【しもべえ】の原作ネタバレ!しもべえ(安田顕)の正体に感動!
【しもべえ】の原作ネタバレ!しもべえ(安田顕)の正体に感動!
安田顕 主演のドラマ『しもべえ』の原作は、村田ひろゆき氏の同名漫画。
アプリ「しもべのしもべえ」から現れた謎の男・しもべえ(安田顕)が女子高生をお助け!?
実は、しもべえの正体は、なんと…?!
今回は【しもべえ】の原作ネタバレについて。
【しもべえ】の原作ネタバレ
ドラマの原作漫画『しもべえ』のあらすじネタバレを紹介!
あらすじ:女子高生のユリナがスマホにインストールした「しもべのしもべえ」。そのアプリは、助けを求めればどこからともなく不思議なオッサン「しもべえ」が現れて助けてくれる不思議なアプリだった…。しもべえとユリナの触れ合いを描く、笑って泣けるギャグ漫画。
原作漫画情報:「ヤングマガジン」2019年第31号から第32号、「月刊ヤングマガジン」第8号から第11号にかけて掲載。講談社から単行本が2020年1月6日に発売。全1巻。
第1話のネタバレ
女子高生のユリナは、友人のアキと街を歩いていた。すると悪そうな男子生徒2人組にからまれ、胸をつつかれた。
ユリナ:「ひっ。しっ、しもべえーーっ!」
ユリナが叫ぶと、しもべえが現れて男子生徒にゲンコツを食らわし撃退。
*しもべえは、おっさん(中年の男性)。2本の短い角のような髪型で、チョビ髭を生やし、Tシャツにスーツという昭和感満載の容姿をしている。
パンケーキ屋にて。ユリナはアキに説明する。
昨晩、ユリナはお助けアプリ「しもべのしもべえ」をスマホにインストールしてみた。
説明欄には、「あなたのしもべが出現!困ったとき心の中でも口頭でも『しもべえ』とお呼びください」とあった。
お会計時、アキの財布に全くお金がないとわかる。ユリナも2人分の代金は持ってない。
アキにお願いされたユリナは、試しに「しもべえ」を呼んでみた。
すると、しもべえがお金を置いて行った!?
その後も、しもべえのお助けは続く。
雨で傘がない時に呼ぶと傘を持って来てくれた。しもべえ自身は濡れて帰った。
ユリナが電車で痴漢に遭った時、しもべえを呼ぶと助けてくれた。
ユリナが彼氏に振られた時、その男が二股をかけていて、別の女と仲良くくっついて帰っていく。ユリナは「勇斗とあんなにくっついてる。見たくないよ、最悪だよ、しもべえ」と心の中で叫ぶと…しもべえが現れて勇斗と彼女の間に割って入った。
またある日のテスト中、数学が解けなくて「こういう時もしもべえが助けてくれたら」と心の中で思っていると、しもべえが校内に入って来て、教師や警察に捕まった。テレビでニュースになったが、数式を書いた紙(=解答?)を握りしめていたと報じられた。しもべえは警察署に連行された数分後、姿を消したという。
ユリナはいつものようにしもべえを呼び出す。傘や、喫茶店の時の630円も返し、これまで助けてくれたことへのお礼を述べる。
ユリナ:「しもべえ、私。もう大丈夫だから。自分に降りかかったことは、これからは頑張って自分の力で解決していく」
ユリナは、しもべえが罪を犯してまで助けてくれたことに申し訳なさを感じ、一人立ちを決心した。
しもべえとお別れするために、アプリをアンインストールしようとする。
しかし、どうやってもアンインストールできない?!
困ってしもべえに助けを求めるが、しもべえは首をかしげるだけで…。
第2話のネタバレ
ユリナは悪い夢をみてうなされる。
ワゴン車に連れ込まれて誘拐されて、しもべえに助けを呼んだ。
目が覚めると、ベットのそばにしもべえが?!
ユリナの母にしもべえを見られてビックリされるが、ユリナが説明。
しもべえは、ユリナとユリナの母とご飯を食べて、皿洗いもして消えた。(本当は隠れていた)
外出中、公園の公衆トイレにて。
トイレットペーパーがなくて、ティッシュペーパーも持ち合わせてなくて、ユリナが助けを呼ぶと…
ユリナが入っている個室トイレの上をよじ登って、しもべえがトイレットペーパーを手渡してきた?!
