦を依頼したのは令子ではなく、令子の夫・タカシ(ミスターちん)の母・和代(松金よね子)が、仕事にかまけて家のことを何もしようとしない令子とタカシを牽制する意味をこめてやったことでした。
頼んでもいない家政婦が現れたことに令子が戸惑っていると、庭で突然水栓から水が噴き出す事態が!どうやら気温の低下で水栓が凍結したことが原因のようです。
てんやわんやの中、一同が事態の収拾に追われていると、ミタゾノさん、こと三田園薫(松岡昌宏)がシャンパンボトルをもって颯爽と現れます。しかし、ミタゾノさんのその姿を見た令子はまたも戸惑いを隠せない様子で…?
そこにやってきたのは、水道修理会社《エイトプリンス》の代表・八王子健太郎(吉田栄作)。なんと八王子は偶然にも令子の中学の同級生でした。かつて恋心を抱いていたこともある八王子との思いがけない再会に令子はひそかに心を躍らせますが、そんな令子の様子を敏感に察知した姑の和代は、光と桜に令子の様子を監視するよう命じます。
そんな中、週末に令子の中学校の同窓会が開かれることに。学生時代の淡い恋を思い出す令子でしたが、令子に疑いの目を持つ和代は、令子を同窓会に行かせまいと、理不尽なことを言いつけて…!?

第1話 ネタバレ

第1話のネタバレポイント
◆八王子が令子に家族になりたいと告げたのは、令子と結婚したという意味ではなく、実は令子の娘とつきあっており、娘との結婚を認めてほしいという意味だった
◆同窓会に行くかどうかを迷う令子に脅迫状を送り付けたのは、八王子に恋をしてしまい、令子と八王子の仲を裂こうともくろむ姑の和代の仕業だった。
◆中学時代にプールでおぼれた令子を助けてくれ、人命救助のための人工呼吸で、実質、令子のファーストキスの相手となったのは、八王子ではなく、今の夫のタカシだった。しかし令子はタカシがクラスメイトであったことすら記憶になかった。
◆そのタカシはキャバクラ通いをしている疑いをかけられていたが、実はリストラされて困っていたところを拾ってくれたキャバクラでボーイとして働いていたのだった。
◆最終的に令子は離婚してシングルライフを謳歌し、八王子は結婚。しかし八王子の結婚相手は令子の娘ではなく、姑の和代だった。

<ネタバレ詳細>
学生時代の淡い恋心を思い出し、ひそかに心を躍らせる令子でしたが、年齢と共に衰えた容姿を気にしてなかなか一歩を踏み出せません。
その様子を物陰から見ていたミタゾノさんは、浴室にある細工を施し修理を理由に八王子を田中家に呼びます。そして、お掃除の途中で“偶然”みつけた令子の昔のラブレターを持ち出し、またもや部屋に閉じこもっていた令子を誘い出し、うまいことメイクを施し美しく仕上げて、八王子と会わせます。このミタゾノさんのおせっかいのおかげで八王子と語り合う時間を得た令子に、八王子は、僕が君を守るからどうか家族になってほしいと告げます。
そして、そのことを同窓会で発表したいからどうか同窓会には来て欲しい、と告げて去っていきました。
一方、お掃除のついでに“偶然”、タカシのスーツのポケットから大量のキャバクラ嬢の名刺を見つけた、とミタゾノさんから聞いた桜は、タカシが仕事と偽り遊び歩いているのではと疑い、仕事だと言って休日にも出かけるタカシを尾行します。思った通り、その行き先がキャバクラだったことを確認する桜。
そんな中、なんとしても同窓会に行こうとする令子でしたが、和代はいやがらせのような留守番を命じ、令子を同窓会に参加させまいとします。迷う令子。と、そこに八王子にこれ以上近づくと殺す、という脅迫状が届きます。
他の同級生に言い寄られる八王子の姿を妄想し、居ても立っても居られない令子は、ミタゾノさんに背中を押され、同窓会に出かけていきました。
しかしそこで衝撃の事実が次々判明。プロポーズを受けるつもりでいた令子に対して八王子の口から飛び出した言葉は“おかあさん”。ついで、令子の娘のスミレが登場し、八王子が結婚したかったのは、令子ではなく娘だったことがわかります。と、そこに和代が、続いてタカシが登場。そして同窓会の席上で次々と開かれるタイムカプセルで、なぜか田中家のヒミツが次々と明らかに。令子に脅迫状を書いたのはなんと、八王子に恋した和代。そしてキャバクラ通いをしていたタカシは、リストラされてキャバクラでボーイとして働いていたこと。さらに、最後のタイムカプセル方出てきた人命救助の感謝状は、八王子のものではなく、タカシのもの。そう、令子の中で美しい思い出となっていた、プールでおぼれた時に助けてくれたヒーローは八王子ではなくタカシだったのです。
夫がクラスメイトであったことに20年もの間気づかなかったことを恥じ、もう家族ではいられないと考えた令子はタカシと離婚し、独身生活を謳歌するのでした。

第2話 あらすじとネタバレ

第2話 あらすじ

ある日、むすび家政婦紹介所に、小学校のお受験を間近に控えた石橋家の主婦、石橋麻里子(橋爪未萠里)から家事サポートの依頼がはいります。所長(余貴美子)の差配に従い石橋家を訪問するミタゾノさんこと三田園薫(松岡昌宏)と大門桜(久間田琳加)。明日に迫った息子・颯太の試験を前に落ち着かない空気の中、麻里子から”パートナー”の慎太郎(渡部豪太)と母親の美恵子(藤真利子)を紹介されるミタゾノさんと桜。家政婦に対しても慎太郎に対しても一貫して、“使えない人間はいらない”という美恵子の厳しい態度に驚く桜たちに、実は慎太郎は、颯太の本当の父親ではない上、石橋家は代々、学歴や仕事への意識が強いため、慎太郎の存在を認めておらず、未だに慎太郎との結婚も許されていない、と語る麻里子。なんとか明日の試験で行われる保護者面接を無事に成功させ、慎太郎との結婚も認めてもらいたいと考えている様子。
そんな中、颯太の実の父・朝霧良一(金児憲史)が、突然石橋家に戻ってきます。どうやら呼び寄せたのは美恵子。良一の学歴と、超エリート街道を歩む良一の職歴を特に気に入っていた美恵子は、明日の保護者面接に父親として良一を行かせようともくろんでいたのです。そんな良一に負けじと「面接には僕が行く」と主張する慎太郎に対し、良一は「どちらが面接にいくか颯太に決めてもらいましょう」と余裕の表情で提案します。
その矢先、慎太郎にかかってきた一本の電話をきっかけに、ミタゾノさんが慎太郎のヒミツを暴いてしまいます。慎太郎はミタゾノさんに、嘘をついていた理由を明かし、黙っていてほしいと懇願。ミタゾノさんの力も借りながら、果敢に良一に立ち向かおうとします。
しかし、やがて慎太郎の嘘は石橋家の知るところとなってしまい…??

第2話 ネタバレ

第2話のネタバレポイント!
今回、ミタゾノさんがあぶりだした“汚れ”の数々はこちら!
◆慎太郎の嘘は経歴詐称。本当は弁当屋のアルバイトなのに、バイト先の弁当屋が入っているビルの企業の正社員だと名乗っていた。
◆良一は、とあるアイドルに夢中になりすぎてなりすましのロマンス詐欺にあい、財産をほぼ失ったばかりか会社の金を使い込んだことで解雇されていた。日本に戻ってきたのは石橋家の財産目当てでもあった。
◆美恵子は実はオンラインカジノに夫の遺産をすべてつぎ込んでしまっており、良一を呼び戻したのは、実は颯太のためではなく、良一の財産で借金返済をもくろんでいた。
◆颯太は、面接の資料に嘘を書いてしまった、と言っていたが、実はそれが嘘だった。

