【麒麟がくる】41話のネタバレと感想!羽柴秀吉の悪知恵が炸裂!
【麒麟がくる】41話のネタバレと感想!羽柴秀吉の悪知恵が炸裂!
41話でも丹波平定に向けて光秀が動いていますが、迷いが生じ始めます。
そんな光秀にライバルである羽柴秀吉が仕掛けてきます。
そして、ついに光秀と信長の関係に亀裂が。
今回の記事では【麒麟がくる】41話「月にのぼる者」の視聴率、ネタバレと感想をお伝えします。
【麒麟がくる】41話の視聴率
【麒麟がくる】41話の視聴率は13.4%でした。
【麒麟がくる】41話のネタバレ
終わりの見えない戦
天正6年(1578年)になっても本願寺との戦いは一向に決着の気配すら見えなかった。
明智光秀の丹波攻めも同様で、まるで戦うために生きているような状態である。もは戦に正義は無く、その時の運で勝敗は決した。
光秀は戦に勝っても敗者を切り捨てずに解放、説得する。戦続きの世を変え、天下を一つにまとめ、平な世を創ろう。
国衆達は光秀に戦う理由を答える。
- 丹波の国衆は代々足利将軍家から領地を与えられ、恩恵を受けてきた
- 将軍・義昭は織田信長に追放され、西国から助けを求めている
- 今こそ恩に報いる時、そこに我らの正義がある
そして、義昭は追放された今でも「織田信長を倒すべく、力を集結するべし」と諸国の大名に文を送り続けていた。
光秀はため息をつくと同時に思い知った。自分や信長の敵は目の前の国衆でなく、足利将軍そのものであると。
秀吉の悪知恵
光秀が京の館に戻ると播磨攻めの総大将を任せられた羽柴秀吉が出陣の前の挨拶にやってきた。
播磨は本願寺を支える毛利軍の要所、そこを攻める戦の総大将を任せられたとは秀吉も信長から大きな信用を得たことになる。
だが、これにはどうも裏があるようだ。
- 信長は松永久秀が所持していた名器“平蜘蛛”の行方を追っていた
- 久秀の動きを追っていた秀吉は“平蜘蛛”が光秀に譲られたのを知っていた
- それを信長に進言して光秀を不快に思うように仕組んでいた
光秀は秀吉が弟を忍びのように使い、得た情報を流していたことを把握していた。光秀は弟を引っ張って来てもいいと脅す。
秀吉は観念して床に手をつく。だが悪びれている様子は無く「総大将となり世を平らにした後に謝れば許して貰えると思った」とニヤリと笑う。
光秀は秀吉に「平らな世とはどのような世なのか?」と尋ねる。秀吉は少し考えた後でこう答えた。
秀吉「昔のわしのような貧乏人がおらぬ世ですな。」
光秀は秀吉のやり方は気に入らなかったがその考えには納得する。「こたびは貸しにしておく」と秀吉の肩を扇子でピシッと叩いて釘を刺す。
去り際、秀吉は光秀に「菊丸が出入りしているが、何者か承知で近づけておられるのか」と尋ねる。
光秀は「ただの薬売りであろう」と答える。だが光秀は菊丸が徳川家康に仕える忍であるととっくに気づいていた。
その後、秀吉は刺客を放ち弟をも始末してしまうのだった。
菊丸の思い
光秀が東庵のもとを訪れると菊丸は作業場で黙々と臼で薬草をひいていた。
光秀は菊丸に「信長様と家康殿の関係が微妙な今が潮時、秀吉殿が何かする前に京を出た方がいい」と助言する。最悪、命を狙われるかもしれないからだ。
光秀はこれまでも何度も菊丸に助けられており、恩を返したかった。
菊丸は目に涙を浮かべながら語る。
菊丸「駒さんと一緒に丸薬を作る今の暮らしもよいのです。」
「三河の為に命を捨てても良いと思いながらも自分の役目を返上したいと思うこともあります。」
「ですが三河に帰っても自分にはもう家族はいないのです。」
菊丸自身も潮時と感じており、駒が巻き込まれる前にここを去ることにする。その後、菊丸は刺客に襲われるがなんとか逃げ切ることができた。
近衛前久を巡る信長の考え
光秀は信長がいる安土城に向かう。安土城は光り輝く日輪のようにどんとそびえ、信長の力を示しているようだった。
広間では信長が前関白・近衛前久と鼓を打っていた。前久は光秀に自称気味に語る。
前久「京に戻りたい一心で信長につき、毛利の背後にいる九州の諸大名を懐柔した。」
「だが、宿敵の二条晴良が関白の座にいる限り京には戻れず、信長どのも強く出られない。」
