【海に眠るダイヤモンド】最終回ネタバレ&あらすじ全話!他人の玲央と鉄平が似ていた理由とは?

本記事は、日曜劇場【海に眠るダイヤモンド】のあらすじネタバレを最終回まで全話紹介します。また、原作や脚本家、最終回結末(予想)、玲央(神木隆之介)と鉄平(神木隆之介/一人二役)が似ていた理由を考察します。

他に、いづみ(宮本信子)の正体、1話でリナが抱いていた赤ちゃんは誰になるのか?などの考察もお伝えしていきます。

>>最終回ネタバレ
>>他人の玲央と鉄平が似ていた理由とは?
>>いづみの正体を考察
>>赤ちゃんは誰?

※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください。

目次

【海に眠るダイヤモンド】あらすじ(ネタバレなし)

ドラマ【海に眠るダイヤモンド】は70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語を描きます。

舞台は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(はしま)(通称:軍艦島)と、現代の東京。

未来への希望や活力に満ちた高度経済成長期の端島。一方、どこか閉塞感が漂う現代の東京。

2つの異なる場所を、70年の時を超えてつなぐ、ヒューマンラブエンターテインメントです。

【海に眠るダイヤモンド】1話のネタバレ

第1話「地底の闇を切りひらく」(10/20)※25分拡大
脚本:野木亜紀子、演出:塚原あゆ子

1話あらすじ

1965年。暗い中、リナ(池田エライザ)が赤ちゃんを抱いて、舟で島を離れた。

いづみ(宮本信子)のモノローグ:「戻れないあの島、 今はもういない人々。 愛しい人の思い出はすべて、あの島へ置いてきた」

2018年夏。歌舞伎町のホスト・玲央(神木隆之介)は怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)から突然プロポーズされる。ホストクラブに案内すると大金を使ういづみ。彼女に誘われ玲央は長崎を訪れる。二人は船に乗り、無人島の端島(はしま)(通称:軍艦島)に向かう。端島を見たいづみは想いを馳せ、膝から崩れ落ちて、泣きじゃくる…。

1955年春、鉄平(神木隆之介/一人二役)は大学卒業後、故郷のために働きたいと手紙で書いて、長崎・端島に戻ってきた。幼馴染の賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島。兄・進平(斎藤工)や食堂の看板娘・朝子(杉咲花)らが喜ぶ。そんな中、父・一平(國村隼)は手紙を読んでなくて、「端島で働く」という鉄平の言葉は初耳だ。一平は激怒した。
同じ頃、謎多き美女・リナ(池田エライザ)が島に降り立つ。

1話ネタバレ

端島は島民の8割が炭鉱夫とその家族。鉄平の父・一平や兄の進平も炭鉱夫だ。炭鉱夫は海の底よりも地下深くの坑道に1時間かけてたどり着き、気温35度、湿度80%超えという暑さの中で働いている。汗まみれになり、すすで真っ黒になりながら掘り出すのは、黒いダイヤモンドと呼ばれた石炭。当時、石炭は主要なエネルギー源で、海底炭坑「端島炭坑」は日本一の品質を誇った。

謎多き美女・リナは関西出身でジャズシンガーらしいが、歌手でなく働きに来たらしい。鉄平は端島音頭を踊ってほしいとリナに頼む。百合子はアレンジすることに反対だ。
そんな中、鉄平と百合子の仲に嫉妬していた朝子は、百合子と賢将が付き合っていると鉄平から聞いて嬉しさを隠せない。しかし「俺が好きになった子は賢将がさらってっちゃうんだよな」と鉄平がいう。朝子から笑顔が消える。

2018年、現代。端島から帰宅したいづみは「再婚するの」と息子・和馬(尾美としのり)に告げる。いづみには忘れられない人がいて、玲央ととても似ていた。和馬は姉・鹿乃子(美保純)に母がホストにハマってると相談する。一方、玲央は売掛(借金のこと)がたまっていた客が逃亡し、その客の売掛金340万を背負うことに。
玲央は太客・いづみに電話して、来てほしいと頼む。上に逆らえないという玲央。

いづみ

逆らってみたら?人生、本気で逆らってみたことある?

と、いづみが玲央に告げる。

1955年。リナは職員クラブの女給として働いていた。鷹羽(たかば)鉱業の幹部職員・辰雄(沢村一樹)が石炭を買ってくれる取引先の社長・三島(坪倉由幸)を接待のため連れてきた。すると、三島がリナの太ももを触った。リナが三島に水をかけて怒る。三島はリナをビンタして「たかが端島の炭鉱の女ふぜいが!」と怒った。辰雄はリナに謝るよう迫るが、リナは応じない。不機嫌になった三島は立ち去り、辰雄が後を追う。

大学時代。玲央は端島の出身と友人に明かして、軽蔑された。百合子も賢将も同じ目に遭っていて、3人で泣いた…。

1955年。ある日、銀太が腹痛になり漏らしそうになってトロッコから降りた。翌日、銀太が戻ってきていない。坑内に20時間も取り残されている。一平(國村隼)や進平(斎藤工)たちは捜索を始めた。

鉄平はリナを探しに寺へ行く。リナはもう発ったが、和尚(さだまさし)からリナが楽譜で毎日練習していたと聞く。

その後、鉄平はリナを見つけた。リナは鉄平たちに感謝しつつ「いつも上手くいかなくて、根っこがちぎれた海藻みたいに転々としている」と諦めモード。(※注釈:本作の主題歌は「ねっこ」です

鉄平は「悔しくないか?俺は悔しかった」と告げる。

大学時代(回想):鉄平は「父ちゃんも兄ちゃんも毎日真っ黒になって炭を掘ってる。海の、海の底より下の、地底の底の底で。だけど、それは誰かに踏みつけられるためじゃない」と、百合子や賢将とともに怒った。

鉄平

人生、変えたくないか?ここから変えたくないか?