<ネタバレ詳細>
慎太郎の嘘とは、経歴詐称でした。
麻里子や美恵子には、丸の内の一流企業、四井商船の社員だと語っていましたが、実は、そのビルの中にある弁当屋でアルバイトしているに過ぎなかったのです。
就職活動のためにアルバイト後にスーツに着替え、ビルから出てきたところで麻里子と出会い、麻里子が勝手に慎太郎を四井商船の社員だと思い込んでしまったために、本当のことをなかなか言い出せずにいたのでした。しかし麻里子や颯太と触れ合ううちに、家族の温かさや幸せを感じるようになった慎太郎は、それを手放したくなく、ならば嘘を本当にすればいいのだと必死に就職活動に励み、四井商船の就職面接にも挑んでいました。このことは黙っていて欲しいと懇願する慎太郎にミタゾノさんは「家政夫には守秘義務がございますから」といつのも言葉を告げるのでした。
もう嘘はつかない、とミタゾノさんたちに固く誓った慎太郎でしたが、家族の待つリビングに行くや否や、話の流れでさっそく小さな嘘をついてしまいます。
それに対してミタゾノさんが、まるでわざとけしかけるかのようにたくさんの嘘を投げ込み、いつのまにか慎太郎は、ベンチプレスを150キロあげられる、地元では有名なラガーマンということになってしまいました。
颯太から、良一と慎太郎はどちらが強いのかと問われた流れで、まさかのタックル対決をすることになってしまった慎太郎。あっさり吹っ飛ばされてしまいますが、颯太のおなかがすいたという一言に助けられ、料理の腕を披露します。料理が全くできない良一に対して一歩リードしたかに見えた慎太郎でしたが、財力にものを言わせた良一に、慎太郎手作りのおやつよりはるかに豪華なおやつを用意されてしまいました。豪華なおやつを喜んで食べ始める颯太。
その様子を見ていた麻里子が、良一と美恵子を別室に呼び出し、いい加減にしてくれと二人を諭します。良一が父親となったほうが颯太のためだと主張する美恵子に、慎太郎がいかに誠実であるかを訴える麻里子。しかしそんな麻里子に向かって、慎太郎は白米のようなもの、味がしなくて物足りない、と、美恵子はばっさり切り捨てました。
ミタゾノさん、桜と共にドアの外でその会話を聞いていた慎太郎は落ち込みますが、そこに1本の電話が。なんと、慎太郎が四井商船の最終面接に残ったという連絡でした。
その頃、颯太は良一と一緒に庭にいました。面接の資料に特技として三点倒立と書いてしまったが本当はできないのだという颯太に、良一がコツを教えようと奮闘していたのです。
慎太郎もそこに参加するもあまり役に立てず、どうしても三点倒立はできない颯太。良一に、嘘は駄目だ、面接で先生に謝ろうと言われた颯太は、素直にうなずきます。
と、慎太郎の携帯に転職エージェントから、四井商船の最終面接の前に確認したいことがあり、至急のリモート打合せをオファーするメッセージが。自室に戻り、慎太郎はリモート打合せを開始しますが、そこでエージェントから学歴含めた経歴詐称を指摘され、面接は取りやめだと通達されて、打ち合わせも一方的に打ち切られてしまいます。そしてなんとその様子は、リビングに集まる石橋家のメンバーと良一、そしてミタゾノさんたちにモニタリングされていたのでした。
家族の信頼を失ってしまった慎太郎は、颯太の面接用のお弁当作りで巻き返しを図ろうとしますが、颯太の大好物のハンバーグを作ろうとしたところ、つなぎのパン粉が切れていることに気づきます。なすすべもなく、面接への参加をあきらめバイト先に向かった慎太郎。
なにかを振り切るようにバイトに励んでいると、そこにミタゾノさんからの封書が届きます。中身を見た慎太郎は、すべてを放り出し、颯太の面接会場に駆けつけます。
ミタゾノさんが届けたのは、颯太が描いた家族の絵。そこにはこの前までは描かれていなかった慎太郎も、颯太、麻里子、良一と一緒に描かれていたのです。
面接中の颯太のもとに駆け寄り、学校側の許可を得て慎太郎は面接に参加しますが、一方、良一が履歴書を提出しようとすると、カバンに入れたはずの履歴書が見つかりません。
と、そこにミタゾノさんが、玄関に忘れられていたと履歴書をもってやってきました。
しかし、その履歴書を面接官が見ると、良一はアイドルに入れあげ、なりすましのロマンス先に引っかかり、財産を失ったばかりか、会社の資金を使い込みか解雇されていたことが書かれています。さらに美恵子はオンラインカジノにはまって全財産をつぎ込み、良一を呼びもとしたのは、良一の稼ぎで借金を返してもらおうという目論見だったことが判明。騒然とする大人たちで修羅場となってしまった面接会場でしたが、ミタゾノさんに促され、颯太が口を開きます。
三点倒立ができない、資料に嘘を書いてしまった、というのは実は嘘で、慎太郎がアルバイトだと知り、私立への進学をしなくてもいいように、面接で嘘をつけば不合格になるだろうとわざと面接で嘘をついたことにしたのだと告げます。そして、パパも慎太郎君もどちらも僕にとってはパパなのだという颯太の言葉を聞いて、慎太郎、良一、麻里子は、いがみ合いを止め、3人で協力して颯太のために生きていこうと決意するのでした。

第3話 あらすじとネタバレ

第3話 あらすじ

今回、むすび家政婦紹介所に依頼をしてきたのは、大手電機会社を定年退職した伊口慎二(竹中直人)の妻・茉莉花(山下容莉枝)。所長(余貴美子)の差配でミタゾノさん、こと三田園薫(松岡昌宏)と大門桜(久間田琳加)は伊口家に向かいますが、2人が家を訪問したときに茉莉花の姿はなく、慎二が持ち帰った退職金2000万円もきれいさっぱりなくなっていました。
そんな中、家の周辺に世蔵剛(栄信)ら不良グループがうろついているのを見た慎二と桜が、茉莉花の誘拐を疑っていると、その世蔵たち不良グループが愼二の家に侵入!?
なんと彼らは茉莉花に頼まれて家を荒らしにやって来た様子。なんでも金はいくらでも払う、と言われたのだとか。全く状況が呑み込めず戸惑う慎二の下に、茉莉花からビデオ電話がかかってきます。退職金は全部無駄に使うと宣言したばかりか、ミタゾノさんに対して、料理や掃除や洗濯など家事をすべて愼二にやらせるように要求してきました。しかも、制限時間を設け、時間内にできない場合は退職金を無駄に使うと言い出し、おかげで愼二の退職金がどんどん減っていってしまいます。
一方、ミタゾノさんと桜は寝室で慎二の通帳を見つけていました。毎月50万円以上の引き落としがあることに気づいた桜は、慎二が茉莉花ではない誰かに金を渡しているのではないかと推理します。案の定、こっそり何者かとビデオ通話をした慎二は、次はネックレスを送るというような怪しげな会話をしていて…?
退職金の無駄使いという謎の行動は、全て慎二のためだと言う茉莉花の真意とは、果たして…!?

第3話 ネタバレ

第3話ネタバレポイント!
・愼二の退職金と共に家出をした茉莉花が密会していたのは、浮気相手ではなく主治医
・茉莉花の依頼で愼二の家を荒らしに来た不良グループのリーダー世蔵剛は、その意思の下で働く薬剤師
・茉莉花は実は心臓病を患っており、嫌がらせのように家事をやらせたのは愼二が一人になっても生きていけるようにという意図から
・愼二がこっそり電話をかけ、生活費以外に何十万も貢いでいた相手は浮気相手ではなく、秘書育成ゲームアプリの登場人物。5年間も毎月欠かさず課金を続けていた
・愼二は、かねてから茉莉花が愛情込めたお手製味噌で作ってくれる味噌汁が大好きだったが、実はその味噌には、じわじわと効く毒が仕込まれており、愼二には多額の生命保険が掛けられていた
・茉莉花が可愛がっているオカメインコが、茉莉花の口癖をまねて「シンジ、シンジヤレ」としゃべり、愼二の家事を促していたが、実は「シンジヤレ」ではなく、「死んじゃえ」だった

<ネタバレ詳細>
茉莉花が車の中で男と密会していると、そこにミタゾノさんが現れました。
動揺する茉莉花は、ミタゾノさんにこのことはどうか黙っていて欲しいと依頼。そして、今日はもう十分だから帰宅してかまわないと告げます。
一方、“消えた退職金” “家出した妻” “こそこそと怪しげな通話をする愼二” “50万もの謎の出費”という要素に、刑事魂(?)がうずいた桜は、ミタゾノさんと共にむすび家政婦紹介所に戻った後、伊口家に何があったのかを推理し始めます。
そして、残りの退職金500万を使って、浮気されたことの復讐のため、茉莉花が愼二の殺害をもくろんでいるのではと推察した桜は、慌てて紹介所を飛び出し、伊口家に向かいます。
するとそこには、ロープで縛られた愼二と、不良グループの世蔵剛、そして茉莉花の姿が。
旦那様が殺される!と思った桜でしたが、よく見ると突きつけられているのはナイフでも銃でもなく、愼二のスマホ。
実は愼二がこそこそとスマホで会話していたのは、リアルな人間ではなく、秘書育成アプリゲームの秘書・メリル(えなこ)だったのです。
愼二はこのアプリゲームに毎月30万以上課金しており、そのことは実は茉莉花にもバレていました。
このゲームを消すように要求する茉莉花。頑なに拒否する愼二でしたが、強制的に初期化され、メリルは消滅してしまいました。
嘆き悲しむ愼二を尻目に、茉莉花が残りの退職金の使い道をミタゾノさんに相談していると、突然、ミタゾノさんがテレビモニターのスイッチを入れます。
そこに映っていたのは、以前、茉莉花が車の中で密会していた男性。
茉莉花の浮気を疑い、詰問口調になった愼二に、モニター内の男性が、自分は茉莉花の主治医であると語り、不良だと思っていた世蔵が実はその医師の下で働く薬剤師であること、そして茉莉花の心臓に疾患が見つかり、いつ発作が起きてもおかしくない状況であることが明かされます。
茉莉花が病気だったこと、そして愼二に対して家事をやることを要求したのは、実は自分の死後、愼二が一人になっても困らないようにという配慮だったと知った愼二は、心を入れ替え、茉莉花のために尽くすと誓うのでした。
すべてが芝居だったとわかり、そして退職金も無事に戻り、その退職金を使って行った新薬の治療の効果で茉莉花の病状は落ち着きます。
後日、預かっていた健康診断結果の書類を返却しに茉莉花のもとを訪れたミタゾノさんは、かいがいしく茉莉花の世話を焼く愼二の姿を横目で見ながら、茉莉花に“うっかり”持っていた一枚の書類を見せます。
それは、茉莉花を受取人とする、愼二にかけられた高額の生命保険の書類でした。
そして、茉莉花の手作り味噌が廃棄されていることを指摘し、実はあまりにおいしかったので隠し味を知るために成分を調べたと語り始めるミタゾノさん。そして、その味噌にはホウライソウという植物の毒が含まれていた、と。
微量であれば命に別状はないが、毎日のように少しずつ摂取すると徐々に体を蝕み、いずれ死に至るものだと指摘しました。
ちょうどその時、茉莉花が可愛がっているオカメインコが茉莉花の口癖をまねしました。“シンジ、シンジャエ”。