別の女性に痴漢と思われて警察を呼ばれることに?!
ユリナは、しもべえを連れて逃げる。
ユリナは「投げて渡して」と、とても怒ったが、しもべえは顔を赤くして立ち去った。
そんな中、ユリナがワゴン車に引っ張りこまれた。夢と同じく誘拐だ。
助けを呼ぶと…
しもべえが車の前に立ちはだかり、犯人2人をやっつけた。
家で、ユリナがしもべえの手当をしていると、その2人は強姦殺人の容疑で指名手配されていたとニュースが流れる。
ユリナは「ありがとう」と、しもべえに抱きついた。(母に見られる)
しもべえは、ユリナの母が作るカレーライスを美味しく食べて、おかわりもするのだった。
第3話のネタバレ
ユリナが入浴中、シャンプーが空で「こういう時にしもべえにお願いしたくなるのよね」とボソッとつぶやく。
すると、しもべえが裸で湯船につかっていて、替えのシャンプーを渡してくれた。
だが、さすがに「きゃああ」と大声で叫んでしまうユリナ。
お母さんが駆けつけて来て、しもべえが来たことを話す。
しかし、しもべえはいなかった。
ユリナは、しもべえが入ったお風呂のお湯を「全部抜いて。気持ち悪い」と捨てさせる。
翌日。ユリナがアキに裸を見られたことを相談すると、アキは「ウチのウザイ父親と一緒ね。気を付けた方がいいよ」と言う。
アキの父もお風呂に入ってきたり、トイレのドアを開けてくるそうだ。
帰り道。ユリナは、お父さんが生きてるなら一度くらい会ってみたいと思った。
そんな中、お母さんがハゲた親父とラブホテルに入るのを目撃。
「しもべえ!なんとかしてえ!」とユリナ。
しもべえは、ラブホテルの部屋でシャワーを浴びていた。そしてハゲ親父を撃退へ!
この男は、ユリナの母の上司。
ユリナの母はリストラを回避するため、一度だけ体を許すことにしたという。
ユリナの母は、しもべえに感謝して、家に呼んでお風呂に入ってもらった。
入浴後。しもべえはユリナが後に入ることを気遣い、湯を抜き、お風呂場をピカピカに清掃して去る。
第4話のネタバレ
しもべえは料理の腕も一流。ユリナのため、学校へ持っていく弁当も豪華に作った。
ユリナの母は仕事のリストラに遭って、今は2つバイトを掛け持ち中で忙しいのだ。
放課後。しもべえのことを信用してないアキが何か盗まれてないか調べるため、ユリナの家へ。
すると、家中ピカピカだった。おかずの作り置きも沢山。洗濯もしてくれた。
しかし、しもべえはユリナの下着も洗っていた。
アキ:「またやったな、お前。お前はしもべえじゃない。すけべえ(助平)だ!」
ユリナ:「やだあ、ストレートすぎるよ。せめてエロベエにしてあげて」
大笑いするアキとユリナ。
遅くなったので、ユリナはしもべえに、アキの帰り道、ボディガードを頼む。
…ユリナの母が帰ってきて、しもべえが残したおかずを食べると、元夫の味付けと一緒だとわかる。
ユリナが1才のときに離婚した元夫は料理人だった。
…しもべえはカラスの糞からアキを守ったり、暴走してきた車からも助けた。
しかし、アキの父にチカンと勘違いされ襲われたしもべえ。お父さんを殴ってしまい…。
第5話のネタバレ
しもべえは謝罪のつもりか、アキの分までお弁当を作った。
ユリナは、アキからしもべえがアキの父を殴った後、謝りもせずに消えたと聞く。
放課後。ユリナはアキの家に行き、しもべえを呼んで、アキの父に謝罪させた。
アキの父は許してくれた。車から守ってくれたことを感謝もする。アキは宝物だという父。
帰り道。ユリナはアキ親子が羨ましいと、しもべえに話す。
ユリナには父の記憶がない。父が今どこにいて何してるかも分からない。
ユリナ:「しもべえに頼んだら、お父さんに逢わせてくれるのかな」
しもべえは、いつも通り何も話さない。※本作で しもべえはひと言も話していない。