と、鉄平がリナに迫る。

2018年、現代。いづみは、路上で酔って横になる玲央に「人生、変えたくないか?ここから変えたくないか?」と声をかける。

1955年。鉄平は「みなさーん、お願いがあります。」と何かを頼む。リナが端島音頭を歌うから、みんな集まって踊ってほしいということだった。みんなが協力し、大成功した。今年の盆踊りもリナに歌ってもらうことになる。見学していた炭鉱長も三島社長もリナの歌を楽しんだ。三島はリナに会釈だけをして、過ぎ去る。

そのころ、一平(國村隼)たちは行方不明の銀太を探して、ついに発見した。

賢将は端島で働く決心をした。一方、鉄平も父・一平に「端島で働いて、もっと良くしたい」と改めて告げる。

リナは福岡の進駐軍のクラブで歌っていたという。鉄平は「端島へ、ようこそ」とリナを受け入れた。

百合子が家に帰ると母・寿美子(山本未來)は遺影の前で十字を切っていた。百合子がネックレスを触ると、現代パートのいづみもネックレスを触る。鉄平は、いづみの正体を尋ねるが、「コードネーム・いづみ」とはぐらかされた。(つづく)

映像のスケール感がすごかったー。
ストーリーも、バカにされてきたのが「悔しかった」から「人生、変えたい」と熱弁する鉄平の思いに感動!
いづみさんの正体は気になるなあ。

ラストで、「コードネーム・いずみ」と冗談めかしていましたが、視聴者は聞き捨てならない言葉ですよね。コードネームといえばスパイものの活動名。コナンでは黒の組織のメンバーにお酒の名前がついてますよね。いずみの名前がコードネームということは本名ではないということ。本名は朝子、百合子、リナのどれかなのでしょうか?

【海に眠るダイヤモンド】2話のネタバレ

第2話「スクエアダンス」(11/3)
脚本:野木亜紀子、演出:福田亮介 

  • 2話は15分拡大。
  • 2話は野球中継が延長のため、21:30 -22:39の放送でした。
  • 10月27日(日)は選挙特番のため休止です。

2話は島での複雑な“恋模様”、スクエアダンス同好会、島への大型台風と盛り沢山のストーリーです。

2話あらすじ

現代。玲央(神木隆之介)は自分に似ているという “忘れられない人”とはどんな人物なのか、いづみ(宮本信子)はに尋ねる、いづみは鉄平(神木隆之介/一人二役)のこと、そして端島での複雑な“恋模様”について語る……。

1955年9月。端島の食堂では、リナ(池田エライザ)のことを気にかけて映画に誘う鉄平を複雑な思いで見つめる朝子(杉咲花)の姿があった。

一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。

海岸沿いにて。リナは進平(斎藤工)と話す。進平は石炭の幽霊と話しているようで…。

百合子はスクエアダンス同好会を設立するべく、まずはリナに接触。リナはスクエアダンス経験者だった。百合子はリナから幽霊が出ると聞く。「進にぃの話は聞いちゃダメ。すっかりおかしいんだから」と百合子。

進平には、商いで来ていた妻・栄子(佐藤めぐみ)と結婚した。島の人は裕福だから栄子が進平を落とした、と百合子は見立てている。進平は戦争から帰ってきて見たことないほど笑顔になった。結婚後、栄子は島のゴミ収集の仕事に就いた。しかし2年前、栄子はいなくなった。ある秋の台風の日、沖に流されていくのを高層階の子どもたちが見ていた。みんな栄子は死亡したと思っているが、進平だけは妻の死を認めていなかった。

百合子は進平は一文の得にもならないから「鉄平と映画に行きなさい」と勧める。しかしリナは朝子の鉄平への気持ちに気付いている。朝子の前で映画に行くことを承諾するよう勧める百合子。その方が朝子も鉄平を諦められるからだ。なぜ朝子に意地悪をするのか。百合子は私と朝子の問題であり、付き合ってる賢将は本当に好きな相手に手も触れることができないという。

端島には多くの同好会がすでに存在していて、新しい同好会にすぐには集まらない。8人いないと出来ないが、鉄平、朝子、賢将、リナ、そして鉄平の同僚・松原(大下ヒロト)、職員クラブの町子(映美くらら)の6人が集まった。百合子がペアを決めて、松原と町子につづき「鉄平はリナと」と告げると、ダンスの練習に取り掛かる。その頃、端島には大型の台風が近づいていた。

2話ネタバレ

現代。玲央は、ミカエル(内藤秀一郎)に「今月中に店に30万払え」と言われる。ミカエルが立て替える代わりに、高級キャバクラで働いているアイリ(安斉星来)と接触し、またミカエルの客になるよう話せという。玲央は「ホストの仕事が好きじゃない。店長やミカエルも苦手だがアイリさんは友達」と告げる。アイリは玲央を信じて、カラオケで朝まで過ごした。朝方の街にて、玲央が…

玲央

ひとりだけ抜け出すなんてズルい。

と言った。アイリは「どうしたら抜け出せる?」と疑問だ。アイリはミカエルに会いに来店することにした。

その後、玲央はいづみと電話しているとき、島でないのに同じところをグルグルしてると嘆く。そのとき、売掛金があったのに逃げた客と遭遇。客は「私が好きだっていうから使ったの」と言い訳する。お巡りさんがやってきて、玲央は逮捕される。

過去パート。端島では、荒れた天候が続き、水が本土から届かなくなって3日が経過。タンクの水も半日で尽きるため、ライフラインの危機だ。食料も売り切れ初めている。端島唯一の映画館「昭和館」の館長を務める大森(片桐はいり)だけはフィルムが届かないことを心配している。

台風の夜。鉱員たちは酒を飲んでいた。だが、激しさを増して、長屋が流されてしまい、職員クラブに避難する。午前0時、送電線も1本を残して切れた。

百合子の母・寿美子(山本未來)が神様に祈っていた。百合子は母に「祈ったって誰も助けてくれんよ。神様はいないの。浦上(浦上天主堂)の上にだってピカ(原爆)は落ちたんだよ」と怒って、教会関連の物を窓から捨てる。百合子は首にしてたペンダントもためらいつつ投げ捨てた。

朝子が「誰か手ば貸して!」と叫ぶと賢将がやってきて、水を書き出すのを手伝う。

リナが朝子の弟・竹男(番家玖太)を助けるために嵐の中、外に出た。竹男を探しにやってきた父・昭吉(谷川昭一朗)。リナは竹男を昭吉に引き渡したが、その場に立ち尽くす。

高波が来た。鉄平の兄・進平(斎藤工)が駆けつけリナを守る。直後、大森が転がるフィルムを救出にやってきた。3人は波をかぶったが、宮本武蔵の映画は無事だった。

鉄平が百合子を探して発見した。百合子は家出する場所がないことを嘆く。2人は朝、雨がやむまで話をしている。島を出て「島の娘」になるのも嫌だ。海に流されて消えてしまいたい、栄子が羨ましい、きれいなまま思ってもらえるから…と百合子。

百合子の姉は死亡した。以来、母も体調不良になった。残ったのはやさぐれた娘だけ…と百合子。

鉄平

「大学時代、百合子のことが好きだった」

と鉄平が明かす。百合子は「知ってた」と答えた。だが、こんな私を好きになってくれる人といい加減に付き合うことはできなかったという百合子。でも鉄平の言葉は、消えたかった百合子にとって「うれしい」ものであり、百合子は救われた。

