【未恋〜かくれぼっちたち〜】9話ネタバレと感想!健斗の出した答えとは?

2025年3月6日にドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』の第9話が放送されました。

いよいよ次週で最終回を迎える『未恋~かくれぼっちたち~』。それぞれ、やりたいことへと進んでいき、高坂健斗だけが答えを出せずにいます。カンズメ屋敷を訪れた健斗は、何を思い、どんな答えを出したのか?

物語の展開を、あらすじとともに考察やSNSの反応を交えてまとめました。

目次

【未恋〜かくれぼっちたち〜】9話ネタバレ・感想!

好きはチカラ

誰かに言われて小説を書くならとっくの党にやってる。書くやつは、なにも言われなくても書いてるんだ。

6年前、どうしても書けなくてそこからすべてがとまったまま。夢をあきらめているのか、しがみついているのか。自分でもわからなくなってきた。

高坂健斗はカンズメ屋敷を訪れ、自らの夢に蹴りをつける選択をしました。高坂健斗にその決断を促したのは、6年前の鈴木みなみと深田ゆずの幻想でした。

鈴木みなみの幻想は、「好き」は説明できるものじゃない。何が好きなのか分からなくても、とにかく好き。難しいことではないと言います。
語彙力を失うほどの強い感情、それこそが「好き」。
理由なんていらない。ただ、「好き」という気持ちがあるからこそ、人は動ける。

一方、深田ゆずの幻想は、漫画家になれなかった時のことなんて考えられない。諦められるほど賢くないから。と言います。
深田ゆずには、夢を諦めるという選択肢がそもそも存在しないのです。
彼女はただひたすらに「好き」の力を信じ、それを原動力に前へ進み続けていました。

高坂健斗が深田ゆずに劣等感を抱いていたのは、「彼女は、好きの力だけで前にすすむほうほを知っていたら」

「好きなはずなのに、向き合えない。」
「小説より好きなことが見つかったなんて、認めたくない。」

高坂健斗には、そんな葛藤があったのでしょう。

「好き」には、本当にすごい力がある。時には何かを犠牲にしてでも追いかけたくなるほど、心を突き動きますよね。
損得なんて考えずに、人は「好き」に向かって走り続けることが出来る。その時間は決して無駄にならない。
「好き」に夢中になった経験は、いつか必ず力になると思います。

高坂健斗も、小説が好きだったからこそ、今は編集者として作家の気持ちに寄り添えるのでしょう。

「好き」は必ずしも同じ形で続けなくても、書くことから支えることへ形は変わっても、「好き」は生き続けているのだと思います。

好きを表現すること

本島りんの連載デビューのプロットを鈴木みなみが作成し、本島りんがそれに合わせて漫画を描き上げる。
堂島編集長からも絶賛され、ついにプロジェクトが本格的に動き出しました。

しかし、そのストーリーは今流行りの「転生もの」。
世間や会社が求めるであろう、売れそうな作品でした。

才能があるのに、なぜ求められるものを無理に描くのかと高坂健斗は怒ります。

流行や需要を考えれば、世間が求めるものを作ることが正解のように思える。けれど、それは本当の自分ではなく、流行が過ぎれば誰も責任を取ってはくれない。

だからこそ、自分の「好き」に正直でいること。好きでもないものを描かされても、心から響く作品は生まれない。むしろ、「好き」のパワーで描いた作品こそが、人の心を動かすのです。

担当編集者になった高坂健斗は、本島りんの連載デビュー作品を一度白紙に戻すという大胆な決断を下しました。

もしカンズメ屋敷を訪れる前だったら、ここまで真剣に向き合えなかったかもしれない。

「好き」の力に気づいた高坂健斗が、今度は本島りんの「好き」をどう引き出していくのか。

今後の展開から目が離せません。

最終話予告

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