【夏目アラタの結婚】あらすじ&ネタバレ!結末と真相は?柳楽優弥主演で実写化
9月6日(金)より実写映画が公開となる漫画【夏目アラタの結婚】のあらすじとネタバレを紹介します。本記事では原作漫画の結末と真相に触れ、映画のストーリを予想します。
本作の原作は、ドラマ化もされた人気作【医龍】などを手掛けた乃木坂太郎元ヤンキーの児童福祉相談員の主人公が、日本で最も有名な連続殺人鬼に結婚を申し込むという未体験の獄中サスペンスです。主人公・夏目アラタ役を柳楽優弥さん、殺人鬼ヒロイン・品川真珠(しながわ しんじゅ)役を黒島結菜さんが演じます。
キャストは他にもそのほか中川大志さん、丸山礼さん、立川志らくさん、福士誠治さん、今野浩喜さん、佐藤二郎さん、市村正親さんが出演。実力派キャスト陣に注目です。
【夏目アラタの結婚】映画予告・あらすじ
本予告
あらすじ
──俺と、結婚しようぜ。
元ヤンキーの児童相談員・夏目アラタ(柳楽優弥)は、“品川ピエロ”の異名を持つ連続殺人鬼であり、今は獄中の死刑囚・品川真珠(黒島結菜)に“プロポーズ”を切り出します。
その目的は真珠と親密になり、未だ見つかっていないバラバラ殺人の被害者の首を見つけ出すことでした。
彼女と会って話せるのは毎日1回20分。その短い時間の中、アクリル板越しに行われる真珠との駆け引きに翻弄されるアラタは、やがて彼女のある言葉に耳を疑うことにーーー。
「ボク、誰も殺してないんだ。」
プロポースからはじまった、予想を超える展開。真珠の無実を信じる弁護士・宮前光一(中川大志)が現れ、職場の先輩・桃山香(丸山礼)は真珠に心酔し、“死刑囚アイテムコレクター”を名乗る謎の人物・藤田信吾からは不気味な忠告を受けます。
日本中を震撼させる2人の結婚は、生死を揺るがす“真相ゲーム”の序章にすぎなかったのです…。
【夏目アラタの結婚】キャスト&相関図は下記記事で読めます!
【夏目アラタの結婚】原作ネタバレあらすじ
ここでは原作漫画【夏目アラタの結婚】のあらすじをネタバレありで紹介します。アラタと真珠は最後どうなるのか?真珠が起こした事件の真相は?
【夏目アラタの結婚】品川真珠に隠された秘密
【夏目アラタの結婚】は児相職員・夏目アラタと“連続殺人鬼・品川ピエロ”の異名を持つ死刑囚・品川真珠が塀の外で結婚するまでの物語です。
品川真珠からバラバラ殺人の被害者の首のありかを聞き出すため、彼女と結婚までした夏目アラタ。面会や公判を通して品川真珠のことを知っていく中で、アラタは真珠の出生の秘密を知ることになります。彼女には実は赤ん坊の頃に亡くなった姉がおり、“品川真珠”とは姉の名前でした。アラタと出会った時点で21歳だった彼女は、事件当時は20歳。しかしもしも死刑囚として捕まっている真珠が姉ではなく“妹”だとしたら、姉妹の年齢差は約2歳。真珠は現時点で未成年であり、犯行当時はさらに年齢が下である可能性が生じたのです。
真珠の私選弁護士・宮前光一によると、起訴された時点で未成年であった可能性がある以上、真珠を死刑にすることはできないとのこと。そしてその予想通り、彼女を“死刑”とした判決は取り消されます。起訴が無効になったあと、再逮捕の令状が出るまでのわずかな隙をつき、アラタは宮前の手を借りて、“釈放”された真珠をバイクに乗せて逃走します。
さらに逃避行の最中に真珠の母親が残した携帯電話から、真珠の父親の正体も明らかになります。真珠の父親は宮前だったのです。しかしこの事実により、不明だった真珠のおおよその生年月日が判明。彼女は犯行当時、すでに18歳以上であったことが確定してしまいます。年齢が二度にわたって覆ったことになります。改めて裁判が始まれば、3人を殺してしまっている以上、今度こそ真珠は死刑を免れません。その事実を知った真珠は、アラタと宮前を置いて再び逃走します。
【夏目アラタの結婚】物語の結末と真相