その後、船が到着し、給水制限が解除された。百合子は家に帰った。母はまた寝込んでいる。映画『宮本武蔵』も無事に上映された。百合子は鉄平と並んで一緒に映画鑑賞をする。

現代。いづみは、警察から玲央を引き取った。玲央は、いづみの家族に「荒木鉄平」と名乗り、挨拶する。和馬は「朝チュンだ」と大騒ぎした。ラスト、鉄平(TEPPEI ARAKI)のノートが映し出される(おわり)

2話は百合子メイン回でしたね。神様なんていない、長崎の教会にも原爆が落ちたことで無神論者になった百合子の悲しい叫びが胸にきました。恋愛模様も複雑で、今後も見逃せませんね♪

【海に眠るダイヤモンド】3話のネタバレ

第3話「孤島の花」(11/10)
脚本:野木亜紀子、演出:福田亮介 

3話では端島に水道が開通。映画プロデューサーによるオーディションも開催される予定で…。

3話あらすじ

鉱員たちが働きやすい環境を整えるべく、自分たちなりのやり方で力を尽くす鉄平(神木隆之介)と賢将(清水尋也)。鉱員の進平(斎藤工)の助言も役立ち、その結果、2人の活躍で新たな社宅制度も出来ることに。  

季節は流れ、1957年10月。ついに端島に水道が開通する。新しい鉱員アパートや小中学校の新校舎も完成し、人口も出炭量も増えた。端島は最盛期を迎えようとしている。

そんな中、以前端島を舞台に製作された映画「燃ゆる孤島」の続編製作のため、プロデューサーの夏八木(渋川清彦)がやってくる。夏八木は、島民たちを対象に出演者オーディションを行うと宣言。皆が一気に浮き足立つ中、夏八木から声をかけられた朝子(杉咲花)もまた、こっそり演技の練習を始めていた。  

一方、現代では…。玲央(神木隆之介)がいづみ(宮本信子)の家に転がり込み、いづみの家族と初対面を果たす。いづみは家族に玲央のことを自分の婚約者だと紹介する。

3話ネタバレ

朝子(杉咲花)や百合子(土屋太鳳)もオーディションに参加した。百合子の演技は大げさで、夏八木は「くさい」と一刀両断。しかし朝子の演技については高評価。夏八木に初恋の人について尋ねられた朝子は「鞍馬天狗」だと答える。

ある日、端島で泥棒3人が捕まった。さらに泥棒と夏八木が繋がっていたことが判明。映画会社をクビになった夏八木は、端島の金庫から半分だけ盗んで、島を後にした。鉄平は「金庫の金を半分しか盗らなかったのは金にも負け権力にも負けた男の矜持か」と思った。

その後、鉄平は朝子にニセモノを見破れなかったことを謝った。恥ずかしさでいっぱいの朝子。草木がない端島にいる朝子が見たがった花を見せに、近くの無人島に朝子を連れていく鉄平。そこで朝子に桜を見せて、一緒に念願の花見をする。

朝子

映画スターになりたかったわけでなく、ちょっとだけ、食堂の朝子じゃない人になりたかった。

と、朝子は本音を明かす。そして外側から見た端島の夜景はとてもキラキラしているのを知る朝子。

朝子は幼少期に「鞍馬天狗」から花瓶をもらったことがある。そして食堂に飾っている花瓶として今でも大事にしている。

終盤、食堂の場面で花瓶の話題になり、朝子は「鞍馬天狗にもろうたと」と明かす。それを聞いた鉄平は自分のことだと思い出した。朝子と鉄平は恥ずかしそうに目配せした。

現代パートでは、玲央が鹿乃子(美保純)と雅彦(宮崎吐夢)の一人娘・千景(片岡凛)がホスト狂いになって売掛(借金)がたまっていることを知り、いづみらに報告。鹿乃子と雅彦はショックを受ける。だが、鹿乃子は千景の400万の借金を払って終わりにすることにした。

玲央はアッサリ400万を払える家庭に愕然とする。その後、いづみはビルの屋上の桜の木を玲央に見せながら、百人一首の歌を詠む。↓

もろともに あはれと思へ 山桜(やまざくら) 花より外(ほか)に 知る人もなし

【現代語訳】(私がお前を愛しく思うように)一緒に愛しいと思っておくれ、山桜よ。この山奥では桜の花の他に知り合いもおらず、ただ独りなのだから。

いづみは孤独を抱えているようだ。ラスト、いづみは鉄平に「さあ 一緒にこの会社を潰そうじゃないか」と頼み、ビルに乗り込む。(つづく)

朝子の初恋相手が鉄平であることが明かされました。素敵な展開でしたね。そしてこのままだと(リナや百合子が鉄平を好きという展開にならないと)いづみさんの正体は朝子になりそうですね。

【海に眠るダイヤモンド】4話のネタバレ

第4話「沈黙」(11/17)
脚本:野木亜紀子、演出:塚原あゆ子

4話あらすじ

1958年7月。朝子(杉咲花)の初恋が自分だと知り、浮足立つ鉄平(神木隆之介)。そんな鉄平に賢将(清水尋也)は何か思うところがある様子。その頃、リナ(池田エライザ)のもとを訪れた進平(斎藤工)は、部屋である衝撃的なものを目にする。一方、百合子(土屋太鳳)の母・寿美子(山本未来)の容態が悪化。鉄平は百合子の家族の運命を変えた13年前の出来事を思い出していた。
現代。いづみ(宮本信子)から「一緒に会社を潰そう」と提案された玲央(神木)は、いづみの秘書になることに。いづみは玲央を「次期社長候補」だと紹介する。そんな中、玲央に関するある疑惑が持ち上がる。

電子番組表より

4話ネタバレ

1958年7月。朝子の初恋の相手が自分だと知って浮足立つ鉄平は、以来、朝子のことが気になっている。賢将(清水尋也)は鉄平を幸せ者とツッコむ……。一方、百合子は映画館を辞めて労働組合の新聞編集者としての仕事に精を出していたが、長らく体調を崩していた母・寿美子(山本未來)の容態が悪化。そして鉄平は、百合子の家族の運命を変えてしまった、1945年8月9日の出来事を思い出す……。

百合子は朝子に意地悪を言い、たびたび衝突することもある。その理由は長崎に落ちた原爆と関係があった……。

1945年8月9日、キリスト教信者である寿美子は、教会の手伝いで長崎へ行くため百合子を探していた。鉄平たちと遊んでいた百合子は「今日は行きたくない」と隠れる。しかし、朝子が寿美子の声掛けに無邪気に反応したことで百合子の居場所がばれてしまう。

