ドラマ【嘘解きレトリック】ネタバレとあらすじ全話!最終回結末は鹿乃子が恋心を自覚!
鈴鹿央士・松本穂香W主演の月9ドラマ【嘘解きレトリック】が2024年10月クールに放送。貧乏探偵・祝左右馬と、奇妙な能力者・浦部鹿乃子の異色コンビが様々な難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇です。
本記事ではドラマ【嘘解きレトリック】全話のあらすじをネタバレするとともに、最終回結末の予想&考察を紹介します。
ドラマ【嘘解きレトリック】あらすじ(ネタバレなし)
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— 『嘘解きレトリック』月9ドラマ【公式】 (@usotoki_fujitv) August 25, 2024
月9久々のミステリー🔍
#嘘解きレトリック
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原作📖#都戸利津
🕵#鈴鹿央士
やたら鋭い観察眼を持つ貧乏探偵
👘#松本穂香
ウソを聞き分ける奇妙な能力者
異色コンビによる
レトロ・ミステリーが開幕🕯
10/7よる9時スタート🍂※初回15分拡大 pic.twitter.com/TA22LXvas9
【あらすじ】昭和初期。生まれ育った村を出た浦部鹿乃子(うらべかのこ)(松本穂香)は九十九夜町(つくもやちょう)に流れ着き、神社で空腹で倒れてしまいます。貧乏探偵の祝左右馬(いわいそうま)(鈴鹿央士)は、そんな鹿乃子を助けました。鹿乃子は“人のウソを聞き分けられる能力”があり、村人から忌み嫌われてきたのですが、左右馬はその能力を「便利」と評価し、鹿乃子を探偵助手として雇います。こうして貧乏探偵&奇妙な能力者という異色コンビによるレトロ・ミステリーの幕が開けて…。
ドラマ『ガリレオ』シリーズの西谷弘監督と鈴木吉弘プロデューサーがタッグを組んで人気原作を実写ドラマ化。 ヒットメーカーのタッグが昭和初期を舞台にしたミステリーをどのように描くのか注目です。
ドラマ【嘘解きレトリック】第1話のネタバレ
1話「名コンビ誕生!昭和初期を舞台に難事件に挑む!」(10/7放送、15分拡大)は、貧乏探偵と不思議な能力者の出会いからコンビを組むまでのストーリーです。
浦部鹿乃子(うらべ・かのこ)(松本穂香)は、物心ついた頃から人の嘘が聞き分けることができた。しかし、その力のせいで村人たちから忌み嫌われていた。母・浦部フミ(若村麻由美)は鹿乃子をかばうものの、これ以上母親に迷惑をかけられないと思った鹿乃子は、田舎の村を出ることにした。
鹿乃子がたどり着いたのは九十九夜町。行き交う人々が交わす言葉は嘘にまみれている。鹿乃子は“女給至急入用”と貼り紙が出されたカフェー『ローズ』に入るが、女給・リリー(村川絵梨)から、先ほど働き手が決まったばかりだと断られた。
その頃、『祝探偵事務所』を営む探偵・祝左右馬(いわい・そうま)(鈴鹿央士)は、親友で警察官の端崎馨(はなさき・かおる)(味方良介)を連れて稲荷神社の掃除へ。なぜ警官に手伝わせるのかと訝しむ端崎に「人の生死がかかっている」と言う左右馬。実は、左右馬が事務所を借りている大家が稲荷神社も管理をしていて、家賃をまけてもらうために掃除に来たのだった。人の生死とは貧乏な左右馬のことだった。
左右馬と端崎が神社に着くと、野犬のような唸り声ととともに「おいてけ〜」と女の声がした。茂みの奥で、鹿乃子が猫とメザシを巡って争っていたのだ。その時、鹿乃子が空腹のあまり倒れてしまう。
端崎が倒れた鹿乃子を介抱して小料理屋「くら田」へと連れていく。そこは倉田達造(大倉孝二)と倉田ヨシ江(磯山さやか)が営む店だった。そこでご飯を食べさせてもらった鹿乃子は元気になる。そんな中、、倉田家の息子・タロ(渋谷そらじ)がついた嘘に対し、鹿乃子は過剰に反応する。
鹿乃子はウソをつくとお店の人に迷惑がかかるとタロを叱責。タロは、おつかいのお釣りをごまかしていたことを正直に打ち明けた。
鹿乃子は、左右馬の探偵事務所の2階で宿泊させてもらうことに。片付けられておらず、散らかし放題だった。
翌朝、タロが行方不明だった。鹿乃子は責任を感じて捜索に行く。途中、左右馬と会った。左右馬は、タロが神社で猫を飼っていると推理。ふだんはお弁当の一部を与えているが、今日は日曜日なので、お釣りでエサを買うつもりだったのだろう。野犬がいるという噂を聞いたタロは、猫を心配して向かったはず。
神社の近くで男が男の子を「見てないね」とウソをついた。鹿乃子はウソがわかることを左右馬に打ち明け、男を追いかけた。男は小屋に灯油をかけていた。鹿乃子は「何してるのよ」と声をかける。男は「危ないから向うにいきな」という。男は火をつけた。左右馬がイエスかノーで答えられるよう、子供が中にいるのか問う。「いませんよ」という男の言葉はウソだった。
左右馬が火がついた小屋に飛び込み、タロを救出した。しかし、男が左右馬に灯油をかける。そこへ鹿乃子がきて、シャベルで男を倒した。
猫が気になって夜中に神社にきたタロは、男が死体を埋めているのを目撃してしまい、小屋へと逃げた。そのまま男に監禁され殺されそうになったのだった。
鹿乃子は左右馬が、なぜ信じてくれたのか疑問だった。人を悪者にするウソはダメと言っていた鹿乃子がいうからウソじゃないと思ったのだという左右馬。
被害者は、カフェーの女給のマリアだった。ウソで生きている女給だが、ウソで騙され殺された。
鹿乃子は秘密を左右馬に知られてしまったため、町を出ていこうとしていた。すると、屋台を手伝っている左右馬と会う。
左右馬は「うちで働きなさい」と鹿乃子に伝え、ウソがわかるなん便利で、たくさんの人の力になれると告げる。
気持ち悪いと言われたトラウマが蘇る鹿乃子は、私がそばにいるのは嫌じゃないか尋ねる。左右馬の「嫌じゃない」という言葉に嘘はなかった。
こうして鹿乃子は左右馬の助手となった。タロが心配していた猫のイナリも祝探偵事務所で飼われることになった。(つづく)
- 【1話の事件】タロちゃん誘拐事件&カフェーの女給殺害事件
- 【解決方法】左右馬がタロの言動から神社で犬を飼っていると見抜く。鹿乃子が神社ですれ違った男のウソに気づく。小屋に放火した時も鹿乃子の能力と、左右馬の火の中に飛び込む勇気で解決!