ユリナは、しもべえを家に呼んで、母と一緒に夕飯を囲む。
楽しい食事の場だったが、母が涙する。
母:「お父さんとの離婚は私の不貞が原因なの」
ユリナが1才の時、母は高校時代の同窓会に行って盛り上がり、凄く酔って、同級生の男友達とホテルに行ってしまった。
母は罪悪感から、不貞行為を夫に打ち明けた。翌日、署名・捺印された離婚届を渡された。
ユリナは母に今でも元夫を愛してるのか、逢いたいか確認。
母は元夫に逢いたがったが、許してもらえないとも言う。
ユリナ:「しもべえ。私もお父さんに逢いたい。どんな結果になってもいい。一度でいいから逢わせて!」
そんな時、浦宮総合病院から電話がある。元夫・尾形善人が入院しているという。
最終話のネタバレ
尾形は2ヶ月前から入院していた。
こんなタイミングで連絡がくるなんて、しもべえの仕業なのかと思ったが、しもべえは消えていた。
ユリナと母は、病院へ向かった。
尾形は、すい臓がんの末期。今は眠っているが今夜が山だという。
看護師の早乙女から父の話を聞くユリナ。
父は離婚届を突き付けて家を出たことを「無責任すぎる」と後悔していたという。
父はお助けアプリ「しもべのしもべえ」をインストール。しかしタッチしても全然反応がなかった。
しもべえが癌を治してくれたら娘に逢いに行くつもりだった、と笑っていた。
早乙女と父がそのアプリの話をした後、痛みが強くなり、薬を増やした。
父は「鬼のような男がベッド横に立ってる。死神なのかな?」と言っていた。
早乙女は、痛み止めによる幻覚・夢だろうが、娘さんと逢ってきたと尾形が話すようになったと打ち明ける。
「この前、ユリナが不良学生にナンパされてたからゲンコツ食らわせた」
「ユリナがパンケーキ店でお金足りなくなってから金を出してやった」
「雨の日。ユリナに傘を持って行った」
「電車でユリナが痴漢に遭ったから、スケベ親父をつまみ出してやった」
「娘のやつ、試験だったのに彼氏に振られて勉強してなくて」
2日前。尾形は、意識がなくなりそうになったら、元妻に連絡してください、と早乙女にお願いした。
そのとき、「最後に元妻の家で料理でも作ってやるかな」と話していたという。
2日前といえば、しもべえが家事をしに来た日だった。
尾形が話していたこと全て、しもべえがユリナやユリナの母にしてくれたことだった。
ユリナは眠る父の右手に包帯が巻かれているのに気づく。
早乙女によると、約1か月前、右手の怪我の理由を「娘が連れ去られそうになって必死で助けたんだよ」と尾形が言っていたらしい。
やがて尾形の心臓が止まり、亡くなった。
ユリナ:「待って。まだ声すら聞いてないのに!しもべえ!お父さんを助けてよ!!」
ユリナは涙し叫んだ。
しかし、しもべえは現れなかった。
結末
1週間後。
あの日以来、しもべえはユリナの前から消えた。お助けアプリ「しもべのしもべえ」も消えていた。
父のスマホにも、しもべえのアプリはなかった。
なぜ「しもべえ」が現れたのかは分からない。
ただ、早乙女の話を聞いてユリナは思った。
早乙女は「尾形さん、こんなに体調悪いのにどうして娘さんに何度も逢いに行くんですか?」と尋ねたことがあった。
尾形は「娘がピンチで救いを求めたら、すっ飛んで助けてやるのが父親ってもんでしょ」と答えたという。
ユリナは、しもべえはお父さんの分身だったのかもしれない、と思った。
そう理解しつつ、今でも、しもべえのことを捜してしまうユリナ。
家にて。仏壇の父の遺影の前で、ユリナは手を合わせて「ひと言も話せなかったけど、お父さんの愛情はしもべえからいっぱい、もらったよ。…叶うことなら、しもべえに逢いたいよ、お父さん」と祈る。
ユリナの背後には、手を合わせてお参りする、しもべえの姿が!
