【ソロ活女子のススメ3】10話ロケ地・ネタバレ・感想|東京国立博物館で妖精(要潤)と出会う
【ソロ活女子のススメ3】第10話が6月7日深夜に放送されました。
第10話で五月女恵(江口のりこ)が訪れたのは、2022年に創立150周年を迎えた東京国立博物館です。恵は、今回「教科書で見たことがある本物を見てみよう」というテーマで国内最大級のミュージアムを見て回りますが、そこでひとりの男性客(要潤)に話しかけられます。
テレビ東京水ドラ【ソロ活女子のススメ3】第10話「ソロミュージアムで自分の感受性くらい…」のロケ地、ネタバレ、感想をお届けします。
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【ソロ活女子のススメ3】第10話ロケ地
五月女恵が訪れたのは東京国立博物館
今回五月女恵がやってきたのは、国内最大級のミュージアム「東京国立博物館」です。
東京国立博物館は、日本と東洋の文化財(美術品、考古遺物など)の収集保管、展示公開、調査研究、普及などを目的として独立行政法人国立文化財機構が運営する、日本の国立博物館。
東京都台東区の上野恩賜公園内にあります。
1872年(明治5年)に創設された日本最古かつ最大の博物館であり、本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館その他の施設があります。
本館では日本美術を、平成館では日本の考古を、東洋館では東洋美術、法隆寺宝物館では法隆寺献納宝物を展示しています。加えて、特別展、催し物会場となる表慶館、敷地外に洋画家黒田清輝の作品を展示する黒田記念館があります。
150年にわたり受け継いできた収蔵品は現在約12万件。このうち国宝89件、重要文化財649件(2023年4月現在)と質・量ともに日本を代表するコレクションです。
おもにこれら収蔵品や寄託品で構成される「総合文化展」(平常展)では、常時3,000件を展示しています。
ほぼ毎週、どこかの展示室で展示替えが行われていて、その数は年間約300回。
何度来ても新しい発見がある博物館です。
東京国立博物館
◆開館時間:9時30分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)
◆休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、
2023年12月19日(火)、年末年始(2023年12月25日(月)~2024年1月1日(月・祝))。
その他、臨時休館・臨時開館あり。
◆総合文化展観覧料:一般1,000円 大学生500円
◆電話: 050-5541-8600(利用案内や展示・催し物に関する問い合わせ)
03-3822-1111(その他の問い合わせ)
◆住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
◆アクセス
◎公共交通機関を利用する場合
・JR上野駅(公園口)、または鶯谷駅(南口)下車 徒歩10分
・東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
・京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
・台東区循環バス東西めぐりん「上野駅入谷口」または「JR上野駅公園口」バス停から「上野公園経由・三崎坂往復ルート」のバスに乗車し、「東京国立博物館前」バス停下車。
◎車で来館の場合
首都高速道路 上野線 上野出入口 5分
◆駐車場:なし(駅周辺の駐車場をご利用ください)
◆公式サイト:東京国立博物館
五月女恵がケーキセットを食べたレストラン
恵がひと休みしたのは、東京国立博物館内にある「ホテルオークラレストラン ゆりの木」です。
和食・洋食・中華のほかにデザートも取り揃えています。
恵が食べたケーキセットは1,050円。シフォンケーキ、ミルクレープ、チーズケーキなど各種ケーキにコーヒーか紅茶が付いています。
ホテルオークラレストラン ゆりの木
◆営業時間:11時00分~17時00分(ラストオーダーは16時20分)
◆座席数:約140席(全席禁煙)
◆電話:03-5685-5125
(注)特別展の開催がない期間は、予約もできます。
【ソロ活女子のススメ3】第10話あらすじ
「ダイジェスト出版」編集部の契約社員として働く五月女恵(江口のりこ)は、好きな時に好きな場所へ赴き、ひとりの時間を楽しむ「ソロ活」に邁進中。今回来たのは、近くて遠い場所だった「東京国立博物館」。1日では回り切れないほどの広大な敷地内を思うままに歩き出す。ドラマでよく見る大迫力の大階段から、縄文時代や弥生時代の土器を見て回り、教科書巡りの旅を続ける途中、不意に様々な知識を持った男性客に話しかけられる。また時折すれ違うカップルは徐々に雲行きが怪しくなっている様子。