- 【1話のポイント】ウソが分かる能力者・鹿乃子が貧乏探偵・左右馬にその能力を認められ、助手になるまでの回。
鹿乃子は左右馬に信じてもらえて、嫌じゃないって言ってもらえて良かったね♪
貧乏探偵とウソがわかる助手のコンビ爆誕で、次回から本格スタートという感じかな。
ドラマ【嘘解きレトリック】第2話のネタバレ
第2話「資産家令嬢誘拐事件を巡る嘘に名コンビが挑む!」(10/14放送)は、名コンビの初仕事の回。誘拐事件の意外な犯人とは?
浦部鹿乃子(松本穂香)は自分の力を知っても驚かなかった貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿央士)の助手となったことを母(若村麻由美)に手紙を書いた。
左右馬は家賃を負けてもらうため、鹿乃子と神社の掃除をする。帰り、子供たちとゲームをする。左右の手、どららにキャラメルが入っているか当てるゲームだ。左右馬は、鹿乃子と合図を決めて、質問でウソを見抜いて当てるというイカサマでキャラメルを当てていく。
左右馬らが帰宅すると、藤島家への届け物を、事務所の大家から依頼される。藤島家に着くと、夫人の雪乃(櫻井淳子)は優しく2人を迎えた。すると「耕吉!」と呼ぶ声とともに藤島家の娘・千代(片山友希)がくる。探偵小説にハマっている千代は2人の姿を見て「貧乏」と決めつけて雪乃にたしなめられる。
そこに、藤島家の運転手、耕吉(宮崎秋人)が千代の履き物を持って現れた。受け取った千代は1人で芝居を見に行こうとするが、雪乃に耕吉に車で送ってもらうよう命じられる。何かを心配しているようだ。
千代が出かけると、当主の幸弘(杉本哲太)が姿を現し、探偵仕事の相談をする。幸弘は左右馬に玄関先に放り込まれていたと、【藤島幸弘、恨ミハ、忘レナイ】と書かれた手紙を見せた。女中(上村ひなの)は6日目に屋敷の前に怪しい男たちがいたことを証言する。「対処に悩んでいる」と幸弘が話す。すると、もう一人の女中が新たな手紙を持って来た。手紙には【千代を預かったので返して欲しければ金を用意しろ】と書かれていた。タイムリミットは1時間以内に、とある。1時間とはいつからなのか?
直後、耕吉が帰って来た。耕吉は怪我をしていて、「お嬢様が何者かに連れ去られてしまいました」という。しかし鹿乃子は耕吉のウソを見抜いていた。耕吉は劇場の駐車場で男に手紙を渡され、殴られたという。
女中が持ってきた手紙は耕吉が男から受け取ったものだった。左右馬は鹿乃子の能力を使って推理していく。耕吉は、千代が劇場にいないと言った。しかしウソだ。
左右馬は耕吉に秘密裏に、雪乃(櫻井淳子)と女中を劇場に向かわせた。雪乃は娘が劇場にいるという左右馬の言葉を信じて、向かった。
左右馬は「劇場をちゃんと探した方が良い」と当主の幸弘に伝える。耕吉は座席番号も確認し、周囲の人にも確認して、ちゃんといなかったと主張。でもウソだ。
左右馬が雑談をして幸弘を引き留めていると、千代が雪乃らとともに帰って来た。
左右馬は1時間以内というのは千代の観劇の時間だと指摘。男が藤島家に手紙を持参するのでなく、わざわざ劇場近くにいた耕吉に手紙を渡したのも怪しい。千代は観劇中とバレたくないためだ。犯人が耕吉ならば、6日前の怪しい男たちは誰だ?…左右馬は借金取りの可能性を指摘。
千代は「そんなことする人ではない」と耕吉をかばった。鹿乃子は「耕吉さんはウソをついています」と宣言し、能力を明かそうとするが…。左右馬が制止し、耕吉のウソをつくときクセがあると言い出す。(※このクセは、左右馬のハッタリです。下記の「補足」を参照のこと)
幸弘は納得した。観念した耕吉は、事情を明かす。
半年前、耕吉は兄の借金の保証人になった。しかしその兄が失踪してしまい、少しずつ返済していたが、6日前に男2人が屋敷にやってきた。男たちは全額返済しないと千代をさらって売り飛ばすと脅した。金を返すあてがない耕吉は「バカな考えを思いついてしまった」という。
当主の幸弘は耕吉を許し、返済額分のお金を差し出す。受け取りをためらう耕吉。
左右馬は「いいんじゃないですか」という。続けて、耕吉が千代を傷つけない方法を選んだこと、身代金も借金ぴったりなことについて「アホだよ」と言いつつ、左右馬はみんな耕吉が「もう二度とこんなこと起こさない」と分かってるからお金を渡すのだと説明。耕吉はお金を受け取った。
千代は、左右馬の鮮やかな解決に惚れ、褒め称えた。報酬は何がいいか問われた鹿乃子は、宣伝してほしいと頼んだ。
左右馬は幸弘に警察に相談するよう助言。後日、耕吉を脅していた男たちは警察に無事、逮捕された。
後日、幸弘は祝探偵事務所にやってきて、お礼の品を左右馬に渡す。耕吉はどうなったのか問うと、幸弘は「不義理な男だ。死ぬまで働いてもらうよ」という。そして幸弘は、耕吉が本当のことを言ってくれなかった、そんな関係を作ってしまったことを反省した。
左右馬は階段でコソコソ聞いていた鹿乃子を呼び出し、「お手柄でした。君は縮こまらなくていいのです。君の力は本当に素晴らしいものなんだから」と伝える。笑顔になる鹿乃子。報酬は50円という大金で、カステラもいただいた。喜ぶ2人。
後日、新聞に「名探偵登場」と左右馬のことが乗っていた。千代がきっと書いたのだ。鹿乃子は左右馬が喜ぶと思ったが、「なんてことを」と怒る左右馬。なんとツケがある
この事件でもらった報酬は消えていった…。(つづく)
左右馬が、鹿乃子が能力でウソを見抜いたときの合図(手を組む)を決めて、初調査。大成功でしたね。しかも鹿乃子ちゃん、左右馬に褒められてうれしそう!
