【科捜研の女2023】第1話のネタバレと感想・シリアスマリコから元に?

沢口靖子主演の人気ミステリードラマ【科捜研の女2023】が今年も帰ってきました。新シリーズは、新たにテレ朝の刑事ドラマの「伝統枠」の水曜夜9時(初回2時間SPは8時開始)に移行。法医研究員・榊マリコ()が、科学や法医学などの専門技術を駆使して、事件の真相に迫ります。
この記事で【科捜研の女season23(2023)】第1話ネタバレと感想をお届けます
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目次

【科捜研の女2023】第1話あらすじ

インテリアショップの経営者宅に2人組の覆面強盗が押し入り、鉢合わせした主人が殺害される事件が起きた。榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは遺留品の鑑定のほか、認証技術を駆使して容疑者の追跡を開始。土門薫(内藤剛志)は、所轄の刑事・阿久津誠也(徳重聡)と組んで捜査に乗り出すが、被害者の妻に事情を聴いたところ、事件の夜は夫婦そろって旅行に出かける予定だったとわかる。夫が発熱したため急きょキャンセルしたというが、犯人は留守にする情報を入手し狙っていたのだろうか…!?
そんな中、マリコは犯人が残した手袋から指紋の採取に成功。それが2年前に起きた未解決の“警察官かたり詐欺事件”の容疑者と一致する。この詐欺事件は、京都府警捜査二課刑事の母親が警察官を名乗る詐欺犯にだまされて現金を奪われたというもので、被害に遭ったのはほかでもない阿久津の母・敏子(市毛良枝)だった。阿久津はかつて特殊詐欺などを扱う二課の敏腕刑事だったが、敏子が遭遇した被害が二課の一員としてあるまじき失態ととらえられたのか、事件直後、所轄署への異動を命じられたという。
マリコと君嶋直樹(小池徹平)は、手袋を残した犯人が2年前の詐欺師と同一人物か確認するため敏子のもとを訪問。しかし、敏子は詐欺に遭った恐怖から疑い深くなっており、マリコたちを詐欺師の仲間と勘違いして大騒ぎして…!?
その後、事件を追うマリコの目の前で爆破事件が発生し、第二の被害者が…! すべては謎の指示役“X”の仕業なのか…!? マリコと土門は事件の背後に見え隠れする黒幕Xを追う。

【科捜研の女2023】第1話のネタバレ!

目出し帽の2人組が強盗殺人

<8月6日 22:04>
「Paso glaf」というアプリで指示を受けた目出し帽の2人組が、本並邸に侵入する。誰もいないという情報で盗みに入ったが、家人である主人がいて、揉み合いに。主人は太った犯人にダイブされてしまう。帰ってきた妻は近所に助けを求め、ちょうど犬の散歩から戻ってきた青木(行澤孝)の連れていた犬が痩せた犯人に襲いかかり、手袋を奪う。科捜研の榊マリコ(沢口靖子)は自転車で現場へ到着する。そこには所轄の阿久津刑事(徳重聡)がいた。本並は死亡していた。
<8月7日 9:30>
下鴨強盗殺人として捜査本部が立った。土門刑事(内藤剛志)も、阿久津らと動く。本並は胸部圧迫の窒息死だった。犯人が体重をかけて、圧死させた可能性が高い。妻によると、当日は旅行へ行く予定だったが、夫は体調を崩して自宅にいたといい、妻は買い物帰りに事件に遭遇した。隣人で製造業のコンサルタントをしている青木の愛犬は犯人を追いかけていたが、近くの交番で保護され、犯人の手袋を咥えていた。科捜研の調査で、下足痕は2人で、体格のいい男と細い男。目出し帽を脱いだ2人とも顔が防犯カメラ映像で判明していた。科捜研の女

警察官かたり詐欺事件と関係か

犬の咥えた手袋から検出された指紋には前歴があった。警察官かたり詐欺事件の犯人と一致したのだ。

2年前に洛西に住む年配の女性、敏子(市毛良枝)のもとへ、警官を名乗る電話があった。敏子の息子は府警の捜査二課の刑事だが、電話の主は、息子さんに迷惑がかかり、出世にも響くかもしれないので、目立たぬようにと指示。自宅に現金を置いているのを確認しに来る。逮捕した犯人が侵入した可能性があるといい、証拠品を預かると持ち逃げされた。そのニセ刑事と指紋が一致したのだ。

マリコがその話をしていると、阿久津が、その騙されたのは私の母だと明かす。しかも、阿久津はその影響か、二課から所轄へ異動になっていた。今回も、捜査から外されそうになるが、佐伯本部長(西田健)が続行を命じる。

その頃、マリコに母(星由里子)から電話が入る。間取りとか調度品とか、いつ家に帰ってくるかなど変な電話がかかってきたという。

阿久津刑事の母は猜疑心で

阿久津の実家へ向かうと、防犯カメラがずらり。母の敏子はマリコを泥棒扱いしてしまう。阿久津が駆けつけ、ことなきを得るが、母は詐欺に遭ってから猜疑心が強くなっていた。

アポ電強盗の手口で、マリコの母の電話もひょっとするかもしれない。

本並の妻、圭子(小橋めぐみ)は誰かが在宅の有無を確認するようなことはなかったという。金持ちの家として目をつけられるようなこともないという。しかし、隣人は、骨董屋と付き合いがあると明かす。

体格の大きい犯人は摂津富田駅で降車したことが確認され、土門が逮捕する。男は芦田勉(森田甘路)。もう一人の男の分も含め、指示役からの連絡で、スマホ2台と本並家の家の鍵も所持していた。アプリで指示されたといい、もう一人とは事件当日初めて会ったといい、途中でタクシーに乗って逃走した。

