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【危険なビーナス】原作のネタバレ!犯人が明人を誘拐した目的とは?

ドラマ【危険なビーナス】原作のネタバレ!

妻夫木聡主演のドラマ【危険なビーナス】がTBSで2020年10月から放送。

原作を読んだ上で、内容をネタバレ!主人公の弟・明人を誘拐した犯人は誰か、その目的とは?

そのほか、主人公の母の死の謎、遺産や大発見をめぐる注目の結末なども紹介します。

今回はドラマ【危険なビーナス】原作のネタバレ結末について!

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ドラマ【危険なビーナス】の原作は?

ドラマ【危険なビーナス】の原作は、東野圭吾氏による同名の小説です。

原作のあらすじ

惚れっぽい独身獣医・伯朗が、新たに好きになった相手は、失踪した弟の妻だった

恋も謎もスリリングな絶品ミステリー!

「最初にいったはずです。
彼女には気をつけたほうがいいですよ、と」

独身獣医の伯朗のもとに、かかってきた一本の電話--「初めまして、お義兄様っ」。弟の明人と、最近結婚したというその女性・楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000323683

ひとことでいうと、手島伯朗(妻夫木聡)が弟の妻・楓(吉高由里子)とともに弟・明人(染谷将太)の失踪の謎を追うサスペンス。そこに伯朗と楓との恋、遺産相続の問題などがからんでいく展開です。

【危険なビーナス】原作の犯人ネタバレ

ネタバレ注意

「危険なビーナス」原作の真犯人とその動機についてネタバレしています。


明人(染谷将太)を誘拐した犯人は、兼岩憲三(小日向文世)!

小日向文世
https://www.tbs.co.jp/kikenna_venus/

憲三は、伯朗(妻夫木聡)の母の妹・順子(坂井真紀)の夫になります。

伯朗の叔父さんです。

犯行動機は、手島一清の絵画「寛如(かんじょ)の網」が欲しかったから、というのが犯行理由です。

犯人・兼岩憲三(小日向文世)の目的は絵!

絵が目的だったなんて、と思うかもしれませんが、実は貴重な絵らしい。

憲三は大学の教授で数学が専門。つまり知識があったのです。

憲三は興奮ぎみにこう語っています。↓

「人間業とは思えない、恐ろしいほどの精緻な図形だった。一清さんによれば、『ウラムの螺旋』の表現方法を変えただけ。(中略)『寛恕の網』は『ウラムの螺旋』と違い、曖昧なところがなかった。完璧な法則性を持っていた。それはつまり、素数の分布に法則性があることを示す。これは数学界だけでなく、人類にとって大変なことだった。…(略)」

「危険なビーナス」講談社より

しかし実は『寛恕の網』は、一清が「人間が立ち入ってはならない領域」ということに気づいて未完のままでやめてしまいました。

それでも憲三(小日向文世)曰く「数学界の最大の謎:素数とは何か」「長年の難問のリーマン予想」が解明できる可能性を秘めた絵画なのだそうです。(こんなスゴイの、ドラマでどういう絵として表現するのでしょうか…)

一清は伯朗の実の父親です。一清とは伯朗が5歳のときに死別しています。

幼い伯朗が、抽象的なこの絵は何かと尋ねたとき、「わからない。神様に書かされている」と一清は伝えたそうです。

まとめると、兼岩憲三は、絵を手に入れる目的のため、(その手段として)明人を誘拐しました。

明人の誘拐の目的は康治の遺品の入手のため

「絵の入手」と「明人の誘拐」がどう繋がるのか、というと…

・矢神家の当主・康治(栗原英雄)が亡くなれば、遺産はすべて明人(染谷将太)のものになる。

→絵もいったんは明人のところへ行く。

→明人は数学の才能があるから『寛恕の網』の価値が分かる。

→それを防ぐには、明人より先に絵を見つけること。

つまり、遺品が出そろうまで明人(染谷将太)を監禁しておく必要があった。

遺品が出そろって、『寛恕の網』が一清の絵と判明したら、正当な継承者(実の息子)の伯朗(妻夫木聡)のもとへ行く。

一清の絵はすべて兼岩家で保管している。

そうして兼岩憲三(小日向文世)は『寛恕の網』を入手できる…はずだったのです。

『寛恕の網』は小泉の家に!

憲三(小日向文世)にとって誤算だったのは楓(吉高由里子)の登場!

憲三は困惑します。

その手のプロに依頼して明人(染谷将太)を監禁したはず。なのに楓が「明人はシアトルにいる」という。

さらに小泉にある家(順子の実家)が更地になった写真を見せられて存在しない、と思っていたのに…

なんと小泉の家は現存していた。

伯朗も小泉の家の現存を突き止め、康治(栗原英雄)の研究資料を探すも見つからない。

それで、叔母の順子(坂井真紀)に小泉の家にあったアルバムを見せたあと、「秘密の部屋はなかったのか」尋ねます。

その話を盗み聞きした憲三は、先回りして小泉の家に研究資料をエサとして置いておいておきます。

伯朗は絵の価値を知らず、研究資料を探していたため、エサに食いつき、家から退散。

しかし帰り道、伯朗はその資料を持っていた人物、そしてあの家の現存を知らせてしまった人物(順子と、別部屋で就寝中という夫・憲三)に思い当たり、楓とともに引き返します。

そこで、伯朗と楓は憲三とばったり鉢合わせ!