今回は偽装誘拐というか、誘拐すら起きてなかった詐欺でしたが…。もし仮に耕吉が身代金で借金を返したとしても、悪人からのつきまといは終わらない可能性が高かったので、めでたしめでたしでした。
ラストは、また貧乏に逆もどり。てか左右馬、どんだけ、借金してたのさ(笑)
また助手と大家さんのお使いや神社掃除しなきゃ!微笑ましい主演2人、ずっと見ていたいです♪
<補足>2話では人が相手を信じる時とは、どういう時か?ということが描かれました。左右馬は根拠がない能力を信じさせるのは困難だが、「根拠さえそろってると人は何でも信じる」と言っていました。左右馬は耕吉がウソをつくときのクセが分かっていたとハッタリをかまします。しかも「意識するとクセが出なくなるから言いたくなかった」という言葉まで用意していて、もう確かめようがないことを示唆。鹿乃子は誰にも信じてもらえず孤独でしが、左右馬はハッタリで根拠を示して相手を納得させました。こんな方法があったのですね。さすがです!
<解説>鹿乃子が出した母(若村麻由美)への手紙には、探偵事務所で働いていることは記されていましたが、住所は書いてなかったようです。劇中で封筒の差出人のところや、読み上げられた手紙の内容に住まいがどこかの話がなかったので。、いつか居場所を知らせることができるといいですね。
ドラマ【嘘解きレトリック】第3話のネタバレ
第3話「親友についた嘘…命の恩人の正体とは!?」(10/21放送)では、なぜか左右馬がウソをつきます。鹿乃子はなぜ先生がウソをついたのか悩みながら、端崎馨が会いたい人・松葉牡丹の君を探しいくというストーリーです。
左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所の助手である鹿乃子(松本穂香)は、事務所の掃除をしていた。室内はガラクタだらけだ。貧乏探偵の左右馬がもらえるものは全て人からもらっているからだった。
左右馬はある事を思いついてガラクタをリヤカーに乗せて鹿乃子と町へ出る。やって来たのは古道具屋。鹿乃子の嘘を聞き分ける能力を利用してガラクタを値切られないようにして売ろうという作戦だ。
古道具屋・店主(前野朋哉)の買い値の嘘を聞き破った鹿乃子はハンドサインを送る。左右馬は良い値段でガラクタを売ることに成功した。そんな時、店主は六十番街で酔い潰れ、財布を盗まれたことを話す。
ある日、刑事の端崎馨(味方良介)が事務所を訪ねてくる。左右馬は友人の馨をぞんざいに扱う。鹿乃子は友人と呼べる存在を持たないので、2人の関係が羨ましい。左右馬が訪問の要件を聞くと、端崎は雑誌記事の写真を見せた。六十番街に出来た料亭の写真だが、端崎は映り込んでいる美しい仲居(中田クルミ)が“松葉牡丹の君”ではないかと言う。
数日前、左右馬からもらったつくも焼きを食べた端崎は食あたりで倒れ、1人の女性が端崎を介抱してくれた。端崎は女性の顔を見ていない。だが、着物に松葉牡丹の絵柄があったことを覚えていて、お礼だけでも言いたいと左右馬に確認に来たのだ。
当時、女性の顔を見ていた左右馬は写真と見比べて「全然違う」と否定。しかし、鹿乃子は左右馬が嘘をついていると分かってしまう。
ある日、鹿乃子が買物から帰ると、藤島千代がいた。「偶然通りかかった」「左右馬様に会おうとしたわけではない」と千代はいうが、鹿乃子はお見通しだった。千代は女流探偵小説かになる夢を持っていた。そして「あなたの夢は何?探偵助手になりたかったの?」と尋ねて、答えを聞かずに去った。
そのころ、左右馬はおじいさんのふりをして仲居(中田クルミ)を確認しに行く。その日の夜、鍋を食べていた。ニラが嫌いじゃないとウソをつく左右馬。鹿乃子は、ばれるウソをなぜつくのか不思議がる。
翌日。鹿乃子は左右馬に頼まれて、茶たく1つだけを古道具屋に売りに行く。茶たくの包み紙にはあの仲居(中田クルミ)の写真があった。鹿乃子は店主(前野朋哉)からその旅館の行き方を教わる。
旅館の前にて。鹿乃子は最近男性を介抱したのか聞くか迷って、入らない。そこに左右馬が現れた。さらに、店主(前野朋哉)が警察を連れてやってきた。仲居(中田クルミ)は助けるふりして財布を盗む介抱ドロだった。警察の馨もやってきて、隠れていた左右馬に「貴様にはかなわんな」と告げた。
帰り道。満月が出てるので月見をする左右馬と鹿乃子。左右馬は最初からあの女性が馨から財布を盗もうとしていたことに気づいていた。古道具屋店主への手口も似てたから、鹿乃子に記事をもたせて、店に向かわせ、店主にヒントを与えた。
左右馬は馨を「無駄に傷つけるつもりはない」と思ってウソをついたが…鹿乃子にウソを聞かせて騙してもいたという。
左右馬は「それくらい君のことを受け入れてるってこと」と言う。左右馬は気づいていた…鹿乃子が僕のウソを聞いたら、僕が嫌がるから言えないと悩んでいることを。
左右馬は「一人じゃないよ」「一緒に抱えるよ」と鹿乃子に寄り添う。
鹿乃子は涙ぐみ。差し出された手を握って立ち上がる。そして「先生、月がきれいですね」という鹿乃子。
2人は月見そばを食べに向かった。
先生のお役に立ちたい…それが鹿乃子の今の夢となった。(つづく)
鹿乃子が言った「月がきれいですね」は夏目漱石がアイラブユーをそのように日本語訳させた逸話があるよね。
2人とも愛の告白をしてる感じで素敵だったなー。
ドラマ【嘘解きレトリック】第4話のネタバレ
第4話「人形屋敷の奇妙な事件の謎を解き明かせ!」(10/28)では、左右馬と鹿乃子が端崎雅(北乃きい)とともに「人形殺人事件」の謎を追うストーリー。
■朝だけど夜逃げ&雅の誘い
九十九夜町、早朝。左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)が駅に向かっている。汽車に乗って先生とお出かけできることが嬉しい鹿乃子。しかし、左右馬は、家賃を払えないため「朝だけど夜逃げをしているだけ」と教えた。
そんな時、左右馬が不審な男に気づき、鹿乃子の“嘘を聞き分ける能力”で置引を暴く。男は逃げるが、居合わせた女性に足を引っ掛けられて転び、周囲の人たちに取り押さえられる。置引犯に足を掛けた女性は端崎馨(味方良介)の姉・雅(北乃きい)だった。
左右馬たちが夜逃げ中だと知った雅は、取材旅行に荷物持ちで同行しないかと2人を誘う。雅は『魔境探報』という怪談雑誌の記者だった。それを聞いた鹿乃子はおびえ、左右馬も断ろうとする。だが、今月分の家賃を報酬にすると言う雅。左右馬は即座に快諾した。
■人形屋敷へ。品子の妙な噂
こうして左右馬たちは雅に同行することに。取材ネタは「人形屋敷」と呼ばれている綾尾家で起きた“人形殺人事件”。綾尾家には、生まれつき体の弱かった一人娘の成長を祈願し、娘の成長に合わせて赤ん坊の人形、子供の人形、少女の人形と、等身大の人形を娘と同様に着替えさせたり、食事を与えて育てる…という変わった風習があった。
屋敷は現在、夫妻が海難事故で亡くなり、一人娘の品子(しなこ)(片岡凜)が家を継いでいる。品子の姿はまるで人形のようで、以下のような妙な噂もあった。↓
- 周囲の人々が誰も知らないうちに品子が生まれていた。
- 幼いころ、足を折っていたのに平気で歩いていた。
- 人形のお膳が時々減っている。
- 誰もいない人形部屋で話し声が聞こえた。
■綾尾家の使用人・イネ(松浦りょう)が不審死。殺したのは人か人形か?
