【ほん怖2020/あかずの間を造った話】ネタバレと感想!旅館にはモデルと後日談がある!?
【ほん怖2020/あかずの間を造った話】ネタバレと感想!旅館にはモデルと後日談がある!?
【ほん怖2020】新作の1本目は上白石萌音さん主演の【あかずの間を造った話】です。
旅館からの奇妙な依頼、どんな恐怖が彼女を襲うのでしょうか。
さらに舞台の旅館にはモデルと元ネタ、後日談があるという噂です。
今回の記事では【ほん怖2020/あかずの間を造った話】のネタバレと感想をお伝えします。
【ほん怖2020/あかずの間を造った話】のネタバレ
旅館から奇妙な工事の依頼
主人公の佐々木彩(上白石萌音)は父親の工務店で現場監督として働いていた。ある日、岩手県の某所にある老舗温泉旅館から宴会場の改修工事の依頼がはいる。
旅館の社長・村上忠(田山涼成)から設計士の木島宗次(片岡愛之助)を紹介され、設計図を受け取る。
- 宴会場を和室にする
- その和室を3重の廊下で囲む
- 最終的に出入り口もふさいで閉じ込める
彩は不審に思うが木島に「とにかく言われたとおりに造って下さい。」と押し切られてしまう。
その後の工事でも妙な注文ばかりつけられる。
- 警備は作業員でも通行証が無いとは入れない
- 木島が燃やしたお札の灰を塗料に混ぜる
さらに作業中、現場の作業員たちに力が抜けるような不可解な出来事が降りかかる。
彩は不審に思い、社長に問い詰めるが「言われたとおりにやってくれ、こっちは金を払ってんだ。」と取り合ってもらえない。
決して襖は開けないように
数日後の夜、彩は作業の見回りをする。例の和室に差し掛かると何か声が聞こえてきた。奥の襖を開けようとする。
「何をしている!!」
木島だった。そして。「決して襖は開けないよう」釘を刺される。
作業は残り和室の出入り口を塞ぐだけとなった日。木島から突然2、3日の休みを取るように命じられる。
彩は再び作業の見回り、奥の襖から子供の話し声が聞こえた気がする。
襖の奥にあったもの
彩が意を決して襖を開けてみると中には4組の座布団とお膳があった。塞ぐにしては豪華な内装だ。
何とか工事を終えた夜、彩は木島と現場の最終確認を行う。完成した和室に行ってみると今までとは異なる異常な雰囲気を感じる。
木島は周囲の廊下、彩は中の和室を担当する。
またしても声が聞こえてくる。子供たちの話し声のようでどんどんと大きくなる。
彩は襖を開ける。薄暗い部屋の中ではお膳の前の座布団に4体の日本人形が増えていた。
大切なのは信仰
翌日、木島は約束を破られたことを嘆くが彩に事情を説明してくれた。
- 造っていたのは開かずの間
- 休みの間、そこに福の神を降ろす神卸を行っていた
- 自分も社長に依頼された、よくあること
そこに社長の村上が別の工務店の作業員を連れてくる。木島は「まだ大事な工程が残っている」とするが、一方的に仕事を打ち切られてしまった。
社長の村上は工事と神卸の金をケチったのだった。
帰り道に木島は彩に話し掛ける。
- ハロウィンと同じで形は変えようが信仰が大切
- あの社長は考えが甘すぎる
1年後に旅館に起こったこと
1年後、彩は旅館が台風の被害にあったことを知り、木島に連絡する。
その後、彩は社長の村上に木島と新しく作った見積書を見せる。村上は金額に納得せず、彩は追い出されてしまう。
彩は気になってこっそりと和室に入ってみる。
- 廊下にはものが散乱
- 室内には大量のお札
さらに子供の声が聞こえてくる。彩は何かに導かれるように奥の襖を開ける。
中には壁一面に大量の日本人形が敷き詰められていた。
旅館には後日談があるのだが、言うのははばかられるという。
【ほん怖2020/あかずの間を造った話】の感想とまとめ
モデルになった旅館はどこ?元ネタは?
僕の地元(東金市)の八鶴湖及び八鶴亭ですかね…。
今年はコロナの影響で無くなってしまったのですが、桜の時期には桜祭りがあり、画像のように沢山の桜が咲きます!
また、八鶴亭は先日やっていた本怖のロケ地ともなっています!
国有形文化財でもあるんですよ〜!
とても雰囲気のある建物なので是非! pic.twitter.com/2NgtMcaMdo— いながき (@ciLove_Kaoru) November 1, 2020
ロケ地となったのは旅館は千葉県東金市の「八鶴亭」さんです。ドラマで中心となった大広間もあります。
ドラマの舞台は岩手県なので「八鶴亭」さんはモデルではありません。
「ある設計士の忌録」 (鯛夢著 HONKOWAコミックス)という読者から寄せられた体験を元にした漫画があります。
その中に収録されている「あかずの間」が主人公が男性ということ以外は【ほん怖2020/あかずの間を造った話】とほぼ同じです。
ドラマの元ネタ(原作)はこの漫画です。
旅館の後日談とは何?
旅館には後日談があったようですがドラマでは語られませんでした。
社長がお金をケチったことで旅館は龍神様の怒りにふれ、和室を中心にボロボロになってしまいます。
後日談では社長、従業員2名、新しく工事を請け負った作業員3名、計6名が行方不明となったそうです。
後日談までいって欲しかった
#ほん怖 pic.twitter.com/UQRJIkzQKF— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) October 31, 2020
お金をケチるとろくなことになりませんね。
「ある設計士の忌録」は【DMMブックス】で購入することが出来ます。「あかずの間」以外にも建築に纏わる恐怖体験が収録されています。
2020年11月6日(金) 23:59まで無料で試し読みが出来ます。
さらにお蔵入りなってしまった【探偵の手記】も鯛夢氏の漫画が元ネタ、「ほんとにあった怖い話 読者体験シリーズ 鯛夢編 (2)」に収録されています。
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