伯朗の母を殺害したのは憲三(小日向文世)

憲三(小日向文世)は伯朗(妻夫木聡)が「禎子(斉藤由貴)のアルバムを持っていたこと」「小泉の家の秘密部屋を気にしていたこと」から、小泉の家の現存を知り、伯朗が『寛恕の網』を発見する前に探していた。

しかし、伯朗と楓(吉高由里子)と鉢合わせしてしまったことで、16年前の罪を白状する。

伯朗の母・禎子を殺害したのは、憲三(小日向文世)だった!

『寛恕の網』捜しのため何度か不法侵入していた憲三は、ある日、禎子に見つかってしまう。

「警察に通報し、絵も燃やす」という禎子の言葉に反応した憲三は禎子ともみ合い、禎子を倒してしまった。

禎子は息があったが脳震とうを起こしていた。しかし憲三は彼女を助けず、風呂場での事故死(溺死)に見せかけて殺害!

自白した憲三は火をつけて絵と家とともに自害を図ります。

しかし楓が憲三を背負って助けました。

伯朗も脱出したものの、ふすまを破って遊んだ幼少期を思い出す。

伯朗は燃え盛る家に入り、ふすまの中に『寛恕の網』を発見!

そこで明人が現れて、告げました↓

「絵なんか、どうでもいいじゃないか。」明人は子供の頃から変わらぬ涼しげな目をしていった。「たかが絵だ。逃げよう」

「危険なビーナス」講談社

明人が伯朗に「逃げよう」と現れたシーンが、実は作中での初登場!単行本で実に356ページ目です。全379ページなので遅い!(笑)じらされましたね。ドラマではもう少し早く登場するのではないでしょうか。

大発見の結末

ちなみに、手島一清がなぜ神の領域となるすごい絵を描けるようになったのか
その理由は…一清が脳腫瘍になり、矢神康治(栗原英雄)の治療(=脳への電気刺激)を受けた結果、副作用で「後天性サヴァン症候群」を発症したから。

先ほどから出ている康治の研究資料とは「後天性サヴァン症候群の研究」の資料でした。

人工的に天才を作り出せるというまさに大発見!!!

しかし矢神康治の治療は一清の死期を早めたかもしれないため、研究には二の足を踏むのですが、他にも理由がありました。

それは研究資料の最後のページに書かれていたこと↓

『天才が幸せをもたらすとはかぎらない。不幸な天才を生むより、幸せな凡人を増やす努力をしたい。』

「危険なビーナス」講談社

実際に一清は『寛恕の網』を描いたことを後悔して途中でやめています。

人間には踏み込んではいけない領域がある

そのことに一清も康治も気づいて、禎子(斉藤由貴)に絵を託したのです。

明人(染谷将太)も同感で、だから「たかが絵」という発言になったのでしょう。

楓と明人の結末

明人の口から真相が明かされます。

明人(染谷将太)が帰国すると警察に声を掛けられ、明人を拉致監禁しようとする人物がいると教えられます。

憲三(小日向文世)がネットを通して明人(染谷将太)の拉致監禁を募集。

警視庁サイバー対策課は情報をつかんだが、書き込みだけでは犯罪になりません。

それで警察は罠を仕掛けます。

実際に明人を監禁したように見せかけて、相手の出方をうかがう作戦です。

明人は母の死の再捜査を引き換えに、拉致監禁の狂言に協力。

なんと、明人(染谷将太)は警察の保護下にあり、監禁されていませんでした。

しかし犯人の物証が出ないため、議論の末、矢神家への潜入捜査…それも明人の妻になります作戦に!

つまり、楓(吉高由里子)の正体は女性警察官で、潜入捜査官!

楓と明人の結婚も嘘だったのです。

とんでもない作戦ですが、今回は見事に成功しました。こんなのアリ?って賛否がありそうです。
が、楓の正体のヒントは随所にありました。
たとえば楓は1度目の小泉の家の訪問の際、管理を任された近所の老人を泥棒と間違えて組み伏せます。
小泉の家が燃えるときも、50キロはあるだろう兼岩憲三を背負って脱出。
このように普段から鍛えている女性=警察官であることがわかる描写がありました。

後天性サバン症候群の研究資料は矢神家の養子(先代当主が愛人に産ませた子)の勇磨(ディーン・フジオカ)がビジネスに使いたがっていたものの、明人が保管することになります。

そして明人は決意。

遺産を相続する明人は、勇磨とともに、傾きかけている矢神家の復興を誓う!のでした。

勇磨は、矢神家当主を狙うあやしい人物ですが、途中から潜入捜査に気づいた協力者になりました。ドラマでもミスリードの人物となることでしょう。
(追記)勇磨はディーン・フジオカさんが演じることが決定。原作ではビジネス好きで嫌味な人物だったのですが、もっと魅力的な人物になりそうです。