現地に到着した左右馬ら一行を柴田(佐戸井けん太)が案内する。柴田によると、女中のイネ(松浦りょう)が、屋敷の「人形部屋」をのぞくと、誰かの死体を発見。イネは慌てて柴田の家に「おじさん!」とやってきて「人を殺しちまった」と泣いたという。
柴田がイネから話を聞いた。イネは台所でネズミが出たので、お膳が減るのはネズミのせいだと思い、人形のお膳に毒を入れた。すると人が死んでいたという。柴田が刑事の寺山清一(正名僕蔵)と人形部屋へ行った。しかし死体だと思われていたのは人形だった。死体もなく品子や女中も無事で死者がいなかったため、イネは見間違えたと警察は判断。そんな中、イネが岩場に落ちて死んでしまったという。イネには兄がいるから気の毒だと語る柴田…。
■第一発見者の証言&人形も見た?
イネを発見した久保(加藤諒)によると、あの日、父と釣りをしていると、女性の悲鳴が聞こえた。そして、高そうな人形を抱えたイネが倒れているのを発見した。その時、岩山の上の方に振袖を着た人形のような人影を見たという。そこに行く道もなく、木々をかき分けていくしかない。品子には刑事と一緒にいたアリバイがあり、久保の見間違いということになった。
イネは人形を人と間違えて殺したと思い込み、気を病んで自殺したと刑事は判断。周囲からは人形の呪いだと噂された。
■人形部屋の決まり
人形屋敷こと、綾尾家にて。事件の真相を突き止めるため、左右馬、鹿乃子、雅が品子と会うが…。「失礼します」というの忘れたからと部屋を出ていって落ち込む品子。かわいいところもあるようだ。
品子は「気味の悪い人形娘」と言われているので、弁護士が雅ならウソを書かないからと言われ、取材を受けることにしたという。
両親を亡くした品子(片岡凜)は、使用人たちと住んでいる。離れにある「人形部屋」は品子の部屋となっていて、品子以外は食事を運ぶ時以外、入ってはいけないことになっていた。
雅は夕飯のときに「人形部屋」に入ることにして、母屋で取材を続ける。鹿乃子は自身の村での境遇と重ねて品子に肩入れしていた。
離れには両親も入れず、乳母や子守は入れた。品子は、親に品子が元気でいるためだからと言われたという。
■イネは泥棒だった?!
やがて夕食時になった。雅たちが「人形部屋」へ行くと、数々の人形が置いてあった。成長に合わせた人形に人形の友達も用意していて数が増えていた。
雅は品子から、イネが持っていた人形は人形部屋から盗まれたと聞く。しかし警察に言ったらイネが泥棒になってしまうから品子は伏せていた。雅は記事にするか迷う。
雅は風習がどこから来たのか疑問だ。品子は「気味悪いと言われても品子のために残してくれた決まりだから守ります」と告げる。
■品子のウソを暴くべきか
母屋に戻って食事へ。鹿乃子は雅のお箸を台所へ取りに行く。その帰り、廊下から離れを見ると人影がみえた。「品子さん?」と不思議がる鹿乃子。
部屋に戻った鹿乃子は品子に双子かどうか尋ねる。「双子じゃないです」という品子の言葉はウソじゃなかった。鹿乃子は品子に外へ出れば噂もなくなるから、と誘う。
しかし鹿乃子は「うちは誰も死んでいない。イネさんは自殺」との言葉がウソであることに気づき戸惑う。つまり、誰が死んでいて、イネは他殺ということ?!
その後、鹿乃子は左右馬に品子のウソを話す。いいウソなのか、悪いウソなのか、暴くべきなのか悩んでいる鹿乃子。左右馬は、「君の好きにすればいいんじゃにゃい?」と助言。いいウソか悪いウソかなんて状況や立場で変わるから、正しいと思ったことをするのがいい、と左右馬。
■離れに血が?倒れているのは…
翌朝。雅は「あの風習は死んだ子どもの供養みたい」と左右馬に話す。女中が入れ替わるのは気味悪がられてるのでなく、わざと入れ替えているのじゃないか?周囲の人々も風習を知らない。つまり、綾尾夫妻が意図的に風習の出所を隠しているのでは?…そう思った雅は、品子は忌み嫌われる双子なのかもと推理。
そんな中、左右馬と雅が離れに向かうと、格子戸越しに見える障子に血飛沫が飛んでいるのに気付く。左右馬たちが窓ガラスを割って部屋に入る。左右馬たちが品子が倒れていると思って駆け寄ると、人形だった…。そこへ品子が現れて「どうして品子の部屋に勝手に入っている!」と怒る。姿は同じだが、昨日の品子とはまるで別人の様子で…。(つづく)
ドラマ【嘘解きレトリック】第5話のネタバレ
第5話(11/4)「禁断の部屋で明かされる真実!奇怪な風習と悲しき嘘」
第5話は、前回の人形殺人事件の続き。女中の不審死は自殺だったのか。そして、品子が着物に血をつけて現れた意味とは?
