【おむすび】56話!仕事はまず従うべきか否か、悩ましい
橋本環奈主演の朝ドラ【おむすび】56話が12月16日(月曜)に放送されました。
56話では、結の初出勤日の苦労や、1週間後のドタバタまで描かれました。
仕事はまず従うべきか否か、悩ましい問題で…。
本記事は【おむすび】56話のあらすじネタバレと感想について紹介します!
【おむすび】56話のあらすじネタバレ
栄養士なんかいらない
栄養士となった結(橋本環奈)は、翔也(佐野勇斗)が勤める会社「星河電機」の社員食堂で働くことになった。
結が初出勤すると、食堂のリーダーである立川(三宅弘城)は「先に言うとく。うちに栄養士なんかいらん!」「献立作っとんのは俺や! ど素人に任せられるか!」と不機嫌そうに言い放つ。
着替えた結は「右も左も分からないんですけど、何でもいいので手伝わせてください」と立川に頼む。
立川は「栄養士様にやっていただくことなんかあらしまへんわ」と結を突き放す。
みかねた調理師の原口(萩原利久)はパートさんと仕込みをするよう指示。
一方、翔也のいる野球部には、強力な新人スラッガーが入って来て緊張感が漂ってくる。
結の1日は雑用で過ぎていく
正午をすぎると、社食には次々と社員がやって来る。結は注文取りを手伝うことになるが、トッピングの種類が多くて混乱する結。さらに特定の食材を抜いてほしいなど複雑な注文があり、結は注文を間違えてしまった。
怒った立川は「むこうで洗い物せえ!」と結を奥へ行かせる。
結局、結は栄養士らしい仕事はできないまま、ランチタイムが終わった。
その後、社食の料理を食べる食欲もないほど疲れている結。
休憩後。夕食の仕込みがスタート。この時間帯に翌日や翌々日の仕込みの発注をしている立川。
夕方。残業をしている社員や野球部員らが食堂を利用する。その間も結は雑用をしている。
夜7時半に食堂が終了。
パートスタッフが帰った後、結は掃除や片づけなどをして、夜9時過ぎにやっと帰ることに。
翔也がやってきて、結は「なんもできなかった。栄養士というだけで目の敵にされてる」と不安を吐露。
翔也は何かあったら俺に言えと伝え、一緒にタコ焼きを食べに行く。
結の提案に立川は・・・
そんな過酷な日々が1週間ほど続いた。そんなある日、結は女性社員が定食のおかずを残していることに気付いて、廊下まで追いかけて理由を尋ねる。
すると、女性社員は量が多いこと、味付けが濃いことを指摘した。
結は立川が野菜を炒めるときにラードを回しかけているのを目撃し・・・
結は賄いを食べて、考える。
早速、結は立川に賄いがおいしくてボリュームたっぷりと褒めた。その上で「女性にはちょっと多いかもしれません」と指摘。
立川は野球部のためにはこのままでいいと反論。
結は、味が濃くラードを使いすぎているから野球部のためにもならない、と意見を述べ、メニューの見直しを提案。
すると立川は、エプロンを外しながら「ほな、俺、辞めるわ!何でこんな小娘に俺がやってきたこと否定されなあかんねや!」と怒りをあらわにして、休憩室を出ていく。
愛子と聖人が夫婦喧嘩?!
結がクタクタになって家に帰ると、両親に心配される。立川がやめると言いだして部長がなんとか止めた件を話す。
聖人(北村有起哉)は「まだ早すぎる。まずリーダーに従うべき」という。
愛子(麻生久美子)は「結は栄養士として就職したんだから当然。ひよっことか関係ない」と主張。
2人は真っ向から対決。
実は、お店のホームページを作りたい愛子と、反対派の聖人は喧嘩していたのだ。
そして、愛子と聖人の助言が正反対のため、結は困惑してしまうのだった。(つづく)
【おむすび】56話の感想&解説!仕事はまず従うべきか否か、悩ましい
栄養士を認めないリーダーの立川。さらに、結が女性社員の声を伝え、栄養士の観点も加えて、メニューの改善を提案したのですが、立川は怒り出してしまいます。
立川さんは、典型的な俺様タイプというか、聞く耳をもたない上司のようですね。
結が「提案です」と言っていたのに、意見を否定されたと解釈して激昂するのは良くないです。
貴重な意見に素直に耳を傾けないと成長しないし、あれだけ怒ったら部下が何も言えなくなって裸の王様になってしまいます。
そして、ベテラン・立川と新入社員・結の対立構造が、米田家の夫婦喧嘩とリンク。代理戦争みたいな感じで。
仕事はまず従うべきか否か、悩ましいところです。聖人のまずリーダーに従って仕事を覚えるという意見は重要。でも、栄養士の結と調理師の立川の役割は違うと思います。なので、愛子の意見もわかります。もっともです。
でも、肝心なところが抜けているというか、問題を上司(ベテラン)と新入社員に簡単にわけていても解決出来ません。
結は、そもそも立川は栄養士の役割の必要性を認めてないことを両親に伝えているのでしょうか。
立川の上長の部長が結を採用してきたけれれど、現場では必要性を感じてない、このズレが最初の問題。
まず、立川に栄養士の必要性を知ってもらうこと。そこからですね、話は。
それって、結だけの責任ではないですけどね。
例えば、プロのサッカークラブでもフロントが選手をとってきたのに、現場の監督はその選手を使わない・・・なんてこと、あります。
まあ、ドラマでは、部長が立川を説得していく、というのではなくて・・・主人公の結が立川に認めてもらうよう努力していくストーリーになると思いますが・・・。
ともかく前途多難な社会人編の幕開けですね。
【おむすび】56話の出演者&スタッフ
【出演】橋本環奈,佐野勇斗,三宅弘城,萩原利久,なるみ,
【語り】リリー・フランキー
【作】根本ノンジ
画像出典NHK「おむすび」HP