【約束 16年目の真実】5話の考察！誘拐犯と黒幕の正体判明、同級生の新たな疑惑

2024年11月10日

【約束 16年目の真実】5話の考察！誘拐犯と黒幕の正体判明、同級生の新たな疑惑
断片的にだが16年前の記憶を取り戻す葵（中村アン）は自分が犯人なのではないかと不安になる。しかし思わぬところから誘拐犯と黒幕の正体が判明する！

hulu

【約束 16年目の真実】5話の内容

尾藤の自殺とおまじない

尾藤誠（井上肇）が自殺した。葵（中村アン）は事件当時、自分が玲と揉み合ったことを断片的に思い出す。

尾藤は恵（佐津川愛美）に遺書を残しており、検死の結果自殺と断定された。香坂（横山裕）は有村刑事部長に報告するが、驚かない有村に香坂は違和感をおぼえる。

葵は、不破からほかに暗号について知っていたのは玲だけだと聞く。玲の遺品には暗号の方法が書いてあった。

葵が16年前の事件の容疑者の娘だというネット記事が出てしまう。署内でも話題になり、自分の目で見たものを信じるべきだと香坂。葵は刑事を辞めようかと考えるが、一条課長（岡部たかし）は葵は人を殺せる人間じゃないと否定して引き止める。

尾藤誠の葬儀を弔問する不破（細田善彦）、桃（織田梨沙）、天草（森永悠希）。不破とぶつかった雑貨屋店主・井出（森優作）がビー玉を落としていった。

地面にウサギの絵を描く恵の娘・志歩。もう怖くないのかと葵が聞くと、犯人がおまじないを教えてくれたと言う。

目を閉じて耳を塞げば、誰も入れない、お化けも入れない。

そこに「玲が死んだ場所で待つ」と暗号メッセージ。

揉み消された証言

香坂は当時の捜査資料から未送致の証言を見つける。それは、事件当時、浴衣姿の少女が歩いているのが目撃されていたという重要な証言だった。

葵は思い出す。玲の家出を止めたことを。揉み合ったのはそのせいだった。一度家に帰って康男に相談する。やはり心配になって探しに行くと玲は死んでいた。

暗号で呼び出された現場で何者かに頭を殴られた葵は、当時のことを思い出す。

私が忘れたから、私のせいで…。自分が覚えていれば父のアリバイが証明できたのに。

しかし、当時、浴衣姿の女の子が家に入ると中年の男性の声が聞こえたという証言があったことを香坂は告げる。

消されたんです。誰かにとって都合のいい真実を作るために。だからあなたのせいじゃない。

もみ消したのは誰なのか――。

誘拐犯は一条（岡部たかし）

香坂が一条を呼んでくる。

覚えてますか。一条は、葵が幼い頃、カーテンを怖がっているとおまじないを教えてくれた。それは志歩が誘拐犯から教えてもらったおまじない。つまり誘拐犯は一条だった。誘拐犯はお父さんのようにやさしかったという。もとから殺すつもりなんてなかった、保育園なら時間になれば保育士が発見してくれる。

まさか、間違いですよね。誘拐なんてしてないって言ってください。

もう少しだけ待ってくれないか。もう少しで16年前の間違いが正せそうなんだ。康男が殺すわけがない、必死に目撃証言を探した。しかし決定的な証拠が見つからなかった。

警察の正義は何も間違ってないって信じてた。でも葵が罪の意識を抱えていることを知り、償わなければと思った。

だからって犯罪を犯すなんて…。

真実は、正攻法だけじゃ手に入らない。俺さえ手を汚せば済むと思ったんだ。

どうしてそこまで？

俺が、康男を殺したからだ。一条は康男に自白を促した。このまま否認を続けても取り調べが長引くだけ。裁判になったら葵も道連れになる。

本当にもう認めるしかないのか — —。康男は止むに止まれず罪を認めたのだった。

黒幕は有村刑事部長（杉本哲太）

罪を犯し、真実を手に入れたならその時点で自首できたはず。マスコミに冤罪をリークしたのも一条だった。それでも上は動かない。真実を葬ろうとしている人物の名はまだ言えない。

ただ、当時の捜査官の1人と尾藤が接触した翌日に尾藤恵が正確な時間を証言した。また警視庁が尾藤家から誠の遺品を持ち出した。それは証拠隠滅のために違いない。一条は、ある貸し倉庫にまだ遺品があると嘘の情報を流して真犯人を誘き寄せている。

倉庫では夏目（樋口幸平）が張り込んでいる。巻き込まないように詳しいことは教えず、誰かが来たら連絡しろとだけ伝えた。

16年前、無実の父が逮捕され何もかもがわからなくなった。警察を恨んだ、心の底から。それでも警察官になることを選んだのは、一条だけが自分を守ってくれたから、その一条が警察官だったから。あなたがいたから生きてこれたんです。あなたの背中を追いかけて。私たとは法に則って動くから警察官なんです。その道の外に正義はありません。

倉庫に来たのは刑事部長の有村だった。「君の判断に感謝するよ」と夏目に握手を求めた。

香坂は、「一度手錠をかけたら後戻りはできない」という一条の言葉から、黒幕は有村だとわかっていた。一条が誘拐犯として逮捕され、動機が明らかになれば刑事部長をとらえられなくても、警察は無視できない。

「昔から１つのことに集中するとほかが見えなくなる。桐生のこと、頼めるかな」
一条は葵のことを香坂に託す。香坂も承諾した。

キッチン・シオン。不破と葵。「黙っててごめん」と葵。また玲の遺留品には暗号のルールが書かれていた紙があり、1枚だけ土で汚れていた。犯行現場と同じ土なら、偶然にせよ故意にせよ、あの日現場で落ちたということ、犯人は暗号を知っている。と話していると桃が帰ってくる。葵と不破がテーブルに置いていたメモ用紙が落ちる。拾い集めて揃えて渡す桃。

香坂はなぜ電話に出なかったと夏目を問い詰める。夏目は簡単にボロを出す。お前は本当にそれでいいのかと問うと、逆に刑事部長を敵に回していいのか、過去の失態は無かったことにはならないと返される。

有村刑事部長は、誘拐犯の一条を逮捕したことを発表する。香坂は有村に直接、有村のしてきたことを明らかにすると宣戦布告する。

葵が、玲の遺体発見現場に花を手向けに行くと、そこには新たな女性の遺体があった。

その頃、犯人はシナリオの続きを書いていた。

【約束】5話考察　桃は暗号を知っている？

黒幕が刑事部長ということは、ほぼ最初から描かれていたようなもので、誘拐犯は志歩に怖い思いをさせないように振る舞っていたということから、一条と予想していた人も多いのではないでしょうか。

志歩が家から出てくるかどうかもわからないのに、住宅街で着ぐるみを着て誘拐…ってどうなんだろうと思いますが、情報リークも一条でした。

葵と不破が話していたテーブルから落ちたメモ用紙。よく見えなかったけれど、暗号で書いてあったのではないかと考察。それを拾った桃は「何これ？」とも言わず、上下を合わせて葵に渡しましたね。

受け取った葵も何かを感じていた様子。桃も暗号を知っているのかもしれません。そして6話では逮捕されてしまいます。

でも真犯人は別にいる！　

第6話は5月16日放送です。