第4話あらすじとネタバレ

第4話 あらすじ

坂口雄太(加藤諒)は、ミュージカルスターを夢見て日々、レッスンに励んでました。
しかしその道のりは遠く、なかなか花開きません。
毎日のように後輩の鶴川太一(桑野晃輔)から金を借りながら、ギリギリの生活をしていました。
ある日、太一から家庭教師の代行を頼まれた雄太は、太一に成りすまし、健康グッズ会社を経営する工藤耕一(神保悟志)の娘で、東都大法学部に入り弁護士を目指す理奈(田中珠里)のもとを訪れます
その工藤家には、家政夫としてミタゾノさん、こと三田園薫(松岡昌宏)と村田光(伊野尾慧)が派遣されてきていました。
同じくミュージカルスターを目指しているという光と出会って意気投合し、テンションが上がってしまった雄太は、思わず家庭教師らしからぬ行動をしてしまい、ミタゾノさんから疑いの目を向けられてしまいます。
一方、理奈の父・耕一とその妻・綾子(濱田めぐみ)は、息子の翔太(番家天嵩)について悩みを抱えていました。学校の課題で将来の夢を書く欄をどうやら真っ黒に塗りつぶして提出していたようなのです。翔太には、将来会社を継がせたいと考えていた耕一でしたが、翔太には翔太の思いがあるようで…?
そんな中、理奈は雄太のおかげで勉強への意欲が増した模様。
それを見た綾子は、雄太に倍の謝礼を支払うので翔太のことも見てくれないかと依頼します。それを受け、雄太は太一に電話し、“成りすまし”の件はバレないようにすると伝えるのですが、よりによってそれを翔太に聞かれてしまいます。
綾子たちになりすましの件がバレるのでは、とびくびくしながら過ごす雄太でしたが、昼食の席で耕一に、ミュージカルなんて軽蔑すべきものだと吐き捨てるように言われてしまい…?
そんな中、工藤家に怪しい男性・長田郁夫(ガダルカナル・タカ)がやってきます。
実は長田が暮らす公園のダンボールハウスに、翔太が火を付けようとしていたところを目撃していた光は、そのことを工藤に報告するのですが…

第4話 ネタバレ

第4話ネタバレポイント
・理奈の夢は父親に言わされていただけで実は弁護士になることではなく、歌手になることだった
・一流の健康グッズ会社の社長として自信満々の耕一だったが、実は社員から尊敬されるどころか嫌われており、社員のグループチャットでバカにされていた。
・脚本家と名乗っていた綾子は、実は脚本家の実績はなく、大御所脚本家の書いたものを修正しているだけだった
・正体不明の浮浪者の男は、かつてロックスターとして名をはせたルイジアナ長田で、医者、宇宙飛行士ほか様々なジャンルで頂点を極めたのち、浮浪者として気ままに生きる道を選択した男だった
・翔太が火のついた紙を持って長田のダンボールハウスの近くにいたのは、実は長田から火の起こし方をならっていたのだった。
・翔太が将来の夢を書く紙を黒く塗りつぶしていたのは、長田に習ったやり方で火をおこそうとしたからだった

<ネタバレ詳細>
光から、翔太がダンボールハウスに火をつけようとしていたと聞いた耕一と綾子は、翔太のもとにやってきます。
ホームレスに何かしたのかと翔太を詰問する耕一。そして、ちゃんと勉強して立派な跡継ぎになるのだと決めつけます。
その様子を不審に思った雄太が理奈に翔太のことを相談すると、理奈は、翔太も我慢してるのだと思うと話し、実は自分も弁護士になどなりたくないのだと雄太に告げます。
かといって本当は何になりたいのかということもわからないでいた理奈ですが、雄太から、覚えにくいことは歌にして覚えるといいと教えてもらい、歌っているうちに、子供のころ歌を歌うことが好きだったことを思い出します。
そして、自分が本当になりたいのは歌手だと気づいたのだと雄太に語りました。
そこにミタゾノさんが現れ、耕一の会社の社員を招いたホームパーティに二人とも参加するようにという耕一の指示を伝えます。
いつウソがばれるかとビクビクしっぱなしで、一刻も早く逃げ出したい雄太は、今日はここまでと告げようと翔太の部屋を訪れました。すると、翔太から先生はいつからミュージカルスターを目指していたのか、いつまで追うのかを聞かれ、夢を追うのは素晴らしことだと語ります。その話をドアの外で聞いているミタゾノさん。
逃げ切れずパーティに参加した雄太たちが、優秀な成績を残した社員が表彰される様子を見守っていると、そこに、「容疑者を連行した」と、例の謎のホームレスを伴い桜が現れます。
翔太に付きまとっている不審者かと詰め寄る耕一をよそに、翔太に大丈夫か?と問いかけるホームレス。
そして理奈に向って、君が本当は弁護士になりたくないお姉ちゃんか、と声を掛けました。
その言葉に背中を押された理奈は、本当の夢は歌手になることだと告げ、耕一の逆鱗に触れます。
そう考えたきっかけが雄太だと聞いて、雄太に詰め寄る耕一。
詰め寄られて逃げ切れず、雄太がぶつかってしまったテーブルの上に、“偶然にも”雄太が出演した舞台のチラシが落ちており、本当は家庭教師の鶴川ではなく、ミュージカルスターを目指している坂口雄太であることがバレてしまいました。出ていけといわれ、帰ろうとする雄太の携帯に届く、待ちに待ったオーディション結果。
が、残念ながら結果は落選。その知らせを見た雄太は耕一に、夢は本気で目指しているのだ、毎日不安にさいなまれながらも本気で頑張っているものを否定する権利はあなたにはない、と言い返します。
それを聞いた理奈は、耕一に対して人のことは言えない、まっとうな夢を持てと言いながら社員にノルマを押し付けて、それは労基法違反だからと詰め寄ります。
社員はみんな私に賛同してくれていると言い返した耕一でしたが、“偶然”とある社員の携帯が汚れていることに気づいたミタゾノさんがその携帯を取り上げ画面を見ると、そこには社員だけのグループチャットで社長への悪口と不満が盛りだくさん。それだけではなく、耕一の妻、綾子が実は脚本家としての実績などほとんどないことも語られていました。
と、そこに綾子宛ての荷物が届きます。開いてみるとそれは脚本。
鬼の首を取ったように社員の前で脚本をひけらかす耕一でしたが、脚本を開くとそこには別の脚本家名が。
実は綾子は、大御所脚本家書いた脚本の修正を手掛けただけだったのです。
それでもまだ何者かにならなければと主張する耕一に対して、翔太がひとこと、ウザい、とつぶやきます。
何を言っているんだと詰め寄る耕一に、ホームレスが翔太は真理を語っているといいます。
実はこのホームレス、かつてはルイジアナ長田という名で一世を風靡したロックスター、その後、医者、宇宙飛行士、IT業界など様々なジャンルで活躍したのち、ホームレスに行き着いたという経歴の持ち主。
夢って絶対なきゃダメなのかと聞く翔太。そして、将来の夢を黒く塗りつぶしたのは、長田に習った火の起こし方を実践するためだと説明しました。
そんな意味のないことに時間を費やすなという耕一の言葉を受けて、ミタゾノさんは結露の掃除になぞらえて、意味があるように見えて実際には意味がないこともある、その逆も然りと語り、窓を磨きます。その窓磨きのキュ、キュという音をきっかけに翔太と長田が、夢を持つことを押し付けないで、僕は何者にもなりたくない、僕は僕でいたいと歌い始めます。
そしてそれを聞き、夢に縛られていたことに気づいた雄太は、ミュージカルスターになることをあきらめ、裏方として働く道を選ぶのでした。
新たな職場で雄太が出演者を呼びに楽屋に行くと、そこにいたのは島茂子(本人)。雄太に、とてもいい声をしているから、今度上演するミュージカルに出てみないか、と声をかけ、それを聞いた雄太の顔には思わず笑顔が浮かんだのでした。

第5話 あらすじとネタバレ

第5話 あらすじ

学習塾を営む山口家からの依頼で派遣されたミタゾノさん、こと三田園薫(松岡昌宏)と大門桜(久間田琳加)。
今回の依頼内容は、娘の唯衣(松崎未夢)の内定祝いに美味しいご飯を作ってもらいたいという母親の佐奈江(櫻井淳子)と兄の陽介(宇野結也)からのもの。
ミタゾノさんたちが準備をしていると、佐奈江が娘たちに、実は紹介したい人がいるのだ、と言い出しました。母親の新たな門出だと喜ぶ唯衣でしたが、なんとやってきたのは酒井守(野間口徹)という、唯衣が家族に内緒でやっていたパパ活の相手だったのです。愕然とする唯衣。
パパ活がバレないように必死でやり過ごそうとする唯衣でしたが、パパ活に使用していた小道具や参考にしていたマニュアルをミタゾノさんに発見されてしまいます。
家族には黙っていてほしいと懇願する唯衣に、ミタゾノさんは、家政夫には守秘義務があるといういつもの文言を伝えるのでした。
ボロが出ないうちに何とかして坂井を家から追い出そうとする唯衣でしたが、なかなかうまく進みません。そうこうするうちに、どうやら坂井は唯衣が自分のパパ活の相手だと気づいているということがわかります。
そんな中、坂井の持ち物の中から、大量の唯衣の写真が見つかります。最近、ストーカー被害にも悩まされていた唯衣は、その犯人が坂井ではないか、母親との結婚も実は真の狙いは自分なのではないかと考え、なんとかして結婚を阻止しようとしますが…?