百合子は母と姉と長崎の教会を訪れることになった。そして、午前11時2分、長崎に原爆が投下された。百合子らは被爆した。姉が亡くなり、母の寿美子は白血病に苦しむことになった。

鉄平、賢将、百合子は、何も気づいていない朝子のために口をつぐみ続けている。

寿美子が亡くなった。百合子は寺の和尚(さだまさし)に戦争が終わっていないこと、神がいるのになぜ長崎のクリスチャンが数多く殺されたのか疑問を投げかける。

百合子

浦上は神に選ばれた。試練としてって。そんなの傲慢だわ。キリスト教徒は800人。犠牲者は7万人。その人たちはおまけなの? 攻撃した人たちも同じキリスト教徒だった。「神の御加護を」と祈って出撃した。

和尚は「ごめんね、私たち大人が苦しみを生み出したとよ」と謝り、「神も仏も何もしないとよ。何かするのは皆人間のわざ」と助言する。

その後、賢将が百合子を待っていた。百合子は母が最期に「神は、きっと、あなたを見てくれいる」と明かす。だ百合子は「無責任なこと言って」と嘆く。すると、賢将がかつて百合子が寿美子から贈られたネックレスを手渡す。台風の日、百合子が窓から投げ捨てたものだが、賢将がそれを見つけていたのだ。賢将は「あの中で…。奇跡だよ」という。百合子は母の最期を振り返ると、「ごめん、ごめん、悪い娘でごめん」と病床の母に謝ることしかできなかった。百合子は嗚咽する。その泣き顔を周囲から隠すように賢将は彼女の前に立った。

そして盆踊りの日、百合子は朝子を誘うと、浴衣の着付けをする。そして百合子はこれまでの態度について「気味が悪いでしょうけど心から謝りたいの。あなたに許されたい。あなたが許してくれなくても、わたしは……許すわ」と伝える。こうして百合子と朝子の長年のわだかまりが解かれた。

朝子はネックレスが見つかった奇跡について「神の奇跡?」と尋ねる。百合子は「奇跡は、人が起こす。」と伝える。

他のネタバレは…鉄平の兄が志願して戦争に行って亡くなったこと、鉄平の姉妹が食料不足のため福岡に疎開して空襲したこと、また、リナがお金や拳銃を持っていること(*リナ曰く、歌で稼いだ自分のお金、銃は護身用)、現代パートでは玲央といづみのDNA鑑定が行われること、などが描かれた。

ラストでは怪しい男たちが端島の映画(?)に映るリナを観て「やっと見つけた」「端島や」と言っていて…。(つづく)

4話タイトルの「沈黙」は遠藤周作の同名小説を連想させますね。
小説「沈黙」は〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける作品です。
けれど、4話を見終わった後に思ったのですが、百合子たちが朝子の幼い時のいたずら(百合子がここにいると教えたこと)を責めず、沈黙を貫くことも含まれていそうですね。

【海に眠るダイヤモンド】5話のネタバレ

第5話「一島一家」(11/24)
脚本:野木亜紀子、演出:林啓史

5話あらすじ

現代。池ケ谷家にDNA鑑定の結果が届く。はたしていづみ(宮本信子)と玲央(神木隆之介)に血縁関係はあるのか。次々と明らかになる真実。そしていづみは一体誰なのか―?

1958年。労働組合の意向に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、賃上げを求める“部分ストライキ”を行なうことに。しかし鉄平たち鷹羽側は鉱山のロックアウトを実施。父や兄、そして家族同然の鉱員たちと対立するという事態に、労働組合制度の仕組みに疑問を持つ鉄平。鉱員たちの間では、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)への不満が蔓延していた。そんな中、リナ(池田エライザ)は進平に、自身の悲しい過去を語り始める。

電子番組表より

5話ネタバレ

玲央は星也(豆原一成)と千景(片岡凛)と外で会っていた。そこで星也がDNA鑑定の通知書を郵便受けから持ち出してきたとみせる。星也と千景は玲央が親戚になるかもしれないから、と通知書を見てみる。すると玲央といづみに血縁関係はなかった!しかし千景が「血縁関係がないからって荒木鉄平と無関係とは限らなくない?」と言い、いづみの好きな鉄平と誰かの間の子が玲央かもしれないと家系図で示す。玲央は、いづみの恋のライバルの子だとしてもそれはそれで複雑な気持ちになるのだった。

1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の意向に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求める“部分ストライキ”を行なう。しかし炭鉱長の辰雄(沢村一樹)ら鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を退け、鉱山のロックアウトを実施。ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員たちは生活に困ってしまう。

鉄平(神木隆之介)は父や兄、そして家族同然な鉱員たちと対立するという事態になってしまう。鉄平はロックアウトの有刺鉄線は危ないから普通のに変えてほしいと賢将に頼む。承諾した賢将。

一平たち鉱員はロックアウトを強行突破する。その際、変更したはずの有刺鉄線が一部残っていて鉱員が負傷した。このことで賢将への不満が募った鉱員との間で、取っ組み合いの喧嘩をしてしまう賢将。

だが、そんな賢将に一平(國村隼)が「またカレー食べに来い」と誘い、鉱員たちに賢将のことを「家族みたいな存在」と紹介する。涙する賢将。

全国一斉の部分キトライキは終わった。上部組織と足並み揃えての労働争議の連続に振り回されている端島の炭鉱員たち。百合子(土屋太鳳)は「全日本炭鉱労働組合」と「端島労組」のどちらか1つにする投票を行うことを提案する。

一方、リナ(池田エライザ)は、進平(斎藤)の部屋を訪れ、自身の悲しい過去を語り始める。それは“愛した人が死んじゃう呪い”にかけられているということ。愛した人がヤクザものに殺された、という。すると進平も「なら、俺も呪われとる」と進平の妻・栄子(佐藤めぐみ)について「死んだとよ、あいつは」とこぼす。2人は、これから誰も愛すさないこと、独りで生きていくことを誓った。

投票の日、新人炭鉱員の小鉄(若林時英)がリナを見つけて、部屋まで追ってくる。小鉄は福岡のヤクザ者で炭鉱員として端島に潜入しながら、リナ殺害の指令を受けていたのだ。海辺まで逃げたリナは小鉄に拳銃を向けるが、奪われる。そこに進平が駆けつけ、後ろから羽交い絞めに…。拳銃を奪った進平は、。小鉄の胸を撃ち抜く。

小鉄は撃たれた弾みで海へ落ちて、沈んでいった。進平は

進平

「死体はあがらん。(妻の遺体が見つからないことから)俺はよう知っとる」

と告げる。リナは溢れる涙を拭い、進平の脇腹に手を伸ばすと「死んじゃうかと思った」と告げる。進平がリナの顔についた血を拭うと、リナは「ごめんね」と言いながら、進平とキスをした。

