【民王R】最終回ネタバレ全話あらすじと原作!黒幕の正体、結末は○○が総理大臣に!?

【民王R】最終回ネタバレ全話あらすじと原作!黒幕の正体、結末は○○が総理大臣に!?
2024年、9年ぶりに戻ってきた『民王』は、池井戸潤の原作から大きく飛躍した令和バージョン。総理に返り咲いた武藤泰山が毎回いろいろな国民と入れ替わるテロに襲われるという奇想天外な展開に!
【民王R】のあらすじネタバレを最終回までまとめながら、最終回・結末を予想していきます。これまでのおさらい用に【民王】前シリーズのネタバレも!

目次

【民王R】のネタバレまとめ

【民王R】のネタバレとあらすじを最終回までまとめていきます。

【民王R】1話ネタバレ

あらすじ

とある研究所がハッキングされる。

9年前には内閣総理大臣を務めていた武藤泰山(遠藤憲一)。今では政治家人生の引退を間近に控え、サウナ議連、お寿司議連、デザート議連…とのんびりした議員生活を送っている。書生の田中丸一郎太(大橋和也)と狩屋孝司(金田明夫)と温泉に行っていた泰山は、民政党最大派閥・二木派のドン・二木正一(岸部一徳)から連絡が入り、再び総理大臣になれと命じられる。民政党は、支持率が史上最低の5%を記録し、後の総理候補者たちも失言、裏金、女性問題と不祥事ばかりで結党以来の窮地に立たされている。その民政党を救うべく、泰山に白羽の矢が立ったのだ。

二木は言った。「君こそが、民の王なのであーる」

泰山は一度は断るが、二木の説得により「とりあえず」総理大臣の職を引き受ける。官房長官はもちろん盟友・狩屋孝司(金田明夫)。2人は歴史に残る総理大臣になる、歴史に残る改革をしようと意気込む。

そうなると有能な秘書が必要だ。泰山は早速前任秘書・貝原茂平(高橋一生)に戻ってこいと声をかけるが、貝原は旅の途中、どこかの崖をクライミングしている。ただ代わりに冴島優佳(あの)を推薦する。彼女は持っている、今の先生に必要なことをと気になることを言った。

貝原が推薦した冴島優佳(あの)は、有能な人材を育てる成田育英財団出身の優秀な人材で、早速武藤内閣の閣僚案を提案。田中丸は優佳にひと目惚れ。泰山は政治のしがらみにとらわれない優佳の斬新な案に目を見張るが、結局閣僚人事は二木の意向を反映したものにせざるを得ない状況に。提案すらしてもらえなかった優佳はむかつく…。

その翌日、政治評論家の蓮沼清彦(満島真之介)らとテレビの生放送に出演していた泰山は、蓮沼から批判を受ける中、途中激しい頭痛に襲われ意識を失う。再び入れ替わりテロに襲われてしまう。

「どいつもこいつも腐ってんなー」

泰山は秘書の優佳と入れ替わってしまったのだ。泰山になってしまった優佳はもちろん、かつて入れ替わりテロにあった泰山、狩屋も「まさか…」と慌てる。泰山(見た目は優佳)は、「二木〜! おい、妖怪クソジジイ!お前の愛人になるわけないだろ!」と暴言を吐くと、優佳(見ためは泰山)を収録現場から裏方に連れ去る。「俺がお前でお前が俺だ!」。

警視庁公安部の敏腕刑事・新田(山内圭哉)が警備員らを倒し、泰山らをエレベーターに誘導。国会議事堂駅の隠された地下4階(秘密のB4)に案内する。そこはもともと戦時中に作られた地下壕だったところで、その後数十年にわたり、海外との密談に使われていた。

ネタバレ

泰山たちは、新田と新米刑事の猫田マモル(山時聡真)から、今回の入れ替わりは某国の国防研究所がハッキングされたことによるものであると聞かされる。民政党員が次々と不祥事を起こしているのも脳波をいじられているからかもしれない。

泰山(見た目は優佳)は優佳(見た目は泰山)を連れて、「妖怪クソジジイ」呼ばわりしてしまった二木に謝りに行く。白鳥に代えたいところだが、白鳥にも女性問題が山積みだ。謝罪会見をすれば赦してもらえることになったが、優佳は拒否。だって間違ったことは言ってない、実際泰山は二木の言いなりだ。

政治は膨大な貸し借りの積み重ね。総理になるには永田町のしがらみにも耐えなければならない。

泰山(見た目は優佳)は優佳の代わりに法事のために実家へ。心配でほっかむりをしながら様子を見る優佳(見た目は泰山)。母と姉は、昨日まで「泰山なら世の中を変えてくれると思ったのに、結局は上の言いなりだ」と歯切れがよかった優佳にキレがないのを不思議がる。それを聞きながら優佳の言い分を認めざるを得ない泰山。

「政治ノート」を見られそうになった優佳(見た目は泰山)は思わず出て行ってしまい、秘書を迎えに来たとごまかして車へ。優佳の父・秀雄も政治家だった。市議会議員を長年務めて国政に出ることになり、それを家族で支えていた。「この国を少しでもよくしたい」という純粋な思いの父は、2世議員を当選させるために土壇場で公認をはずされた。落選して失意の中、身体を悪くした秀雄はしばらくして亡くなったという。

官邸に戻った泰山は、謝罪会見を中止すると言い出す。このまま引退すべきだと。理想は今もあるが、理想を語るには政治の世界にどっぷり浸かりすぎた。しかし優佳は、今の自分は泰山だからと会見に臨む。

殊勝に謝ったかと思いきや、いきなり本音をぶちかます。よく聞けよ、永田町の政治しかども。政治は膨大な貸し借りかもしれない。しがらみにがんじがらめかもしれない。でもそれなら国民はとどうやって希望を持てばいいのか。

まずはお前がこの国の未来を語って国民に理想を見せてみろよ! と泰山に向かって言った途端、入れ替わりが解除されたが泰山は優佳に続けさせる。

そんなのきれいごとだって言うなら、それはそれで結構。どうしたらきれいごとを少しでも現実にできるんだろうね。って徹底的に話し合って話し合うのが民主主義だろ。そのひと言めで総理大臣が忖度だのなんだので口を閉ざしてどうすんだ。そんなのが民政党なら潰れちまえよ!

泰山は、優佳にやってくれたな、でもこれでスッキリしたと清々しく笑った。

白鳥が挨拶に来る。「私が総理になるまで時間稼ぎをお願いしますね、私が総理になったそのときは、私がこの国の…、総理になるということですから」と言ったが、何が言いたいかさっぱりわからない。

翌朝、朝食の準備をしてくれた田中丸がネットの反応をまとめたものを持ってくる。泰山の妻・綾がやってきて、100万払わないと過去の女関係をバラすと脅す。100万ならいいかと言う泰山だが、円ではなくドルだった。

優佳は成田育英財団の成田崇彦(中村育二)に電話して、もうしばらく泰山のもとで働くという。期待してると成田。

泰山のもとには息子の翔から手紙が届いた。

国会議事堂の中央広間に偉大な政治家の銅像が3体ある。伊藤博文、大隈重信、板垣退助の横にもう1つ場所が空いている。泰山はそこに立つと決意した。どうやってそこに立つのかと田中丸に聞かれた瞬間、泰山は何者かと入れ替わる。

泰山は気が付くと山中にいる若い男(曽田陵介)と入れ替わっていた。目の前には縛られて血だらけで死んでいる男が――。猫田から連絡があり、泰山がこれから入れ替わる可能性があるのは全国民だという衝撃の報告をする。

【民王R】2話ネタバレ

泰山が入れ替わったのは闇バイトの殺人犯!?

「民王R」2話

あらすじ

泰山が入れ替わってしまった若い男・木下(曽田陵介)はスコップを持っていて血まみれの男を埋めようとしていた。殺人犯と入れ替わってしまったのか? 冴島との入れ替わりは試験的でこれが本当の黒幕なのか。泰山が戸惑いながら逃げている頃、猫田は狩屋、優佳、田中丸に、泰山と優佳の脳にとても小さいチップが埋め込まれていたと報告する。

泰山は電話をかけようとするが木下は金を持っていなかった。自販機の下から拾った10円玉で自宅の綾に電話をかけるが、綾はエクササイズ中で留守電だった。東京まで60kmだが迷ってる暇はない、と官邸まで走り出す。

優佳は武藤泰山まんじゅうの見本を持ってきた。そこに全国高齢者イキイキ博覧会の予算を削減すると聞いた望月がまんじゅうの箱に入れた賄賂を持ってくるが追い返される。終始無言の泰山だが、狩屋も優佳も田中丸も入れ替わってることに気づかない。

驚異的な体力で官邸まで走ってきた泰山(見た目は木下)は警備員に止められるが、「武藤泰山に乗り越えられない山はなーい!!」と叫び彼らを蹴散らす。

党の会議に乱入する泰山。秘密のB4で話し合う泰山たち。泰山が木下を問い詰めると、木下は高収入バイトを請け負って現場に行くと強盗をしろと言われ、おじけづいた1人のバイトが逃げて殺された。連帯責任で遺体を埋めろと命じられたのだという。金がないから高収入のバイトに手を出して巻き込まれただけだった。

木下が殺人犯じゃなかったことに安堵した泰山は、無理ゲーな木下の人生を立て直してやると宣言する。泰山(見た目は泰山)と優佳は木下のアパートへ。だらしない暮らしをしていたようで、ゴミ屋敷となっていた。片付ける優佳。