5話のネタバレ

第5話ネタバレポイント
・唯衣のストーカーは坂井ではなく、もうひとりのパパ活相手の馬場だった
・坂井は実はストーカー事例に詳しい弁護士で、唯衣を心配した佐奈江が相談を持ち掛けたことを受けて、パパ活相手も唯衣を守るためにやったこと。坂井のカバンにあった唯衣の盗撮写真は、毎日山口家のポストに投函されていたものを佐奈江が調査のために坂井に預けたものだった
・第一希望に内定したという唯衣の話は嘘で、まだどこからも内定はもらっていなかった
・通販会社が成功しているはずだった陽介は、実は借金まみれで行き詰っており、それを何とかするために、佐奈江の塾のデスクで偶然みつけた“パパ活マニュアル”を流用してオンライン販売。唯衣が購入したマニュアルは陽介が販売していたものだった
・学習塾を経営していた佐奈江は、実は夜は同じ場所で大人の男性相手のスナックを経営しており、陽介がたまたま塾の机で見つけ販売していたパパ活マニュアルは、もともとは佐奈江がスナック経営のために作ったものだった
・“自立”がモットーの山口家だったが、母親が作り、兄が販売し、妹が購入したマニュアルでパパ活が行われていたという誠に皮肉な結末となった
・山口家に救いの手を差し伸べ、支えとなった坂井。しかしその真意は謎のまま。もしかすると本当に狙いは唯衣だったかもしれないという疑念を残すラストシーンだった

<第5話ネタバレ詳細>
最初はパパ活がバレないために坂井を追い出そうとしていた唯衣でしたが、自分のストーカーかもしれないと気づいたことで、そんな男を母親の再婚相手にするわけにはいかない、と必死で佐奈江の交際を邪魔しようとします。
佐奈江に坂井がとんでもない男だと知らせるために一計を案じた唯衣は、光(伊野尾慧)に協力を依頼。パパ活中の唯衣に成りすました光をベッドに横わたらせた状態で、坂井を自室に誘い出し、ベッドに横たわる唯衣を酒井が襲っているかのような写真を捏造。坂井に本当の狙いは自分なのだろうと詰め寄ります。
撮影した写真を大急ぎでプリントしてくるように言われた光は、唯衣に成りすましたままの姿でコンビニへ。
と、坂井に詰め寄る唯衣の声を聞いた佐奈江と陽介がリビングにやってきます。そこにコンビニに出かけた光からビデオ通話がかかってきますが、光の背後には怪しげな人影が…。正体は、唯衣にずっと付きまとっていたストーカーでした。
ストーカーは、唯衣に成りすました光を唯衣だと思い込み襲い掛かってきます。
あれ?しかし、ストーカーのはずの坂井はここに…?光が襲い掛かったストーカーのフードをはぎ、犯人の顔をあらわにすると、それは、唯衣のもう一人のパパ活相手の馬場だとわかります。
今のは誰だと詰め寄る佐奈江を尻目に、坂井のカバンをみつけた唯衣は、中にある自分の盗撮写真を佐奈江に見せ、坂井がストーカーであることの証明をしようとしますが、その写真はなぜか、馬場とパパ活中の唯衣の写真。
パパ活をしていたことが家族にバレてしまった唯衣。と同時に、ミタゾノさんの手によって内定も嘘だったとバラされてしまいます。
それでも坂井がストーカーだといい募る唯衣に、佐奈江は、唯衣が見た盗撮写真は毎日ポストに投函されていたもので、唯衣を心配してストーカー問題に詳しい弁護士である坂井に相談していたのだと告げます。
その話を受け、坂井もすべては唯衣を守るために行っていたことだと話します。
唯衣がパパ活を行っていたことを佐奈江と陽介が責めていると、そこに警察がやってきて、陽介に詐欺ほう助の疑いがかかっていると話します。
陽介が販売していた“おねだりマニュアル”という名のパパ活マニュアルが詐欺ほう助の疑い対象になっていると聞き、そのマニュアルをみると、なんとそれは、唯衣がパパ活の参考にするために購入したマニュアルでした。
自分が作ったのではなく、偶然見つけたものだ主張する陽介とパパ活がバレてしまった唯衣に、出ていけと詰め寄る佐奈江。と、そこにリニューアル祝いという札のついた佐奈江宛ての祝い花が届き、男たちが乱入してきます。
男たちの正体は、佐奈江の顧客。佐奈江は昼間、学習塾を経営する傍ら、夜は同じ場所でスナックを経営し家計を支えていたのでした。陽介が偶然見つけたおねだりマニュアルは、実はなんと、佐奈江がスナック経営のために作ったもの。
それぞれの抱える問題があらわになり、結婚の話をなかったことにしてほしいと告げる佐奈江対して、一家全員を支えたいのだと優しく語る坂井。誰かに支えられることに後ろめたさを感じる必要はない、支える側にも喜びがあるのだと。
結局、坂井と佐奈江は結婚。坂井のおかげで陽介も罪には問われず、唯衣は坂井が会長の専属顧問弁護士を務める会社の面接を受け、内定を勝ち取れそうな様子。
万事がうまき収まったかに見えた状況の中、坂井のもとに請求書を持って現れたミタゾノさんは、坂井に請求書とともに、坂井が唯衣に送ったバッグを掃除していて見つけた、と言いながらGPSを手渡します。
唯衣のストーカー被害が心配でつけていただけだといいつつも、守秘義務がありますよねと暗にミタゾノさんを口止めする坂井。そこにちょうど帰ってきた唯衣の肩を抱きながら家の中に戻る坂井は、ドアを閉める直前、不敵な笑みを浮かべて…。

第6話 あらすじとネタバレ

第6話 あらすじ

むすび家政婦紹介所に1件の依頼が入り、ミタゾノさんこと美田園薫(松岡昌宏)とひー坊こと村田光(伊野尾慧)は、とあるお城のような豪邸を訪れます。
今回の依頼は、そこで行われるダンスパーティーを手伝ってほしいというもの。
依頼主の取目悦子(紫吹淳)の二人の娘、長女・里沙(花柳のぞみ)と穴(御子柴彩里)に出迎えられ、話を聞くうちに、邸内にはもうひとり、“デレラ”と呼ばれる娘がいることを知ります。パーティーに向けて豪華に着飾った悦子、里沙、穴。それに比べ、薄汚れた格好で家政婦のようにこき使われる”デレラ”こと麗楽(久保田紗友)。
実は麗楽は、悦子の亡くなった夫の連れ子だったのです。血のつながった家族が誰もいない中、一人冷遇されるさまはまさにシンデレラのよう。
するとそこに、区長の末広武(阪田マサノブ)が息子の純一(小柳友)を連れてやってきました。純一は親の地盤を継いで次期区長選に立候補することが決まっており、この日のパーティーは、純一の結婚相手を探すために武が悦子に依頼したものだったのです。純一に気に入られようと必死で取り入る里沙と穴。
一方、デレラこと麗楽は、着飾ることもなくお茶を運んできて、武に挨拶をしますが、冷たい態度であしらわれてしまいます。
その様子を見ていたミタゾノさんたちは、邸内に麗楽を監視するかのように、あちこちに小型のカメラが設置されていることに気づき、取目家の隠された事情を感じ取り…?

第6話 ネタバレ

第6話ネタバレポイント
・パーティー会場でばらまかれた暴露ビラを書いたのは麗楽だった
・麗楽を監視するための小型カメラだと思っていたのは、暴露を裏付ける映像を取るために麗楽が仕込んでいたものだった
・麗楽のドジも演技。悦子たちからモラハラを受けるように仕向けるためのダメキャラ演技だった
・純一との結婚は、武への復讐のためだった
・麗楽が父親から譲られ大切に思っていた豪邸は、父親が不倫をカバーするために手に入れたラブホテル。大事に持っていた城の写真も、そのラブホの宣伝チラシだった
・悦子たち継母と連れ子が城に住むようになったのは、父親の強い依頼によるものだった
・麗楽の父である実の財産を我が物とし、贅沢に暮らしていると思われていた悦子たちは、実は城のような家の莫大な固定資産税の支払いで遺産を使い果たし、武に借金をしながら、スナック経営で生計を立てていた
・武は実を裏切って死に至らしめたのではなく、告示日前日に不倫報道をされたことで何も言わずに逃げ出した実の代わりに、後援会から頼まれて立候補して区長になったのだった