どうしたら島の人が幸せになるか考えている鉄平は、「賢将のことも好きだ」と賢将に伝えた。「俺は幸せ者かもしれない」という賢将。

ラスト。玲央は図書館で星也(豆原一成)と千景(片岡凛)とともに、端島のことを調べていた。すると、2人はなぜ玲央が「いづみ」といつも呼んでいるのか気になった。千景は「いづみ」が旧姓(漢字で出水)で、本名は池ケ谷朝子(旧姓:出水朝子)と教える。(つづく)

愛する人が死んでしまった過去から、もう誰も愛さない!(昔の吉田栄作のドラマのタイトルみたい 笑)と誓い合った2人。なのに、目の前で好きな人が命の危機になって必死に守り、流れで、誓いを破ってしまいキスへ!好きな人が死ななかったことで恋心が動くのはまるで『101回目のプロポーズ』(笑)

いづみさんの正体は朝子かー!ということは、朝子と鉄平は結ばれないってことだよね。なぜ悲恋に…。いずみさん1話で端島を見て号泣してたけど……まさか鉄平ってもうこの世にいない?

【海に眠るダイヤモンド】6話のネタバレ

第6話「希望の種」(12/1)
脚本:野木亜紀子、演出:塚原あゆ子

6話あらすじ

1963年。多くの炭鉱が閉山に追い込まれる中、端島にはいつも通りの正月が訪れていた。園芸部での活動に熱を上げる朝子(杉咲花)は、鉄平(神木隆之介)に育てた鉢植えを見せる。うれしそうな朝子にうれしくなる鉄平。2人の距離は確実に近づいているようだった。一方、賢将(清水尋也)はある決意をし、鉄平にだけその胸の内を打ち明ける。そんな中、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)が荒木家を訪れ、ある報告をする。
一方現代では、いづみ(宮本信子)と血縁関係がないこと、いづみの名前が“朝子”だと知った玲央(神木)は自分と鉄平の関係を探るため、鉄平の日記をひも解くことに。その中に、あるものが挟まっていて…。

電子番組表より

6話ネタバレ

一方、賢将(清水)はある決意をし、鉄平にだけその胸の内を打ち明ける。そんな中、

進平とリナが結婚(事実婚)
進平とリナの報告とは、リナが妊娠していることだった。さらに、リナは荒木家で同居したいという。進平の両親はリナを迎え入れた。
進平とリナは挙式をしないが結婚している…そう、進平の両親や鉄平などは思っていた。しかし追われているリナは役所に行けないため、2人は婚姻届を出さず、内縁として今度こそともに幸せになることを決めていた。

朝子が端島に緑を作る
一方、両親から何度も結婚の話を持ち出される朝子は、百合子の案で結婚の話をしなくなるまでストライキをすることに。その後、朝子はリナの「今の幸せにはたくさんの犠牲がある」という言葉を聞き「私は何に生かされてるんだろう」と考え始める。

そんな中、端島が雑誌で緑がない環境であるとネガティブに取り上げられた。それを知った朝子は端島に緑を作るべく、鉄平に相談しに行く。2人は屋上庭園を思いつく。
鉄平は炭鉱長に許可を取る。水漏れしたりと失敗しながらも、屋上庭園の実現を目指す朝子。

朝子は種を手に入れたものの、石炭は出るが土はない端島でどう緑を育てるかという問題にぶつかった。賢将の家に集まり作戦会議をする。帰宅した賢将の父・辰雄(沢村一樹)は、石炭灰を使うのはどうかとアドバイス。
鷹羽鉱業の力を借りた朝子たちは、ついに屋上庭園を完成する。

賢将が百合子にプロポーズ

庭園が完成し一安心する百合子に対し、賢将が指輪を渡す。賢将は「これからも付き合ってよ、俺の人生。俺も百合子の人生付き合うから」とプロポーズ。百合子は「私の人生、手ごわいわよ」と涙ぐむ。賢将は「俺はタフだよ、百合子がいれば」と言う。百合子は「私がいなきゃダメじゃない?」と涙を流す。

賢将と百合子の結婚式当日、リナが無事に出産。駆け付けた進平は男の子が生まれたことを知りリナに「ありがとう」と感謝する。
その後、結婚式の片づけをしながら、鉄平はストライキの交換条件を朝子に質問。
朝子は、親が結婚しろとうるさかったと明かし「結婚なんてしとうなか」という。
鉄平は朝子の価値観を受け入れつつ、「朝子が好きだ」と告白。

さらに鉄平は「俺は気が長い。朝子と一緒に、いつまでもいつでも端島にいるし、だからゆっくり長い目で見てほしい」と告げる。
朝子は「分かった」と笑みをこぼす。
そして、「私、婿さんになる人とコスモス植えたいけん。これ持ってて」と鉄平にコスモスの種を渡す朝子。

結婚相手と植えたいコスモスの種を渡したということは、婚約者と認めたと同然です!告白の返事はOKってこと!?

鉄平がどうなったのか、いづみも知らない

現代では、玲央は鉄平が残した日記の中に植物の“種”のようなものが挟まっていることに気付く。 玲央はコスモスの種から芽が出たことを喜び、いづみに見せる。
そして、玲央は「鉄平が芽を見たら喜ぶかな」と言いながら、ノートに貼られていた写真の画像をいづみに見せた。
その写真(*閉山の文字あり)には朝子や百合子や賢将の姿があったが、玲央の姿がない。
いづみは「この写真にはいない。私も知らないの。鉄平がどうなったのか」と言う。

ラスト、鉄平の日記が映され、1964年8月16日に「深夜に起きた坑内火災」などと記されていた。(つづく)

ピュアな回と予告されていたけれど、進平とリナ、賢将と百合子、鉄平と朝子の幸せな展開が描かれて、ドキドキ&ほっこり。

でもラスト、鉄平の現在が不明で、坑内火災って、不穏。
鉄平も火事に巻き込まれてしまったのかな。

【海に眠るダイヤモンド】7話のネタバレ

第7話「消えない火」(12/8)
脚本:野木亜紀子、演出:塚原あゆ子

7話あらすじ

現代、いづみ(宮本信子)から、鉄平(神木隆之介)は今もどこにいるのか分からないままだと告げられ、衝撃を受ける玲央(神木)。

1964年。荒木家では、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)の息子が一歳を迎え、百合子(土屋太鳳)と賢将(清水尋也)も結婚1周年を迎えるなど、周囲に幸せムードが漂う中、鉄平と朝子(杉咲花)もまた、秘密の交際を始めていた。

