【anoneあのね】は坂元裕二脚本最新作!「Mother」「Woman」に続く名作の予感

【anoneあのね】は坂元裕二・脚本の新作!「Mother」「Woman」に続く日テレ三部作として名作の予感!

  • 坂元裕二脚本の連続ドラマ「anone(あのね)」が2018年1月10日スタート!
  • 坂元裕二×水田伸夫監督の日テレ三部作として話題。「Mother」「Woman」って何?
  • 坂元作品の魅力も紹介します。

ドラマの全キャスト、詳しいあらすじについては…

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目次

【anoneあのね】脚本・坂元裕二とは…

出典早稲田大学演劇博物館

まずはじめに、日テレ水曜ドラマ【anoneあのね】の脚本担当、坂元裕二さんをご紹介します。

坂元裕二(さかもと ゆうじ)さんは、1967年5月12日生まれ。東京芸術大学教授でもあり、大阪府出身。妻は女優の森口瑤子さん。

デビューはフジテレビ主催の第1回ヤングシナリオ大賞(1987年)で、なんと19歳のとき受賞。

以降、『東京ラブストーリー』(1991年)脚本をはじめ、ドラマ界のヒットメーカーです。舞台、アニメも手掛けるほか…

作詞家として松たか子のデビュー曲『明日、春が来たら』も担当しました。

あれから20年が経ち、松さんが歌う『つなぐもの』(2018年1月20日公開の映画 「嘘を愛する女」の主題歌)の歌詞も再び書きおろしました。

そう。ドラマ「カルテット」主演の松たか子さんとは繋がりが深いのです。(だから連ドラ出演を了承してくれたのかもしれませんが…)

瑛太、満島ひかり等の演技派俳優が坂元さんのドラマには魅了され、何度も出演しているのも特徴。

では次に、坂元裕二さんが日テレ水曜ドラマで書いた2作品をご紹介。

坂元裕二の日テレ3部作「Mother」「Woman」とは…

「Mother」

放送日:2010年4月14日~6月23日(毎週水曜日22時・全11話)

キャスト:松雪泰子、芦田愛菜、尾野真千子、 綾野剛、山本耕史、田中裕子ほか

内容:北海道・室蘭の大学で渡り鳥の研究をする奈緒(松雪泰子)は怜南(芦田愛菜)を誘拐し彼女の母親になる…。

視聴率:全話平均視聴率12.9% (関東地区・ 社調べ)

《主な受賞歴》

  • 「第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」最優秀作品賞ほか
  • 「東京ドラマアウォード2010 」(前年7月1日~該当年6月30日対象)ドラマ部門:優秀賞(グランプリはTBS『JIN-仁-』)、個人賞(各1名ずつ選出)では主演女優賞:松雪泰子、助演女優賞:尾野真千子、脚本賞:坂元裕二、特別賞は芦田愛菜(と龍馬伝スタッフ)

《海外リメイク》

・トルコで『ANNE』(アンネ)のタイトルでリメイク。同作は「東京ドラマアウォード2017」で海外特別賞。

・韓国でのリメイクが決定中(放送日未定)

《各サイトの評価※》

・AmazonでのDVDボックス……★★★★★(5点中4.8 / 87件のレビュー)

・楽天でのDVDボックス……★★★★★(5点中4.89 / 62件のレビュー)

・ちゃんねるレビュー……★★★★☆(5点中4.33 / 223件のレビュー)

「Woman」

放送日:2013年7月3日~9月11日(毎週水曜日22時・全11話)

キャスト:満島ひかり、田中裕子、小栗旬、鈴木梨央、高橋來、小林薫

内容:過酷な経済状況の中で、ひとり子育てするシングルマザーの物語。

視聴率:全話平均視聴率13.6% (関東地区・ 社調べ)

《主な受賞歴》

  • 2013年度 芸術選奨文部科学大臣賞…水田伸生
  • 第40回 放送文化基金賞 演技賞 …満島ひかり
  • 第30回 ATP賞テレビグランプリ2013 …ドラマ部門・最優秀賞
  • 2014年度 東京ドラマアウォード 主演女優賞…満島ひかり
  • 2014年 日本民間放送連盟賞・番組部門・テレビドラマの部 最優秀ドラマ