ラスト

伯朗(妻夫木聡)は、池田総合病院を継いで院長なることを決断。

「手島動物病院にしてもいい」と言われていたものの、(母の死の謎も解けたからか)手島姓にこだわりなくなった伯朗は養子になることを決意。

助手の陰山元実(中村アン)は何やら池田院長に相談があるようです。(辞めるのでしょうか。詳細は不明です。)

そして、カーリーヘアの楓(吉高由里子)が病院に来院。なんとミニブタの診察にきました。

「30キロ以上にはならない」と言われて飼い始めたそうですが、それ以上大きくなるかもしれません。伯朗は「返してこい」と言うものの…

伯(はく)ちゃんお願い!」と楓。「長い付き合いになるからよろしく」と親しげです。

ミニスカートの楓ですが、彼女曰く「ちゃんと計算」してあります。

組み替えた肉感的な足を見た伯朗は思います。「たしかにパンツは見えない」

潜入捜査も気付かせない、計算高い女を印象付ける楓のラストです。
今後の2人の関係が続くことも予感させる余韻はGOOD。
ただ、伯朗は尻にひかれそうですね。

【危険なビーナス】原作の感想

原作は、矢神家の遺産相続争いと思ったら、東野圭吾氏お得意の理系ミステリで数学や脳に関わっていくというトンデモ展開でした。

ストーリーについて

このトンデモ展開は意外性があって面白かったのですが、脳腫瘍や「に描かされている」のワードであやしいと気付いた読者も多かったのでは?

たとえば東野圭吾の作品では…
・脳移植手術を受けたことで人格が変容していく『変身』
・脳死状態の子を電気信号で生きているかのように動かす『人魚の眠る家』
・実在の天才数学者、ピエール=シモン・ラプラスの言葉が脳の手術で実現し、計算して奇跡を起こせてしまう人物が誕生する『ラプラスの魔女』
と、「脳」から想像をふくらませた小説は多数です。

また脳の手術か!とも思ってしまいました。(笑)

と言っても、「後天性サバン症候群の研究」という真相が分かるまで心地よく振り回されました。

ドラマも原作を知らないと、弟の失踪は遺産相続に巻き込まれたのか、と思ってしまいますよね。

このストーリーの意外性は魅力的だと思います。

犯人について

ただし犯人は意外というより、誰だっけ!?…と思ってしまいました。その点はミステリーとしてどうかと思いますが(笑)

憲三は先生を引退後も数学最大の難問・リーマン予想を生涯研究しているらしいし、彼にとっては凄い絵、人類の宝だったのでしょう。牧雄や勇磨があやしい人物でしたので消去法や論理的に読めば、犯人を推理できたのでしょうが…印象が薄い人物ですし、そこまで絵に執着するなんて!

ほんと、頭のいい人、数学者の考えることは分かりません。偏見?

ただしドラマでは小日向文世さんなら印象に残りますから欠点(?)は解消できると思います。

登場人物について

登場人物をみると……主人公の伯朗はカッコいいとはほど遠く、情けないほど惚れっぽいし、女性の身体ばかり気にしています。普通の男で、巻き込まれ型主人公ですね。

それに楓はミステリアスすぎて「何かあるぞ」と分かりやすかったです。強いのもヒントですね。

ドラマではディーンフジオカさん演じる勇磨が原作より魅力的になりそうで楽しみです。矢神家の面々も役者がそろってます。

犯人も含め、ドラマオリジナルの展開も期待しています。

以上、ストーリー・犯人・登場人物(キャラクター)の観点から感想を述べました。あくまで個人の感想なのでご注意を。

まとめ

以上、ドラマ【危険なビーナス】原作のネタバレを紹介してきました。

要点をまとめると…

・明人を誘拐した犯人は誰か:兼岩憲三(小日向文世)

・犯人が明人(染谷将太)を誘拐した目的とは?:『寛恕の網』の入手のため。

・主人公の母/禎子(斉藤由貴)の事故死の謎:事故死でなく、兼岩憲三が殺害

遺産をめぐる結末:矢神家の遺産は明人が相続して傾きかけた矢神家を立て直す

大発見をめぐる結末:『寛恕の網』は焼失。後天性サヴァン症候群の研究も世には出さない。

(吉高由里子)の結末:潜入捜査官だったことが判明後も、伯朗(妻夫木聡)の病院へ通うことに。

しかしあくまで原作の内容です。

ドラマではふくらませたりして、犯人を変更する可能性はあります。

ドラマ『テセウスの船』(2020年1-3月、TBS)が原作漫画と違う犯人で視聴者を楽しませた前例もありますし!

それでも、潜入捜査官『寛恕の網』後天性サヴァン症候群というキーワードは変えないはず。

謎の美女・失踪・遺産争い・理系ミステリなど、多様な要素がこめられた原作をドラマではどう描くのかも楽しみですね。

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