そんなある日、鉱山の坑内でガス爆発による火災が発生。作業中だった一平(國村隼)が巻き込まれてしまう。 訪れた端島最大の危機に、進平と鉄平も立ち向かうことに。 運命を揺るがす一日が始まった――

電子番組表より

7話ネタバレ

作業中だった一平(國村隼)は命をとりとめた。その後、鉄平(神木)や鉄平の進平たちが立ち向かい、消火作業を進める。しかし、水では火が消えない。次なる作戦は火元を封鎖して酸素を止める密閉消火。進平も参加し、封鎖できたかと思われた。しかし、密閉が破れて負傷者が出てしまう。

この事態を受け、炭鉱長の辰雄(沢村一樹)は一平(國村隼)の反対を押し切り、何よりも命を守るため、炭鉱深部の水没放棄を決定する。

進平は仲間を助けた後に戻ろうとする。しかし、一酸化炭素中毒の影響で亡き妻の姿をみる幻覚症状を起こす。それでも、リナ(池田エライザ)と息子・誠に会おうと立ち上がり歩みを進める。

その頃、鉄平は涙ながらにポンプを止めた。そして坑内から戻り、父にそのことを伝える。しかし直後、鉄平はまだ進平が地上に上がってきていないことを知る。

ラスト。進平の倒れる姿があった

鉄平がポンプを止めたことによって端島が終わった。それだけじゃなく進平兄ちゃんの命も終わらせた?!なんて残酷な展開。胸が苦しいよー。

【海に眠るダイヤモンド】8話のネタバレ

第8話「ダイヤモンド」(12/15)
脚本:野木亜紀子、演出:府川亮介

8話あらすじ

1964年。爆発事故を食い止められず廃鉱し4ヶ月が経った端島では、鉱員たちの多くが島を去り、残った者も希望を失いかけていた。荒木家でも一平(國村隼)が病床に伏してしまう。島全体を重たい空気が包む中、それでも鉄平(神木隆之介)は未開発の新区域を開発し、端島を復活させようと励む。そんな中、鉄平と朝子(杉咲花)は長崎へ久々のデートに出かける。良好な関係を築く二人だったが、鉄平の良からぬ噂も流れていて…。
現代、いづみ(宮本信子)は和馬(尾美としのり)の勧めで病院で認知症のテストを受けるが澤田(酒向芳)は何か企んでいるのではと疑う。そんな中、玲央(神木)のもとにホストクラブのホストが乗り込んでくる…!

電子番組表より

8話ネタバレ

爆発事故の関連で2人が犠牲になった。1人は最初に重傷を負った鉱員、もう1人は鉄平の兄・進平(斎藤工)だった。鉱員が進平を助けに戻って搬送したが一酸化炭素中毒で手遅れだった。進平の遺体は焼かれて空高く舞い上がった。

ある日。鉄平と朝子は、同じ船にいながら離れて座り、長崎で落ち合って島民に秘密のデートを楽しんだ。帰り際、鉄平は端島が復活した際は「必ず」と朝子に約束した。

現代パートにて。朝子=いづみ(宮本信子)が手にした写真は、銀座食堂の従業員、虎次郎(前原瑞樹)と朝子の結婚写真。玲央は亡き夫・池ヶ谷虎次郎が鉄平の日記を破ったり黒塗りにしたりして、朝子への思いを隠蔽したのではないか?と疑う。だが、いづみは「虎さん」と呼び、虎次郎には好印象を持ってる様子。

また、玲央のもとに先輩ホストが乗り込んできて殴られる。今月中に50万払え!といわれるが…。玲央は鉄平の日記を読んで、石炭にたどり着いて端島を復活させようと懸命な思いに感銘を受ける。鉄平に背中を押された玲央は自分のせいでホストにまた貢いで風俗店に売られたアイリ(安斉星来)を「友達」になって救う。ホストクラブと風俗店の癒着を暴き、警察に訴えたのだ。

いづみは鉄平がリナと誠と端島を出て行き、そのまま二度と戻ってこなかったことを玲央に明かした。

第1話で子供を抱いたリナを乗せて端島を離れる小舟を、鉄平が漕いでいたことが判明。

いづみの孫・千景(片岡凜)が鉄平に頼まれてオークションで8ミリフィルムなどが入った端島の貴重品を落札した。しかし出品者がキャンセルしたため、電話をする。すると、古賀孝明(滝藤賢一)と名乗る男は両親が端島に住んでいたという。古賀の家には賢将と百合子と3人の子どもが一緒に映っている写真があった。(つづく)

【海に眠るダイヤモンド】最終回前編(9話)のネタバレ

最終回(9話10話)(12/22)*拡大スペシャル(21:00 – 22:50)
9話「あの夜」
脚本:野木亜紀子、演出:塚原あゆ子、福田亮介

【海に眠るダイヤモンド】最終回前編(9話)のあらすじネタバレです。↓

鉄平がやることは一つ

1965年、石炭が見つかって息を吹き返した端島で本格操業へ向けて張り切る鉄平(神木隆之介)。しかし、鉄平が誠の通院のために度々リナ(池田エライザ)と長崎へ渡っていたことで、2人の仲を疑う噂も立っていた。鉄平が映る写真にタバコが押し付けられたような痕があった。やっかみか?賢将(清水尋也)は誠の病気が良くなったなら「お前がやることはひとつだ」と鉄平に言い、朝子とのことをほのめかす。

約束の夜、鉄平は来なかった

鉄平は進平の妻・栄子(佐藤めぐみ)が死亡届を出していなかったため、荒木誠の父は亡くなって母は栄子だと役所に出した。

出水(いづみ)家が営む銀座食堂の従業員・池ヶ谷虎次郎(前原瑞樹)は、朝子とのことを信じていいいのか、と鉄平に問い詰める。鉄平は朝子のことを思っていた。新聞紙に包んだプレゼント(?)も用意していた。

そんなある日、朝子(杉咲花)は鉄平から「今日の夜、話がある」と呼び出される。約束の夜、朝子のもとに、鉄平が姿を見せることはなかった。リナと誠も姿を消した…。

いづみ(宮本信子)は今でもあの夜、朝子として鉄平が来るのを待っていた。未練がましいと自分でも思うが…。

現代では、和馬(尾美としのり)がいづみ(宮本信子)の求める「荒木鉄平」の捜し出せたら、家も会社をくれてやる!と言っていたのを鵜呑みにし、荒木鉄平探しを決心。しかし鹿乃子(美保純)は鉄平が父さんの敵(恋敵)だから反対だ。

