『風間公親 教場0』遠野(北村匠海)に刑事として「欠けているもの」とは?学校成績から考察!
『風間公親 教場0』遠野(北村匠海)に刑事として「欠けているもの」とは?学校成績から考察!
木村拓哉主演ドラマ『風間公親 教場0』(フジテレビ系、月曜21時)第5話にて、指導官・風間公親が新人刑事・遠野(北村匠海)に「君には欠けているものがある」と宣告!一体、遠野には何が欠けているのでしょうか。考察していきます。
『風間公親 教場0』はFODで配信中!※2023年6月現在。
『風間公親 教場0』遠野(北村匠海)に刑事として「欠けているもの」とは?
ドラマ『風間公親 教場0』5話にて、風間公親(木村拓哉)が遠野章宏(北村匠海)に対してこう告げました。
風間「君はいい腕を持っている。 相手との距離を縮め、ヒントを聞きだした。不意に遺留品を見せて反応を探った。しかし、君には欠けているものがある。」
遠野の「欠けているもの」とは一体、何でしょうか。
結論からいうと、以下の2つがあると思います。
- 犯人を逮捕するには能力的に劣っている。(言いかえると技術を習得できていない)
- 警察学校で仲間を作らなかった点。
まず前者の「犯人逮捕の能力が劣っている」点について考察していきます。
遠野の警察学校時代の成績がドラマ第5話本編で映っていたので、見ていきましょう。
遠野の警察学校の成績から考察
遠野章宏の警察学校初任科修業成績
科目 | 成績 |
---|---|
職務倫理 | A |
警察行政法 | A |
刑法 | A |
刑事訴訟法 | A |
警務 | B |
生活安全 | B |
地域 | A |
犯罪捜査 | A |
鑑識 | A |
交通 | A |
警備 | B |
点検訓練 | A |
警備実施 | B |
けん銃 | B |
逮捕術 | B |
柔道・剣道 | A |
救急法 | 不明 |
体育 | 不明 |
※「救急法」「体育」は風間の手がかぶっていて、映らなかったので不明です。
遠野の成績のうち「B」となっている科目は、「警務」「生活安全」「警備」「警備実施」「けん銃」「逮捕術」です。
遠野が「B」となった科目をそれぞれ見ていきましょう。
「警務」
「警務」…組織管理・運営に関する基本を学びます。例えば警察官の装備品の取扱要領、留置施設・護送要領の基本、表彰・懲戒処分の知識 など。
「生活安全」
「生活安全」…身近な犯罪に対応する基本を学びます。例えばストーカー・DV事案の対応、児童虐待事案の対応、犯罪抑止対策の基本、少年補導の取扱い、家出人届の受理、泥酔者・病人の保護など。
「警備」
「警備」…災害警備実施や部隊行動の基本、要人警護の基本などを学びます。
「警備実施」
「警備実施」…部隊行動としての盾の取扱い方、デモの規制要領、遊撃部隊活動要領などの基本訓練をします。要は、災害や暴動等の厳しい現場で国民を守る技術、気力体力をつけます。機動隊と同じ装備をしながら走るので、過酷。SPドラマ版の『教場』『教場Ⅱ』でもそんな場面ありましたよね。
元警察官のネット記事では厳しかった訓練 第1位に「警備実施」を挙げて、こう語っています↓
他のクラスが訓練を行っているときは意識朦朧で何名かが倒れてしまい、救急車が出動する騒ぎになったこともありました。
警備実施訓練はそれだけ過酷な訓練となりますので、二度と受けたくない訓練の1つです。
【警察学校の思い出】警察学校で辛かった授業&厳しかった訓練
「けん銃」
「けん銃」…法的根拠、使用判断などけん銃に対する基礎知識、取扱方法を学ぶとともに、実弾を撃つ射撃訓練も実施します。
「逮捕術」
「逮捕術」…警棒の取扱い要領、相手が刃物を持っている時の対応要領、体のかわし方、制圧要領、などを習得します。
「けん銃」「逮捕術」がBなのが欠点か
『教場Ⅱ』ラストの”雨の屋上の惨劇”を知っている者として、気になるのは「けん銃」「逮捕術」がBな点ですよね。(過酷な「警備実施」がBなのも気がかりですが)