【ソロ活女子のススメ3】第10話のネタバレ
興味のないことは仕事でもやりたくない
今回もいつものように五月女恵(江口のりこ)と青木遥(佐々木春香)の会話で始まります。
恵「そんなわけないでしょう」
@テレビ東京
遥「本当ですって。埴輪って元々偉い人のお墓に人間とか動物をいけにえとして生き埋めにしていたのがあまりにひどいからって、その代わりにってつくったんですって。」
恵「それ何情報?」
遥「ネットです」
恵「だろうね」
しかし恵は、残酷な話だけどあり得ないことではないと思い直します。
一方、編集部内で、部長の黒田彩子(小林きな子)が石岡洋平(渋谷謙人)に歴史の本を担当してほしいと頼んでいます。でも興味のある仕事しかしたくない洋平はやりたくないの一点張りです。他の編集部員たちも誰も代わってくれない様子。
定時になったので、恵は「明日は有休をいただいていますので」と帰ります。
東京国立博物館へ
今回のソロ活はソロミュージアム。
恵は、上野恩賜公園内にあるトーハクこと東京国立博物館にやってきました。
本館、東洋館、表慶館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館と沢山の展示館があり、とても一日で回りきることはできません。
でも別に一回で全て回らなくても良い、いつものように自分の思うままに行こうと、恵は本館に入っていきます。
エントランスの大階段は『半沢直樹』はじめ、多くのドラマや映画のロケ地としても有名です。
階段を上がってまず目にしたのは縄文土器。
縄文土器はアート、最初に縄で模様をつけようと思った人は天才だと恵は思います。
たまたま居合わせたカップルの男性(山下航平)が彼女(ついひじ杏奈)にあれこれと詳しく説明していますが、彼女のほうはあまり興味がない様子。
恵は、ここでデートはハードルが高いのではと思い、二人にとって嫌な思い出にならないことを願うのでした。
五月女恵、ミュージアムの妖精と出会う
恵は今回、「教科書で見たことがある本物を見てみよう」というテーマを決めて、文化財の数々を見て回ります。
ふと、ひとりの男性客(要潤)とぶつかりそうになりお互いに「すみません」と謝ります。
勇んで教科書巡りの旅を始めた恵ですが、なかなか教科書で見たものに出会えません。
自分で決めたテーマが成立しないことに少々がっかりして休憩していると、突然、「ここの壁のモザイクってクールだよね」と話しかけてくる声が。
先ほどの男性客が、いつのまにか恵の左側にある椅子に腰かけていました。
自分に話しかけているのかどうかとまどいながらも、恵は壁のモザイクを近くで見てみます。
男性客は、この壁はイスラムの感じがある、100年前に関東大震災で倒壊した初代本館がイスラム風の建築で、その後立て替えられた今の本館にもオマージュとしてイスラム様式が残されたのではないかと教えてくれました。
「ずいぶんお詳しいんですね」
「だって面白いじゃない」
恵が隣を見るとすでに男性客の姿はありません。
彼は、これまでも様々な場所で恵が出会ってきた「時々出没する、話したいだけ話して去っていく精霊、妖精、地縛霊」なのかもしれません。
(ソロ活を始めてから知らない人に話しかけられることが本当に多くなった、いろんなことを教えてもらえるから良いが…)と恵がしみじみとしていると、再び妖精が現れます。
「教科書で見たことがある重文や国宝の本物をこの目で見たいって目的で来るお客さんって多いよね」
恵は、それは自分のことだと思いました。
意外と見つからなくてがっかりするのだろうけど、でもそれだとこの壁のモザイクはスルーしてしまうのではと妖精は語ります。
ここの所蔵品は約12万件で、展示室に置いてあるのは3000件。
ちょっとずつ展示替えをしているのだと教えてくれました。
だからいつ来ても同じ展示ではない、教科書で見たものやお目当ての国宝があったり無かったりする。
でも、専門家にとって価値が高いと判断された国宝や重要文化財と、自分が良いと思うものは違う場合もあると語ります。
グラミー賞受賞のアルバムと自分の好みのアルバムが同じとは限らないと。
そしてまた忽然と姿を消すのでした。
彼女の憂鬱
気づいたら、先ほどのカップルの彼女が恵の右側に座っていました。
いつからいたのでしょう。トーハクの妖精の話は聞いていたのでしょうか。
トイレから戻って来た彼氏が、平成館に国宝がいっぱい展示されているからと彼女を連れて行きますが、彼女はなんとなく乗り気ではなさそうです。
恵は、妖精の言葉を素直に受け止めて、きょう見られるものを楽しもうとまた歩き出します。
「酔っぱらった外国の人のお面」「ズラ型兜」
恵は展示品に自分で自由に名前をつけながら思いのままに見て回りました。