泰山は木下が正社員を務める本田化学機材に出向くが、収支の悪化にともないボーナスが出せなくなったと社長が社員に頭を下げた。泰山は、財務大臣を2回やった俺が財務状況を見てやると言う。材料費などコストの値上がりに苦しむ中、大口の取引先「Humi foods」が値上げに応じてくれない。それを聞いた泰山は社長を連れて出陣する。

「Humi Foods」の佐々木相手に、取引価格の見直しを要求する。社長には自社製品に自信が持てなくてどうする。桶狭間の戦いで2万5000が来ても一歩も引かなかった織田信長を思い出せ!とハッパをかけ、佐々木には、「Humi foods」は過去最高収益を上げてベースアップ5%も実現したのに、われわれ中小企業の賃上げは始まらない。大手企業が還元しないからだ!と怒鳴りつける。

社長にしばらく休むように命じられた泰山は、新聞配達とファミレス、フードデリバリーのバイトを始めた。ファミレスのバイトはやり始めたら楽しくなり、シフトリーダーにまで上りつめた。ある日、コーヒー1杯で閉店まで粘っていた老人がいた。泰山は、慌てて帰らなくていいとコーヒーをサービスする。食品の容器を作る会社に勤めていたが、「Humi Foods」に取引価格交渉をするとやりすぎだと怒られて暇を出されたとぼやく。

かつて俺たちがバリバリ働いていたときは若者にもっと活力があった。それは頑張れば幸せになれるという希望があったから。若いやつらはどうやって希望を持てばいい? たしかに無理ゲーなのかもと呟いた泰山は、疲れがどっと出て倒れてしまう。

ネタバレ

アパートに帰った木下(見た目は泰山)に、俺の身体で無茶しないでくれと頼む泰山(見た目は木下)。無理を通すには多少の無茶は必要だ。最初は意地で始めたが、若者の実情や苦しみを知らなければいけないと思ったと泰山。

木下の身体は山から官邸まで60km走ってもピンピンしていた。本当はまたマラソンをやりたいんだろう。もう走れないと荒れる木下に、疲れたら足を止めてもいい、俯いてもいい。また走り出したくなったときに最低限走れる道を用意するのが政治家の勤めだ。俺は2世議員だし人格者でもない、不倫も3度したことがあるが、金のために政治家になったわけじゃない。

官邸では狩屋が総理と官房長官の二足のわらじを履いて疲れ切っていた。

木下は「若者の孤独・孤立対策の取組について」の資料を持ってきて、政治がダメって決めつける前に少しでも知りたいと思ったと言う。狩屋は“狩屋塾”を開講すると言って木下と田中丸に解説し始める。

事業見直しの議論が終わったとき、木下は、廃止になった「若者の孤独・孤立対策」について、やっぱりやった方がいいと考えるべきは、どうやったらもっと若い世代に届くのか、俺も知っていたら利用してたと思う。自分たちが見捨てられてない、自己責任で片付けられていないと思えば希望につながる。

ほかの事業の削減案を発表する。総理の許可はとってある。

まず国会議事堂プロジェクションマッピング事業の廃止。自分が企画したものだからと廃止に反対し、エキゾチックジャパンを推すのは若い世代もうれしいだろうと言う白鳥に、木下は、それでみんなが笑顔になれるのか、もっと直接手を差し伸べられる対策を大切にしませんかと訴える。

木下の会社では、「Humi Foods」が取引金額の見直しをしてくれることになった。ファミレスで出会った老人はこの会社の会長だったのだ。「すべての世代に希望を」という泰山のスローガンは老人が起業したときの気持ちと同じだった。

「若者の孤独・孤立対策」を行うには予算が4000万円足りない。木下はなんと、泰山の年間給料4000万円を返納すると宣言してしまう。無理を通すには多少の無茶は必要だ。たしかに金のために政治家になったんじゃないと言ったが――!? その会見の最中、また突然入れ替わりが解除され元に戻った。

木下はこれから真っ当な道を歩けるのか。結局家に帰ったら1人でこれから先も孤独。本当にやり直せるのかと心配する田中丸。信じるしかない。泰山はひとつ手を打っておいた。帰宅した木下がマラソンシューズを見ていると、同じアパートの老婦人がフルーツを持ってくる。ワニ顔のまんじゅうのお礼。階段で介助してあげる木下。孤独な者同士でも違いに関わり合えばもう孤独じゃない。

新田から脳波技術を盗んだテロ組織を特定できたが、彼らは3か月前に身柄を拘束されていた。つまり黒幕は別にいる。それはUSA、アメリカ合衆国だというのだ。想像をはるかに超えた国家ぐるみの陰謀が渦巻いているのかもしれしない。

それを聞いた泰山は、今度は5歳の男の子・早瀬信太と入れ替わってしまったのだった。 泰山は「今すぐ官邸に連れていけ」と保育士(森田想)に命じる。

来日したアメリカのバーガー大統領との交渉は、5歳児に任されることになる!?

【民王R】3話ネタバレ

【民王R】3話では、泰山と5歳の男の子が入れ替わる!

あらすじ

入れ替わりテロの黒幕はアメリカなのか――、その疑惑が浮上する中、大統領選で再選を果たしたアメリカのバーガー大統領が緊急来日する。このタイミングでの来日は偶然とは考えられない。武藤泰山(遠藤憲一)が官房長官の狩屋孝司(金田明夫)、書生の田中丸一郎太(大橋和也)らと協議していると、またしても入れ替わりが発生! 泰山は5歳の保育園児・早瀬信太(吉本凪沙)と入れ替わってしまった!

冴島優佳(あの)は猫田(山時聡真)とともに、ワニになっちゃったと泣き始める信太(見た目は泰山)に聞いた品山保育園へ。保育士の宇佐美円香(森田想)が連れていた眉間に皺のある男の子が信太だとわかる。優佳たちが怪しまれているとイクメンの新田(山内圭哉)が見学と称して子連れで現れてフォローした。

信太の体での生活に限界を感じた泰山は、バーガー大統領との会談に向かうことを決意する。どうにかして官邸に戻りたいが、保育園の部屋の鍵は子供に届かないドアの上部に付けられていて出られない。

対策本部は入れ替わりに関係する脳波チップの流通経路を特定。世界的に流行った感染病のアメリカ製ワクチンに混入されていたのかもしれない。ロット番号を確認すると、泰山、優佳、木下が打ったワクチンの番号が一致した。

老体の腰痛に悩まされる信太(見た目は泰山)は、父親はおらず、母親はいつも仕事で忙しいと言い、保育園のおままごとにに加わった泰山は、妙に現実的な家庭の様子を演じる子供たちに驚く。

大統領との会談を控え、困った狩屋は貝原(高橋一生)に相談。貝原はなぜか雪山で寝袋に入っていて、1つだけ会見を乗り切る方法として「プランO」を伝える。貝原は何かを見つけたら帰ると言うが、それはいったい何なのか!?

バーガー大統領と対面した信太(見た目は泰山)は、ご褒美にもらえると言われたロボットのおもちゃを持ってきていた。慌てる狩屋たちだが、なんと大統領は日本のロボットの大ファン。なぜか通じ合う2人。

一方、泰山(見た目は信太)は保育園でサエたちにいじわるをする拓実を新渡戸稲造の武士道精神で説き伏せる。信太はいつも母の帰りが遅く、1人居残りで待っていた。母の夏菜子(東野絢香)はそんな信太に割引のケーキを買っていく。泰山は帰宅後も仕事をする母に「さき、寝ます」と書き置きして眠る。その達筆さに驚く母。

料亭で大統領のおもてなしをする狩屋たち。優佳が流暢な英語で通訳しながらフォローするが、大統領はロボット好きの泰山(中身は信太)にかっこいい戦闘機を薦める。思わず、「かっこいい」「欲しい」と言った信太の言葉を聞き逃さず、交渉は成立したことにしてしまう。最初からそれが狙いだったのか――!?

政治評論家の蓮沼(満島真之介)がワイドショーで、「かっこいい」という理由で兵器購入を決めた総理を痛烈非難。官邸に戻りたい泰山(見た目は信太)は腹痛の仮病で抜け出そうとするが、連絡を受けた母の夏菜子は周りの厳しい目があり、早引きしづらい状況に。

母に会えなくて寂しいのに、忙しい母が困ると本音も言えない信太に同情して泣く狩屋と田中丸。母のお迎えが遅くなると円香から聞き、何とか保育園を抜け出したい泰山だが、やはりドアの最上部に付けられた鍵を開けられないことがネックだ。しかしその様子を見ていた拓実が協力を申し出る。自分の母親が迎えに来て表門が開くタイミングで騒ぎを起こすからその隙に逃げ出せというのだ。「情けは人のためならず」という武士道の精神だ。サエとヒロキも協力する。

ネタバレ

拓実はなんとわざとおしっこを漏らして円香を部屋から出させると、テーブルなどを積み上げて鍵を開けさせる。拓実の母・麗子が来たタイミングで泰山は園から脱出。猫田が乗る車に乗り込み、ロイヤル帝都ホテルに向かう。

その様子を見届けた拓実たちだが、円香が信太がいないことに気づいてしまう。行き先は「ロイヤル帝都ホテル」だと円香。信太がいなくなったと連絡を受けた夏菜子は、同僚たちから仕事を振られて嫌がらせされるが、「子供の一大事に駆けつけない親がいますか」「子供に何もしてあげられてないけど、こんなときまで仕事を優先する母親ではいたくない」とホテルへと急ぐ。

ホテルでは、兵器購入の件を何としても撤回しようと泰山一行が大統領に迫る中、猫田とともに駆けつけた泰山(見た目は信太)が乗り込む。そこに夏菜子と円香がやってくる。「どうしても兵器の購入を止めたくて」と言う信太の言葉を受け止めた夏菜子と円香は、子供にこんなことを言わせて恥ずかしくないのかと大統領を責める。

「兵器なんか必要ない」「兵器なんか必要ない」

母の言葉を信太(見た目は泰山)も繰り返す。大統領も「子供のために兵器は必要ない」とその訴えに共鳴し、契約は反故にすることに。

万事うまくいったタイミングで泰山と信太の入れ替わりは解除された。「この国の女性は強い」と言う大統領。

泰山を評価する記事が一面に書かれた新聞を並べる田中丸。泰山は、大統領はこの国の女性は強いと言ったが、それは強くないと子供を守れないから。子育て世帯の待遇改善についての閣議を開きたいと言う。

そこに新田と猫田から報告がある。信太が接種したワクチンはイギリス製だったため、入れ替わりとワクチンの関係性はなかった。

その裏でバーガー大統領は、成田(中村育二)に素晴らしい技術だったが便乗はやめると言っていた。

いつも最適なタイミングで入れ替わりが解除されることに田中丸は疑問を呈する。そして次の入れ替わり相手は入院中の老人(丘みつ子)で。心肺停止してしまう。泰山の魂はいったいどうなってしまうのか――!