<第6話ネタバレ詳細>
パーティーが始まり、純一のダンスのファーストダンスの相手を勝ち取ろうと躍起になる姉二人を尻目に、麗楽は給仕係として脇に控えていました。
客人が持参したケーキを冷蔵庫に入れるよう悦子に命じられた麗楽は、それに応じようとしますが、つまずいて転んでしまい、ケーキはミタゾノさんのおかげで無事だったものの、はいていた靴が脱げてしまいます。
高いヒールのダンスシューズを履いていたことが悦子たちにバレてしまった麗楽は、自分もパーティーに出させてほしいと懇願しますが、聞き届けられるどころか悦子に靴のヒールを折られてしまいます。
これでは踊れない、と嘆く麗楽でしたが、ミタゾノさんがこっそり呼び寄せていた桜のドレスを借り、美しく変身します。
いよいよラストダンスのタイミングとなり、純一が相手を選ぼうとしたその時、父親の形見のガラスの靴を身に着け、見違えるように美しく着飾った麗楽が登場し、純一は迷うことなく麗楽にダンスを申し込んだばかりか、麗楽にプロポーズ。一同が驚き、悦子と武が異を唱える中、無情にも12時をつける時計の鐘が鳴り、衣装レンタル業者が桜が借りた(今は麗楽が着ている)ドレスを回収しにやってきてしまい、麗楽はもとのみすぼらしい姿に。
落ち込む麗楽でしたが、そこに、走り去るときに残したガラスの靴を持った純一がやってきて、変わらぬ気持ちを麗楽に告げます。
一方そのころ、パーティー会場では、謎の怪文書がばらまかれ、悦子たちが麗楽を虐げていたこと、そして陰では武をバカにしたりしていたことが暴露され、大騒ぎに。
どういうことだと責める武に、悦子が必死で弁解していると、テレビモニターが点灯し、そのビラが真実であることを立証する映像が流れてしまい、悦子らは窮地に。
その結果、麗楽と純一は結婚してあの豪邸に住み、悦子らは家を出て別で暮らすことになりました。
一件落着のハッピーエンドかと思われましたが、むすび家政婦紹介所に、今度は純一から依頼の電話が入ります。
再びあの白のような豪邸を訪れたミタゾノさんたちは、麗楽の部屋で、あの日パーティー会場でばらまかれたビラと同様のものを発見します。そう、あのビラを作ってばらまいたのは麗楽だったのです。
私の父親は武に殺された、だからこれは復讐なのだと語る麗楽。そして、麗楽の部屋でミタゾノさんがあちこち覗いている写真をもとに、ミタゾノさんたちも復讐に協力するよう脅迫します。
純一が立候補した区長選挙の当日、純一の選挙事務所に武と純一のモラハラを訴えるビラを持参した取材陣が押しかけてきました。実はこのビラ、麗楽が作成し、ミタゾノさんたちを巻き込んで投票所でばらいまいていたもの。
身に覚えのない純一は必死で否定しますが、そこに麗楽が現れて、武と純一にひどいことをされてずっと苦しかったと涙ながらに訴え、場は騒然となります。その様子を見たミタゾノさんはひとこと、被害者マウントだとつぶやくのでした。
追い詰められた武が、もう駄目だ、とそこに貼ってあった純一のポスターを破るとそこには、麗楽の父、取目実の多重不倫を報道した記事がありました。驚いて駆け寄り、こんなの嘘だと叫ぶ麗楽に武が、実は実は事業に成功して以来、手当たり次第女性に手を出していたのだと話しますが、麗楽はでたらめを言うなと記事を破り捨てます。
その下には、麗楽が父親からもらい大切日保管していたお城の写真が…。不倫男という落書きを見て怒りをあらわにする麗楽に、ミタゾノさんがポテトチップを使えばこういう落書きは簡単に消せるとやって見せます。
汚れがきれいに落ちた写真は、それまで隠されて見えていなかった文字も見えるようになっていました。
“ラブキャッスル”と“グランドオープン”の文字を見て戸惑う麗楽の様子に、武は、不倫がバレるのを恐れて実がラブホテル経営に乗り出したこと、あの城のような豪邸はそのラブホテルであることを話します。そして、悦子たちがその家に住むことになったのも、実の強い希望であったことを話します。
と、そこに悦子が登場し、武の話を肯定するのと合わせて、固定資産税の支払いが大変で遺産はすでに使い果たし、武に借金をしていたこと。そして自分たちの生計は、結婚前に営んでいたスナック経営で賄っていたことを告げます。
すべてが寝耳に水の麗楽は、信じることができず、憐れむような言葉を投げかけてきた二人の姉につかみかかり、場は騒然。止めに入った純一が弾き飛ばされて思わずカーテンをつかむと、その奥からラブホテルの価格を表示したループパネルが出てきました。呆然とする麗楽。
そこに、選挙結果の速報が入り、純一の落選が確定しました。
後日、ミタゾノさんが請求書を届けに悦子のスナックを訪れると、そこには麗楽を含む3人の娘と、性懲りもなく麗楽に愛をささやく純一の姿が。無職の純一に仕事を探すのが先だと攻め立てる3人を尻目に、ミタゾノさんは静かに立ち去ったのでした。

第7話 あらすじとネタバレ

第7話 あらすじ

桃子(住田萌乃)は、オカルト好きの中学生。友達も少なく、姉のさやか(山口まゆ)に手伝ってもらいながらオカルトについての動画を配信することを日々の楽しみにしています。
ところが、ある日の配信を終えたところで、姉から突然、結婚して家を出ることを告げられます。唯一のよりどころを失うことを恐れた桃子は、何とかして姉の結婚を阻止しようと決意。
一方、さやかの結婚相手である藤堂丈一郎(上村海成)は、藤堂留美(松田美由紀)が会長を務める不動産会社、藤堂ホームの跡取り息子。結婚パーティーのために、さやかが父親の輝幸(星田英利)と桃子を伴い藤堂家を訪れると、そこにはパーティーのお手伝いとしてミタゾノさんこと美田園薫(松岡昌宏)と大門桜(久間田琳加)が派遣されていました。
訪れた先で桃子は、この家に幽霊の目撃情報があることを知ります。そして、自分が幽霊のふりをして騒ぎを起こせば、さやかの結婚が破談になるのではないかと企むのですが、ミタゾノさんにバレてしまい、必死でごまかそうとしたその時、庭に白いドレスを着た不気味な人影が…!
本当に幽霊が出たと騒ぐ桃子でしたが、留美はシーツが飛んだだけだろうと取り合おうとしません。しかし、その時の丈一郎の様子を不審に思った桃子は、こっそり丈一郎の部屋に忍び込み、ミタゾノさん、桜とともに丈一郎と“アキ”という名の女性との結婚パーティーの写真を見つけます。丈一郎がかつて結婚していたことに驚く3人でしたが、写真をよく見るともっと驚くことが。なんとそのアキの顔が、先ほど庭に現れた不審な人影の顔と瓜二つだったのです。
どうやらアキはすでにこの世に存在せず、丈一郎とアキは死別したようなのですが、血の付いたウエディングドレス、そして秋の生命保険証、不審な間取り図なども見つかり、藤堂家は次第に怪しさを増していきます。
桃子は、アキは留美と丈一郎の手で殺されてしまい、先ほどの不審な人影は、アキの怨念が幽霊となって表れたのではないかと考えますが…?

第7話 ネタバレ

第7話ネタバレポイント
・幽霊だと思っていたのは丈一郎の元妻・アキで、幽霊ではなく、忘れ物を探しに藤堂家に忍び込んでいた
・丈一郎はアキと死別したのではなく、女子プロレスラーとして活躍するアキの激しい練習に付き合わされたことで心を病んでしまい、離婚した
・白いドレスと鉄パイプについた血液は、プロレスの練習に付き合わされた丈一郎のものだった
・変な間取りの隠し部屋も、結婚と同時にプロレス練習のために改装したものだった
・アキとの結婚は、気弱で優しい丈一郎をたくましくするために、母親の留美が仕組んだものだった
・丈一郎は絵にかいたようなマザコンで、留美の言いなりだった
・さやかと桃子の父、輝幸は、留美と幼馴染…というよりは留美の子分で頭が上がらず、さやかとの結婚は留美に半ば脅されて、さやかを丈一郎に紹介した
・さやかが結婚を決意したのは、自分に頼りっぱなしの桃子を独り立ちさせるためだった

<第7話ネタバレ詳細>
留美に呼び出され、何を嗅ぎまわっているのかと問い詰められた桃子は、この家には怪しいことがたくさんあると留美に詰め寄りますが、そこに輝幸がやってきて、桃子の疑いを否定し、留美と自分は幼馴染で、偶然再会した際にさやかのことを話したら、丈一郎の嫁にぜひということになったのだと桃子に説明します。
しかしこのあとミタゾノさんは、留美が輝幸に対して、あなたは娘を嫁に出すことを断れない立場だと、何かの写真を見せながら脅すような態度でいるところを目撃します。
そしてミタゾノさんがお掃除の“ついで”に引き出しの中を探していると、変な間取り図を発見。どうやらこの家は、アキと丈一郎が結婚した際にリフォームされ、厚い壁に囲まれた隠し部屋のようなものが作られたようなのです。
この部屋に殺人の証拠があると読んだ桃子は部屋に突入を試みますが、その拍子に明日の結婚披露パーティーで使うフラワータワーを倒してしまい、物音を聞きつけて駆けつけたさやかに叱られてしまいます。
さやかが騙されているのだと説得しようとする桃子に、さやかは、いい加減にしてくれ、そんなに気に入らないなら明日のパーティーも出なくていいと言い捨てて去ってしまいます。
壊してしまったフラワータワーを桜と桃子が修理していると、庭にまたもやアキの姿が…!大きな岩を必死で動かそうとしている様子。桜とともに桃子が駆けつけますが、すでにアキは去った後。アキが持ち上げようとしていた大きな岩を取り除くと、そこからは血の付いた鉄パイプが出てきました。
翌日のパーティー。光(伊野尾慧)を助っ人に加え、3人で藤堂家を訪れたミタゾノさんたちは、パーティー会場でその信仰を手伝います。
と、そこにパーティーには参加していなかった桃子が乱入。
なんと、自身の配信チャンネルで“この家に隠された恐ろしい秘密を暴く”と生配信を行っています。
一同が騒然としていると、桜の携帯に母親から電話が。なんと桜はウェディングドレスと鉄パイプの血液を、科捜研で働く母親に頼んで鑑定をしてもらっていたのでした。そしてその結果、付着していた血液は、どちらもアキではなく丈一郎のものだと判明。いったいどういうことかとざわめく一同の前に、白いドレスをまとった女が現れました。
その正体は丈一郎の元妻アキで、アキは病気で死んだのでなくただ離婚しただけ、さらにアキは女子プロレスラーとして活躍しており、鉄パイプはその大事な商売道具だったことがわかります。
隠し部屋はプロレスの練習のために作ったもの。ドレスと鉄パイプの血液も丈一郎を相手にプロレスの練習をしているときに付着したものだったのです。
さらに、祝いの席の装飾の下から心療内科の診断書が出てきて、丈一郎がアキと結婚生活が原因で心を病んでしまっていたことがわかります。
そもそもアキとの結婚は丈一郎が望んだものではなく、気弱な丈一郎をたくましくさせるために強い女性と結婚をさせようともくろんだ留美の思惑によるものでした。
丈一郎は留美の言いなり、典型的なマザコンだったのです。
この騒ぎを受け、どれだけ大人に迷惑を掛けたら気が済むのだと桃子をしかりつける輝幸でしたが、ミタゾノさんが“偶然”割った風船の中から出てきた一枚の写真で顔色が変わります。
その写真は幼少期の留美と輝幸で、輝幸が留美の子分だと一目でわかる光景が写っていました。輝幸は完全に留美の言いなりで、偶然再会したというのも嘘。留美がさやかを気に入ったのは自分の子分の娘だったからで、輝幸に対して、自分の子分だったこと、いまでも言いなりであることを知られたくないなら娘を嫁によこせと言っていたことがわかりました。
しかし、それでもいいのだと言い切るさやか。
と、そこでミタゾノさんがスイッチを入れたモニターに動画が流れます。
そこには庭で何かを探しているさやかの姿が。どこかにいるであろうアキの亡霊に対して、自分は妹の自立のために結婚しなくてはならないのだと、どうかこの結婚を許してほしいと懇願する姿が映されていました。
姉の本当の気持ちを知った桃子。これからも今のままの桃子でいてね、と告げるさやか。わだかまりもすっきり消えて、元の通りの中の良い姉妹に戻ったのでした。