そんな中、玲央は星也と千景とともに、オークションを通して知り合った古賀孝明(滝藤賢一)の家を訪れる。孝明は、今年の春に父・賢将が亡くなって自分が何かあったら池ヶ谷朝子さんに渡してほしいというメモが見つかった。孝明が鉄平の日記を朝子に渡したという。しかし孝明は鉄平のことを何も聞いてなかったらしい。

20年近く前に孝明の母・百合子が病気で亡くなったとき、いづみ=朝子が葬式に来てくれたという。賢将は朝子と連絡を取れたのだ。ではなぜ日記をもっと早く朝子に見せなかったのか、千景は疑問だ。孝明は「父のメモには渡した方が朝子のためか分からなかった、と書かれていました。父は時の流れに賭けたんだと思います。日記が朝子さんの元に渡るかどうかも神の思し召しと思ったんじゃないかな」と説明した。

池ヶ谷家にて。玲央たちから話を聞いた鹿乃子は「最悪な男が女と逃げた。以上」と、終わらせる。だが、玲央は鉄平がなぜ逃げたのか、腑に落ちない。

あの夜、何があったのか?気になるー!

澤田(酒向芳)の正体

玲央が古賀と電話し、10冊と思われた鉄平の日記は11冊だと知る。古賀孝明から日記を受けたのは秘書の澤田(酒向芳)だった。つまり11冊目の日記を隠したのは澤田だ。

澤田は自分は端島生まれで、澤田は母方の苗字なこと、父は進平、名前は誠なことを明かす。つまり、澤田の正体は進平とリナの子ども荒木誠だった!

澤田は「母からあの夜のことも聞きました」と、玲央やいづみに打ち明ける。

あの夜のこと

過去パート(澤田による話のてい)。誠がいなくなった。リナは封筒に「誰が殺した?」というメモと、ヤクザ者の男・小鉄の写真が入っていて、驚く。

リナは義母ハルに進平が私を守って殺人を犯したことを話す。リナは自分が殺されても息子を返して欲しいが、鉄平が誠にはあんたしかいないんだかと思いとどまらせる。相手が何人なのかも不明で、警察に話をできない。

向かいの部屋の人物が窓から「子供を返せば門野小鉄のことを話すのか?」とメモを出す。進平は待ち合わせ場所をメモで指示。

鉄平が向かう。やってきた男・鋼市は一人で、箱を持参してきた。鋼市は小鉄を殺したお前の息子だからと簡単に渡さない。鋼市は小鉄の兄だった。鋼市の部下の男2人も駆けつける。

鉄平は「死んだ」と白状し、「その子は兄の子どもで、半年前に炭鉱の事故で死んだ。誠は関係ない」と止める。

鋼市は「誰が殺した?」と犯人探しをする。そして、箱の中にキリを突き刺す。赤ちゃんの泣き声が響く。

鉄平は「俺が殺した!」と嘘をつき、鋼市と戦う。攻撃をよけて、誠を救出。

去り際、鉄平は「死体は俺が始末した。これは俺とお前の問題だ。悔しかったら殺してみろ」と、わざと注意を自分にひきつける。

誠を抱えて小船に乗り込んだ鉄平。そこにはリナもいた。そのころ、朝子は鉄平が現れるのをずっと待っていた。

鉄平は赤ちゃんの誠を救って、リナと一緒に逃げたんだね。
しかも「俺が殺した」なんて嘘をついて、わざと恨みを買って。
鉄平ってやつは、なんて男なの!

鉄平が出て行った後の端島

賢将は百合子に病院の上の階の人が鉄平とリナが2人で船に乗って逃げたのを見たと話す。未亡人のリナのことを心配でも端島にいればいいのに、石炭も出たのに、と百合子は理解できない。

1か月が経過した。島では誠がリナと鉄平の子どもだったのでは?と噂されていた。

百合子は朝子に「怒っていいのよ」と話す。朝子は私よりハルさんが針の筵(むしろ)で心配だという。百合子は大切なペンダントを「お守り。預かってて」と朝子に託した。

鉄平からの連絡ないハルは、夫も子供もいない独り身のため、島を出ることにした。ハルは鉄平との約束をすっぽかされたという朝子に「許して」とすがった。

リナと誠の謝罪

しばらくして…朝子は虎次郎と長崎へデートに行く。やがて2人は結婚し、子供に恵まれて…。

現代。池ヶ谷家にて。誠から約束の夜の真相を聞いたいづみは、夜までしばらく部屋に閉じこもっていた。

夜。夕食の場にて。澤田は「もう顔も見たくないと思いますので」と去ろうとするが、いづみは「そんなことないわよ」と言い、澤田を座らせる。

父・虎次郎が妻に昔好きな人がいたと子供たちに話すことができたということは、虎次郎は幸せだったのだろう……そう、鹿乃子や和馬は思いをはせる。

澤田は、いづみが朝子だと知って秘書になった。リナは池ヶ谷の会社の記事を「朝子さんの会社だよ」とずっと追っていたが、14年前に病気で亡くなったという。リナは楽しそうに暮らしていたが、鉄平と朝子への申し訳なさを酔うたびに口にし「私と進平さんの罪だ」と言っていたという。

50歳を過ぎて失職した澤田は、子供たちも成人していたため、人のために働きたいと思い、恩返しのつもりで朝子の秘書になった。しかし日記が出てきたら親子の罪を知られるのが怖くて、隠ぺいしてしまった。澤田は土下座して謝った。

いづみは澤田の手をとって「あなたが生きてて、また会えてよかった」と伝える。

【海に眠るダイヤモンド】最終回後編(10話)のネタバレ

最終回(9話10話)(12/22)*拡大スペシャル(21:00 – 22:50)
10話「記憶は眠る」
脚本:野木亜紀子、演出:塚原あゆ子、福田亮介

【海に眠るダイヤモンド】最終回後編(10話)のあらすじネタバレです。↓

あの夜の朝子を迎えに

澤田が赤ちゃんの時に刺された傷は、深くなくて、長崎の病院で処置してもらえた。鉄平は長崎の警察署に門野鉄を殺害した罪で自首した。しかし門野鉄の遺体がないため事件にならなかったという。命を狙われてると言っても相手にされなかったそうだ。それから鉄平は姿を消して、澤田も消息を知らない。