視聴者の私でもそう思うのですから、風間指導官も「けん銃」「逮捕術」の成績Bを見て、遠野の欠点と思ったことでしょう。
遠野(北村匠海)は警察学校の成績が優秀。それで四方田校長(小日向文世)が風間に、刑事として推薦したのですが…。
警察学校では、実務や法学の教養を学ぶ「座学(ざがく)」、実技を通して学ぶ「術科(じゅつか)」の授業があります。
遠野はもしかして「座学」は優秀だけれど、「術科」は苦手なのかも。
ドラマの主人公の刑事なら、杉下右京さんのように推理力があればいいのでしょうが…。現実の刑事は犯人と遭遇したときの対処は重要。命取りになります。ドラマ第5話でも、かすり傷ですが、遠野は容疑者の大学生から千枚通しで傷つけられています。
”雨の屋上の惨劇”でも不審者を見失ったと思って油断していた瞬間、うしろから刺されて大出血してしまいましたね。
犯人と格闘できるのか?……風間はそう心配して、(第5話で)剣道の手合わせをしたのでしょう。遠野は「柔道・剣道」の成績がAだったのですが、話にならないほど弱い感じでした。小学生から剣道をしてきたのに高校2年でやめてしまった遠野。警察学校の剣道の成績は良かったようですが…明らかに鈍っています。
高校2年のとき一体、何があったのでしょうか。
遠野は友達を作らなかった
ドラマ5話で、風間は「学校では友達を作らずいつも花の世話をしていた。ときどき、ひとりで泣いていた」と遠野の過去に触れ、「高校2年のとき何があった?」と問いかけます。
この「学校」とは高校のことなのか、警察学校のことなのか、ちょっと私は分からなかったのですが…。花の世話をしていたということなので、警察学校のことなのかなと思いました。
元警察官のネット記事ではこんなことが書いてありました。↓↓
厳しい生活を送る中、同期の存在は大きく、”同期が頑張っているから自分も頑張れる”という場面は決して少なくありません。だからこそ警察学校の同期というのは特別な存在であり、卒業後も深い関係が続くことになります。困ったときは助け合いますし、ときには支え合う関係で間違いありませんが、忘れてはいけないのがライバル関係です。
【警察学校の生活】警察学校で本当に頑張るべきこと4選
ライバル関係であると強調はしていますが、同期が頑張っているから自分も頑張れるって、いい関係です。お互いに切磋琢磨する関係ってことですね。
過去2作のSPドラマ「教場」「教場Ⅱ」でも、主要人物の同期の生徒たちの結束が強くなっていくのを感じました。
しかし遠野は警察学校内で孤立して、一人で頑張ってきたもよう。「卒業後も深い関係が続く」と元警察官が語るように、くじけそうな時に仲間に励まされたり、刺激を受けたり…。逆に支えて助ける立場になったり…。そんないい同期がいないのは遠野の欠点でしょう。
けれども風間が言ったのが遠野の高校時代のこととも解釈できます。なので、もしも「ひとりで泣いていた」のが遠野の高校時代ならば、ここで論じた遠野の欠点とは繋がりませんので、ご了承ください。
まとめ
以上、ドラマ『風間公親 教場0』の遠野(北村匠海)に刑事として「欠けているもの」とは何か?について考察してきました。
まとめると・・・
- 犯人と格闘し逮捕する能力不足(技術の習得不足)なこと。
- 切磋琢磨できる同期の仲間、ライバルがいない点。
この2点について予想してみました。
ドラマ第6話(5月15日放送)では、「教場Ⅱ」のラストシーン”雨の屋上の惨劇”が描かれることでしょう。
その前に、高校2年のときの遠野に何があったのか?そして刑事を強く目指す理由も明らかになるはず。
大切な人を失ったのか?大切な人との約束だからなのか…?
ドラマオリジナルキャラクターの遠野の過去と動機には注目です♪
画像出典「風間公親-教場0-」HP
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