第8話 あらすじとネタバレ

第8話 あらすじ

義賊的な犯行でネット上をはじめとする世間ではヒーロー扱いされている窃盗犯、「怪盗ねずみ花火」―。7年前の犯行を最後に鳴りを潜め、間もなくそれらの事件が時効を迎えようとしている今、突然とある児童養護施設に多額の寄付をするという謎の行動に出ました。
この「怪盗ねずみ花火」を追い続けていた刑事・小石川太一(内藤剛志)は、犯人の右腕に特徴的なネズミのタトゥーが刻まれていることまではつかんだものの、その尻尾はつかみきれないまま間もなく定年を迎えようとしていました。これまでのキャリアから事件解決率99.9%の異名をとる伝説の刑事と呼ばれている太一は、警察の威信にかけて必ずホシを挙げるのだと意気込みます。
そんな太一の家に派遣されることになったミタゾノさんこと美田園薫(松岡昌宏)と大門桜(久間田琳加)。伝説の刑事からの依頼とあって、桜はもう大興奮。
桜たちが小石川家で働いていると、太一が懇意にしている小料理屋の女将・麻生仁美(相田翔子)が訪ねてきました。太一と仁美はたがいに好意を持っている様子。しかし、太一は仁美の腕に特徴的なネズミのタトゥーが刻まれているのを目撃してしまいます。果たして仁美は「怪盗ねずみ花火」なのか…?
犯人逮捕と仁美を信じたい思いの間で揺れ動く太一をよそに、母親の加代子(草村礼子)は二人の結婚を喜んでいます。しかし、太一が前の妻との間に授かった娘・明菜(水嶋凛)は、家庭を顧みず母の死に目にも立ち合わなかった太一を許しておらず、二人の結婚には断固反対。
そんな中、近隣で起きている空き巣事件について部下から意見を求められた太一は、犯行の手口から年配の、しかも警察関係者が犯人ではないかと推察。すると、被疑者として連行されてきたのは、なんと先輩刑事にあたる内山田泰介(山田明郷)でした。ギャンブルで借金を作ってしまったという内山田は、刑事一筋でやってきて他には何もない、刑事じゃなくなっても人生は続くのだからお前も気をつけろ、という言葉を太一に送る内山田。
そしてついに、「怪盗ねずみ花火」の被疑者リストに仁美の名前が挙がってしまいます。
時効まで残り12時間。事件解決と自分の幸せの間で葛藤し、揺れ動く太一は…?

第8話 ネタバレ

第8話ネタバレポイント
・「怪盗ネズミ花火」の正体は、仁美ではなかった…と思わせておいて、やっぱり仁美だった。
・7年前に足を洗い、開業した小料理屋で太一が真摯に捜査する様子に触れた仁美は、自首をするつもりで太一に近づいた
・仁美が太一のアプローチを断ったのは、自分に魅力を感じてくれている太一に逮捕させるのは酷だと感じたからだった。
・養護施設に突然贈られた多額の寄付は、仁美が店を売り払ったことで得たものだった
・“ひらめきの小石川”の実態は、太一本人の資質ではなく、大のミステリー好きの母親・加代子が遠隔でひらめきを耳打ちしていた。
・娘の明菜が結婚に反対していたのは、遺産を独り占めするためだった
・亡き妻の宝石を盗んだのは、推し活で投げ銭をしすぎて借金を背負った明菜だった

<8話ネタバレ詳細>
太一が帰宅すると、家の前で明菜が誰かに電話をしています。
また来たのか、と問う太一に、勝手に再婚とか進められたら困るからと告げる明菜。
そこに仁美もやってきて、太一と仁美はリビングで語り合います。
それとなく、養護施設のことや、寄付の経験などを尋ねる太一でしたが、仁美から、取り調べみたい、と言われて言葉を続けられなくなってしまいました。
すると仁美から、折り入って相談がある、実は息子がいて、自分に何かあった時には太一に面倒を見てほしいのだと告げられます。
と、そこにミタゾノさんがやってきて、太一に見せたいものがると別室に連れて行きました。ミタゾノさんが言うには、昨日と位置が変わっているものがあるとのこと。何者かが物を盗んだ可能性があるというミタゾノさんの言葉を受けた太一がタンスの中を調べると、亡き妻の宝石がなくなっていることがわかります。
仁美が犯人だと騒ぐ桜。決めつけるな!と太一が桜を黙らせようとしているところに、部下がやってきて、麻生仁美がこの近くにいることを突き止めたため、地の利に詳しい太一にアドバイスをもらいたいと言ってきます。
なんとかごまかそうとする太一でしたが、太一の家から食材の買い出しに出た仁美の姿を見つけられてしまいました。
仁美を追う刑事たち。と、そこに自転車に乗ったミタゾノさんが現れて、“偶然”にもその行く手を阻みます。その結果、無事に仁美は目につかないところまで行ってしまいましたが、ミタゾノさんはなんと、公務執行妨害で逮捕されてしまいました。
なんとかことを収めて小石川家に戻った一同。時効まであと9時間。
刑事としての信念か、自分自身の幸せかの間で揺れる小石川は、自らの幸せを選び、仁美にプロポーズしようとします。が、ちょうどその時、部下の刑事たちがやってきて、仁美と一緒にいるところを見つかってしまいました。
後に引けなくなった太一は、真実を突き止めようとしていたんだと言い訳をし、それを聞いた桜は興奮して、仁美に対してネタは上がっている!この家の宝石も盗んだだろう、その右腕タトゥーが証拠だ!と詰め寄ります。
それを聞いた仁美は、このタトゥーは息子だ、息子のようにかわいがっているハムスターの姿をタトゥーにしたのだ、宝石は盗んでいないと主張。
と、そこにミタゾノさんがやってきて、明菜の忘れ物だと袋の中身をぶちまけます。出てきたのは、消費者金融からの借金の明細書。なんだこれは!と太一が詰問すると、明菜は息子の習い事でお金がかかっただけだと言い訳しますが、ミタゾノさんが、実は推し活で投げ銭をしすぎて背負った借金だと真実を暴きました。
宝石を売ったのも自分だ、結婚に反対したのは遺産を仁美に持っていかれるのがいやだったからだと語る明菜。
あきれて詰め寄ろうとする太一がミタゾノさんと衝突すると、太一の耳から何かが落ちます。
なんとそれは、別室にいる加代子からの無線。
“ひらめきの小石川”という太一の刑事としての異名の実態は、大のミステリー好きの加代子が遠隔でささやいていたものだったのです。
7年前に目の前で犯人を取り逃して以来スランプとなり、周りの期待に応えるために母親に頼るようになったと告白した太一は、仁美に、疑って済まなかった、改めて自分と付き合ってほしいと告げますが、仁美は、マザコンに用はないと去って行ってしまいました。
なにかがひっかかる…定年退職まであと数時間となった太一でしたが、今度こそ自分のひらめきをもとにとある場所に向かいます。
そこにいたのは、海を見ながら崖の上で一人たたずむ仁美。
太一は、本当は自首するつもりで太一の家に来てくれたのだろうと仁美に問い、仁美はそれを肯定。でも、太一に自分を逮捕させるのは酷だと思い、いまから署に出向いて自首するつもりだった、と言いながら両手を差し出します。
手錠をかける太一。そして同時に、仁美の左薬指にダイヤの指輪をはめ、息子のハムスターの世話をしながら待っている、罪を償って帰ってきてくれと告げたのでした。

第9話 あらすじとネタバレ

第9話 あらすじ

今回、むすび家政婦紹介所に依頼をしたのは、現職の候補を破り、新しく都知事に当選した折原果歩(松下奈緒)。
果歩は「透明な政治」を公約に掲げ、隠蔽・黒塗り・裏金を許さないと会見で堂々と言い放ち”透明性”を売りにしている政治家。「秘密や隠し事がない家政婦を」との要望を受け、ミタゾノさん、こと三田園薫(松岡昌宏)、村田光(伊野尾慧)、大門桜(久間田琳加)の3人が折原家へ。
果歩は、「見ちゃいけない場所はないから隅々まで掃除して」「私は知事、ここは公人の家ですから。全て透明にします」とミタゾノさんたちにも言い放ちます。
しかし、果歩が公約として掲げるその「透明な政治」は、実は父であり「Mr.密室」との異名を持つ民自党幹事長・折原健三(田山涼成)の「不透明な政治」を真っ向から批判する発言でもありました。
そんな中、果歩の秘書・本宮(平原テツ)が慌てた様子でやってきます。
なんと、果歩の夫で国会議員の折原和夫(山中聡)のスキャンダルが週刊誌にスッパ抜かれたというのです。
ミタゾノさんたちが見守る中、健三も駆けつけますが、家族の前で、出来心だったと過ちを認める和夫。健三はもみ消しを持ちかけますが、透明性を重視する果歩は、「包み隠さず、全てを見せる」と言い放ち、夫婦揃っての会見を開きます。
不倫を認めて謝罪したことで、SNSなどでは好意的な意見が並びましたが、その会見で開示した資料が、また新たな疑惑を生んでしまいます。
果歩は、不必要な疑惑追求を避けるため、疑惑を生んだ資料の中身を精査し、またもや包み隠さず発表。こうして全てを透明にしていく方針は世間の賞賛を浴び、果歩は民自党に囁かれている「闇の献金パーティー疑惑」も追求していくことを公言します!
こうして父である健三と全面的に対立することになった果歩でしたが、一方、和夫はどうやら裏で健三とつながっている様子…。そして娘の莉奈(松田有咲)もなにやら不穏な動きをしており…?
その矢先、和夫の部屋を掃除していたミタゾノさんが封筒に入った札束と不審な領収書の束を発見!さらに“闇の献金パーティー”が行われている会場に出入りする和夫の姿も目撃され…?
『裏金NO』がスローガンであり、政治家人生の生命線でもある果歩にとって、自分の夫が裏金問題に関与しているというのは絶対に認めることはできない。
史上初の女性総理大臣となる未来に暗雲が立ち込めはじめた果歩は、究極の選択に迫られ…??