アラタは宮前とともに一か八かで真珠がかつて母親と暮らしていたアパートに向かいます。2人は真珠が被害者の妹・沙菜と対面しているのを目撃し、さらに真珠が沙菜の兄・周防に下した最期を知ります。実は真珠は周防を殺したのではなく、彼の自殺を幇助したのでした。そしてそれは残る2人も同じでした。さらに真珠が周防のことを“好きだった”と悟ったアラタは、真珠と沙菜の間に割って入ります。宮前の車を借りて再びの逃避行に出たアラタは、真珠とともに分離帯のガードレールに突っ込んで大怪我をします。
病院に搬送され1カ月後に目を覚ましたアラタは、先に意識を取り戻していた真珠から宮前光一経由で「離婚届」を受け取ります。その後3件の自殺幇助の罪などで起訴された真珠。裁判員裁判で事件の詳細を詳らかにすることで彼女が自らの人生を全て終わらせようとしていることに気がついたアラタは、真珠に最後の面会を申し込みます。そして2人に与えられた最後の15分。アラタはその中で真珠との一件を通じて気がついた自身の弱さと、真珠への想いに気がつき、今度は計算ではなく心の底から彼女に「愛」を伝えます。そしてそんなアラタの気持ちに対して真珠は「ここを出たら、ボクと結婚しよーぜ!!」と応じるのでした。
やり直された裁判の結果、真珠の判決は死刑から「懲役12年」に変わります。そしてラストで時間は一気に9年後へと飛び、仮釈放中の品川真珠と、児童相談所で出世した夏目アラタとが幸せな結婚生活を送っている姿が描かれ、物語は幕を閉じます。
【夏目アラタの結婚】映画ストーリー予想
映画では原作通り真珠の死刑判決が覆って懲役刑だけで済み、塀の外に出てきてアラタと結婚生活を送る、というところまでしっかり描かれるのではないかと予想します。しかし原作漫画は全12巻と、長くはありませんが、120分にすべてを詰め込むのは難しいボリュームです。となるとキャラクター・エピソード単位でのカットが行われるでしょう。
確実にカットされそうなキャラクターは2人います。1人目は被害者の1人である周防英介の妹・沙菜です。原作漫画ではアラタに協力し、エピローグまで絡んでくるキーキャラクターですが、本予告やホームページにはそれらしき人物が見当たりません。2人目に挙げるアラタの母・寺井綾子も同様です。原作では中盤以降アラタの相談役として登場し、アラタと真珠の逃避行のクライマックスにも関わってきます。原作漫画では両キャラクターともに欠かせない役割を担っていましたが、それぞれのエピソードと役割が綺麗に仕上がっているため、彼女たちの登場シーンを丸ごと削っても本編への影響はあまりない可能性が高いです。なので2人の登場シーンは全編カットされるか、あるいは別のキャラクターに断片的に役割が盛り込まれるのではないでしょうか。
【夏目アラタの結婚】公開日・スタッフ・主題歌
【夏目アラタの結婚】は2024年9月6日(金)より全国劇場で公開されます。監督は【TRICK】シリーズや【SPEC】シリーズなどを手がける堤幸彦さん。主題歌はオリヴィア・ロドリゴさんの「ヴァンパイア」に決定しています。
タイトル | 【夏目アラタの結婚】 |
公開日 | 2024年9月6日(金) |
出演 | 柳楽優弥 黒島結菜 中川大志 丸山 礼 立川志らく 福士誠治 今野浩喜 平岡祐太 藤間爽子/佐藤二朗/市村正親 |
監督 | 堤幸彦 |
原作 | 乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」(小学館ビッグコミックスペリオール刊) |
脚本 | 徳永友一 |
音楽 | Gabriele Roberto A-bee ノグチリョウ |
主題歌 | 「ヴァンパイア」オリヴィア・ロドリゴ(Universal International)/映画オリジナル日本語歌詞訳監修 乃木坂太郎 |
©乃木坂太郎/小学館 ©2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会