【なつぞら】86話の視聴率とあらすじ!坂場(中川大志)の魔女=理不尽論が秀逸!
【なつぞら】86話の視聴率とあらすじ!
広瀬すず主演のNHK朝ドラ『なつぞら』第86話が2019年7月9日(火)に放送。
今回は【なつぞら】86話の視聴率・あらすじ・感想について。
【なつぞら】86話の視聴率
『なつぞら』第86話では、なつ(#広瀬すず)が帰省中に思いついた企画を発表する#なつぞら
https://t.co/N1Z9wU95c2 pic.twitter.com/Ksyqeyy4Pc— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) 2019年7月7日
『なつぞら』86話の視聴率は、20.2%!
【なつぞら】86話のあらすじ
・86話のあらすじ(事前情報)
なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)が東京に帰ってきた。二人は、十勝での出来事を亜矢美(山口智子)に報告。亜矢美は、千遥の心の内にあるものを察し、落ち込む二人を元気づける。翌日、なつが東洋動画に出社すると、下山(川島明)、麻子(貫地谷しほり)、坂場(中川大志)から、宿題だった短編映画の企画案を求められる。そこでなつが、帰省中にヒントを得た企画について話し出すと、皆興味を持ちだし…。
出典https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-07-09&ch=21&eid=07511&f=4681
・86話のあらすじから事前レビュー
86話あらすじでは「なつが、帰省中にヒントを得た」とありますが、85話を見る限り夕見子が「ヘンゼルとグレーテル」をなつに「これしかない!」と推薦していたように思います。
あるいは、なつが少しは考えたのでしょうか。
原作ありで短編を作ろうということだったため、「ヘンゼルとグレーテル」そのまま?
どんな企画会議になっていくのか注目です。
・86話のあらすじネタバレ
〈おでん屋「風車」=亜矢美の自宅にて〉
柴田家を出て、翌々日の早朝。なつと咲太郎が自宅の「風車」に戻った。
東京のどこにある置屋か、結婚相手のことも書かれていないと亜矢美に話す。なかったのね。そんだけ あんたたちのことを思ってるってことよ。
咲太郎は「もう少し信用してくれてもいいのにな。幸せを邪魔するようなことは絶対しないのに。」と言う。
亜矢美は、千遥の心の内にあるものを察して告げた。「千遥ちゃんの方が会いたい気持ちを抑えきれないからだって書いてあるでしょ。」
なつ「でもそんな結婚をして幸せになれるんでしょうか?」
亜矢美「なれるよ。自分でこうって決めたことなら、どんなことがあったって前に進んでいける。でももし「ああつらい。ああもうしんどい。ああもうダメだって思った時には、千遥ちゃんには今、北海道ってものがあるんじゃないの。」
なつは同意。亜矢美の言葉がなつたちを元気づけた。
〈東洋動画にて〉
なつは、短編映画の企画案として「ヘンデルとグレーテル」を出した。
なつは自身が戦災孤児なこと、兄がいて、生き別れた妹の生存を確認できたことを話す。
ヘンデルとグレーテルはママ母に捨てられて道に迷いお菓子の家をみつけたせいで、魔女に捕まってしまう。
そこで食べられそうになっても生きることを諦めなかった…。
なつは「何かそういう、困難と戦って生きていく、子どもの冒険を描きたいと思ったんです。」と伝えた。
坂場と麻子は脚本家を立てるかどうかで意見が合わなかったが、2人とも企画自体は同意してくれた。
〈喫茶「リボン」にて〉
なつと桃代はランチ。
なつは「どこまでできるか分かんないし怖いよ。」と不安をもらす。
桃代「大丈夫よ。自分の力を試してみればいいじゃない。せっかくもらったチャンスなんだし。
なつ「うんそだね。何か、モモッチと話してると気が楽になるわ。」
なつを元気づけた桃代は、坂場との進展を尋ねた。
なつは「何を言い出すか分かんないから怖いけど、でもこの人がいれば、きっといい作品ができるって妙に安心すんの。」と返答。
桃代は坂場の父が大学教授だから「結婚しても肩凝りそう」と言うが、なつは好きになったわけではない、と告げた。
〈夜:おでん屋「風車」にて〉
坂場がなつを訪問。なつの部屋にて、短編映画のあらすじの相談を始める。
原作では最後に魔女をかまどに突き飛ばして焼き殺す。それでいいのかと疑問だという。
なつも、そんな残酷な結末を子どもに見せたくないと思っていた。
なつは、魔女を殺さずに逃げることを提案。
坂場「それを魔女が追ってきたらどうなりますか?逃げても逃げても追ってくる魔女。魔女とは子どもたちの自由や未来を奪うような。社会の理不尽さみたいなものの象徴です。逃げても逃げても追ってくる社会の理不尽…それとどう戦うか…。」
坂場は、これはなつが作るべき作品で、必ずこの企画を通すとし、去って行った。
【なつぞら】86話の感想
魔女を 社会の理不尽さに置き換えて
子供たちがどう戦うか?
すごいぞ!イッキュウさんの構成力#なつぞら #中川大志 pic.twitter.com/UuJrg8JLit— LOVE大志♡ようこ (@Ipcful3w71tj) 2019年7月9日
魔女は理不尽の象徴、っていう坂場くんの解釈すごいな、逃げても逃げても追いかけてくる理不尽。それはまさに奥原三兄妹が体験していることだ。
絵を描くことが道しるべだという夕見子とは違う視点から観てるのも面白い。#なつぞら— 金澤流都@テレビ鑑賞 (@kanezya_asadora) 2019年7月8日
夕見子が例えたヘンゼルとグレーテルのパン屑は奥村兄妹の描く絵、後半は坂場くんの手で魔女は子供にとっての社会の理不尽さに置き換えられて、ここにマコさんやなつの表現が加わったらどんな物語になるのか楽しみだなぁ。 #なつぞら
— 竹元勇子(教授) (@yutakemoto) 2019年7月8日
逃げても逃げても追ってくる魔女、それは子供達の自由や未来を奪う社会の理不尽。パンくずを食べられてしまうのは時を経ること。時を経ても魔女は追ってくる。これ、なつたち兄弟は時を経ても「魔女」という社会の理不尽にに追われるってことか…? #なつぞら
— あっきん@いだてんはいいぞ (@acintosh) 2019年7月9日
坂場(中川大志)がなつの話を聞いて、魔女=理不尽論を展開。
子供たちは社会の理不尽から逃げているというテーマです。
逃げている子供とは奥原三兄妹のことでもあります。
より深みが増しそうな短編映画。秀逸な坂場の意見に視聴者から絶賛です。
『なつぞら』自体も、なつたちが理不尽とどう戦うかの物語なのかもしれません。
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