【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】あらすじ!シリーズ過去作をネタバレありで解説
9月27日(金)より映画が公開となる映画【ベイビーわるきゅーれ】シリーズの第3弾【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】のあらすじや見どころを紹介します。
【ベイビーわるきゅーれ】は杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)の脱力系女子殺し屋コンビを主人公にしたアクション映画シリーズです。可愛いヒロインたちからは想像もつかないブラックでバイオレンスな世界観が多くのファンを獲得しています。
本記事では最新作【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】のあらすじを紹介するとともに、シリーズ過去作【ベイビーわるきゅーれ】、【ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー】のストーリーをネタバレありで解説します。また9月5日(水)から放送開始の連続ドラマ【ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!】についての情報も紹介します。
【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】映画予告・あらすじ
<予告>
<あらすじ>
史上最強の殺し屋、現る。
殺し屋協会に所属するプロの殺し屋コンビ、杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)は宮崎県に出張。到着早々ミッションをこなし、バカンス気分を満喫していた。
が、ちさとはとあることに気づく。今日は相棒・まひろの誕生日。しかしこの後は次の殺しの予定が入っていて、プレゼントを用意する暇もない!内心の焦りを隠しつつ、ターゲットがいる宮崎県庁に向かう2人。
チンピラを一人消すだけの簡単な仕事のはずが、指定された場所にはターゲットに銃を向けている謎の男がいた。
男の正体は協会に所属しない、野良の殺し屋・冬村かえで(池松壮亮)だった。
冬村は銃も格闘もナイフも超一流、たった一人で150人殺しの達成を目指す超ストイックな殺し屋。
ちさととまひろは、口が達者な先輩殺し屋・入鹿みなみ(前田敦子)とその相棒・七瀬(大谷主水)とチームを組んで、 “史上最強の殺し屋”に立ち向かっていく…。
【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】キャスト&相関図は下記記事で読めます!
【ベイビーわるきゅーれ】シリーズは何が面白い?抑えておきたい2つの魅力
これまで【ベイビーわるきゅーれ】シリーズをご覧になったことがない方のため、本シリーズの魅力を紹介します。
魅力1:スイーツあり、殺しあり。かわいい殺し屋コンビの、ゆるふわでバイオレンスな日常コメディ
【ベイビーわるきゅーれ】シリーズを語る上で外せないのが主人公の殺し屋ヒロインコンビ杉本ちさと&深川まひろです。
まるで漫画家から出てきたような個性強めな2人を演じるのは髙石あかりさんと伊澤彩織さん。
髙石さん演じるちさとはコミュニケーション能力は高いけど、ズボラでガサツで落ち着きがない性格。伊澤彩織さん演じる深川まひろは運動神経が良くて戦闘力は高いけどボソボソ喋りのコミュ障。でも2人とも殺しの腕はピカイチ。
そんな2人がおうちパフェをしたり、おうちかき氷をしたり、お金がないのでバイトをしたり、おうちおでんをしたり、だらけたり、家事をしたり…。
とても“殺し屋”とは思えないようなゆるい日常はいつまでも眺めていられます。他愛のない会話のシーンにも「結局肉のハナマサのタンが一番うまいんだよね」「安物のラップはゴミだ」といったあるあるネタが散りばめられていて、“殺し屋の価値観に共感する”という奇妙な物語体験も味わえます。
魅力2:ゆるふわヒロインが血まみれで大暴れ!大興奮確実な邦画最高峰のアクションシーン
ゆるい日常が描かれつつも、本作はあくまで“殺し屋もの”。アクションとバイオレンスも大きな見どころです。
身の回りにあるものを使ったクリエイティビティ溢れる戦闘、狭い場所での泥臭い乱闘、銃を至近距離で撃ち合う銃撃戦、スピード感溢れる徒手格闘戦などなど、アクションの魅力がみっちり詰まっています。特に見ていただきたいのは映画第2作目【ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー】序盤に登場する銀行での一戦。固定電話をヌンチャクのように振り回したり、キャビネットの引き出しをトラップにしたりと身の回りにあるオフィス用品などを駆使した戦いは非常にワクワクします。「これを武器に使うという発想が…?」と目から鱗の連続です。
さらに人があっさり死に、たくさんの血が流れるバイオレンスさも本作には欠かせない要素。ちさととまひろはゆるい日常を送っていますが、本職は殺し屋ですから、殺すときは殺します。感情や思い入れは一切なく、直前まで楽しく笑い合っていた相手でも容赦なく殺してしまいます。日常パートとお仕事パートのギャップからくる無情さが、この作品のただのコメディでも、ただのアクションでもない唯一無二の世界観を作り上げています。
【ベイビーわるきゅーれ】シリーズのストーリーをネタバレありでおさらい!