ホテルオークラのレストランでちょっと休憩
恵は、トーハク内にある老舗レストラン「ホテルオークラ ゆりの木」でケーキセットを頼みます。
美味しいケーキを味わっていると、いきなり「縄文土器と弥生土器ってどっちが先か知ってる?」と声が。
出ました。トーハクの妖精です。
恵が「流石にわかります、縄文土器です」と答えると、「そうかな」と妖精は言います。
驚くほどデザインの凝っている最早アートの縄文土器と、シンプルで使いやすい弥生土器。
普通だったらまず道具として使えるものをつくり、次第に模様をつけていく流れのはずなのに順番が逆。アートが先で実用性が後。
つまり縄文人はとんでもなくクールなアーティストかもしれないと妖精は言うのでした。
俺たちはそのアーティストの子孫かもしれないから、胸張って生きようよと。
妖精はいつのまにか恵と同じテーブルに座っていて「じゃ、埴輪って何?」と突然質問してきました。
「いけにえにされてた人間や動物の身代わりですよね」と恵が小声で言うと
「まだちゃんと見てないんだね」と去ってしまいます。あわてて席を立つ恵。
埴輪を見る
妖精の言葉が気になって埴輪を探し回る恵ですが、ふと遮光器土偶が目に入ります。
教科書でよく見るスター選手に見入っていると、カップルの彼女がひとりでやってきます。
「これ宇宙人ですか」興味がある様子。
しかし彼氏がやってきて「あっち国宝だらけだよ」と連れて行ってしまいました。
恵は埴輪がたくさん展示されているところにやってきます。
埴輪は、人物だけではなく椅子や家の埴輪が並んでいたり、人物も太鼓をたたいたり琴を弾いたりいろいろなポーズをとっていて、偉い人のお墓に埋めるだけではないことがわかります。
一方カップルは国宝を中心に見ています。
「イヤリング可愛い」彼女の感想を恵は初めて聞きました。
自分の好きなものは自分で決めたい
結局、東洋館も表慶館も法隆寺宝物館も行けなかったけれど次の楽しみにとっておこう。
外のベンチで恵が休んでいると「埴輪見た?」と妖精の声が。相変わらず神出鬼没です。
妖精は、埴輪はジオラマだと言います。
その地域の家の様子、お祭りやお葬式の様子を埴輪を使って表現したのだと。
今も昔もやりたいことは変わらないのではないか、ここにある展示物も自分と変わらない「人」が作ったものだと思うとまた見たくなると彼が話していると、カップルがやってきました。
男性が「そんなに面白くなかったよね」と謝ると、彼女は「うん面白くなかったね」と答えます。
しょんぼりしている彼氏に、彼女は「自分の好きなものは自分で決めたいから。国宝とか教科書で見たとかにこだわるんじゃなくて自分の目で見て感じたいから」と。
自分が気になったものを見てくるから閉館時間に門で待ち合わせしようと、生き生き歩き出す彼女を見て、恵も妖精も嬉しい気持ちになるのでした。
新しく気づかせてくれるもの
ミュージアムショップで、ひとりの男性とぶつかってしまう恵。
彼、五十嵐元晴(瀬戸利樹)は手に持っていた靴ベラを落としてしまいました。
ホテルの靴ベラを自分の傘と間違えて持ってきてしまったのだそう。
「(こういうこと)よくありますよね?」
(いやないだろう)
イケメンだけど不思議な雰囲気のクールドジ男子を見送る恵でした。
翌日、ミュージアムショップで買った埴輪のグッズを職場で見ながら、恵はつくづく思います。
妖精さんの言う通り、展示されていたものをつくった天才と私たちは繋がっている。
一万年経っても人間は変わっていない。
恵は、洋平に熱く語るのでした。
「今まで興味のなかったものが自分に何か新しく気づかせてくれることもあるかもしれない。だから今まで興味がなかったこともやってみたらいいんじゃないかな」
【ソロ活女子のススメ3】第10話の感想
今回のサブタイトルは「ソロミュージアムで自分の感受性くらい…」。
茨木のり子が自らを叱咤した詩「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」を想起させます。
カップルの彼女が彼氏に、いろいろ説明してくれたことを感謝した上で、好きなものは自分で決めたいときっぱりと話した場面はとても清々しかったです。
何に価値を見出すかは自分で決める。そのためにも自分の感受性を大切にしたいと思いました。
要潤さんがミュージアムの妖精として現れたり、テレビ東京ドラマ25『クールドジ男子』とのコラボがあったりと楽しい第10話でした。
次回、6月14日(水)25時からの第11話は「ソロ爆破&破壊」です。
五月女恵が爆破体験ツアーで憧れの戦隊ヒーロー気分を味わいます。どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:@テレビ東京
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