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【民王R】4話ネタバレ

あらすじ

泰山が次に入れ替わったのはトメという老人(丘みつ子)だった。死にかけたトメだが、泰山と入れ替わったおかげで奇跡的に息を吹き返した。一方、官邸では総理と入れ替わったトメが白鳥(溝端淳平)と話している。

トメの話では夫の進(伊武雅刀)と口喧嘩している最中に倒れ、朧げな意識の中で、くも膜下出血のグレード5と聞いたという。入れ替わってる間にトメの体が死んでしまったら中に入っている総理の魂も死んでしまう。トメ(見た目は泰山)に入院先の病院を聞こうと思ったが、トメがなんと脱走してしまった。SNSで話題になっていた総理に似た男がカウンターにいるハンバーガー店で優佳が無事確保した。制服を着て働くのはトメがやってみたいことで、それをみっともないと言った夫と喧嘩になったのだ。

優佳が病院を聞くが、トメは突然倒れたためわからない。住所を聞くと青森県までしか教えない。死ぬ前にやりたいことをやりたいとい。夫と口喧嘩して倒れた時、三途の川が見えた。どうせなら好きなことをやって死にたかった。そう思ったら光が差して総理と入れ替わった。これは神様のプレゼント。1日だけ好きなことをやらせてほしいと頼む。

優佳は仕方なく猶予を与える。トメがやりたいことはパフェを食べることだった。家族には甘いものが苦手としていたから食べられなかった。それは自分の分を子供にあげられるから。

トメは青森県青森市まで住所を教えるが、まだやりたいことがあると言い、爬虫類を抱きにいく。テレビで観てやってみたかった。レッドテグー?を抱いてご満悦。苦手な優佳は逃げ回る。

青森の病院では、夫と息子の恵介が医師から延命治療をするかどうかの決断に迫られていた。心拍のアップダウンから言葉は話せないが自分たちの話は聞こえてると感じた息子は、延命治療をするかどうか母に尋ねる。

延命治療をするのがトメにとって本当に幸せなのか?夫は疑問を投げかける。

その頃、優佳とトメ(見た目は泰山)は結婚式場へ。トメはウエディングドレスを着たかったが夫が和装がいいと言ったから我慢したのだ。さすがに泰山が着るのはおかしいので優佳が代わりに着るが、優佳はトメにも着させる。トメは鏡の中に若き日の自分を見ることができた。

優佳はずっと我慢してきたトメのやりたいことをできるだけ叶えてあげようと、逃げられたことにして付き合う。総理の部屋でビールを飲む2人。優佳も総理大臣になりたいという夢を打ち明けた。夢は持ってるだけでスゴイし、総理になれると思うとトメ。優佳は励まされる。

ネタバレ

トメのもう1つの願いは、夫じゃない人を選んでいたらどうだったのかを確かめたいということ。結婚前に通っていた喫茶店のマスターに会いたい。顔はよく覚えていないけど、その店に行くたびにドキドキしていたことは覚えてる。

喫茶店に入ると年老いたマスター(小林隆)が1人でコーヒーを淹れたり接客をしている。トメはクリームソーダを注文すると、さくらんぼをよけておく。

昔、そういうお客さんがいたと懐かしむマスター。可愛らしい女性で、いつもクリームソーダを頼むと同じようにさくらんぼを皿に置いていた。若くてお金はないからお替わりはできない。でもさくらんぼを置いておくことで、「まだ食べてますから」とアピールしているようだった。彼女は向かいのビルの明かりをずっと見ていて、それが消えるとさくらんぼを食べて席を立った。向かいのビルに勤める恋人を待っていたのだろう。

トメは思い出した。その恋人こそが夫だった。いつもドキドキしていたのは夫を待っていたから。さくらんぼは彼が来るまでのおあずけだったのだ。

もう1人、絶対会わなきゃいけない人がいる。

トメと優佳は緑台病院へ。なぜ総理が…と聞くトメの息子には終末期医療費控除制度の視察だと適当に言い訳したが、夫は泰山がトメだと気づいた。

どこに行ってたんだ、お前がいなくて大変だったと文句を言う。それぐらい自分でなんとかしてよ、とトメ。亭主に口答えするのか、誰のおかげで暮らしてこれたんだと怒る夫にトメは、少ない稼ぎでやりくりしたのは私。結婚したら家事も何もしなかった。「お前を幸せにするから結婚してくれ」と言ったあんたはどこに行っちゃったの、帰ってくるのをずっと待ってた。これまで我慢してきた不満をぶちまける。でも、悪くなかった。思い出せてよかった。

ありがとな、と進。これからは…と何か言いかけた時、泰山とトメは元に戻った。進はトメに「おかえり、よく頑張ったな」と声をかけた。それから毎日進は寝たきりのトメにいろんな話をした。

泰山は、たまには、と妻の綾(峯村リエ)のために下手な料理をするが、やさしくするときは何かあるはずだと刀を抜かれる。

総理と優佳。終末期にさしかかった人と接して、より長く生きるための法整備についてどう思うかと問われた優佳は、こう答えた。

人生は、どれだけ生きたかではなく、どう生きたかが大切。またそんなの関係ない、もっともっとただ生きてほしいというよくわからない単純な思いが1つ。命の数だけ答えがある。

だから政治家は考え続けないといけない。そう言った泰山が何か出前でも取ろうとしたとき、また異変が――⁉︎

新田と猫田がチップの流通経路を調べていると、新田が、これまで入れ替わった人がいた施設に同じ「KIYORACAN」ブランドの空気清浄機?があることに気づいた。これが本当に入れ替わりの真相なのか?

【民王R】5話ネタバレ

あらすじ

首相官邸。泰山(遠藤憲一)に「子供の未来選択についての民法を改正する法律案」を通したいと迫る憲民党の神宮寺香議員。しかしそれを通すのは難しいと狩屋。古株連中が首を縦に振るわけがない。協力してくれれば、「讃岐うどん以外はうどんじゃない」発言、「すいとんパーティー券」問題という民政党議員のスキャンダルを予算委員会で追及しないと条件を出す。泰山が悩んでいると、また誰かと入れ替わってしまう。「確保!」入れ替わりの兆候が見えたら確保するのは優佳の発案だ。

今回入れ替わったのは秋保という若者(黒川想矢)だった。ユキという女の子が心配してくれるが、泰山(見た目は秋保)がさっさと家に帰りなさいと叱ると、帰るぐらいなら死んだほうがマシだと去っていく。迎えにくる猫田(山時聡真)。秘密のB4で秋保に入れ替わりのことを告げると、秋保はユキが心配で出て行こうとするが、今のオジサンの姿では見た目だけで生理的に受け付けられない、何もできないと優佳。泰山がユキを探す代わりに秋保が予算委員会に出ることになる。

しかし、秋保は泰山の息子・翔(菅田将暉)のように漢字を、とくに熟語をよく知らない。「抜本的な改革」を「ぬけもとてきなかいかわ」を「推進」を「すいすい」などと読んでしまう。困った狩屋が貝原に電話すると、貝原はまた何か起きたときのためにインカムを令和最新版にしておいた。誰かが言ったことをそのまましゃべらせればいい。当の貝原は潜水艦のような場所にいたが、水漏れがひどくなってきたので脱出する。

新田は泰山に、ある企業の空気清浄機が関与していると報告する。以前、無料のフィルターがユーザーに届けられたのでそれが原因ではないかと。

予算委員会では、秋保も最初は優佳の指示通り「担当者が不在」「記憶にございません」などと言ってごまかしていたが、神宮寺に「すいとんパーティー」について追及されると、関わった議員たちを直ちに処分、明細の開示、再発防止案については今週中にまとめ来週国会にて提出すると言い出した。ごまかしてばかりいては永遠に終わらないからとタブレットに入っていた優佳が教育途中の生成AIのチャット botを利用したのだ。

泰山(見た目は秋保)10代の行き場のない少女たちの溜まり場でユキを探すが、少女たちはオーバードーズしていたり、サキュバスカフェに勧誘したり、ただ踊っていたり、泰山にはよくわからない。Kという男が食べ物を配りにきた。大人なら子供たちを家に帰すべきだという泰山にKは、家なら安全か?親に何されるかわからないのに。彼ら守る法律もあるはずだと返すが、それが機能していないから自分にできることをしているのだというKに感動する泰山。

