【一橋桐子の犯罪日記】2話のネタバレ!薫子(木村多江)の結婚詐欺理論「寸止めの美学」がスゴイ!?
【一橋桐子の犯罪日記】2話のネタバレ!薫子(木村多江)の結婚詐欺理論「寸止めの美学」がスゴイ!
ムショ活を始めた76歳の桐子(松坂慶子)。
悪い奴なら迷惑をかけても大丈夫って、闇金強盗の計画を立てるが…。
今回は【一橋桐子の犯罪日記】2話のあらすじ・ネタバレ・レビューについて!
【一橋桐子の犯罪日記】2話のあらすじ
【一橋桐子の犯罪日記】2話のあらすじです。
闇金の金を盗めるか!?
桐子(松坂慶子)は、寺田(宇崎竜童)の闇金の金庫を開けようとするが、開けられるわけもない。
桐子は、久遠(岩田剛典)に「隠れ闇金から泥棒して刑務所に入る」話に変える。大金を入れる金庫の鍵の隠し場所に心当たりはないかと尋ねる。「金庫に大金?」素人だな、刑務所についても調べてないだろと笑う久遠。1000円札を受け取ると、「ビューティーさつき」に行けという。
さつき(遊井亮子)は詐欺などの罪で女性刑務所に入っていた。理美容の資格は刑務所でとり、おかげで生活することができた。女性刑務所では、わりとみんな仲良しで年下の子から「お母さん」と呼ばれたり、70過ぎた受刑者を「おばあちゃん」と呼んだり。養護施設で育ったさつきにとっては、家族みたいな感じが楽しかったという。
桐子は子供の頃の夢が美容師だったことを思い出す。
わが夢を 取り戻したし ブランコ漕ぐ
劇中句
大金は野菜の中!?
桐子は雪菜に、闇金強盗の企画を打ち明ける。
寺田の留守中に金を探す桐子。しかし金庫の鍵は見つからない。するとスキンヘッドの怪しい男が金庫をぬすみ出そうと持ち上げる。桐子が騒いだせいで慌てた泥棒は金庫の下敷きになる。
自分が強盗するつもりだったのに、逆に金庫泥棒を捕まえてしまった。
寺田が開けた金庫に金は入っていなかった。金のありかを当ててみなと寺田に言われ、考える桐子。自宅では雨漏りしていたが、知子が買った花瓶で雨水を受け止めながら知子を思う。
翌日、闇金オフィスの見取り図をもとに、金の隠し場所を聞く桐子に久遠は「やさい」と謎めいた言葉を残す。桐子がオフィスの冷蔵庫を開けてみると、白菜の中に札束が隠してあった。久遠はいったい何者なのか…?
久遠と道端ですれ違った寺田は、「金に困ってるという噂を耳にした。いつでもどうぞ」「頭のいい方はほかに稼ぐ方法があるんだろう」という。ムッとする久遠。
雪菜と桐子は“いい波”に乗れるのか
句会に出る桐子。三笠は、薫子の娘が大病に罹ってしまったとみんなに伝える。
悪人は 成敗すべし 春の雷
劇中句
桐子が読んだ句で何かあったかと心配する明子だが、「ご想像におまかせ」と桐子。
一方、雪菜は、地毛の茶髪を「黒く染めて」という教師にうんざりしていた。桐子に泊めてほしいと頼む。桐子の家に来た雪菜は、知子のぬか床で漬けた漬物が「おいしい」と喜ぶ。
翌日、桐子を連れて電車でどこかに行く雪菜。実はサーファーだった雪菜は、桐子に波乗りを見せる。2人は砂浜で桐子が作ってきたおにぎりを食べる。雪菜の母は子供の頃に亡くなっており、父親はサーフィンに反対しているという。
雪菜がサーフィンを好きなのは、同じ波が二度と来ないから。 うまくいかなくても、我慢して我慢して我慢して、いい波、ビッグウェーブに乗る。それがサーフィンの醍醐味だ。桐子は自分も小さな波に負けていたが、今度こそビッグウェーブに乗ると知子に誓う。
もう一度 やり直せたら 春の波
劇中句
弱点を狙えば強盗できる!?
