映画『ワンダーストラック』のキャストとあらすじ!デヴィッド・ボウイが過去と現代を結ぶ!

ワンダーストラック

ドット・ヘインズ監督の新作、映画『ワンダーストラック』が2018年4月6日に公開されます。
キャストは子役のオークス・フェグリーミリセント・シモンズ、そしてジュリアン・ムーアミシェル・ウィリアムズといったベテラン女優が脇を固めています。
あらすじは2つの異なる時代に生きる少年少女が時代を超えて結びつき、大切なものを見つけるお話。
『ワンダーストラック(驚きと幸せの一撃))』というタイトルが示す通り、驚きに満ちた内容になっています。
マーティン・スコセッシ監督作品『ヒューゴの不思議な発明』の原作者でもあるブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説を映画化したもので、セルズニック自身が初の映画脚本に挑戦しています。
カンヌ映画祭でも上映されましたが、上映後には3分間のスタンディングオーベーションが起きたほど評価の高い作品に仕上がっているのだとか。

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【ワンダーストラック】気になる内容は?

1977年に生きる少年ベンと1927年に生きる少女ローズ、大切な人に会う為にそれぞれニューヨークへと旅に出た2人の物語が交錯し、時代を超えて結びつく不思議なお話。
少年と少女の勇気に満ちた摩訶不思議な物語はもちろんのこと、モノクロとカラーの映像が交錯する手法も一つの見所です。
1977年に生きるベンの物語はカラー映像で様々な音にあふれ、1927年に生きるローズの物語は音楽のみが流れるサイレント映画風のモノクロ映像で描かれるのですが、このアイデアは原作者のセルズニックから出されたとのこと。
撮影監督であるエドワード・ラックマンはトッド・ヘインズ監督と多数のタッグを組んでおり、『キャロル』(16)ではアカデミー賞撮影賞にもノミネートされています。

【ワンダーストラック】キャスト

オークス・フェグリー:少年ベン役

2004年11月11日生まれのアメリカ出身。

2014年『アイアン・ソルジャー』でデビューし、2016年に公開された作品『ピートと秘密の友達』で主演を果たしています。

劇中で徐々に耳が聞こえなくなるという難しい役柄の為、ヘインズ監督と訓練を重ねるなど幼いながらも役者魂も見せています。

ミリセント・シモンズ:少女ローズ役

『ワンダーストラック』では耳が聞こえない役柄ですが、自身も聴覚障害を持つ彼女は今作で映画デビューを果たしました。

共演のオークス・フェグリーとは違う時代を生きている設定の為あまり現場を共にする時間はなかったようですが、一緒になった際は手話で会話していたそうです。

アメリカでは2018年『A Quier Place』というホラー映画にも聴覚障害を持つ役で出演しており、これからが期待ができる女優さんですね。

ジュリアン・ムーア:リリアン・メイヒュー役

1960年12月3日生まれ アメリカ出身。

ヘインズ監督とは4度目のタッグとなるジュリアン・ムーア。
『エデンより彼方に』ではヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞しています。
今作ではローズが憧れるアイドル的人気を誇る女優を演じています。

ミシェル・ウィリアムズ:エイレン・ウィルソン役

1980年9月9日生まれ アメリカ出身。

アカデミー賞に3度ノミネートされ、『グレイテスト・ショーマン』での歌声も記憶に新しいミシェル・ウィリアムズ。

今作ではベンの母親を演じています。

【ワンダーストラック】音楽で結びつく過去と現代

本作では音楽がふんだんに使用されており、また二つの時代を結びつける大事な鍵として扱われています。

『ベルベット・ゴールドマイン』『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』『キャロル』とドット・ヘインズ監督とタッグを組んできたカーター・バーウェルが今作でも音楽を担当し、時代が異なる二つの世界それぞれで楽器を使い分けながらも、一つの映画として成り立つようスコアを工夫し、この映画に欠かせない音楽を作り出しています。

ベンの物語の音楽ではエレキギターやシンセサイザーなどの現代的な楽器を、ローズの物語ではハープやオルガンなどを用いて物語にコントラストを与えつつ、しかしそれが全く別の映画にならないように、そして最後に繋がる二人の物語を導くように、細心の注意を払って何度も試行錯誤が繰り返されたのだとか。

(参考URL)http://deadline.com/2017/11/wonderstruck-carter-burwell-composer-oscars-news-1202195333/

そしてもう一つ、この映画の音楽に関して注目したいのがデヴィッド・ボウイの名曲『Space Oddity』と、それをカバーした「ラングリー・スクールズ・ミュージックプロジェクト」の歌声です。

「ラングリー・スクールズ・ミュージックプロジェクト」とは1970年代のカナダの小学校で行われていた音楽を通じた教育活動であり、映画『スクール・オブ・ロック』のモデルとしても知られています。1976年と1978年に録音された彼らの音源は20年以上を経た2000年に突如アメリカのラジオ番組から火がつき、翌年の911テロの直後に「イノセンス&ディスペアー」というCDとして発売されることになりました。

少年少女たちの優しく繊細な歌声が猜疑心と恐怖に震える心を癒し、amazonで1位を獲得するなど大きな反響を呼びました。そのミニマムでありながらも壮大な世界観をデヴィッド・ボウイやフレッド・シュナイダーも絶賛したという、アメリカにとって歴史的なチルドレン・ポップスの金字塔です。

時代を超えて愛されるデヴィッド・ボウイの名曲と、時代を超えて人々を癒した「ラングリー・スクールズ・ミュージックプロジェクト」の子供達の無垢な歌声が、本作の「時代を超えた物語」をつなぐ重要な要素として象徴的に使用されています。

そんな、劇中を彩る素晴らしい音楽も是非注目して頂きたいところです。

【ワンダーストラック】あらすじ

1977年、ミネソタに住むベンは母親を亡くし、おばさんと暮らしていた。実父を知らぬベンは母親の遺品から手がかりを見つけ、一人ニューヨークへと旅立った。

それから50年の1922年、耳が聞こえずいつも孤独だったローズは心の拠り所にしていた女優リリアンに会うため、ニューヨークへと旅立つ。

時代を超えて同じ目的地に向かう二人は、大停電の夜に謎めいた因果で結びつけられる。

【ワンダーストラック】まとめ

2つのストーリーが交錯する映画として思い出されるのが、2つの時代を超えて奇跡的に繋がる親子を描いた『オーロラの彼方へ』や、1つの愛の物語をカップルのそれぞれの視点から描いた『ラブストーリーズ』などが挙げられます。
こういった映画に共通する魅力は、それぞれのストーリーが繋がったときに生まれるカタルシスの大きさであろうかと思います。
本作では”実はこの人物があの人だった”というような、驚きのトリックも隠されているそうです。

そんなストーリーの妙も楽しみですが、映像と音楽だけでもグッときてしまいそうな程、素敵な雰囲気を持つこの作品。
ベンとローズのストーリーがどんな風に交錯するのか、多彩な音楽がどんな風に映画を彩っているのか、ぜひ劇場で体感して下さい。

※イラスト:アサミヤカオリ

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