第9話 ネタバレ

最終回ネタバレポイント
・和夫が闇の献金パーティが行われていた会場に出入りしていたのは、政治家としてではなく、ポールダンサーの店でもあるその会場にダンサーとしてとしていただけだった
・和夫の部屋で発見された、封筒に入った札束と謎の領収書は、ポールダンサーとして美しくあろうとする数の美容代だった
・娘の莉奈の不穏な動きの正体は、頂女子としてパパ活をしていると思われたが、その真相は登山系配信を行って人気が出るうちに(山の)頂女子と呼ばれるようになっただけだった
・透明性を謳う果歩だったが、その実態は、そのほうが受けがいいだろうという計算ずくの“透明”だった
・そのことがバレ、また、和夫の闇の献金パーティ参加(実際は不参加だったが)の隠ぺいと引き換えに条件として飲んでしまったプロジェクションマッピングプロジェクトの不正予算隠ぺいの責任を問われ、開き直った果歩は、責任を取って辞職する…のではなく、疑惑ならびに引責のもととなったプロジェクションマッピングを利用して逆に政治の闇を暴くという施策に出た。
・その結果、闇の献金パーティに参加していた政治家は健三であることが世間に知らされ、健三は失脚する

<ネタバレ詳細>
究極の選択を迫られた果歩は、身内の裏金など世間に知らせるわけにはいかないと、それまでの透明性を投げ捨て、健三を頼って相談に行きます。
和夫の記事は握りつぶしてやると言ってくれた健三に感謝しようとしたその時、健三から交換条件として前任の知事が手掛けたプロジェクションマッピングのプロジェクト予算の不正を隠ぺいするように言われ、飲んでしまいます。
会見の場で和夫の闇の献金関与を記者に問われた果歩は、のらりくらりと言いぬけようとし、プロジェクションマッピングの予算公開に話題を変えます。
が、そこで映し出された予算書は、黒塗りならぬ白塗りで隠ぺいされた、肝心のところは何も見えない資料でした。
記者に詰め寄られる果歩。と、そこに和夫が駆け込んできて、もう黙っていられない、本当のことを告げようといいます。止めようとする果歩を振り切り、和夫が告白したのは、確かにパーティ会場にはいたが政治家としてではなく、その店のポールダンサーとしてその場にいたのだと。実はポールダンサーになるのは和夫の夢だったのです。
証拠となる写真も映し出され、裏金だと果歩が思い込んでいた札束と領収書も、ポールダンサーとして美しくありたいという和夫の美容代だったことがわかります。
和夫の疑惑が晴れたところで、いただき女子なる裏垢を持つ娘・莉奈のパパ活について果歩が記者から詰め寄られていると、莉奈も壇上にやってきて、実は登山系配信者として活動しており、人気が出たことで、(山の)頂女子と呼ばれるようになったことがわかります。
果歩がパパ活の収入だと疑っていたプレゼントやお金は、莉奈が配信で得たものだったのです。
記者の前でママは私たちのことを何も見ていない、何が透明だ、透明を装った腹黒いうそつきだと莉奈に詰め寄られ、やけになった果歩は、透明なんてそう言ったほうがアップデートされた感じになるから言っただけだ、完全に潔白なんてできるわけないでしょと切れ気味に本音を叫びます。そして開き直って、何でも答えるから何でも聞けと記者に質問を促します。
が、その場には健三もいて、国会記者たちは健三に忖度してあいまいな質問しかしません。そしてゴシップ記者たちは自分語りやそれを聞いてどうするんだというような内容のない質問しかせず、業を煮やした果歩は、透明な政治を目指すなら知事だけじゃなく、国政もメディアも変わらなければならない。国民もそうだ、スキャンダルを面白がるんじゃなくて、裏で何が行われているか、健三のような狸爺がうらでこっそり何をやっているのかちゃんとみてちゃんと声をあげなければだめだと叫びます。大荒れになる会見会場。
ぐったりと疲れ果てて帰宅した果歩に、ミタゾノさんが、わらび餅粉のかわりに片栗粉を使って作ったわらび餅を差し出します。そして、落ち込んでいる果歩に、本来わらび餅に入れないしょうゆを隠し味に入れることで香ばしい塩気が加わり甘みを引き立てることができる。偽物でも不純なものがはいっていても、だからこそ深みが出て支持されるということもある、と語りかけるのでした。
ミタゾノさんの言葉にハッとした果歩は、後日会見を開き、これまでのうわべだけの透明性を詫びます。
責任を取って辞任する代わりに、1000分の1の予算で作りなおしたプロジェクションマッピングが出来上がったので、改革の第一弾としてそれを公開したいと宣言。映像が流れるとそれは、闇の献金パーティの模様を映した映像。
そこに映っていたのは健三でした。
今後は、都や国の闇をプロジェクションマッピングという形で暴露していくと宣言した果歩。
それは“折原式プロジェクションマッピングの活用法”として報道され、その後に果歩が進めていこうとしている改革の第一歩となったのでした。

このドラマシリーズのもはや名物ともいえるのが、このミタゾノさん直伝“家事のお役立ちテクニック”。
訪問先の家庭に渦巻く“汚れ”をミタゾノさんがあぶりだす過程で、その当事者が思わず“ビクッ”としたり居心地の悪さを味わったりするような流れで、実用的な家事テクニックが紹介されます。
ストーリーの中に見事なまでになじんでいて、あたかも物語を成立させるために織り交ぜられているようにも見えますが、テクニックだけを取り出せば、実は生活に役立つ実用的なものばかり。
この記事では、そんな家事テクニックも各話ごとに紹介していきます!

第1話の家事テク紹介

  • 自転車や自動車の凍結には、エタノールを使う
  • 白カビの応急処置には養生テープを使う
  • 気の抜けたシャンパンは、そのままではおいしくないが、その半量の塩と一緒にフライパンで炒めるとおいしいシャンパン塩をつくることができる

三つ目のシャンパンについては、登場人物の心情をめぐる大切なシーンで紹介されました。
事実を知って落ち込みながら気の抜けたシャンパンを飲み、美しい泡も消えてしまい、おいしくもなくなったシャンパンはまるで今の自分のようだと自虐気味に語る令子に、おいしくなくなったシャンパンも、別な形でおいしく生まれ変わることができる、と、ミタゾノさんが令子を励ましているようにも見えます。
このドラマのもはや名物ともいえる家事テク紹介ですが、単なる家政婦ドラマの家事テク紹介ということではなく、ストーリーの大切な要素となっていることもまた、このドラマの特徴、そして魅力のひとつですね。

第2話の家事テク紹介

  • フローリングシートは装着せず、半分に畳んで拭くと通常の4倍使える。
  • ワッフルを焼くときに小麦粉もホットケーキミックスもない場合は餅で代用できる
  • ハンバーグのつなぎのパン粉を切らしているときは、つぶした白米で代用できる

三つ目の白米について。
物語中、美恵子が慎太郎について、白米のように味がせず物足りない、と酷評するシーンがありました。
終盤、修羅場となった面接会場で、ミタゾノさんはこのテクニックを紹介しながら、白米のおかげでしっかりとつながり肉汁も吸収してくれる、普段は味気ない白米も形を作る上では欠かせないものになる、と語り、それはあたかも慎太郎が石橋家にとって欠かせないものになると語り掛けているようにも聞こえるものでした。みごとな伏線回収!そしていつもながら物語の要にもなっている家事テク紹介、おみごとです!

第3話の家事テク紹介

  • パエリアは、シーフードミックスと冷凍ピラフを使うと簡単に作ることができる
  • しつこい油汚れを落としたいときは、泡を使う
  • 換気扇のファンの隙間の汚れを落とすには、お湯に食器用洗剤を少量を入れ、その中にファンを漬け込んで柔らかくし、プリペイドカードを隙間に合わせて細く切り、カードの先端で隙間をこすると簡単に汚れが落ちる

三つ目の換気扇のファンについて。
ここでお掃除に使われたカードは、愼二がアプリゲームに課金するために購入し、大事にとってあった、たくさんの使用済みプリペイドカードでした。
秘書メリルの肖像が入っていたので捨てられなかったのでしょう。
ミタゾノさんは、お掃除アドバイスに見せかけて、その存在を暴き、愼二が妻に隠れてゲームに何十万も課金していたことをばらします。
そして、換気扇のファンが汚れると、換気扇の吸引力が下がり壁が黄ばむ場合もあるが、伊口家の壁がとてもきれいなのは茉莉花が日ごろから丁寧に家事を行っていた証だと語り、それを聞いた愼二が心を入れ替える、というくだりで紹介されました。
三つ目の家事テクは、いつも要のシーンで紹介されますね!