B4に戻り、秋保に事情を聞く泰山。秋保が服を脱ぐと身体中に虐待の傷があった。ユキは実の父親から性被害にあっていた。ユキとは傷の形が一緒だったから生きられる気がした。家ではろくに食べられなかったが、あの場所にいたら食べ物をくれる人もいてなんとか生きられた。半年前、14歳から17歳の子供たちが一斉に補導された。秋保はその日に鍵って父親に捕まった。翌日ユキを探したがいなかった。

秋保とユキはある約束をしていた。ホールケーキを食べたことがないというユキに次の誕生日は一緒にケーキを食べること。誕生日は明後日だ。泰山は、「おじさんという生き物は諦めが悪い」という真理を教える。

ネタバレ

泰山はユキを探すために、食べ物を配るなどして、Kに散り散りになった子供たちを集めさせる。

官邸にいる狩屋と秋保。大量の書類の山からたまたま落ちた書類を見る秋保。それは「子供の戸籍および未来選択についての民法を改正する法律案」の資料だった。虐待等を受けた子供の方から親子関係を切れるという改正案で、10年もの間、何も進んでいないことを知った秋保は、10年前にあったら自分もユキも親から逃げられたのにと嘆く。狩屋は狩屋塾を開いて法律について説明する。かつての家庭像の理想をベースに作られた法律も、現在の現実とはかけ離れていた。

その頃、Kが未成年に対するわいせつ行為で逮捕される。「彼はそんなことをする人じゃない」と警察官たちに訴える泰山だが、Kはユキを見つけると「出てきたらまた遊ぼうね〜」と嫌らしく言った。本物の秋保は、ユキが以前Kにいたずらされたことを知っていたはずなのに泰山は知らず、ユキは悲しんでどこかに行ってしまう。

予算委員会。「子供の戸籍および未来選択についての民法を改正する法律案」について討議が始まる。行き場のない子供たちが次々になぜか家を出たのかなどリアルな証言をする。最後は秋保(中身は泰山)の番だ。秋保は居眠り議員を注意すると話し始めた。

時代とともに家庭が変わるように家庭という形も変化してきている。法律の中の家庭像と現実の家庭像はすでに乖離し、その隙間で今、子供たちは死にかけている。もう彼らから目をそむけるのはやめないか。大人が子供を見捨て、子供が大人を見限った、そんな国にどんな未来が待っているというのか。でもわかり合えないわけがない。彼らはかつてのあなたたち、あなたたちはいつかの彼らなのだから。

秋保の演説に議員たちも拍手喝采。

ユキの誕生日、約束のケーキを持ってビルの屋上に行く秋保。ユキは、21人の子供たちが一斉補導された日のことを話す。一緒にいた子がオーバードーズになってしまったが、助けを呼ぶが、現場は混乱していて警官たちは補導に手いっぱいだしその声は誰にも届かず、結果、その少女は死んでしまった。救急車を呼べばよかったのかもしれないけど、親に見つかると思ってできなかった。

秋保は、ユキに希望を持って一緒に生きようと話すが、「生きたいなんて誰が言った?」。ユキはもともと18になる前に死ぬつもりだった。ただ死ぬ時に1人なのは寂しすぎるから秋保と約束した。すでに薬を口に入れていて倒れてしまう。

そのとき入れ替わりが解除される。救急車を呼べという泰山。でも親が…と気にする秋保。そんなの関係ない! と泰山が叫ぶと秋保は「助けてください」と救急に電話した。

「子供の戸籍および未来選択についての民法を改正する法律案」は一部の議員たちに阻まれ、廃案を余儀なくされそうだが、泰山の投じた一石は大きな波となるだろう。

後日、元気になったユキはオーバードーズで少女が亡くなった場所に花を手向けた。秋保は、街中で若者たちにインタビューをして動画で配信していた。こんなの偉い人に届くのか?という若者に「届く」と秋保。泰山はしっかりそれを見ていた。

新田が新たに情報をつかんだ。空気清浄機のフィルターを配布した企業への金の流れから、AI仮想空間を作り出している「ナリタカンパニー」へとたどりついた。代表の成田崇彦(中村育二)こそ、優佳も教育を受けた成田育英財団の代表。そして成田は政治評論家の蓮沼(満島真之介)を呼び出していた。

【民王R】テロ黒幕は財団の成田!貝原も怪しい?

1・2話を観ると、脳波ジャックテロのチップを埋め込んだ人が日本全土に散らばっているような画面を見ていた財団の代表者で冴島優佳を泰山のもとに送った成田が怪しいのですが、1話で直接優佳を泰山に紹介したのは元秘書の貝原(高橋一生)でした。つまり成田の財団と貝原も繋がっているという疑惑が浮かびますね。

でも、優佳が「今、先生に必要なものを持っている」と言っていたのも貝原。そして優佳のおかげで「とりあえず」総理大臣から本当のレジェンド総理になるために本気を出していく泰山の姿を見ていると、貝原=優佳の繋がりは単に師弟関係っぽい感じもします。

ただ優佳に期待していたのは貝原だけではなく成田もです。成田がテロの黒幕だとしたら、優佳に埋め込んだチップで前々から優佳を操っていた可能性もあります。泰山に期待を寄せるように仕向けてから怒りを爆発させて泰山政権を崩壊させることが目的。またはアメリカと組んで日本の政治をむちゃくちゃにするためにやっているのか。

成田については、毎話少しずつ怪しさを出していくのでしょう。

貝原はいつも怪しいので混乱させられますが、定年間近でやる気もなく、忖度としがらみにどっぷりの泰山の目を覚させて日本を改革するためにテロを利用して、民の苦労や悩みを体験させているとも考えられますね。

【民王R】泰山は4人目の銅像になれるか

泰山は、国会議事堂に並ぶ、3人の偉人の銅像の横に1つ空いている場所に自分の銅像を置くことを夢に描いています。
どうやったら並ぶことができるのか――!? 2話のラスト、田中丸の質問に何か答えようとした泰山は5歳の子供と入れ替わってしまいます。

2回めの総理就任を祝福する翔からの手紙に、4人めに並ぶヒントが描かれていたと予想。続きはどこかでまた読まれそうな…気がします。

泰山が4人目の銅像になれるとしたら、それは2度目の総理を立派に務めたから、民の心を知り、真の民王になったとき。とくに秘策はなく、ただ一所懸命頑張るというのが唯一の方法ではないかと思います。

【民王R】最後に総理大臣となるのは?

前シリーズのラストは、泰山が2期目の総理に就任したけれどまた歯に違和感を感じるところで終了。やはり今シーズンのラストも、次の総理大臣が就任したところで終わると思います。そこで最後に総理大臣になるのか誰かを予想してみましょう。

①泰山が三期目を務める
②翔(菅田将暉)が総理大臣になる。翔の子供の頃の夢はお父さんのような政治家になることだったので、翔が政治家になり立候補するという可能性もあるのではないでしょうか。ナレーションで「民の神」と言ってるのも気になりますね。
③貝原が総理になる。貝原には裏方でいてほしい気もしますが、最後にいきなり出馬して当選してあっと言わせるという展開もあるでしょう。

【民王R】の原作は?改変に問題なし?

【民王R(たみおうあーる)】は、池井戸潤の小説『民王』を実写化したドラマ【民王】がベースになっていますが、今回はそのドラマ【民王】がReturn(帰ってくる)・Renewal(リニューアル)・Reboot(再起動)するということ。

タイトルに「inspired by 池井戸潤」とあるように、池井戸潤さんの作品からインスパイアされたドラマになるということです。『セクシー田中さん』の件から原作の改変には視聴者からの注目度も高いですが、今回は池井戸潤さんは改変については次のようにコメントしています。

「総理大臣が誰かと入れ替わることによって初めて気づくことがあると思うし、“誰と入れ替わるか”っていうのが今作『民王R』のキモになるんじゃないかな」

引用元: https://post.tv-asahi.co.jp/post-339067/ (以下同)

クリエイターの方々が想像力を発揮して自由に作れるのであれば、“書いた通りにやれよ”というのではなく、やりたいようにやってもらって、それで日本の映像文化を底上げできるようなドラマになることを期待しています」

「前作は深夜枠だったので、すごく遊んでいましたけど、今回はゴールデン帯なので、どこまでけしからんドラマを作れるのか、これはテレ朝のドラマ制作の方々の胆力が試されているなと思います(笑)。自分の作品というよりは、客観的に楽しもうと思って、大信頼して、お任せしています!

【民王】のネタバレまとめ

2015年に放送された【民王】のネタバレを全話まとめています。前作のおさらいにどうぞ!