■血の付いた品子
翌朝、左右馬(鈴鹿央士)と雅(北乃きい)が人形部屋がある離れに向かうと、格子戸越しに見える障子に血飛沫が飛んでいた。左右馬たちが慌てて部屋に入り、品子が倒れていると思って触れたのは人形だった…。
そこに品子(片岡凛)が現れた。品子の着物には血が滲んでいる。そこに、鹿乃子(松本穂香)も合流。雅から着物についた血の原因などを聞かれて答える品子だが、鹿乃子はその返事がウソだと分かる。
さらに、左右馬との会話の中でも品子のウソを聞く鹿乃子。鹿乃子からウソの合図を受け取った左右馬は、警察と医者、そして自動車をすぐさま手配するよう女中に頼む。
■鹿乃子の訴え
左右馬は、品子は3人いると推理。しかし証拠がない。左右馬は、鹿乃子を見張り役で残して、証拠探しへと向かう。
左右馬は、イネの遺体の第一発見者・久保(加藤諒)とともに高台のあたりを捜索。そして洞窟を発見し、中の道を進んでいくと品子の遊び場の部屋にたどり着いた。さらにトンネルを進む左右馬たち。
一方、鹿乃子は昨日の品子のふりをしている今日の品子に「証拠がなくても昨日の品子さんはいるんです!」「昨日のあなたも、いなかったことにしないでください!」と熱く訴えた。
警察の寺山(正名僕蔵)は他に品子がいるなんて全く信じていなかったが…。
そんな時、久保くんが隠し扉から人形部屋に入って来た。驚く鹿乃子たち。
続いて左右馬が隠し扉から、負傷した昨日の品子を抱えて部屋に戻って来た。
昨日の品子は救急搬送される。
■品子と昨日の品子の口論
病院にて。今日の品子が真相を明かす。品子は3人で1人のふりをしていた。殺鼠剤で死んだのも品子だった。遺体は山の中に隠した。そして今日、昨日の品子は「すべて雅さんに明かしたい」と言い出し、今日の品子が反対して、言い争ってしまい、もみあって、昨日の品子が負傷した。…しかしなぜ3人で1人のふりをしていたのか、その理由について品子は知らなかった。
■イネが亡くなったのは殺人事件!犯人は…
イネが落下したとき、高台で目撃していた人形は品子だった。品子は、吊り橋でイネが「人形を返す」と言い、白髪で腰が曲がった男が反対していて、もみあっていて、その白髪の男にイネが突き落とされた…と証言する。
白髪で腰が曲がった男はイネの兄であり、イネに人形泥棒をさせていた犯人でもあった。
■人形屋敷の風習は品子の母の心を守るため
その後、雅の調べで、人形屋敷の風習の謎が判明。品子の母親は双子だった。しかし、白首村(しろこべむら)では【双子は禍をもたらすから、生まれてすぐどちらか一人殺す】風習があった。品子の祖母は周囲から責められ精神を病んだ。そして品子の祖母は娘の片方(品子の母の姉)とともに心中し、泣くなった。
品子の母親は三つ子を妊娠。品子の父親は、品子の母の心を守るため、この屋敷に引っ越してきて、人形の風習を作り、品子3人で1人として育ててきた。すべては綾尾家主人が妻の心を正気に保つ為に、そして娘たちと穏やかに暮らすためについたウソだった。
品子たちは無罪放免ではないが、情状酌量の余地があって家に戻れていた。
ラスト。左右馬と鹿乃子は、雅から写真を渡された。2人の品子の近影(最近撮った写真)だ。品子たちは髪型も服装も違い、もう自分を偽る人形ではなかった。
(人形殺人事件編・完結)
■「人形殺人事件」の犯人ネタバレまとめ↓
・(自殺か事故とみられていた)イネを殺した犯人は、イネの兄。人形泥棒のことでもめて、突き落とした。
・イネが殺鼠剤を入れて「人形を殺した」奇妙な事件は、殺人事件でした。実は品子(三つ子の品子のうちのひとり)が人形のお膳を食べて毒死しています。(イネに人間への殺意はなく、不慮の事故死?)
・生き残った品子2人は、もう一人の品子を山に埋めたので「死体遺棄」の罪がかかると思います。ただし情状酌量の余地があったため大きな罪には問われなかったもようです。
ドラマ【嘘解きレトリック】第6話のネタバレ
第6話『「少女探偵団」結成で名コンビ解散の危機!?』(11/11)では、手鏡の持ち主を探す為、千代は鹿乃子と「少女探偵団」を結成して…。
探偵業を営む祝左右馬(鈴鹿央士)と助手の浦部鹿乃子(松本穂香)。鹿乃子は助手として早く先生の役に立ちたいと思っていた。そんな中、事務所の大家が鹿乃子に猫探しを依頼。無事に猫を発見するも、家賃をまけてもらえないかと猫を交渉材料として考える左右馬にあきれる鹿乃子。2人が事務所に戻ると、藤島千代(片山友希)を見つける。「関わると、ロクなことがない」と逃げる左右馬は、鹿乃子と若竹座のお練り(祭礼の行列)に
番組HPより
紛れ込んで身を隠す。だが、知り合いに声をかけられた左右馬を千代が発見。駆け寄ろうとした千代は男とぶつかって倒れてしまう。男は千代に怪我がないか確認すると去り、鹿乃子は千代が落とした鞄を拾う。そして、千代の着物を着付け直すために事務所へ行くことに。探偵事務所に興味津々の千代は、事務所の様子をメモしようと鞄を開けると、見知らぬ手鏡が。先ほどぶつかった男のものではないかと推測する千代。左右馬は男の
当時の装いなどから、左官屋さんではないかとアドバイスし、鹿乃子を千代に同行させる。千代は「少女探偵団結成!」と喜んで事務所を出発。左官屋をあたった鹿乃子と千代は、無事に利市(橋本淳)に手鏡を返す。しかしその後、周辺でひったくり事件が発生していることが発覚。「若い男に手鏡を盗まれた」という女性に手鏡の特徴を聞くと、利市が持っている手鏡と一致、鹿乃子と千代は利市をひったくり犯として再び捜索する。
鹿乃子は、手鏡を返した際に利市が言った「母の形見なんだ」という言葉が嘘だと分かっていたが、「(失くした)手鏡を探してた」という言葉は本当で、この矛盾がずっと疑問だった。鹿乃子は利市が盗んだ物だったからだと気づき、利市のことをひったくり犯と断言。改めて千代とともに利市を探しに向かう。
しかし、利市はひったくり犯ではなく、母親がいなくなってしまった少女・ヤイコ(永尾柚乃)の面倒を見る善良な人物だった。手鏡は、拾ったものを“母のもの”だと嘘をついてヤイコに持たせていたのだ。
鹿乃子と千代は利市に謝る。、笑顔で受け入れる利市。
しかし千代と違い、鹿乃子は利市を犯人だと決めつけてしまっていた。そんな鹿乃子は嘘を聞き分けられることで【見えていなもの】があり、人を傷つけてしまいそうになったことを深く反省。落ち込んだ鹿乃子は事務所に戻らず…。
夜になり、川を眺める鹿乃子。そこへ左右馬がやってきた。鹿乃子を心配して千代の家に行って何があったかを聞いたと言う左右馬は「なんでだよ!僕はこんな不味いつくも焼きを食べて待ってたのに、みつ豆って!」と絶叫。鹿乃子が日中、千代と甘味処でみつ豆を食べていたことを聞いた左右馬は嫉妬&怒りに駆られている様子。