第4話の家事テク紹介

  • 衣類のしわを簡単に伸ばすには、まずしわ部分に霧吹きで水をかけ、なじませた後、伸ばしながらドライヤーをかけるときれいにしわを伸ばすことができる。
  • 結露を解消するには換気が必要だと思いがちですが、お水200ミリリットルに食器用洗剤大匙1を含ませた布巾で窓に塗り広げれば界面活性剤の働きで表面張力が弱まり、結露の予防になる

今回も二つ目の家事テクが物語のテーマに大きく絡んでいました。
人生に夢は必要か、というのが今回のお話の大きなテーマでしたが、夢はこうあるべき、人生はこうあるべきという耕一の主張を息子の翔太が子供らしい主張ながらも論破するシーンのきっかけになっていました。
結露の予防には換気が一番と考えている人も多いと思うがそれより効果的なやり方がある。
同じようにとても意味があるように見えて、実際意味がないこともある。またその逆もしかり。
夢は持たなければならない、何者かにならなければならないというのは実はとても意味があるように見えてそうでもない、必ずしもそうあらねばならないということではないというミタゾノさんからの提言が含まれた家事テクでした。
余談ながら、この家事テク紹介に続いてミタゾノさんが窓を磨く音が、壮大なミュージカルシーンがスタートのきっかけにもなっていました。

第5話の家事テク紹介

  • ソースのシミは、蒸しタオルと酸素系漂白剤、食器用洗剤を使うときれいに落ちる
  • エアコン掃除には針金タイプのハンガーを細く伸ばしそれに布巾を巻いて行うとうまくできる
  • お鍋の頑固なコゲはスポンジではなく、丸めたアルミホイルを使うと効率的に落とせる

このところ日常的に気軽に使える家事テクがなかなかなか無く、ドラマの中でも自虐的に家事テクがおろそかになってるなどの表現があったりしていましたが、今回は久々に実践的なテクニック!どれもすぐに使えそうです。
そして今回は、エアコン掃除とお鍋のコゲ、どちらも比喩的な表現でドラマのストーリーに組み込まれていました。エアコンのお掃除は、表面的な汚れは落とせても、その奥に根深い汚れがある場合には徹底的なお掃除をしたほうがいい、という言葉の中に、山口家の中に潜む闇が暗示されていましたし、お鍋のコゲ落としのところでは、クレンザーが活躍しているように見えて実は何でもないアルミホイルのようなものが効果を支えている、本当の意味で支えているものは何なのか気づこうとしなければ気づかないという指摘とともに、山口家のメンバー全員が抱えていた問題をも指摘していました。
単なるテクニック紹介をするのではなく、ちゃんと物語に沿った内容になっているのが、いつもながらお見事です!

第6話の家事テク紹介

  • 暖炉の灰は洗剤になる
    コーヒーフィルターに灰を入れ、お湯を注ぐと灰に含まれる炭酸ナトリウムなどの成分が溶け出し、油汚れに有効なアルカリ性洗剤を作ることができる。
  • 油性ペンで書かれた落書きを消すには、ポテトチップスをこすりつけるとポテトチップスの油分が油性ペンの油を浮かせて落としやすくしてくれる。最後にキッチンペーパーで油分をふき取るとすごくきれいに。
    ただし、インクが染みこんだ汚れには効かないため、油性ペンの汚れが全て落ちると思わないように。

ひとつめの家事テク、暖炉の灰は洗剤になる、については、一見無駄に思えるものでも少し工夫を加えるだけで思わぬ価値を見出すことがあるということのたとえにも引用されていました。
シーンとしては、麗楽が暖炉掃除を失敗して灰をまき散らすというところだったのですが、実はこういう失敗すべてが目的を達成するための演技だったことがのちにわかります。
冒頭で無駄に見えるものも一工夫で価値が出るというたとえに使われたのは、もしかするとミタゾノさんはこのときから麗楽の芝居に気づいていたのではないだろか、と深読みしてしまいました。
ポテトチップで落書きがきれいになる、というのも、しみ込んだ汚れには効かないというところが、表面てきにしかきれいにならなかったチラシの表面、そのチラシに載っていたお城=ラブホテルにまつわる汚れた企みまではきれいにならないということを暗示しているように感じられました。

第7話の家事テク紹介

  • 衣類についた血液を落とすには…
    シミの下の部分にタオルなどを敷き、歯ブラシなどを使って液体酸素系漂白剤を優しくたたくようにしてなじませ最後によくすすぐ。ポイントはこのすすぐときにお湯を使わないこと。理由は、お湯を使うことによって血液のたんぱく質が固まってしまい落ちにくくなるため。
  • クローゼットにしまってあるカバンにカビが生えないようにするには…
    新聞紙を丸め、インクが付着しないよう、白いタオルに包んでカバンの中に入れておく。 新聞紙は湿気を取るだけではなく、インクの成分で防虫効果も期待できる。
  • 青いバナナをおいしく食べるには…
    皮をむかずにラップに包み、電子レンジで30秒から60秒加熱してから皮をむくとおいしくいただける。

今回も実践的な家事テクがふたつ。
そして三つ目の、めったに使わないかもしれないけど知っていると役に立つかもしれない、熟していないバナナをおいしく食べる方法については、物語のまとめとしての重要な役割を兼ねたものとなっていました。
桃子を子供扱いし、子供が大人に迷惑をかけると攻め立てていた大人たちが実は、桃子以上に子供じみたり理由でさやかを結婚させようとしていたことがわかった時、誰よりもさやかのことを思っていたのは桃子であることを暗に伝えるために、未熟なものを無理に熟成させなくても未熟なままでも十分おいしくいただける、という言葉で周囲の大人たちを黙らせました。

第8話の家事テク紹介

  • 真空パック機がなくても作りすぎた料理を長く保存する方法
    密閉式のポリ袋にグザイを入れる大きい鍋に水を張り、封をしない状態でゆっくりと沈めていく。
    袋の口の部分が水につかる直前に封をする。
    こうすることで水圧で空気が追い出され、酸化しにくくなり保存期間を延ばすことができる。
  • 木綿豆腐でカツ丼を作る方法
    本物のカツの味に近づけるために、一度冷凍した木綿豆腐を解凍し、重石を乗せて水分をしっかり抜く。
    塩コショウを振り、衣をつけてフライにすれば、トンカツそっくりの冷凍豆腐カツの出来上がり。
  • 手の届かないところをお掃除する方法
    マグカップなどに熱湯を入れ、歯ブラシを温めてから曲げると、サッシの隅や入り組んだ場所にもt々届く、隙間ブラシにパワーアップ。

三つ目の家事テクは、物語の転換に重要な役割を果たす形で披露されました。
今回は、物語の随所にキーワードとして歯ブラシが登場していました。
空き巣で捕まった先輩が、役に立たなくなったら使い捨てだと自らの人生を自嘲気味に歯ブラシに例えて語ります。そして、その言葉が心に刺さった小石川刑事は、刑事としての信念か自らの幸せか、どちらを選ぶかを迷った際に、使い古した歯ブラシが目に留まったことであの言葉を思い出し、幸せを選ぶ決意をするのですが、物語の終盤、小石川刑事が仁美にアプローチするも振られてしまい、歯ブラシのような人生を送るしかないと嘆いたときに、ミタゾノさんがこの家事テクを披露。
役目を終えた歯ブラシもまだ役に立つということ、そして目に見えにくい場所の汚れのように、見えていないものがあるのでは、と小石川に新たな道筋を示唆する役割を果たしていました。

第9話の家事テク

  • レタスにひき肉を詰め、コンソメスープと一緒に4~5分電子レンジで温めると、簡単に“巻かないロールレタス”が作れる
  • 毛糸を手に数回巻いて輪を作った後に外して切り、割りばしに結ぶと簡易的なモップができ、2本作ってそれで挟むようにすると凹凸のあるもののホコリをきれいに掃除できる
  • わらび餅粉の代わりに片栗粉を使ってわらび餅を作ることができる。片栗粉と砂糖と水を鍋に入れ、混ぜながら火にかける。途中で隠し味のしょうゆを入れ、全体がまとまってお餅のようになってきたら氷水に入れて冷やし、黒蜜をかけ黄な粉をまぶしたら完成

最終回の家事テクは、どれも物語の展開で重要なポイントになっていました。
三つのうち二つが果歩の背中を押すためのメッセージ。
巻かないロールレタスのコツは“あえて包み隠さないこと”。それを聞いた果歩は、和夫の不倫疑惑を隠すのではなく、正直にすべて公にすることを思いつきます。
最後に出てきたわらび餅は、自分にできるのは偽物の透明性を振りかざすだけだと落ち込む果歩に、隠し味に本来入れないしょうゆを入れることで、本来わらび餅に入れないしょうゆを隠し味に入れることで香ばしい塩気が加わり甘みを引き立てることができる。偽物でも不純なものがはいっていてもだからこそ深みが出て支持されるということもあると告げ、不純であっても透明にできるかも!と果歩に発想の転換を促しました。
二つ目に出てきた毛糸のモップは、実践的な家事テクとして役に立ちそうなのと合わせて、このモップを使って掃除した額縁から、和夫の隠し金と領収書が発見されそこから果歩の行動が大きく変わることになりました。
これまでよりも、より密接に物語の展開に絡み合った家事テク紹介でしたね!

【家政夫のミタゾノ】ネタバレ・あらすじは毎週更新!

この記事では【家政夫のミタゾノ】のネタバレとあらすじを毎週更新していきます!
ドラマ名物の家事テクニックや各話ごとのゲストも随時更新していきますので、ドラマと合わせてぜひお楽しみください!

【家政婦のミタゾノ】第7シーズンは、1月期ドラマとして毎週火曜よる9時から、テレビ朝日系全国ネットで放送です!

【家政夫のミタゾノ】第7シーズン 主演:松岡昌宏

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