1話ネタバレ「組閣」

武藤泰山が念願の総理大臣に就任するが、突然ポンコツ大学生の息子・翔と入れ替わってしまう。

1話あらすじ
任期半ばで政権放棄、そんな無様な総理大臣を2代続けて出した民政党の支持率は、歴史に残る低迷を記録した。戦後3度目の政権交代も危ういどん底の中で総裁選に立候補した武藤泰山(遠藤憲一)は、民政党のドン・城山和彦(西田敏行)に賄賂を渡し、土下座してまでその力を借りて第100代内閣総理大臣に就任する。長年の盟友・狩屋孝司(金田明夫)も官房長官になれることにうれし涙。泰山は狩屋と公設第一秘書の貝原茂平(高橋一生)と高級クラブで祝杯をあげるが、貝原は泰山のポンコツ大学生の息子・翔(菅田将暉)が事件を起こして命取りにならないようにと釘を刺す。

泰山の妻・武藤綾(峯村リエ)は、“約束の1億円”を払わないとこれまでの浮気の数々もぶちまけると泰山を脅す。息子の翔(菅田将暉)は実家を出てから数年になる。

泰山は、翔のバイト先「キッチンやみくも」を訪れる。2階の翔の部屋に乗り込むと2人の女(ラム・マトン)がいた。同棲を疑う泰山だがジェルネイルをしていただけ。新聞を読まない翔は泰山が総理になったことを知らなかった。荷物まとめて家に帰るぞと命じる泰山だが翔は服従しない。

「僕は事件なんて起こしません、お父さんとは違うんです」。

泰山が去った後、翔のゼミの先輩・南真衣(本仮屋ユイカ)がやってくる。真衣は「キッチンやみくも」を経営する闇雲夫婦の姪だ。キレイな真衣に翔はうっとり。店を出ると「キッチンやみくも」のマスター・闇雲渡(原金太郎)が借金返済の期限を待ってくれるよう業者と電話していた。

真衣は後輩の村野エリカ(知英)を「やみくも」に連れてくる。エリカは翔が総理の息子だと知っていて、「気に入らない」となんだかんだ悪く言う。借金の取り立てに来たチンピラが、「300万円を返せ」と催促に来る。ほかの客の迷惑にもなるから帰ってという翔だが、だったら保証人になれとチンピラに吊し上げられ、保証人欄にサインしそうになる。

一方、泰山は国会で江見経済産業大臣(朝倉伸二)が「中小企業は努力が足りない、バカヤロー」と問題発言をしたことについて、ライバルの蔵本志郎(草刈正雄)が追及していた。

ところが翔と泰山の親知らずが同時に痛み始めると、泰山と翔の魂が入れ替わってしまう!

ネタバレを読む

突然のことに何がなんだかわからない泰山と翔。ワニ顔になった翔は倒れてしまう。何とか自宅に連れ帰られる泰山(中身は翔)、翔(中身は泰山)も帰宅する。泰山は翔と入れ替わったと説明するが、綾、貝原、狩屋も呆れ顔。泰山は狩屋と貝原、翔を祖父が残した天守閣風の部屋に連れて行く。本当に2人が入れ替わったのか!? 貝原の質問に正解した泰山に、貝原も狩屋も信じるしかなくなった。

国家存亡の危機に際し、翔は泰山の代わりに総理大臣を演じなければならなくなった。

急にいなくなった翔を心配した真衣から電話がある。闇雲夫婦がケンカしているから相談にのってあげてほしいと。翔(見た目は泰山)は1日総理代行をする代わりに泰山(見た目は翔)に、闇雲夫婦の相談に乗ってあげてと頼む。

泰山は貝原と「キッチンやみくも」へ。経営状況をチェックすると原価率が高すぎるし、潰れるのも時間の問題。銀行からの融資の返済も滞っている。銀行だって利益が大事だという翔に、いつもはもっと親身になってくれるのにと驚く真衣。泰山は名物のカツカレー「娑婆カレー」を味わう。

一方、翔は江見経産大臣と話をした後、ぶら下がり会見で江見の更迭について問われたとき、貝原が作った原稿ではなく、自分の言葉で話し出す。中小企業を営んでいた江見の無二の親友が経営に行き詰まって自殺した。江見は大臣なのに何もできなかったという後悔からあの発言に繋がった。江見は誰よりも中小企業の企業努力に対する思いがあった。頑張ってる人を助けたい…。そう泣きながら話したことでうまくまとまった。

翔の代わりに銀行の就職面接に臨んだ泰山は、貸し渋りについて追及。おおかた君のうちが中小零細企業で復讐するために来たのかと嘲笑する面接官たちに、これが圧迫面接か! 貸し渋りの定義とは何か!? 公的資金を投入されている銀行がそんなことを学生に説明できず態度ばかりでかいとは、上席を呼びたまえ‼️

面接官の上司がやってくる。自分たちが巨額の赤字を抱えたときには平身低頭して国から金を借りておきながら、中小企業には赤字だと金を貸せないと言ってくる。それは国民の利益を本当に考えてのことなのか。現場で身をもって経験すれば、潰してはいけない日本の財産に気づくかもしれない。そういう謙虚な姿勢があんたらにあるのか。

反省のない銀行に明日はなーい!! 面接官たちは圧倒される。

ちなみに「やみくも」のカツカレーは食べたことはあるか。あれは日本の財産だと武藤泰山が言っていたと支店の担当に伝えるように。行員たちがまさか…と書類を見ると、「武藤翔」と書いてある。まさか…!?

行員は「やみくも」のカツカレーを食べる。その美味さに、たしかに日本の財産だと感動し、泰山への評価は見直すが、あの息子は全然ダメだと不合格に。

あとは翔(見た目は泰山)が貝原の書いた原稿を読み答弁すればよかったのだが、翔はあまりに漢字を読めなかった!
未曾有を「みぞーゆー」、直面を「じかめん」、補填を「ほちん」、善処を「ぜんどころ」などと読み違え、笑いものになってしまう。

2話ネタバレ「外交」

絶対に失敗できない、レアメタル主要産出国大統領との首脳会談。泰山たちは「おもてなし」で親交を深めようとする。失敗ばかりの翔だが、最後に大統領の心をつかんだのも翔だった。

入れ替わってしまった武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)。翔は勉強をしてこなかっただけに漢字もろくに読めない。総理としてのスピーチに際し貝原が完璧な原稿を作ったが、あり得ないような読み間違いを連発。狩屋(金田明夫)は「コンタクトがずれていた」などと言い訳をするが、武藤内閣は危機に瀕する。世間からは“武藤総理”ならぬ“ムノー総理”呼ばわりされ笑いものになる。

まさに背水の陣の中、ウズラスキスタン国のガードナー大統領が来日が控えている。携帯電話等に必要なレアメタルの一種である金属ボンジョビウムの輸入交渉は絶対に成功させなければならない。支持率を上げたい武藤内閣は、ガードナーを“おもてなし”するが、実際に対応するのは翔。貝原たちは外交術を叩き込み、真衣が通訳を担当する。

翔(姿は泰山)は、友好的な挨拶をしたつもりで相手の国では無礼な仕草をしてしまったり、日本文化の紹介に相撲の稽古を見学させるものの、体力のない翔は逃げ回り、見た目は翔の泰山が助け舟を出すが、息子に助けられる情けないヤツだと思われたり、用意した“おもてなし”のすべてが裏目に出て機嫌を損ねた大統領が席を立った瞬間も、翔が日本酒をこぼしてしまい、ハンカチで拭こうとするとガードナーの態度が急変する。

内戦が続く中、難民キャンプにいた子供の頃、支援物資の中にあったTシャツのアニメキャラクター「モフモフン」が「大丈夫、大丈夫」と語りかけてくれる気がして励まされたというのだ。それから人々を少しでも幸せにしたいという思いでひたすら走り続けてきたという大統領の話に泰山(翔)は共感して涙ぐむ。プレゼントとして主題歌に合わせてモフモフン体操を披露すると、大統領に初めて笑顔が見えた。友好的な関係は築けたものの、ボンジョビウムの輸入交渉をすっかり忘れてしまった一同。

しかし、ガードナーは、自分は日本のアニメに助けられてきたから今度は自分が日本を助けたいと、ボンジョビウムを日本に優先的に輸出することを約束してくれた。

漢字は読めないし弱虫な翔だけど、人に寄り添えるやさしさが功を奏した回でした。

3話ネタバレ「政敵」

入れ替わりの秘密がわかるが、どうにもできない。翔(見た目は泰山)は長年のライバル蔵本と対決する。ラストに衝撃の事実が判明する!!

あらすじ
武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)の入れ替わり事件には、世界最先端の科学技術兵器が使用されている、と公安の新田刑事(山内圭哉)。防衛省の技術本部で精密検査をすると、体内に脳波を操作するためのチップが埋め込まれている可能性が浮上する。実は泰山と翔はどちらも1週間ほど前に同じ、渋谷の丸山田歯科で親知らずを抜いていた! しかも埋め込まれたチップは、何かの衝撃で爆発する可能性があるため取り除けない。

泰山(中身は翔)には憲民党の蔵本志郎(草刈正雄)との党首討論が迫っていた。泰山(見た目は翔)はこんなバカげたことをするのは、警察官僚上がりの蔵本に違いないと睨み闘志を燃やす。

一方、現代政治学の授業に出た翔(中身は泰山)は、講師でいつも泰山をコケにしている政治評論家・小中寿太郎(六角精児)に、「民政党が政権を取ったら本当に素っ裸で皇居を一周するのか」と質問して貝原に録音させた。同級生の村野エリカ(知英)から誕生パーティーに誘われる。

蔵本は、民政党がピンチに陥ったとき、あっさり裏切り、県民党を立ち上げ、世代交代を旗印に出て行った。関ヶ原でいえば小早川秀秋、人面獣人だと翔に言い聞かせる泰山。

討論会が始まる。貝原がイヤホンでコメントを指示する予定だ。最初は貝原の揚げ足取り作戦で蔵本の「一丁目一番地」発言にツッコミを入れるが、蔵本もブログの発言の揚げ足取りで応戦し、クラノミクスと景気回復を唱える。

泰山(中身は翔)は、若者の貧困について実感のこもった現状を語る。お金がなくても夢がある人を応援する、政治は義理と人情。足の引っ張り合いはやめて蔵本さんには力を貸してほしい。力を合わせれば本当にいい日本になると思うと述べた。

ネタバレを読む

泰山(見た目は翔)と真衣(本仮屋ユイカ)、貝原はエリカの誕生パーティーへ。泰山と狩屋はテレビ局の飲み会へ。男たるもの、と講釈をたれた翔は空手部の男たちにからまれるが、得意の相撲でやっつける。公安の新田が助けに入る。翔はエリカを口説き始める。

翔(見た目は泰山)は女子アナに誘われて2人で二次会に。政治家になりたい、いろいろ教えてほしいと、しなだれかかられるが、翔は拒絶。本当に政治家になりたいなら、真正面から正々堂々とやったほうがいい。女子アナは働く女性の代表だから。いろいろ辛いという女子アナの話を聞いてあげる。

一方、泰山はエリカといいムードになるが、その中身は蔵本だった!なんと蔵本もテレビ討論の1時間前に前妻との娘・エリカと入れ替わっていたのだ!