「先の関白も今や信長の操り人形じゃ。」
前久が去った後に信長は光秀に「口先ばかりで都の評判は悪い二条様の代わりに前久を関白に据えるつもりじゃ。政を行う者は世の中の評判が大事じゃ」と語る。
信長はそう言っているが前久の方が自分に都合がいいのは明らかである。
別れ始める道
「京での自分の評判は上々」と言う信長に光秀は「どなたが言っていたのか。ならばなぜ松永様や公方様の心は離れたのか?」としつこく問いかける。
京での評判は信長が思っているのと正反対なことを光秀は知っていた。
信長「もうよい!!」
「素直に申してみよ!!」
光秀は信長が喉から手が出るほど欲しがっていた松永の”平蜘蛛”を献上し自分の思いを伝える。
光秀「”平蜘蛛”を手にする者には覚悟が必要と聞いております。」
「誇り、志し、美しき心、殿にもそれらの覚悟を持って頂きたい。」
「そのようなご主君ならば人の心は纏まり、平らかで大きな国を作ることが出来ましょう。」
だが、信長は「”平蜘蛛”は売り払って金にする。その覚悟も込みで1万貫にはなろう。それで値打ちがわかろう」と言い放ってしまう。
久秀の覚悟は信長には伝わらず、光秀もショックを隠しきれなかった。
#麒麟がくる
親友であった松永さまの形見を差し出し、
心を込めて話す十兵衛。
信長さまに
麒麟を呼ぶ人であってほしいと
まだ願っているんだ。
…その希望がゼロになったときが
本能寺なんだ。 pic.twitter.com/RNU9kBCGfR— のんのん (@nonnon_iinoya) January 17, 2021
- 信長が突き進もうとしている道
- 光秀が歩もうとしている道
2人の道がすでに別れ始めていた。
月にのぼる者
光秀は三条西実澄の館に向かう。実澄は「信長が以前とは変わってきているのを憂いておろう」と光秀の心を見透かしていた。そして、帝も同じだと言う。
信長は今や右大将の職も放り出し、己の気分で朝廷や帝すらも変えようとしていた。
満月の夜、光秀はいよいよ帝・正親町天皇に目通りする事になる。月明かりが照らす中、帝は光秀に直接姿を見せ月に住む奇妙な男について尋ねる。
- 昔、桂男という男が月に生える木に咲く花を求めた
- その花を水に溶かして飲むと不老不死になる
- 男は欲張り木の花を全て落としてしまった
- 男は神の怒りに触れ不老不死のまま一人月に閉じ込められた
月にはそのような言い伝えが残されていた。さらに帝は美しくも力強く続ける。
帝「力のある者は皆月にのぼろうとする。」
「今まであまたの武士たちがのぼるのを見て参った。帰ってくる者はなかった。」
「信長はどうか。」
「この後、信長が道を間違えぬよう。しかと見届けよ。」
月に登り神の怒りに触れた桂男(かつらおとこ)。
「月は遠くから眺めるのが良い。」
美しい物に近付き過ぎて不老不死を手に入れても月に閉じ込められた桂男の様に信長もまた戻らぬ武士の一人になるのか。
帝の言葉は信長がもし道を間違える事があればお前が月へ閉じ込めよとも聞こえる。#麒麟がくる pic.twitter.com/vZcMmXfJHY— マルマルコ (@marukodorama) January 17, 2021
光秀は「はっ」と決意を固め、答えるのだった。
【麒麟がくる】41話の感想とまとめ
【麒麟がくる】41話で光秀は終わらない戦を憂い始めます。
そして、ついに光秀と信長に亀裂が生じ、進んでいる道が別れ始めました。
狡猾な羽柴秀吉
一方で光秀のライバルである秀吉も“平蜘蛛”を使って仕掛けてきました。そして、結果的に信長の光秀への心情を悪くしました。
まさにその狡賢い考えは悪知恵と呼ぶのに相応しいです。さらに弟も始末するなど残忍な面も見せ始めました。
そして、この秀吉の悪知恵も光秀と信長の決裂に繋がりました。
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※ 全て2020年9月13日(日)の情報です。最新の配信状況、期限、料金については公式サイトをご確認ください。
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