【海のはじまり】10話感想&考察!子供に選択を迫るのはどうなの?
目黒蓮(Snow Man)主演の月9ドラマ「海のはじまり」第10話が9月9日(月)にフジテレビ系で放送されました。
10話では、夏が海に「転校するってどう思う?」と切り出します。しかし海は「やだ」と拒否して…。
夏は海に転校か、離れ離れのままか選択を迫るのですが、子供に選択を迫るのはどうなの?というツッコミも…。
今回は【海のはじまり】10話の感想&考察について紹介します。
【海のはじまり】10話の感想&考察
【海のはじまり】10話の感想&考察です。
子供に選択を迫るのはどうなの?
海ちゃんは、まだ7歳の小学校1年生。そんな子供に転校するか、父と離れ離れのままか、二者択一の選択を迫るのってどうなの?酷じゃない?という感想がSNSで多く挙がっていました↓
子供の意見をちゃんと聞くのは良いけど、子供に選択させるのは酷な気がする。
— つぶやき用 (@tsubuyakisan3) September 9, 2024
そこらへんが夏くんが大人になりきれてない部分なんだと思う。
#海のはじまり
子どもに選択させるのも重要なのかもだけど、酷な選択肢だすな〜
— xyz (@yy2826754094788) September 9, 2024
一緒に暮らせないって言い切りは、子どもからしたら怖いよ#海のはじまり
夏くんがずっと「1人で頑張らなきゃ」って気を張りすぎてるのが気になるし、子供にぜんぶ選択させるのは何かあった時に「夏くんのせいだ」って思わせる逃げ道をなくすし、海ちゃんを子供扱いしないのは夏くんのいいところではあるんだけどたしかにかなりこの先が不安になった、、、 #海のはじまり
— ナツ (@O9Mds) September 9, 2024
夏、将来海ちゃんが自分のした選択に後悔した時に「海自身でした選択だからね」って言うんか?ってぐらい海ちゃんに決めさせるな
— あぬ.* (@yurikago_a) September 9, 2024
海ちゃんが後悔するかもしれない未来のために、「この選択は夏くんのせいだって俺を責めたらいいよ」ぐらい言う覚悟で決めてくれ
#海のはじまり
でも夏くんの家で一緒に暮らすなら転校しなきゃいけない、転校したくないなら今は一緒に暮らせない。どちらか選んでっていったけど7歳の海ちゃんには重い選択だったと思う
— ICHI (@Primula_lotus) September 9, 2024
そりゃヤダってなるよ#海のはじまり
「虎に翼」では大人の責任が描かれた
この子供に選択を迫る場面で思い出すのは連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』のこと。
『虎に翼』では、寅子(伊藤沙莉)の新潟への転勤が決まり、娘の優未がついて行くかどうかの話になった回があります。
そのころ、寅子は家裁での仕事が多忙で、家事をおろそかにしていました。優未と接する時間も少なかったです。そのため、猪爪家では寅子の義姉である花江(森田望智)が家事をしていて、優未の母親のようになっていました。
そんな寅子の状態もあってか、花江の子供たちは優未に残ってほしいと思っていて、優未に決めさせよう!と提案。
すると花江は「おやめなさい!そんな決断、優未にさせないで。この決断の責任はトラちゃんが追うべきよ」と言って、強く反対しました。
一見、子どもに決めさせるのは良いように見えます。しかし大事な選択を子どもに決めさせることは、大人が負うべき責任を放棄しているといえます。
転勤先に行ったあと「自分で決めたんでしょ!」という呪いになりますし。
子どもの意見を聞かないから子どもを尊重していない…ということではなくて、重大な決定は大人が責任を負うべきであるということですね。
水季の教育方針/夏の要望
と、否定的なことばかり言及してきましたが、実は、海の意思を尊重するということは…水季の教育方針でもあるんですよね。
「子どもに選択させることが全て正解なわけでもない」ってのはそう思うし分かるんだけど、夏くんが間違えて暴走しちゃってるわけでなく「水季の教育方針」をとりあえず引き継いでるんだと思いますが。#海のはじまり
— みんたん (@mingtangisready) September 9, 2024
でも、大人が責任を持つべきだ!という意見も納得できます。
そこで、夏と海の会話を振り返ると、「できるだけ長く一緒にいたいから転校してほしいんだよ」と、夏が要望をちゃんと伝えていました。
だから海ちゃんは選択に責任を感じる必要ないです。夏くんに頼まれたからと、大人のせいにしていいと思います。
しかし子供でも、もう少し大人になったら転職で収入や生活が不安定になることが理解できるのでしょうが…。いや、本当の意味で仕事の大変さを実感するのは自分で働いてからですね。
だから、もちろん、7歳の海は転職がどれだけ大変か理解できてないだろうし、小学校の近く(小田原市)で仕事を探せばいいと思ってしまうでしょうけど…。
その点は話さず、転職はできないから、転校か南雲家に残るかの二者択一になったわけですね。そういう事情もあることも考慮したいところ。
まとめると、子供に選択させたといえばそう見えますが、ちゃんと夏は考えて考えて出した2つの結論(転校して同居か、南雲家のままか)を提示しているので、無責任ではありません。また、ちゃんと転校してほしいと要求している点も見逃せないポイントですね。
現実的な解決策の提案
ただ、現実的には南雲家の祖父母にもう少し海ちゃんをお世話してもらっても良いように私(筆者)は感じました。
そして夏は小田原近郊でよい条件の職を探して、転職。仕事に慣れてきたころ、海を引き取って一緒に住めばいいのでは?
あるいは、翔平さんが言っていたように南雲家で祖父母とともに四人で暮らすのもありでは?それなら、家事・家賃・食費などの負担も減りますし、転職して大変でも、精神的にも金銭面でも軽くなります。
なんだか水季が両親に頼らないで小さなアパートで2人暮らしを頑張りすぎて病気に気づくのが遅れてしまったことの二の舞になりそう。娘と2人暮らしにこだわる夏のことが心配ですね。
【海のはじまり】番組情報
<放送日・放送局>毎週月曜21時~21時54分、フジテレビ系
<出演者> 目黒蓮、有村架純、泉谷星奈、木戸大聖、古川琴音、池松壮亮 ・ 大竹しのぶ 他
<スタッフ>【脚本】 生方美久 【音楽】 得田真裕 【主題歌】back number「新しい恋人達に」 【プロデュース】 村瀬健 【演出】 風間太樹(AOI Pro.)、髙野舞、ジョン・ウンヒ(AOI Pro.) 【制作著作】 フジテレビ
画像出典フジテレビ「海のはじまり」