ここではこれまで公開されてきた映画2作のあらすじとネタバレを紹介します。「最新作を見にいきたいけど、見返している時間がない!」という方はぜひここで復習していってください。
シリーズ第1作目【ベイビーわるきゅーれ】あらすじ&ネタバレ
杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)は、高校卒業を控えた殺し屋コンビ。所属する組織の決まりにより、2人は高校卒業後は社会人として自立しなければなりません。しかし組織から委託された人殺し以外に生きていく術を持たない2人は、お互いに1人で生きていくのは無理だからと組織のサポート担当・須佐野(飛永翼/ラバーガール)に言われてルームシェアをすることになりました。
突如として放り出された表社会で公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく2人。ガサツだがコミュ力の高いちさとが早々にバイトを見つけて働き出すのに対し、コミュ障で卑屈なまひろはバイト探しにも苦戦。
そんななか、2人は組織からの依頼でこなした殺しをめぐり、ヤクザ・浜岡(本宮泰風)らに狙われることになります。
どうしてもバイトが見つからないまひろは思い切ってちさとと同じバイト先に挑戦してみます。しかしそこはコミュ力と愛嬌が求められるメイド喫茶。同僚メイドに馴染みまくるちさとに対し、輪に入れないまひろ。ネガティブを強めていくまひろは、ちさとに態度を咎められたことに腹を立て、2人の仲は険悪に。あわやルームシェア終了、という事態にまで陥ります。
そんななかちさとのバイト先にヤクザの浜岡とその息子・かずき(うえきやサトシ)がやってきます。浜岡は新しいシノギとしてメイド喫茶に目をつけたのでした。しかしメイド喫茶の独特な世界観と、自分のテーブルを担当したメイドのミスにより、浜岡は激怒。店のメイドたちを売り飛ばそうとします。ところが出勤していたちさとは息子・かずきの銃を奪って勢い任せにヤクザ親子を射殺するという急展開で事態は収束。一件落着ですが、ちさとはさすがに店に居続けることができなくなってしまうのでした。
帰宅したちさとを待っていたのは、時間が経って冷静になったまひろ。まひろはちさとに自分の振る舞いを謝り、ケーキを食べて仲直りしようとします。しかしそのタイミングでちさとのもとに電話が。相手は浜岡の娘であるひまり(秋谷百音)でした。過去にちさとと接点があったひまりは、父と兄の死体についた匂いから、2人を殺したのがちさとであると見抜き、彼女を殺すべくアジトに呼び出したのでした。
さすがに1人で敵地に乗りこむのは心許ないちさと。まひろと連れ立ってひまりが指定したアジトへ向います。そして激しい銃撃戦や格闘戦のすえ、強敵ジャージ男・渡部やひまりを殺し、アジトを壊滅させるのでした。
その後、日常に戻った2人が、これからも一緒にルームシェアをしながら生きていくことを匂わせ、物語は幕を閉じます。
シリーズ第2作目【ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー】あらすじ&ネタバレ
殺し屋協会のアルバイト殺し屋・神村ゆうり(丞威)と弟の神村まこと(濱田龍臣)は途方に暮れていました。せっかく仕事をこなすも上からの指令ミスでバイト代がもらえず、生活がままならない。正規の殺し屋ならこんな目には合わないのに…そんなとき神村兄弟は仲介役の赤木(橋野純平)から「ちさととまひろを殺してポストを奪えば、正規の殺し屋に昇格できる」という噂を教えられ、作戦実行を決意します。
一方その頃、社会不適合な殺し屋コンビ・杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)も途方に暮れていました。
ジムの会費や保険のプラン変更などの滞っていた支払いが一気に押し寄せ、先延ばしにしまくっていた末にギリギリのタイミングで銀行に駆け込みセーフ…と思いきや運悪く銀行強盗に鉢合わせてしまうのでした。振り込み期限に間に合わせるために協力して銀行強盗を退ける2人でしたが、その勝手な振る舞いを組織に咎められ、謹慎処分を受けてしまうことに。
ちさととまひろは商店街で着ぐるみバイトを始めますが、給料は雀の涙。謹慎前とは天地ほども違う極貧生活。おまけにちさとは一攫千金を狙って給料を賭け将棋に突っ込む始末。険悪になった2人は着ぐるみのまま殴る蹴るの大喧嘩を繰り広げてバイトをクビになってしまいます。おまけに弱り目に祟り目。そこを神村兄弟に狙われるのでした。