4話ネタバレ「盟友」

今度は泰山が、真衣の会社が紹介した派遣社員が急に解雇された「派遣切り」の問題を解決!

あらすじ
入れ替わっていたのは、泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)だけではなかった。村野エリカ(知英)と蔵本志郎(草刈正雄)も入れ替わっていた。エリカは蔵本の実の娘…。防衛省の技術研究本部で2人の脳波検査を行うと、泰山と翔に埋め込まれたものと同じチップが蔵本とエリカにも装着されていた。長年政敵としていがみ合ってきた泰山と蔵本だが、入れ替わりテロの犯人を見つけ出すまでは一時休戦して手を組むことにする。

盛り上がる父ふたりをよそに、翔とエリカは憂鬱だ。南真衣(本仮屋ユイカ)から「秘書を辞めさせてほしい」という申し出があり、翔(見た目は泰山)はショックを受ける。その理由は、自分の会社が紹介したシングルマザーの女性が急に解雇されて困っているから事情を聞きに行くという。泰山(見た目は翔)も同行する。

アパレル会社「KIRIZUKI」社長の桐月一郎(越村友一)は、熱を出した子供の世話のためにしばしば会社を休むシンママの山里木綿子(津乃村真子)に派遣切りを言い渡した。たしかに欠勤は多かったが、シンママにとって職を失うのは死活問題。もう諦めると木綿子本人が言っているならほかの仕事を世話すればいいとドライに言う翔(中身は泰山)に真衣は「何もわかってなかったんだ」と翔に幻滅する。

その話を聞いた翔(見た目は泰山)は、真衣を傷つけたことに激怒して父に立ち向かう。相撲でやり合うのも小学生以来か…。息子の本気をみた泰山(見た目は翔)は新田に桐月の調査を依頼する。翔には派遣切りの問題は自分がどうにかするから総理としての仕事をするように命じる。

貝原(高橋一生)と狩屋(金田明夫)は、憲民党のイケメン議員・浜畑稔がSMクラブ通いをしておりその費用を政治活動費から出しているというスキャンダル記事のゲラ刷りを持ってきた。ニヤニヤしている2人。しかし今は蔵本と泰山は一蓮托生、どちらかが潰れるのもまずい。そこに今度は狩屋が3年前に別れた愛人との赤ちゃんプレイスキャンダルがスクープされ大炎上。蔵本とエリカが来て、浜畑のスキャンダルをリークしたのは泰山かと疑いをかける。泰山(見た目は翔)は逆に狩屋のスキャンダルをリークしたのは蔵本だと疑うが、どちらも違う。泰山と蔵本は黒幕を突き止めるために今一度手を組むことを誓う。

狩屋の記者会見。泰山と蔵本は互いを疑うものの、本当の敵は違うと確認する。黒幕は組織かもしれない。泰山と蔵本は手を組み、共同戦線を張ることにする。蔵本は折を見て浜畑を切るからお前も狩屋を切れと言う。狩屋の忠誠心と義理人情を知っている翔は複雑だ。

テレビでは小中が偉そうにまた泰山イジリをしている。泰山(見た目は翔)と貝原は授業中に録った失言をバラしてやるつもりだ。狩屋をクビしなくてもいいんじゃないかと思う翔(見た目は泰山)だが、民政党総務会長の鶴田洋輔(山田明郷)には事前にもみ消せなかった泰山の責任だと言われ、城山副総裁(西田敏行)から「泣いて馬謖を切れ」と伝言も受ける。

真衣の会社のトラブルを調べていた泰山は、かつてKIRIZUKIでスーツを作ったことを思い出す。

泰山と翔は真夜中に貝原にアポ入れを依頼する。人使いの荒い親子だ…。

ネタバレを読む

桐月に山里のことをもう一度頼みに行く真衣。桐月は解雇しようとするが、泰山(見た目は翔)は余裕で笑う。

狩屋のスキャンダルについて答弁をしなければならなくなった翔(見た目は泰山)は、狩屋の妻の話を聞きに行っていた。あれはとっくの昔に一発殴って気が済んだこと。それをこんなかたちで総理のお邪魔になるなんて。どうぞ狩屋をクビにしてください、国民の皆様のことを第一にと頭を下げたという。だからプライベートなことでクビにするのはおかしい。いちばん傷ついた奥さんがそう言ってるのに赤の他人があれこれ言うのはおかしい。狩屋は僕にとって大切な人。狩屋には今の政治を一歩でも前に進めるために官房長官をまったりしてほしい。それで国民がノーと言うなら僕も総理辞めます!

エリカもSM王子の話を聴きに行く。

桐月の会社では、泰山(見た目は翔)が新田のつかんだ社長のスキャンダルを突きつける。社長は仙台の愛人を社員にするために山里を解雇しようとしていたのだ。女性社員なんて若くて笑顔で残業ができればいい、お母さんはいらない。

泰山はさらに山里の優秀な業務成績を突きつける。シングルマザーとして大変なのにいつも笑顔でどれだけ頑張っているかをほかの社員も知っている。それを前社長はわかっていた。会社を私物化するな!だから二世はダメだと言われる。

今の社長は俺だ!と言い返す桐月だが、父親の前社長(大出俊)がやってきて、息子のほうを更迭する。一から修業しなおしてこい! 社長は前社長がまたやることになり、山里の解雇は撤回された。政治も同じだと思う泰山。

蔵本は浜畑と直接話し、SMクラブの交遊費は経費に計上していないことを証明した。業務に支障がない以上、SMクラブにいくのは個人の自由。更迭はないと断言する。

エリカ(見た目は蔵本)は翔(見た目は泰山)のおかげで大切なことがわかった、と抱きつき頬を寄せる。真衣もまた翔(中身は泰山)に抱きつく。「翔くんのおかげで私も救われた。翔くんは特別な人」。それを見た翔はショックを受ける。

5話ネタバレ「革命」

翔が泰山を嫌って家を出た理由と、もともとは仲の良かった2人の絆と夢を描く重要回!

あらすじ
CIAから脳波を入れ替える技術を盗んだ人物が逮捕され、武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)にチップを埋め込んだ丸山田歯科の院長がある人物に接触していたことがわかる。その人物はジャカランダというフリースクールの理事長・黒川(池田鉄洋)。翔は以前に南真衣(本仮屋ユイカ)から、キッチン「やみくも」が炊き出しをするジャカランダでのボランティアに誘われており、それを聞いた泰山は翔のフリをして真衣に連絡し、『武藤総理、フリースクールを視察』の手はずを整える。

ワニ顔の泰山(中身は翔)は子供たちに怖がられて泣かれてしまうが、そこは困ったとときの「モフモフン体操」で乗り切ると子供たちも笑顔になった。

そもそも特定のフリースクールに総理が肩入れするのはどうかと進言する狩屋に、全部でもいいという翔(見た目は泰山)。決められたシステムの中でやるしかない。最大多数の最大幸福、より多くの人の幸せを追求するのが政治だという泰山と翔は対立する。目の前の人1人救えなくていいのかと批判する翔。システムはあるが行き届いていないだけ、理由に財政難を上げる泰山。しかしサミットの社交ディナー予算が3200万円以上もかかるという書類を見た翔は、どこが財政難だとさらにツッコむ。それならお前がやればいい、地盤看板は俺のを存分に使えばいいと言われた翔は、そんなものはいらないと突っぱねる。

就寝時、明日の1限目を落としたら卒業できない、就職の面接もあると翔は念を押す。

居酒屋で飲む貝原と狩屋。なぜ翔があれほど総理を嫌うのかと問われた狩屋は、翔が小学生の頃、綾(峯村リエ)が、泰山が不倫相手に手切れ金を渡すところを見てしまい、夜な夜な泣いていた。それに翔も気づいてしまったからだと説明する。

翌朝、泰山(見た目は翔)は貝原に付き添われて大学へ。浅田瞳(水上京香)から、就職が決まったらデートしてほしいと告られると女好きの泰山は「お互い決まったら、君の瞳に乾杯しよう」といやらしく手を握る。エリカにも男子学生が寄ってくるが、エリカの中身も蔵本(草刈正雄)。「パパ以上の男じゃないと付き合わない」と一蹴する。エリカの顔で迫られた貝原は動揺する。

貝原は、「やみくも」の野菜を食べてにんじん嫌いも克服し、それからその野菜の産地・北海道十勝でボランティアをしたという面接用の翔のメモを見せる。翔はただのバカってわけじゃない。アグリトラディショナルの面接に出向いた泰山は、日本全国の荒れた農地を市民農園として再活用し、長年農業に従事してきたお年寄りに教わりながらおいしい野菜をできるだけ安く全国に届けたいという方針に共感したとアピール。