スマホのアプリは削除するように指示を受けた。復元できない海外製で、指示役を辿るのは難しい。サイバー対策課の吉崎(奥田恵梨華)がスマホを調べると、元の持ち主はロンドンにいる可能性が高いという。

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天橋立で犯人が爆死

<8月8日 10:21>

土門は、佐伯の了承のもと、蒲原(石井一彰)をロンドンへ向かわせる。もう一人の犯人は太秦駅前から天橋立へ向かったことが判明する。

<13:41 天橋立>

ドローンの飛行許可を取り、観光客の中から顔認証ドローンで犯人を探す。ケーブルカーに乗る犯人。阿久津とマリコはリフトで追う。そして山頂付近で、土門と阿久津が挟み討ちに。その時、男が持っていたカバンが爆発、男は死亡してしまう。指が焼けただれて、指紋がとれない状態だが、マリコらは所持品などの分析を進め、指紋を採取することに成功し、2年前のかたり詐欺警官と一致した。

犯人は伊藤剛一(篠原悠伸)。

土門は、指示役をみつけないと、操られているような気がする、と苛立つ。指示役の狙いは本当に金だったのか?

阿久津は、不安を隠せない母からの電話に苛立っていた。

一方、蒲原はイングランド・コッツウォルズに到着。しかし、スマホを送った人物は見つからない。たどり着いたのは、私書箱を管理する会社。転送専門の私書箱の会社だった。私書箱は嘘の名前と住所で契約。契約した人物はネイティブの英語ではなかったという。

マリコは、伊藤がケーブルカーでカバンを受けとった可能性があることから、日野所長(斉藤暁)らと下足痕を追う。

そんな中、再び、マリコに母から電話が入る。

伊藤の下足痕からすずとニッケルが検出される。天橋立近くには、メッキ工場があった。

<8月9日 15:51>

メッキ工場を調べると、ほぼ誰も出入りしない閉鎖された工場で、伊藤ともう1人の下足痕があった。最終的にどちらも走っており、前日巡回があった際、逃げた可能性が高い。その時、伊藤と容疑者Xは会っていたのだ。だが、Xは別の歩き方の痕跡があり、ここに2回来た可能性が高い。それは伊藤に会う前か後か。

そんな中、吉崎が指示役がスマホで連絡をとったのは洛西総合運動公園から発信されていたことを突き止める。時間はちょうど、伊藤たちが本並宅に侵入したころのことである。

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容疑者Xの下足痕を特殊ドローンで

運動公園は阿久津刑事の実家の近くで、当日はナイトウォークイベントが開かれ大勢の人で溢れていた。しかし、この中に指示役をいると確信するマリコ。顔がわからなくても、下足痕はわかるはずという。所長は不可能だというが、指示役の下足痕にはすずとニッケルが付着しているはずと主張する。

マリコの意見に、君嶋(小池徹平)は電磁スペクトルカメラを搭載したドローンを用意する。

<8月10日 5:32>

所長は、この段階ですずとニッケルが付着しているはずがないというが、公園でヒットした。以前にも天橋立のメッキ工場にいたのだ。Xが指示役で間違いない。さらに、その後、車で移動したことも判明。白髪の毛髪も見つかる。

鑑定の結果、それは犬の毛だった。

マリコと土門は、本並の妻に夫婦で旅行へ行くことを知っていたのは誰か尋ねる。

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そして指示役の真犯人は

それは隣人の青木だった。

事件の際、Nシステムで犬の散歩を終えて、公園から自宅へ戻ってきたことを確認。天橋立の爆発の際にも、ケーブルカーの近くにいたことも判明した。

本並家の猫が家に侵入するようになり、母の形見の壺を割られた青木は、苦情を言うと、骨董屋を呼んで勝手に査定された。その恨みから、犯行を計画。本並の妻に会った際、鍵の番号を覚えて複製した。メッキ工場は、コンサルタントの青木が工場の有効利用を相談されていたところだった。

しかし、犬の散歩から帰った際、鉢合わせした伊藤に声で指示役だと気づかれ、脅された。そのため、爆発物を持たせたという。

阿久津の母は、事件解決に号泣する。

騙されて、息子に迷惑をかけたのが辛かったからだ。

しかし、阿久津は、母をこんなふうにさせたのは自分で、孤立した母の気持ちなんて考えてやれなかったと、母に謝る。

「詐欺は家族の絆さえ奪う。その絆が事件で奪われたなら、事件が解決すれば修復できるわよね」とマリコ。

土門は、マリコの母の件はアポ電ではないのかと心配する。

「土門さん実は引っ越しの電話だったの。見積もりを頼んで、

知らない人から家にあるものとか家族構成とか色々聞かれるから」

だが、「引っ越し止めたの。父さんの帰る家がなくなるから」

「お前が帰る家もだろ」。

その時、イングランドの蒲原から土門に電話が入る。土門は「有給休暇たまってるだろ、ゆっくりしてこい」と話すのだった。

【科捜研の女2023】第1の感想とまとめ

前シーズンは、シリアスでややダークなトーンだった科捜研ですが、今回は元のバージョンに戻ったのか。軽妙さもあり、見やすい演出に戻りましたね。

事件は、今時のアプリで指示される素人的犯行の際、誤って殺害してしまうという展開。初回2時間スペシャルにしては、やや単純な展開でしたが、その後、蒲原刑事はイングランドへ飛び、マリコたちは天橋立へ。イングランドへ行くほどのことはないのに、京都府警の予算大丈夫でしょうかw 所長はドローンの経費を心配していましたがw

真犯人の動機も、ツボを割られた腹いせという点は少し物足りなかったですが、なんだか観ていて安心感のある展開でしたね。

記事内の画像はABCテレビ「科捜研の女2023」の公式サイトより

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