朝ドラ【スカーレット】のモデルは神山清子!喜美子(戸田恵梨香)の参考になった人物とは?

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朝ドラ【スカーレット】のモデルは神山清子!

主演のNHK朝ドラ【スカーレット】の主人公・喜美子のモデルは神山清子さん。調べると陶芸家でありながら、骨髄バンクに尽力した方と判明。ヒロインの喜美子(戸田恵梨香)の参考になった人物で、厳密にはモデルではないのですが、ココでは分かりやすいためモデルとして紹介します。

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朝ドラ【スカーレット】のモデルは神山清子!

NHK朝ドラ『スカーレット』のヒロイン・喜美子(戸田恵梨香)のモデルは、神山清子さんです。どんな方か紹介していきます。

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出典https://www.kyoto-np.co.jp/fukushi/column/kitaiku/160404.html

↑写真は2016年のお姿。

氏名:神山 清子(こうやま きよこ)/旧姓:金場 清子(かなば きよこ)

生年月日:1936年8月2日

出身地:長崎県佐世保市

職業:陶芸家

家族:両親:金場トミ、金場繁

妹:繁美、静子

夫:神山易久(離婚)※竹田学さんと紹介する記事もありますがそれは映画の役名。

子:長女/久美子、長男/賢一(故人)

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陶房:寸越窯(ずんごえがま)/紹介サイト:http://www.e-shigaraki.org/shop/神山清子/

経歴

・幼少時代は、父親の仕事の都合で九州、近畿などの各地を転々とした。

・佐世保の炭鉱で監督をしていた父・繁が朝鮮から連れてこられた徴用工を助けたことから警察に追われた。そのため、小学2年生のころに一家で滋賀県へ逃げる。

・11歳(1947年頃)の時、陶芸の里・信楽町(しがらきちょう)(2004年に滋賀県甲賀市と合併)に転居。

・小学6年のとき、先生の推薦で「陶器のできるまで」を紙芝居にして大きな公民館で発表。失敗して恥をかくも、陶器との出会いとなった。

・地元の中学校を卒業後、和洋裁学校へ進学。

・陶器の絵付け助手として勤務。“絵付け”をする女性もまれのため、できないものと決めつけられ、いじめにもあった。

・陶器会社「近江化学陶器」に入社。絵付けの仕事を続ける。

・21才のとき、同じ会社の男性と結婚。

・翌年に長女・久美子を、25歳のときに長男・賢一を授かり、2児の母になる。

・1963年頃、27歳で会社を辞め、作陶を始めた。その後、滋賀県展・市展、さらに朝日陶芸展にも入選。

・34歳のとき、自分の家の庭に穴窯を築く。
この頃、夫が住み込みの弟子の女性と家を出て行った。たびたび家を空けていた夫は清子に手を上げようとしたこともある。
そのとき夫の前に息子の賢一が立ちはだかり、「僕は母さんと姉ちゃんとでがんばる。父さんいなくてもいい」と言い放ったという。
清子は何回も自殺を考えた。やがて食べ物がなくなり、庭の畑でとれた野菜などで飢えを凌いだ。
娘の久美子から「お母さん、もうお父さんのことは忘れて仕事をして」という言葉にも救われた。

・1975年(39歳)、「信楽自然釉(しがらきしぜんゆう)」を発表。釉薬(うわぐすり)という薬品を使わずに自然の美しい色を醸し出す古の信楽焼を甦らせる、清子の夢が叶った。

・1990年、2月。陶芸の道を進み始めた賢一が慢性骨髄性白血病を発症。『神山賢一君を救う会』も結成された。

・1991年、6月。賢一は再び高熱を出して再入院。

・1991年、10月。妹・静子が移植を名乗り出る。移植手術は無事に成功。

・1991年、12月、清子たちの熱心な活動が国を動かし、日本初の公的骨髄バンク「骨髄移植推進財団」が設立。

・賢一は再発。清子は賢一が入院する前に作っていた壺を、清子の穴窯で焼いて仕上げ、賢一に壺を見せた。その大壺を抱いた賢一は(目から出血しているせいで)赤い涙を流したという。

・1992年4月21日、31歳で賢一はこの世を去った。

・2002年12月、神山清子の半生を描いた本『母さん子守歌うたって–寸越窯・いのちの記録』が出版される。

・2005年1月、『母さん子守歌うたって』を原作とした映画『火火』(高橋伴明監督)が公開。神山清子は作陶指導、映画に登場する数百点及ぶ作品に自作を提供、寸越窯や自宅もすべて撮影に使用した。

・2019年9月25日、神山清子の物語を描いた本『緋色のマドンナ: 陶芸家・神山清子物語』(ポプラ社)が出版。

・2019年9月30日、神山清子を取材し参考にしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『スカーレット』が放送される。

業績①/女性陶芸家の草分け:神山清子さんが作陶を始めたころは女性が窯場に入ると「けがれる」と言われ、窯焚きをする女性はいませんでした。

そんな中、5、6年かけてやっとの思いで<信楽自然釉>を再現。

その作品は、釉薬をかけていないにもかかわらず、緑・白・赤・黄色の不思議な発色が起こり、迫力に満ちたもの。

神山清子さんはスペインや台湾などで個展を開くほか、海外の展覧会にも出展するなど活躍。陶芸家としての地位を固めていきます。

神山清子さんの存在は後進の女性陶芸家に勇気を与えました。

業績②/骨髄バンク設立に尽力

神山清子さんは、経歴のとおり、息子さんのことがきっかけで骨髄移植の活動をしてきました。

2019年現在も「滋賀骨髄献血の輪を広げる会」会長を務めて活動を続けているそうです。

朝ドラ【スカーレット】のモデル:神山清子のまとめ

神山清子さんは陶芸家として成功したのですが、その半生は波瀾万丈。

夫に去られ極貧生活の中、陶芸に打ち込み乗り越え、そして息子のため骨髄バンクの設立に尽力した…神山さん。

『スカーレット』放送開始当初のあらすじでは、陶芸のことだけ明かされていないので、骨髄バンクのエピソードまで描くかは不明です。

映画『火火』と差別化するため描かない可能性もあります。

ともかく、モデル(参考にした人物)が波乱を乗り越えてきた方だけに、朝から勇気や希望をもらえるドラマになりそうです。

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