しかし企業側は利益を追求し、合理的な室内水耕栽培などに切り替える方針。上場企業だから利益を追求しないといけない、君も上場企業じゃなければ受けないだろうと言われた翔は、誰が上場企業だから受けに来たと言った、大事なのは企業理念。若者を失望させないでくれと言った。また落ちたか…と落胆する貝原。泰山は、ジャカランダフリースクールを支援していた企業の担当に頭を下げて頼み込むが、企業側も身内をリストラしている状態だと取り合ってもらえない。

ネタバレを読む

帰宅した翔は泰山に、文部科学大臣が支援できないというのはおかしい、総理大臣ができないのはもっとおかしいと言う。面接の結果がよくなかったと聞いた翔は、どうして僕の将来をめちゃくちゃにするんだと泣く。就職ぐらい俺の会社でも政治家の秘書にでもぶちこんでやると言う泰山に、それが嫌だから家を出た。政治家の汚い世界にどっぷり浸かった父が嫌だった。母・綾の実家の援助があったから議員になれたのに母を振り回して泣かせていた。税金は皆一人一人が必死に働いて収めたお金なのに、なんでそのお金を使って皆が幸せになれないのか。ほんとに困ってる人を助けるのが政治じゃないのか。 お父さんこそ、総理でも夫でも父親でもない。偽物の看板なんだよ、全部!翔は泣きながらそういうと部屋に篭った。

子供の頃、泰山の夢を聞いたことがあった。でも思い出せない…。

泰山(見た目は翔)は蔵本(見た目はエリカ)を飲みに誘う。俺だって頑張ってるのに。昔の俺は今の息子ように青臭く日本を変えてやろうと思っていたのに、ただの職業政治家に成り下がってしまった。息子に、総理大臣なんて看板だけだ、偽物だと説教されて目が覚めた。そんなことは息子の前で言ってやれと蔵本。ただ体は若さを取り戻した!。若さは恋と革命だ!と盛り上がる2人は、ギターを借りて「青春家族」を歌い出す。真衣が店に入ってくる。総理が「イエローキャップキャンペーン」をやりたいと言っているという。黄色いキャップをかぶり国会議事堂の方に向かい大きな声で夢を叫ぶというチャリティイベントだ。エリカや瞳がたくさんの人を連れてきてくれて盛り上がる。

このイベントは各地に広がるが、批判の声も多く上がる。記者の取材を受ける泰山(中身は翔)とキャンペーンのステージに立つ翔(中身は泰山)は夢を叫ぶ。翔の夢は「22歳の自分に戻りたい」、泰山は「総理大臣になりたーい」と叫んだ。翔は子供の頃、お父さんみたいな政治家になりたいと叫んでいたことを思い出す。

22歳の意味は波紋を呼ぶが、政治家を志した初心に戻りたいということだと狩屋がごまかした。その頃、真衣は記者の村井美雪(安藤聖)にUSBを渡していた。

6話ネタバレ「狙撃」

イエローキャップキャンペーンのおかげで支持率アップできた武藤内閣に対し、ネガティブキャンペーンが大炎上。黒幕を知る村井を狙うテロで真衣をかばった翔(見た目は泰山)が撃たれてしまう!

あらすじ
新田(山内圭哉)からの報告。CIAから脳波ジャックの技術を盗んだ元CIA幹部ピーター・ミッチャムに大金を振り込んだ企業トロエビンにたどり着いたが実体がない。同時に脳波ジャックの電波発信元に近づいているという。

「イエローキャップキャンペーン」のおかげで支持率アップと喜ぶ狩屋(金田明夫)。何だかんだ武藤内閣の危機は翔のおかげで乗り越えてきたと貝原。大吟醸で乾杯しようとすると、メールをチェックした翔は驚く。翔のスマホや泰山のパソコンに嫌がらせメールが次々に届き、ネットも炎上。ネガティブキャンペーンが加速している。鶴田洋輔総務会長(山田明郷)から城山和彦副総裁(西田敏行)も大変心配していると電話でプレッシャーをかけてきた。

ネガティブキャンペーンはITに精通した人物か団体が犯人で、脳波ジャックの犯人とも関係がありそうだ。

翔の「イエローキャップキャンペーン」も泰山が大学生の息子にやらせている、つまりヤラセだと噂になる。

緊急表会議が開かれ、政党の幹部から辞職すべきとの声も出るが、狩屋がバッシングの犯人を考案に突き止めさせているところだとなだめる。緊急裏会議。蔵本(知英)、泰山(見た目は翔)、新田。バッシングは身内からのリークが原因だとして、蔵本も犯人候補。保護している間に何も起こらなければ潔白が証明される。

狩屋は貝原と飲みながら探りを入れる。逆に総理になりたいという野心はないのかと言われ酒にむせる狩屋。

泰山は真衣(本仮屋ユイカ)のことも疑う。ネットカフェで検索し翔と泰山の入れ替わり疑惑についての記事を見つけた真衣は、これまでの違和感と重ね合わせる。入れ替わりだとすればしっくりこともある。

そしてまた泰山と翔は入れ替わり元に戻る。歓喜に湧く一同。ただし一時的なものでまたいつ入れ替わるかは予測不可能、蔵本親子は脳波ジャックとは無関係だと新田は説明。そうなると怪しいのはやはり真衣だ。

泰山の妻・綾(峯村リエ)は今のうちに1億円ちょうだいと泰山に迫る。泰山はテレビ演説で危機を乗り越えると決断する。翔のところにはアグリトラディショナルから最終面接の知らせが。お父さん頑張ってくれてたんだ…。万が一に備えて翔にスピーチ原稿を渡しておいた方が〜という貝原だが、泰山は翔の時間も無駄にできないと断った。

翔は真衣を呼び出す。やってきた真衣は、「翔くんのお父さんなのか」と聞く。かなり警戒している。

翔は自分が翔であることを証明しようと、「モフモフン体操」をやってみるがダメ。初めてゼミに出席して学食でごはんを食べた時、翔がにんじんを食べられないことを知った真衣が「キッチンやみくも」のカツカレーを食べさせた。いつも食べられないにんじんが美味しかったという2人だけの思い出を話す。

あのときから僕の人生は変わったんです。何とか自分の気持ちを伝えたい翔だが — —。

ネタバレを読む

泰山は生放送で自分の言葉で話すと決める。「武藤泰山に乗り越えられぬ山はない!」犯人に警告するとともに根拠のないバッシングには屈しないと宣言する。しかし演説のクライマックス「武田信玄の旗印、風林火山」と言おうとしたところでまた翔と入れ替わってしまう。

急に変わった翔におびえて逃げる真衣。翔は警官に止められる。そのうちに真衣は逃げてしまう。一方、演説の途中でまた入れ替わった泰山(中身は翔)は風林火山を、かぜはやし…と訓読みしてしまい、貝原は退場させる。

翔が真衣に発信器を付けていたため、行き先が判明する。真衣は村井を呼び出していた。村井にしか話していないことが載っていたからだ。

村井を「卑怯者」となじる真衣だが、村井は難病を抱えた子供の手術費を支援してくれた人に頼まれたと打ち明ける。しかし敵が翔たちを狙撃する。貝原たちが助けに来るが、真衣をかばった泰山が撃たれてしまう。

病院のICUで治療を受けるがもってあと数時間…。新田は、村井が真衣に渡したUSBには共和党議員の名前が書かれたリストが入っていた。脳波ジャックのオペレーターを捕まえたのでいつでも入れ替わり可能。しかし入れ替われば泰山が死ぬことになる。

しかし翔の魂を死なせるわけにはいかない。泰山は妻に1億円の小切手を渡し、狩屋に別れを告げる。ほかに道はないのかと泣く狩屋。泰山は綾に「翔を産んでくれてありがとう」と告げると新田に入れ替わりを頼む。

そして2人は泰山の体が息を引き取る直前に入れ替わった!?

7話ネタバレ「謀反」

翔(見た目は泰山)は奇跡的に一命をとりとめ、ついに黒幕にたどりつくが、ラストに貝原から爆弾発言が!!

あらすじ
心肺停止で死亡したと思われた泰山だが、入れ替わりは失敗していた。脳波ジャックのパスワードが書き換えられていたからだが、新田が締め上げたオペレーターは何も知らないという。

翔が泰山の体に入ってしまったまま死んでしまう。立て、立つんだショー!と叫ぶ泰山。そんなのイヤ!許さないから!と泣き叫ぶ真衣(本仮屋ユイカ)。

その頃翔は朦朧とする意識の中、三途の川のほとりで泰山に追いかけられていた。「しっかりなさりませ」と真衣が薙刀を振り下ろすと翔は奇跡的に息を吹き返す。

真衣は泰山(見た目は翔)に、村井に渡したUSBデータを渡して謝罪する。でも村井は子供が事故で脊髄損傷して日本には手術ができる医師がいなかったため、仕方がなかったと話していた。村井と一緒にいた男を見かけたが顔は覚えていない。貝原は難しい手術を海外でしたという事実からその男の正体を追うことに。

村井の子供を使う卑怯者、それが政治家ならいつか必ず地獄に突き落とすと泰山。若き日の彼を思い出す綾。

そんな中、総理の死亡説がまことしやかに囁かれるようになる。狩屋は“ふん詰まり”で入院したと嘘をつく。

新田の部下の調べによれば、村井を利用したのは共和党党首の冬島一光議員(猪野学)だった。泰山たちは共和党の事務所に忍びこみ、証拠を探す。泰山と握手した写真の額の裏にあったメモに従って進むと大きな金庫にたどり着く。開けると中は隠し部屋になっていた。蔵本(見た目はエリカ)は大学のオタクたちに色仕掛けでロック解除を頼み、パスワードを抽出させた。