ユリナは振り返りながら「しもべえ!」と叫んだ。
(完結)
【しもべえ】の感想
しもべえ(安田顕)の正体に感動!
謎の男・しもべえ(安田顕)の正体は、ユリナ(白石聖)の父親の分身でした。おそらく。
驚きでした。
いや、しもべえって人間じゃないのかな?と、うすうす気づいてはいました。
アキを車から助けたとき、めちゃくちゃジャンプしたんですよね。
アキを片手で抱えつつ、電信柱の上の方に捕まるしもべえ。
これは…凄い運動神経だと思ったんですが、もしかしたら人間じゃない?と思ったんです。
けれど、まさか、父の魂みたいなものだったなんて!
いや、しもべえの料理が父の味という伏線あったんですけどね。知人かなくらいに思ってました(笑)
父が実はしもべえで、父親らしいことをしていた、という真相が感動的でしたね。
「しもべえ」のその後
父もアプリ「しもべのしもべえ」をインストールしていて、病気を治して娘に会いたいと願っていました。
さすがのお助けアプリも、自然法則に反すること(=治すこと)はできないもよう。
しかしアプリは願いを聞いていて、父は「しもべえ」の身体を借りて娘に会いに行けました。
と分析しつつ、ファンタジーなので、アプリ「しもべのしもべえ」ってどういう仕組み?と追及しても答えはないでしょう。
親子の愛が、不思議な現象を起こしたのかな?くらいに理解するのがいいかも。
その意味では、ラストシーンでユリナの背後にいた「しもべえ」は幻だった方が私(筆者)の好み。
そこは漫画では曖昧で、ユリナが振り返るところで終わりますが…
「しもべえ」は、また別の親子の元へ向かっていてほしいな、と(私は)思います。
【しもべえ】原作の登場人物
しもべえ(演:安田顕)…正体不明の謎のおじさん。お助けアプリ「しもべのしもべえ」をインストールした女子高校生のユリナに呼ばれると、どこからともなく現れる。
ユリナ(演:白石聖)… 本作のヒロイン。浦玉女子高校、3年生。1歳の時に両親が離婚し、それ以来、母と二人暮らし。何気なくスマホにインストールしたお助けアプリ「しもべのしもべえ」でしもべえを呼び出して以来、さまざまな場面で助けてもらっている。※ドラマでは鴨志田ユリナとなっている。
ユリナの母 (演:矢田亜希子)…ユリナの母親。ユリナが1歳の時に夫と離婚。以来、女手一つでユリナを育ててきた。パートで事務員として働き、生活費とユリナの学費を稼いでいる。※ドラマでは鴨志田康子と名前がついてる。
アキ(演:矢作穂香)…高校3年生の女子。ユリナの友人。ユリナとは仲がよく、ユリナの母とも顔なじみ。ヒロ君という彼氏がいる。第5話でアキの漢字が「亜紀」と判明する。※ドラマでは北島亜紀と氏名がつけられている。
勇斗(ゆうと)(演:ー)…ユリナの彼氏。二股をかけている。
苅田英次(演:ー)…強姦・監禁及び殺人容疑の指名手配犯。五十嵐の共犯者。
五十嵐 嵐(演:ー)… 強姦・監禁及び殺人容疑の指名手配犯。 苅田の共犯者。
亜紀の父(演:ー)… 亜紀の父親。禿げ頭で、眼鏡をかけている。娘の亜紀を溺愛。「できることならお風呂の中でもベッドの中でも一緒にいたいと考えている。実際、高3の亜紀とお風呂に入ろうとしたり、トイレのドアを開けて茶化すなどして、亜紀からウザがられている。
尾形善人 (おがた・よしひと) (演:ー)…ユリナの父親。料理人。ユリナが1歳の頃に、ユリナの母と離婚している。
早乙女(さおとめ)(演:ー)…浦宮総合病院の看護師。尾形の担当。
藤島(ふじしま)(演:ー)…尾形の担当医。
*****
佐々木辰馬(演:金子大地)…ユリナの幼なじみ。ドラマオリジナルキャラクター。
多田礼央(演:内藤秀一郎)…ユリナのクラスメート。 ドラマオリジナルキャラクター。
沢村和泉(演:池間夏海)…ユリナたちの後輩。ドラマオリジナルキャラクター。
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