《各サイトでの評価※》

・AmazonでのDVDボックス……★★★★★(5点中4.8 / 12件のレビュー)

・Yahooみんなの感想……★★★★★(5点中4.75 / 12件の採点)

・ちゃんねるレビュー……★★★★☆(5点中3.99/ 550件のレビュー)

※評価の数字は「Mother」「Woman」いずれも2018年1月5日時点です。

坂元裕二の日テレ3部作「Mother」「Woman」を見るには?

Huluで2つとも配信されています。

無料期間もあるのでいっき見を狙ってみてください。

坂元裕二・脚本の魅力とは…

「Mother」での芦田愛菜ちゃんの演技は一見の価値あり。似た誘拐もの(?)の「八日目の蝉」が好きならオススメです。

「Woman」もシングルマザーの満島ひかりに引き込まれました。

ほかの局のドラマにも沢山の坂元裕二脚本作品のオススメがあるのですが…

私は2011年「それでも、生きてゆく」(フジテレビ)から坂元裕二さんに注目しました。加害者・被害者家族の交流という設定に魅せられました。逃げずに書ききった、そして瑛太・満島ひかりが演じきった名作です。

それから評判高かった2010年の「Mother」を見ました。

続いて2007年の菅野美穂主演「わたしたちの教科書」も自殺の真相を追う人間ドラマに続きが気になっていっき見してしまい、その後2004年「愛し君へ」も見ました。

思えばリアルタイムで見た2008年の「太陽と海の教室」も坂元さん脚本でした。しかし先に述べたように2011年から注目した脚本家さんなので、その時は織田裕二主演だから見ただけでした。思えば生き方を問う凝ったドラマでした。(ただ東大行ける学力あるのに介護職目指す高校生はちょっと非現実的かと思った記憶があります。)

2010年の「Mother」をリアタイした方がうらやましい。…ですので個人的には「anoneあのね」のリアルタイム視聴にはワクワクしています。

  • 最高の離婚(2013年,フジテレビ)
  • 問題のあるレストラン(2015年,フジテレビ)
  • いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう=愛称:いつ恋(2016年,フジテレビ)
  • カルテット(2017年,TBS)

と私は坂元裕二ドラマを楽しませてもらいましたが、特に「いつ恋」には放送期間にリアタイ+録画、放送終了後も全話見たので3回以上は見ています。(1話は何度見たことか)

「いつ恋」からみえる坂元裕二脚本の真骨頂

「いつ恋」は男3人女3人(有村架純・高良健吾・高畑充希・西島隆弘・森川葵・坂口健太郎)の群像劇だけれど、練(高良健吾)と音(有村架純)以外の人々は掘り下げが不足していました。音のライバル・木穂子(高畑充希)とのヒリヒリする演技合戦もあったのですが木穂子の結婚は実に淡白な描き方。社長の息子(しかも妾の子)なんてステレオタイプ。

それでも最終回20分くらい費やしたファミレスでの会話劇には泣けた。贅沢な間の取り方。注文の仕方。

完結しているドラマだけれど、また音ちゃんに会いたいと思わせてくれます。

「いつ恋」をあらすじだけ聞けば実に大味。ストーリー自体は田舎から出てきて東京で頑張る普通のお話し。トラックで手紙を届けてくれるなど少しのドラマチックさはあるにせよ、ありふれている話し。

しかし細部での会話劇に心を掴まれた。坂元裕二の脚本での大仕掛けの設定に騙されてはいけない。

フィクションの世界でのリアルな会話こそ坂元裕二脚本の真骨頂、そして、それに答える役者たちから見逃せない。

もちろん最新作【anoneあのね】も注目。

瑛太・阿部サダヲ・小林聡美・田中裕子らが結集し、誤解を恐れずにいえば、アイドルではなく俳優陣が坂元裕二脚本ドラマに集まりました。

名作の予感が放送前からありますので見逃し厳禁です。

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