直後、左右馬は優しい声色で「また1人でぐるぐるしてるんでしょ」と、鹿乃子に問いかける。そして、「嘘が分かる君に見えないものがあるんなら、嘘が分からない僕にはそれが見えるんじゃない? だから一緒にいればいいんだよ」と微笑んだ。
こうしてコンビ解散の危機を乗り越え、6話の幕を閉じた。
ドラマ【嘘解きレトリック】第7話のネタバレ
第7話「幽霊屋敷の噂は嘘か本当か?殺人事件の夜に浮かぶ女」(11/18)では、九十九夜町で起きた強盗殺人事件と、10年前に起きた画家の妻の殺人事件、その画家の失踪、そして幽霊屋敷の謎が描かれて…。
祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)がお食事処『くら田』で昼ご飯を食べていると、疲れた顔をした端崎馨(味方良介)が来る。一昨日、三十三番街で発生した強盗殺人事件を担当する端崎だが、その捜査が難航していたのだ。話を聞いていた倉田達造(大倉孝二)が三十三番街の裏にある三十番街には「幽霊屋敷」があるのではないかと反応する。その屋敷では10年前に住んでいた足立画伯が妻を殺害して行方不明。殺害された妻の幽霊が出るといううわさがあった。
そんな時、ヨシ江(磯山さやか)が病院にショールを忘れたことに気づく。鹿乃子は「いつもタダでご飯を食べさせてもらっているので」と病院に取りに行くことを申し出た。それを聞いた達造が夕食にサービスの食材を追加すると言うと、左右馬も同行する。
左右馬と鹿乃子が病院でショールを受け取ると、なにやら病室が騒がしい。病室では「カフェーローズ」で働く女給のリリー(村川絵梨)が男を厳しく問い詰めていた。リリーが問い詰めていたのはカフェーの常連客・桐野貫二(黒羽麻璃央)。一昨日の夜、リリーと貫二は映画を見る約束をしていたが、貫二が時間になっても現れず、約束をすっぽかしていた。貫二は映画館に向かっている途中、三十番街の「幽霊屋敷」で女の幽霊を見て、驚いた拍子に転んで骨折し、そのまま入院しているという。
一方、映画館で貫二を待っていたリリーは、貫二と一夜を共にしたという女性(坂東希)に声をかけられており、その女性が貫二を探しているということで、約束を破った浮気者と腹を立てていたのだ。鹿乃子は貫二の言葉にウソがないことが分かると、左右馬に合図。その夜、左右馬たちは「幽霊屋敷」へ向かう。
電子番組表より
幽霊屋敷に向かう途中、左右馬と鹿乃子は端崎馨(味方良介)と出会い、3人で幽霊屋敷へ。刺されたはずなのになぜ首つり自殺の幽霊の姿を貫二が見たことを不審がる左右馬。そんな時、隠し部屋から負傷した強盗犯(温水洋一)を見つけ、強盗殺人を解決。さらに、隠し部屋を見ると、妻を殺して失踪したはずの画家がミイラ化していて…。
左右馬は10年前の画家夫人の殺人の際、画家本人も殺害されて、隠し部屋に閉じ込められていたことを解き明かす。
画家とその妻を殺害した犯人は、貫二を探していた“謎の女性”(坂東希)だった。その女性は取り調べで端崎に犯行を自供するが、ミイラ化した遺体が生きていると信じて時折会いに行っていたと話す。そして女は「夢でこれが最後だって言われたから先生(=足立画伯)を問い詰めに来たの。また私を遠ざけるの?って。でもあれは先生の声だったのかなあ。最後に会ったとき、先生うれしそうだったもん」と笑う。
ラスト、風邪をひいた左右馬と鹿乃子は鍋であたたまる。左右馬が、偶然が多いと語る。10年前と今回の事件が偶然同じ日で、偶然女が屋敷に来て、偶然強盗殺人犯と対面して刺して監禁して、偶然貫二が女を目撃して追われる身になり、偶然貫二がケガして入院して、偶然左右馬たちが病院に行って貫二に幽霊の謎解きを依頼されて…。
偶然が重なりすぎていた。まるで誰かの意思が働いたかのようだ、と左右馬はいう。不穏な感じで第7話の幕を閉じた。
ミイラと会話してたの怖い。ホラーだよ。
画伯に夢で呼ばれて、結果的に過去の殺人が暴かれた。
偶然の重なりというか、殺されて殺人犯の汚名も着せられた足立画伯の呪い?執念かな?
犯人の女は足立画伯が最後にうれしそうに見えたというけど、嬉しそうだったのは犯人が捕まるからかもね。
ドラマ【嘘解きレトリック】第8話のネタバレ
第8話「馴染みの店で大ゲンカ勃発!探偵助手が能力喪失!?」(11/25)では達造(大倉孝二)と六平(今野浩喜)が弁当の注文数のことで喧嘩?!
祝左右馬(鈴鹿央士)が留守中の探偵事務所に、端崎馨(味方良介)が来た。馨は応対した浦部鹿乃子(松本穂香)に、スリや置き引きの注意喚起を促すビラ配りを手伝って欲しいと頼む。馨は先日、駅で歳末警戒の強化を呼びかけていたところ、スリに遭ったと言う婦人に声をかけられた。その婦人から頼まれ、馨は片道分の切符代を貸したと言う。すると、そこに帰って来て話を聞いていた左右馬が寸借詐欺の手口だとピシャリ。それでも、
電子番組表より
馨は婦人を疑う様子はなかった。 そんな時『くら田』で倉田達造(大倉孝二)と『八百六』の六平(今野浩喜)が喧嘩。左右馬と鹿乃子はヨシ江(磯山さやか)とタロ(渋谷そらじ)に仲裁を頼まれる。ことの原因は、六平が急に決まった寄り合いの弁当のお重を『くら田』に発注したことだった。六平は十三折だと言うのだが、書き付けには廿三(二十三)折となっていて、達造はその数のお重を作ってしまった。だが、六平は注文書にも
十三折と書いたと譲らない。左右馬は達造、六平、ヨシ江を1人ずつ事務所に呼んで事情を聞く。すると、3人とも六平が注文時に言葉では「十三折」と頼んでいたことが一致。ヨシ江は六平が十三折と書くのも見ていた。では、なぜ書き付けは廿三折なのだろうか?誰かがウソを?だが、鹿乃子の耳にも3人の話にウソは聞こえない。もしかすると、自分にはウソが聞こえなくなってしまったのではないかと鹿乃子は思い…。
ウソが聞こえなくなってしまったと不安になる鹿乃子。嘘か本当か分からない世の中で、みんなどうやって生きているのか、鹿乃子は疑問だ。
左右馬は「嘘が分からないから、まず何か信じて、傷つくの覚悟で飛び込んでみなきゃ始まらない」と助言。
勇気づけられた鹿乃子は駅に行き、端崎馨に切符代を借りた婦人(有森也実)を探す。そんな中、本当に寸借詐欺をしかける婦人(唐田えりか)と会った鹿乃子。親孝行をしたいという言葉は嘘でないが…そんな詐欺のお金で親孝行していいのか?鹿乃子は婦人に説教する。
左右馬は、注文したときのメモ用紙を折った際にインクが写って「十三折」が「廿三折」になったことを見抜いた。つまり「くら田」店主と妻そして八百屋の六平…3人とも嘘をついていなかった。だから鹿乃子にも3人から嘘の響きが聞こえなかったのだ。つまり能力は消失していなかった。