神村兄弟の襲撃をあっさりやり過ごし、返り討ちにする2人でしたが、呼び出した処理係の田坂(水石亜飛夢)らの相手をしているうちに、意識を取り戻した神村兄弟に逃げられてしまいます。おまけに追いかけていった田坂が、兄弟に銃撃されて負傷するという事態に。
田坂の仇を撃つために兄弟を追いかけるちさととまひろ。そしてこの襲撃失敗により神村兄弟が正規の殺し屋を狙っていたことがばれ、仲介役の赤木が殺されます。神村兄弟も協会の粛清対象になるのでした。
やがて定食屋で鉢合わせた4人は一触即発の事態になるも、隙をついて兄弟が逃走。ちさととまひろは2人を追って廃車置き場へ。そして念の為にダメ元で担当仲介役の須佐野(飛永翼/ラバーガール)に連絡を入れると、兄弟殺害の許可が出ます。それどころか須佐野と一緒にいた田坂にも頼まれ、2人はともに兄弟との最終決戦に臨みます。
ちさとと弟・まことがともに負傷で動けなくなり、勝負はまひろとまことのタイマン勝負にもつれ込みます。格闘戦のすえに僅差で勝利したのはまひろ。そして本気の殺し合いを通じて奇妙な友情が芽生えた4人は、ちゅーる片手にしばし歓談します。しかし4人はそれぞれターゲットと殺し屋。どこか似たところもある相手を、温情で生かしておくことはできなません。ちさととまひろはそれぞれ銃を構え、やり切った様子で笑い合う神村兄弟を射殺するのでした。
連続ドラマ【ベイビーわるきゅーれ エブリデイ】が9月5日(水)から放送開始!
9月4日(水)深夜1:00からはシリーズ初の連続ドラマ【ベイビーわるきゅーれ エブリデイ】が放送開始されます。
27日(金)公開の最新作【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】に先立って放送となる本作。物語はどのちさととまひろの“どの時点”を描いているのかは明らかになっていません。映画の前日譚なのか、後日譚なのか、あるいはそれ以外なのか。映画への期待を高める前日譚は嬉しいですが、映画鑑賞後のロスを埋める後日譚も捨て難いです。いずれにせよ楽しみですね。
キャスト陣は映画から引き続いて髙石あかりさん、伊澤彩織さんらが出演するほか、ドラマ版キャストとして草川拓弥さん、本田博太郎さん、柄本時生さんが新たに参戦。
草川さんは殺し屋協会の一大プロジェクトを仕切るプロジェクトマネージャー・夏目敬、本田さんは夏目のボスで全国2位の腕を持つ伝説の殺し屋・宮原幸雄、柄本さんは、ジョブローテーションによってまひろとコンビを組むことになった“粛清さん”・日野彰を演じます。柄本さん演じる日野の“粛清さん”という役職は、映画第2作でちらりと伏線が張られていました。普通の殺し屋と何が違うのか、注目です。
そしてドラマ版で気になるのが「本当に地上波で【ベイビーわるきゅーれ】の世界観を放送できるの??」という点です。
【ベイビーわるきゅーれ】シリーズの見どころといえばゆる〜い2人のブラックなユーモアとバイオレンスなお仕事シーン。あっさり人が死にたくさん血が流れる【ベイビーわるきゅーれ】は、地上波でどこまでやれるのでしょう。予告を見る限りではアクションシーンは申し分なし、ゆるい空気も映画のまま、あとは出血だけです。
ドラマ各話のネタバレなどは別の記事で紹介していくので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】公開日・スタッフ・主題歌
【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】は9月20日(金)から物語の舞台・宮崎で先行上映が開始され、9月27日(金)から順次全国の劇場で公開されます。主題歌は女王蜂の「狂詩曲」、挿入歌は忘れらんねえよwithちさと&まひろ(fromベイビーわるきゅーれ)による「そっか、自由か。」に決定しています。
タイトル | 【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】 |
公開日 | 9月20日(金)宮崎先行上映/9月27日(金)全国順次公開 |
出演 | 髙石あかり 伊澤彩織/水石亜飛夢 中井友望 飛永 翼(ラバーガール)/大谷主水 かいばしら カルマ Mr.バニー/前田敦子/池松壮亮 |
監督・脚本 | 阪元裕吾 |
アクション監督 | 園村健介 |
音楽 | SUPA LOVE |
主題歌 | 女王蜂「狂詩曲」(Sony Music Labels Inc.) |
挿入歌 | 忘れらんねえよwithちさと&まひろ(fromベイビーわるきゅーれ)「そっか、自由か。」(Bandwagon/UNIVERSAL MUSIC) |
配給:渋谷プロダクション
Ⓒ2024「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会