パスワードは「gogomukai」

エベレスト商事による、レアメタルの一種、ボンジョビウムの採掘権の独占に関するプロジェクトの件の書類が出てきた。手提げ金庫には「CMC」の文字が! 冬島は全ての利権を一手に動かす強大な秘密結社CMC(チョモランマ会議)のメンバーだった。ボンジョビウムの輸入優先権を交渉していた泰山が邪魔だったために入れ替わりテロを画策したのだ。

非常ベルが鳴り、冬島と手下が現れる。「さぁ、お前の罪を数えろ」と泰山(菅田将暉主演の仮面ライダーWネタ)。金庫は冬島の手下に奪われるが、なぜかその男が金庫を泰山側に持っていく。男は新田が変装していたもので、公安の刑事たちが冬島たちを連行していく。

翔(見た目は泰山)と真衣。新田によれば、村井は子供に何をされるかわからないから何も話さないという。村井の息子は向井記念病院に入院中だ。

泰山(見た目は翔)は、真衣のUSBに入っていないことのリークもあったので、ほかにも内通者がいるはずだと考える。翔(見た目は泰山)は村井の息子・大地を見舞うが、大地の術後の経過は良好だが、笑顔を見せない。事故でのケガも海外での大手術も大地にとっては大きなストレスになっている。主治医は、結局は誰よりも信頼できる母親のような存在がそばにいることが大事だと言う。

翔と真衣、SPたちは「モフモフン体操」を披露する。ほかの子供たちや看護師たちも集まってくる。大地も笑顔を見せた。

ネタバレを読む

オハラ大統領との会談が迫り、貝原は万が一に備えてルビつきの原稿を仕上げるが、2時間にもわたる首脳会談となると不安なため、貝原がイヤホンで指示することに。翔(見た目は泰山)と真衣が官邸に戻り、大地のために村井を釈放してくれと頼む。政治が働くお母さんの保障をちゃんとやっていれば大地も事故に遭わなくて済んだ。病室で1人弱っている子供を救えなくて何が政治だ!

釈放された村井は、冬島に利用されたのではなく、利用したのは自分だと打ち明ける。民政党より共和党の方がマシ、何もしないよりいいと考えたのだ。泰山は翔の中に若き日の自分を見てうれしくなり、2人は清々しい気持ちで歩き出す。

一方、新田は入れ替わりテロのパスワードを変更したテツオ(柿澤勇人)から聞き出そうとするが、テツオは教えず、自作の世界一難しい知恵の輪を解けたらパスワードがわかるという。

官邸では、首脳会談の準備が進められていた。泰山(見た目は翔)は翔の代わりにアグリトラディショナルの最終面接に行くことに。貝原はマニュアルを渡した。

泰山がオハラ大統領と握手した瞬間、新田が放り投げた知恵の輪が解けたため、パスワードが入力されて入れ替わりが解除された。カラオケ店で「マイウェイ」を歌っていた泰山(見た目は翔)と入れ替わったため、いきなり大統領の前で歌ってしまう。しかしそれはラッキーにも大統領の好きな歌。2人は仲良く一緒に歌い出し、オハラは泰山に好感を抱く。同時に蔵本とエリカの入れ替わりも解除された。

自宅に戻った泰山と翔。泰山は今まで政治人生を支えてくれたことへの感謝を綾に伝える。

万事うまくいきそうになったところ、貝原が思わぬことを言い出す。城山(西田敏行)が新党を結成し、明朝数十名の議員が離党。自分も城山についていくという。もう1人の裏切り者はなんと貝原だったのだ!

最終回ネタバレ「民王」

ついに真の黒幕登場!泰山と翔はこの危機を乗り越えられるのか!?

最終回あらすじ
前進党という新党を結成した城山和彦(西田敏行)は、内閣不信任案を出し解散総選挙を求める。武藤内閣不信任案は可決されてしまう。泰山は解散総選挙に打って出ることを民政党議員に発表するが、負けることがわかっているのに解散総選挙をするのは悪手だという方向に。

大学では小中(六角精児)は相変わらず泰山をムノー総理とバカにする。本当のことを知らないのにと反論する翔だが詳しいことを話せるわけもなく…。城山の新党には江見(朝倉伸二)も加わる。

官邸では、綾(峯村リエ)が鬼の面を付けて薙刀を振り回して泰山に喝を入れる。その姿に感動した真衣(本仮屋ユイカ)も加勢し、真の黒幕を突き止めるべきだと迫る。

泰山は、城山のもとを訪れ、何もかもあなたが仕組んだことかと聞く。漢字も読めなかったし、支持率も上げられなかった、泰山はもう終わっているという城山に、最後はあんたに勝つと宣言する泰山。狩屋官房長官(金田明夫)は明日、内閣総辞職をすると発表。しかしやはり内閣不信任案を可決されたばかりの泰山が首相指名総選挙で勝てるわけがないと批判を浴びる。泰山は蔵本(草刈正雄)とはすでに手を結んだと嘘をつく。

真衣(本仮屋ユイカ)と翔(菅田将暉)は、貝原(高橋一生)が来るはずだと言って城山と蔵本が密談をする料亭に潜り込む。城山は蔵本を次期総理にするからと連立政権にしようと持ちかける。もし歯向かえば容赦しない。障子越しに話を聞いているところに老いた警備員が来るが、それは新田(山内圭哉)の変装だった。

真衣はエリカ(知英)に、城山がすべての黒幕かもしれないと告げる。そして泰山を裏切って城山についたと思われた貝原にも何かありそうだ。蔵本の側近・師岡(四方堂亘)は蔵本を説得にかかる。

新田は、USBの中に城山夫人名義の会社名があったと泰山たちに報告。城山と密談する蔵本はなぜか咳が止まらないが、申し出を受けると意志表明する。そこに翔と真衣が乗り込むが、突然また翔と泰山が入れ替わり、泰山(見た目は翔)は城山を締め上げ、黒幕はお前だと迫る。城山は証拠はあるのか、入れ替わりなんてバカバカしいととぼける。蔵本は「自分の気持ちに正直に生きてみたい」と泰山に告げる。明日の会談のことを告げに来た貝原は翔の姿を見て「チッ」と舌打ちする。

キッチン「やみくも」では、真衣やエリカが、今、自分たちにできることをしようと決意する。

「主要党首集結!!激論ネット会議」収録に臨む泰山、城山、蔵本。泰山(中身は翔)は、短い間だったが、総理になって出会った人が自分を変えてくれた。これまでの党利党略、数の論理、利権、官僚の思惑…、出世。本当は政治家も官僚もこの国をよくしたいという志があったはずなのに。初心に立ち返って本当に困ってる人、制度と制度の間に落ちこぼれて苦しんできた人たちを笑顔にする政治をしたいと語る。

さらに今後は箱物を作るだけじゃなく人材そのものを作る。奨学金制度の見直し、女性の活用を国そのものが本気になって考えると訴えた。

城山は第一に経済政策シロノミクスの実行、第二に働く婦人の応援プロジェクトを約束する。蔵本は、指名総選挙で総理大臣を目指すと宣言する。休憩中、城山は何者かに、また武藤親子を入れ替えたのかと電話している。しれっと視聴者の反応を見せる貝原。ネットでは泰山の言葉に共鳴している大衆も多いが、城山の働く女性応援は口からでまかせだった。

ネタバレを読む

収録後半が始まるが、さっきの城山の発言はピンマイクがオンになっていたため、世間に筒抜け。また翔と泰山の入れ替わりは芝居だった。

武藤家。親子3人で話す泰山たち。山を乗り越えるよりどんな頂を目指すのかが大切なのかもしれないという泰山に翔は考えがあると言う。

翌日の指名総選挙、投票の結果は――!?
蔵本に1票。城山に202票。泰山は270票を集め、次期総理の座をつかんだ。蔵本が総理を目指すというのは芝居 で憲民党党員は泰山に投票したからだ。総理になった泰山は解散総選挙をする…と言いかけるが、その経費は700億円にも上る。このまま泰山に総理を任せていいのかどうか、リアルタイムで国民投票をしてくれと国民に頼む。泰山の続投の賛否に票が拮抗するが、泰山を総理に信任する、が過半数を超えた。

泰山は第101代総理大臣として国民に承認されたのだ。貝原は、「貝原茂平32歳、今猛烈に感動している」と泰山を讃える。そもそも城山に寝返ったと見せたのも泰山を総理にするための作戦だったのだ。

テレビ番組「時事ナックル」では、下平アナ(本人)が、小中(六角精児)が泰山に投票したのを見ていた。また貝原が録音していた「先生はもし民政党が選挙に勝ったら、本当に素っ裸で皇居を一周なさるんですか」「あぁ誓うよ」という翔と小中の発言の音声が出回っているという。

アグリトラディショナルへの就職を決めた翔に、エリカは「あなたは政治家に向いていると思う。10年後、あそこ(国会議事堂)で待ってる。私たちの時代を私たちでつくろうよ」と言った。

真衣はこれから本業に専念すると秘書見習いを下りる。綾から出資してもらった1億円を必ず役立てると誓う。

翔はアグリトラディショナルへの就職が決まった。キッチン「やみくも」で就職祝いが開催される。そこになぜか人気プロレスラーのオカダ・カズチカが登場。店の中がそれで盛り上がる中、真衣は翔にキスをする。

泰山は第101代総理大臣の就任挨拶の最中、またもや違和感に襲われて…。

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「民王R」ネタバレと原作

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