久遠は、窃盗でも額が低いと執行猶予がつくという。強盗のほうが罪が重く、相手の弱点をつけば誰にでもできると話す。
寺田の事務所で掃除しながら、寺田の弱点を探ろうとする。寺田は最近、酒に弱くなったとこぼす。お酒が好きだから今度一緒に飲みたいといいつつ、整骨院があると断る桐子。寺田は桐子の嘘を見抜いているのか、嘘つきは自分のほうだと愚痴り始める。昔から人に好かれるなんていうのも嘘。ろくでなししか寄って来ない。
桐子は、雪菜に強盗計画を打ち開ける。2人は強盗の道具を買いにいく。買い物をしている途中、桐子は三笠(草刈正雄)の恋人・薫子(木村多江)が別の男性といるのを見かける。そこに明子(片桐はいり)から連絡があり、三笠と連絡がつかないから様子を見てきてほしいと頼まれる。
三笠の部屋は荒れていた。三笠は、薫子が音信不通になったのは何か事件にでも巻き込まれたんじゃないか、と心配している。桐子は本当のことが言えなかった。
本当のことを言ったほうがよかったのか、と考えながら帰宅すると、知子の娘、奈穂美(戸田菜穂)が待っていた。知子の句帳を形見分けしに来たのだ。知子の遺骨は故郷の島の墓に納骨することになった、納骨は家族だけで行うと報告する。
知子の句帳を見ていた桐子は、自分のことを罪深き人間、もし桐子が知ったら…というメモを見つける。知子には何か秘密があったのか。桐子は自分ももう後には引けないと「隠れ闇金」を襲う計画への決意を新たにする。
桐子の強盗計画とシミュレーション
桐子は「小説のネタ」だといって、(岩田剛典)に協力してもらってシミュレーションをする。雪菜に現場のビルを見せる桐子。「どうやって逮捕されるつもりなのか」と雪菜にツッコまれ、肝心なことを全然考えていなかったことに気づいた桐子。たしかに、逃げ切れたらムショ活は失敗だ。
雪菜は、桐子がビルから出てきたときに、ジョギング中の自分が桐子とぶつかり、カバンからお金がこぼれる。そこで「あのおばあちゃん、強盗です」と叫び、駆けつけた警官に捕まえてもらうというシナリオを考える。
句会で再開した三笠は桐子に、薫子になんだかんだと400万円ほど貸していた。やはり騙されていたのかと相談するが、桐子はどうぞお元気でと振り返らず、家賃も前払い。知子の遺骨の旅立ちをイチゴ大福を持ちながら見送る。
【一橋桐子の犯罪日記】2話のネタバレ
【一橋桐子の犯罪日記】2話のネタバレです。
寺田の孤独
ついに決行の日がやってきた。桐子は意を決して闇金の寺田の事務所へ。ワインの中身をブドウジュースにして備えてきた桐子だが、寺田に勧められてウイスキーを飲んでしまう。先に飲み始めていた寺田はすぐに眠ってしまう。これはチャンスだと計画を実行する桐子だが、寺田は実は桐子の計画に気づいていた。監視カメラを仕込んでいたからだ。
寺田は、桐子には自分と同じ孤独の匂いがするという。寺田が金貸しになったのは、あることがきっかけだった。貸した相手が「あんただけが自分のことをわかってくれる」と言ってくれたこと。孤独な寺田は、金を貸している間のいっときの間でも、その人と関係がもてる。だから桐子が金目当てで近づいてきたとわかっていてもうれしかった。まだ借金もあるから、また掃除に来いという。
薫子は詐欺講師!?
次なる犯罪を目指して、「女性のための未来開発セミナー」に参加する桐子。そこに現れた講師はなんと薫子だった!
「私たちには価値があります」「男性にはその対価を払わせる」「美人じゃなくていい」「自分を好きになってくれた相手だけをターゲットにする」「ターゲットの懐に入り、詐欺にならないように巧みにお金を手に入れる寸止めの美学」を提唱する。薫子は、三笠とは恋をして彼は喜んでお金を出してくれて、恋が終わっただけ。桐子の未来もやりすぎなければ輝くと発破をかける。
出会いのパーティに薫子と一緒に参加する桐子。美人の薫子には早速2人の男が言い寄ってくる。
やりすぎなければ詐欺にならない。つまりやり過ぎれば詐欺になる。桐子はやりすぎて逮捕されることを考え始める。
【一橋桐子の犯罪日記】2話のレビューとまとめ
一橋桐子の犯罪日記めちゃくちゃ面白いんだけど。。松坂慶子さんの演技が面白いし岩ちゃんがかっこいいの。
— reo★chh (@jamxk5xmn2022) October 15, 2022
一橋桐子の犯罪日記今週も面白かった〜!
— かご (@kagozawa) October 15, 2022
来週は結婚詐欺で塀の向こうを目指すよ!
今日の一橋桐子の犯罪日記、本間選手が出てた😂 先週の予告でもちらっと映ってて似てるな~とは思ったけど本当に本人だった 笑
— りお (@abnormaxx) October 15, 2022
薫子さん、いかにも怪しそうなニオイがしてたけど案の定…😨
トモさんの罪って何だろ…
あと、先週出てた可愛い象さんは市原ぞうの国のゆめ花ちゃんとランディだったのね😊
「私たちには価値があります」
「男性にはその対価を払わせる」
「美人じゃなくていい。美人はむしろ警戒される」
「自分を好きになってくれた相手だけをターゲットにする」
「ターゲットの懐に入り、詐欺にならないように巧みにお金を手に入れる寸止めの美学」
薫子(木村多江)の正体はやっぱり、結婚詐欺師!
木村多江さんのような詐欺師だったら、オジサンたちイチコロですよね。
それに薫子の「寸止めの美学」、なかなか説得力があると思いませんか?
もちろん詐欺はダメですが、
「自分には価値がある」
「美人じゃなくていい。自分を好きになってくれた人をターゲットにすればいい」
って、自分は美人じゃないからモテない、自己肯定度が低い人にとってはいい励ましにもなりますよね。
それに、実際に起きた結婚詐欺事件の犯人も、いわゆる容姿端麗というわけではない人も…。
原作では、講師は薫子ではなく、薫子はセミナーの受講者だろうという設定で「寸止めの美学」でのお金の引き出し方ももっと具体的に書いてあります。
何千万なんて大金を狙うより、ターゲットの年収や貯金に合わせて数百万円とったら手を引く。
男のほうも「騙された」と家族や知り合いに知られるのはイヤだから事件化させづらい。だからターゲットが諦めのつく額で寸止めする。
なるほど、男性もプライドがあるから諦めのつく額なら泣き寝入りする人も多いかも…。
嘘がバレバレの桐子には、まず詐欺は無理だと思いますが、いったいどうなるのでしょうか。
とってもチャーミングでロマンチストな桐子。本人はまったく無自覚のうちに、雪菜や久遠、寺田も桐子の虜になってきました。「ムショ活」のおかげで孤独じゃなくなったんじゃないかな。
刑務所には入ってほしくないけど、「頑張れ、桐子」と応援したくなりますね。
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