倉田達造と六平は和解する。一件落着・・・と思われたが、端崎馨のもとに切符代が戻ってきたことで、二件落着となった。
鹿乃子のモノローグ:「嘘が分からない不安の中で 傷つけ合いながら 疑い合いながら それでも信じ合うことができる 人の強さを知りました」
ドラマ【嘘解きレトリック】第9話のネタバレ
第9話「相続人候補が2人⁉ 背守りに隠された謎を解き明かせ」(12/2)では左右馬たちが、依頼主の孫が本物なのかを見極めるストーリー。
祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所に藤島千代(片山友希)が来た。仕事の依頼なのだが、かねてから千代を苦手とする左右馬は気乗りしない。だが、浦部鹿乃子(松本穂香)が間を取り持ち、藤島家の知り合いだという依頼主・実原久(余貴美子)が事務所を訪ねて来る。気乗りしていなかった左右馬だが、久から目の前に依頼金を置かれた途端に乗り気に。久は亡くなった娘の依里(吉田美佳子)の写真を左右馬と鹿乃子に見せた。依里は
電子番組表より
25年前、久の夫の書生である乙吉(濱田和馬)と恋に落ちる。久の夫は怒って乙吉を追い出し、すぐに依里と別の男性との縁談を進めた。しかし、結婚式当日に依里は乙吉と駆け落ちしてしまう。久は依里の行方を知りたかったが、久の夫は依里を探すことを許さなかった。そんな中、久の夫が急な病で他界。久が書斎を整理していると、依里の駆け落ち後を調査した書類が見つかった。実原家の弁護士・神代(おかやまはじめ)は依里を
探しに行くが、駆け落ち後、乙吉は流行病で亡くなり、依里も1人の子どもを産んだ後に命を落としていた。神代は、依里が残した子どもを探すために新聞広告を出すと、依里の一人息子だと名乗る徳田史郎(濱尾ノリタカ)と本条皐月(野村康太)が現れる。久の依頼は、どちらが依里の本当の子どもなのかを見極めてほしいというもの。鹿乃子は史郎がうそをついていることが分かるが、久たちにどのように証明すれば良いか頭を悩ます。
孫だと名乗る史郎と皐月。皐月の言葉は真実だったが、史郎が言っていることは全て嘘…と分かる鹿乃子。しかしどう証明すればいいのか?
さらに、皐月が覚えている母・依里が縫った「背守り」の柄はサツキの花。しかし久が依里に縫ったのは鶴だったが…。
種明かしは、依里が不器用だったこと。
皐月が絵に描いてみると、サツキに見えるような鶴だった。久は笑った。
こうして本物の孫は皐月となった。
史郎の姿が消えた。左右馬と鹿乃子が史郎を追いかけて見つけた。史郎は本物の史郎を殺してはいないと明かす。そして史郎は鹿乃子の能力に気付いていた様子で…。
娘を思う久の心に触れた鹿乃子は、母を思い「お母さん 私の暮らしている町の名前は九十九夜町といいます」と、住所を書いた手紙を出す。(つづく)
ドラマ【嘘解きレトリック】第10話のネタバレ
第10話(12/9)では、鹿乃子の母親フミが九十九夜町を訪れて…。
九十九夜町に雪が降り、本格的な冬を迎えようとしている。祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所で助手として働く浦部鹿乃子(松本穂香)は母のフミ(若村麻由美)宛の封書をポストに投函。鹿乃子はこれまでもフミに手紙を出していたが、この時、初めて事務所の住所を書き、フミからの返事を待っていた。ある日、倉田タロ(渋谷そらじ)と会った鹿乃子は「サンタクロースに何をお願いしたの?」と聞かれる。「サンタクロース?」と
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聞き返す鹿乃子。タロは鹿乃子がクリスマスを祝ったことがないと知って、あることを思いつく。タロは母のヨシ江(磯山さやか)に、お食事処『くら田』でクリスマス会を開くことを提案。鹿乃子には内緒で、父の達造(大倉孝二)に料理を作ってもらい、左右馬はもちろん、端崎馨(味方良介)たちにも飾り付けを協力してもらう。後に企画を聞かされた左右馬は渋い顔。ウソを聞きわける力を持つ鹿乃子に内緒事は難しいからだ。一方の
鹿乃子は、町で探偵依頼を求めるビラ貼り。掲示板にビラを貼っていると、書店から嘉助(黒川想矢)を追って、利市(橋本淳)が飛び出してきた。利市から嘉助を捕まえる手助けを頼まれた鹿乃子は応じる。左右馬はつくも焼き屋のじいさん(花王おさむ)が寺へ屋台を出すので、寺までの屋台引きを手伝いがてら、稲荷を掃除。すると婦人に声をかけられた。祝探偵事務所への行き方を尋ねる婦人に左右馬は鹿乃子の母・フミだとわかり…。
左右馬はフミを事務所まで連れて来る。フミは、左右馬が鹿乃子と上手くやっていることを不思議がった。左右馬は「ホントのことを信じてもらえない方が面倒。嘘がわかるというのはホントがわかるということでしょ」と持論を述べた。
やがてビラ貼りから帰って来た鹿乃子が、久しぶりに母フミと再会する。
フミは、村を離れる時の鹿乃子に「辛いことがあったら、いつでも帰って来ていいんだからね」と話した。だが、その言葉はウソだと鹿乃子には分かった…。
フミは「村に帰ってきても鹿乃子は辛い思いをする。鹿乃子が辛い思いをするくらいなら、帰ってこないほうがいいんじゃないか」とも思っていた。だから鹿乃子にはウソに聞こえたのだった。
フミは「少しの嘘を恐れて、たくさんのホントを伝えてなかった。大好きよ、鹿乃子。大好き」と告げる。鹿乃子は泣き「ごめんね、お母さん」と謝った。
翌朝。フミは別れが辛くなるからと事務所の前で鹿乃子と別れることに。鹿乃子は会いに来てくれたことを感謝する。フミは鹿乃子にマフラーを巻いてあげて、帰っていった。
倉田タロ(渋谷そらじ)は鹿乃子がクリスマスを祝ったことがないと知って、サプライズでクリスマスパーティーをすることを思いつく。左右馬もそれを手伝うことになる。しかし、鹿乃子はヨシ江(磯山さやか)や端崎馨が隠し事をしていると気づく。
それでも鹿乃子は気づかないフリをしようと努める。そんな鹿乃子の様子を見た左右馬は、パーティーの準備中の「くら田」に鹿乃子を連れて行き、サプライズパーティーのことを(意図的に)ばらす。もちろんタロやヨシ江らは怒ったが、鹿乃子は「責めないでください」とフォロー。大将の達造(大倉孝二)は鹿乃子がそういうならと事を収めた…。
パーティー当日。鹿乃子は初めてのクリスマスツリーを前にして笑顔に。そして左右馬と「メリークリスマス」と祝いあった。(つづく)
お母さんの嘘は優しさからだったんだね。親子の和解と愛情が伝わる展開に涙!
ドラマ【嘘解きレトリック】最終回のネタバレ
最終回(11話)(12/16)では、祝探偵事務所に謎の女性・青木麗子が同居することに! 嘘ばかりつく麗子の正体とは?
稲荷の掃除をして帰って来た祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)。二人が探偵事務所に戻ると、女性に声をかけられる。女性は行き場所も金もなく困っていたら、祝探偵事務所の大家に会い、事務所に住んで良いと言われたと話す。鹿乃子の耳には女性の言葉にウソは聞こえなかったが、左右馬は泊まる部屋がないと渋る。すると、女性は大家からだと左右馬に手紙を渡した。手紙には“彼女を泊めたらたまっている家賃をなしにする”とあった。事務所に見知らぬ女性が泊まることに不安を感じる鹿乃子だが、左右馬が断るはずもない。話がまとまると、女性は二人に青木麗子(加藤小夏)と名乗った。
左右馬たちが麗子を連れて『くら田』に行くと、店にいた六平(今野浩喜)が麗子を見て美人だなどと褒めそやし酒を酌み交わし始めた。二人の会話を聞いていた鹿乃子は、麗子が自身の境遇を話す言葉にウソを聞く。そんな中で急に左右馬が鹿乃子に「鈴蘭って、夏の花だよね?」と尋ねる。梅雨前に咲く花だと答える鹿乃子。左右馬は麗子がしていた冬用の手袋に鈴蘭の刺繍がある事を疑問に思ったようだ。
事務所に帰った左右馬は麗子に早く出ていってもらうための作戦を画策。そこで左右馬は、まず「青木麗子という名前、ウソですよね?」と麗子に突きつけた。彼女は否定せず「本当の私は誰にも秘密」と返し、自分自身のことをすべてウソで語る。そんなところに、端崎馨(味方良介)が来て左右馬を連れ出した。麗子と二人きりになった鹿乃子は、話すうちに、どうやら麗子は失恋をして家を出てきたのではないかと推理する。
電子番組表より
左右馬と鹿乃子は新聞の尋ね人の欄に、青木麗子と名乗る女性に似た記載をみつける。依頼元の槇原鈴乃(兼光ほのか)と鈴村柾(福山翔大)の2人を訪ねる。
左右馬と鹿乃子は2人から話を聞く。麗子の本当の名前は蘭子で、10日前に突然姿を消したという。そして鈴乃と柾の結婚が決まったのが、きっかけらしい。両親のいない蘭子は槇原家の女中として育ってきたが、槇原家の近所にあるテーラーで働き始めた。柾はそのテーラーの息子で、蘭子とともに働いていた。
左右馬と鹿乃子は麗子=蘭子に会う。蘭子は鈴乃に柾を取られたからという。だが左右馬と鹿乃子は蘭子のウソを見抜いていた。左右馬は蘭子がスズランの刺繍の手袋を愛用してるのはスズラン・コンビとして仲良くしてきた鈴乃を大事に想う気持ちがあるから、と指摘。
蘭子は、柾でなくお嬢様の鈴乃の方に思いを寄せていたこと、素直に結婚を祝えない自分に嫌気が差して家を飛び出したことを明かす。
その話を聞いた左右馬は「嘘でしか幸せを願えないのであれば、ずっと嘘をついていいればいいんじゃないんですか?」と優しくアドバイス。
背中を押された蘭子は鈴乃のもとに戻って、ウソをついて鈴乃の結婚を祝福した。
槇原家は蘭子を探し出してくれた謝礼として、祝探偵事務所に100円という大金と、馬と鹿の絵が刺繍されたマフラーが左右馬と鹿乃子にそれぞれ送られた。鈴乃と蘭子がスズランなら、左右馬と鹿乃子のコンビは馬鹿(ばか)となる
結末は鹿乃子が恋心を自覚!
ラスト。事務所の隣りにある料理屋「くら田」が雑誌に特集され、記念撮影が行われる。レギュラーとゲスト総登場で九十九夜町の住民が写真におさまる大団円のラストになった。
ラストシーンにかぶった鹿乃子のモノローグでは、助手として支えてきた左右馬に対して「だけど今は」と、左右馬への恋心を自覚したことを示唆していました。
原作からドラマ最終回結末を予想、考察
ドラマ【嘘解きレトリック】の原作から最終回予想・考察をします。
気になるのは以下の2点↓
- 左右馬と鹿乃子の恋の結末は?
- 鹿乃子の能力は消える?
ドラマ【嘘解きレトリック】には原作漫画があります。なので、原作の通りにドラマも最終話を迎えるとなると…
左右馬と鹿乃子の恋の結末は?
最終回結末は原作漫画のように、鹿乃子と左右馬がお互いの思いを確かめ合い、ずっと一緒にいつづけるというハッピーエンドになることでしょう。
また、原作の鹿乃子と左右馬はラストシーンまで助手と探偵として「ずっと」活躍中。
鹿乃子の能力は消える?
そして、原作では鹿乃子と同じ能力者が突然その能力を失ったということが描かれています。鹿乃子は自分も能力が消えてしまうのではないか、そうしたら助手を続けていいのか?と心配していました。
しかし鹿乃子の能力は消えずに幕を閉じました。ドラマでも同じ結末になるでしょう。
なぜ消えなかったのかよく分からないのですが、別記事「鹿乃子の能力が消えなかった理由」のコーナーで考察しているので参照してみてください。
オリジナルの結末があるなら…最終回結末は左右馬と鹿乃子の結婚式?
もしドラマオリジナルのラストを加えるならば、原作のその後、鹿乃子と左右馬の結婚式を描くと思います。
原作は事実婚のようなラストだったので、読者から「2人の結婚式を見たかった」という不満の声も一部ありました。
なので、原作者の了解も取って、新たなラストを加える可能性は充分あると予想します。
※原作について詳しくは、原作ネタバレ記事を参照してください。↓
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