玲央といづみは11冊目の鉄平の日記を手に入れた。怖くて読むのをためらういづみ。玲央は「急がなくてもいい」という。

そんないづみに、玲央はもう一度端島に行こう、「あの夜の朝子さんを迎えに行こう」と誘う。

IKEGAYAの売却問題に決着

和馬がIKEGAYAの新社長になり、売却しないことを報告。

堺鹿乃子とその夫・雅彦は新規事業を始めることになった。母いづみにやりたいなら自分で会社を、と喧嘩を売られて買ったカタチだ。鹿乃子も雅彦もやる気満々だ。

玲央といづみは再び長崎を訪れる。教会にも行った。物語は再び過去へ。

端島が閉山へ

1973年8月、お盆休み。鉄平は何年かぶりの日記で、親友の賢将に会ったと書いていた。

新たな家で、ハルは栄子=リナと誠と3人で暮らしていた。そこに鉄平が久しぶりにやってきた。鉄平は「俺がいると危ない。手紙は出す。たまには戻る。」と言う。だが、朝子に連絡することは拒んだ。何かあると危ないから、と。そして鉄平は、また家を出た。

それからは拠点を転々としていた。逃げた先にも追っ手が来たため出水朝子宛の手紙も書いたが破り捨てた。弟を殺したやつが死ぬまで幸せも安息も与えないらしい。

鉄平は「端島が閉山するって本当なのか?」と質問。賢将は「ああ、決まった」と答える。

端島沖の断層が深すぎて手が出せなかった。年配の鉱員は再就職が決まらない。組合の者が条件のいい再就職先を探している。

元外勤の鉄平は賢将に就職先のリストを紹介する。だが、賢将は朝子の近況がわるか写真を見せて「1日でもいいから帰ってこないか」と誘う。しかし、鉄平は拒否した。

賢将は端島を一番に思う人からの紹介として、リストを鉱員に渡した。

端島の閉山の記事は全国紙でも取り上げられた。採りつくし黒字操業だったのに端島が沈没と書かれた。鉄平は「くそ」と悔しがる。端島の人たち、それぞれの人生に分かたれていく…。

日記を黒塗りにした犯人は?

賢将は「端島のために働いていた外勤がいたことを書き残したいんだ」と鉄平に頼む。

鉄平は「いいものがある」と外勤について書いた日記を渡す。しかしリナと駆け落ちしているていなのに、朝子のことが書かかれていた部分があるとおかしいので、破ったり黒く塗りつぶしたりした。

日記を破いたり黒く塗りつぶしていた犯人は、鉄平自身でした。動機は朝子との関係がばれないように。朝子を追っ手から守るため。

鉄平は新聞紙に包まれたものを持ち歩いていた。鉄平曰く「ダイヤモンド」らしい。

別れ際、賢将は「住むところ決まったらすぐ連絡くれ。閉山までに必ず。俺、住所決まってないんだよ。父さんがいるから鷹羽の東京本社に送ってくれ」と必死に伝える。賢将は「テッケン団は解散しないからな」と泣いた。

朝子は勉強したい

朝子の銀座食堂は、最後の日まで営業する。百合子も賢将が会社の後片付けをするるから最後までいる。虎次郎は東京のホテルに採用された。百合子は島を離れても朝子は食堂なのかと思っていた。朝子は「食堂はもうよか。出来なかったことをしたい」という。大検をとって園芸の大学で勉強したいと朝子。端島の朝子じゃない朝子になりたいのだ。

前後裁断

和尚(さだまさし)は朝子に【前後裁断】という言葉を教える。過去にも未来にも生きられない。だから今に最善を尽くすという意味だ。

朝子は過去に意味はないのか?と問う。和尚は意味がないことは一つもなく、(良いことも悪いことも)「全てを抱えて生きていくのが人間たい」と伝える。

端島の最終日

端島の最終日。銀座食堂も閉店。今日で無人島になる。

朝子は名残惜しそうに、船に乗った。みんな「ありがとう」「さようなら」と島に伝えながら、船が遠ざかる。

百合子は朝子に「お別れできた?」と声をかける。朝子は頷きながら「全部、置いてきた」と答える。

世界でただ一つのダイヤモンド

現代。玲央といづみは、切り取られていたページを読んだ。ガラス工房の話だった。

1965年。鉄平はリナと誠と長崎の病院に来たとき、朝子が見ていたお店へ。店主は「そのギヤマン(舶来品の骨董品)は売り物でない」という。鉄平はプロポーズしたいから売ってほしいと懇願したが、ダメだった。そこで、ガラス職人になった端島の元鉱員を訪ね、教わることに…。

かつて朝子は「ギヤマン。意味はダイヤモンド。ダイヤモンドの指輪より欲しか」と言っていた。

鉄平は誠の通院のたびにガラス工房に通っている。2人の毎日の生活を彩る花瓶であり、世界でたただひとつのダイヤモンドを作っている…。

玲央といづみが端島に上陸

現代。玲央といづみはフェリーに乗らず、野母崎(のもざき)から端島を眺める。いづみは「今は死骸みたい」と思う。だが、石炭だと思えばいいし、残骸だと思えばたいしたことない、と発想を転換し気が楽になった。玲央は船を借りることにする。

1975年4月20日。閉山から1年。鉄平は元端島の鉱員に会っても気付かれなかった。今でも端島の夢を見る。お昼にはチャンポンを食べに行く。捨てられないもの(新聞紙に包まれたダイヤモンド)を大事に持っている。

玲央といづみが船で端島に上陸する。銀座食堂があった住居エリアは見学できない。船長(栄信)は祖父が炭鉱員だったので朝子の話を聞いたことがあるという。そこで、特別に案内してくれた。

学校、病院、居住場所そして端島銀座があった。船長は世界遺産になる前に外勤の人を乗せたと明かす。その人は入れなくなる前に上の方の階に「ダイヤモンドを置いてくる」と言っていたらしい。

いづみが行こうとするので、危ないからと鉄平が止める。船長も「宝石でなくガラスの花瓶ですよ」と説明し止める。

※船長を演じた栄信さんが投稿↓

玲央と鉄平は他人?!

夜。ホテルにて。玲央は和馬に、いづみがしょんぼりしていること、船長は乗船名簿から鉄平を探してくれるといっていることを電話で話す。星也が古賀孝明から連絡がきたと言い…。

玲央は8ミリフィルムをいづみに見せる。当時の端島の人たちが映っている。鉄平(演:百蔵充輝)を初めてみた玲央は「俺、似てる?」と驚く。いづみは「似てないね」と笑う。

いづみは「初めて会ったとき、子どもたちと喧嘩して、家出して、そしてたら鉄平に似ているあなた(鉄平)がそう見えたの」と説明。すべてがむなくしくなっていたいづみは、すさんでいた鉄平にただ声をかけたかったらしい。「どうした?」「元気?」と声をかけていた、あの外勤さん(=鉄平)みたいに…。

玲央は「鉄平に声をかけられたのか」と感慨深げに画面の鉄平をさわる。すると船長から玲央に電話がきた…。

鉄平と玲央は似ていない!という劇中の結論でした。2人が瓜二つ(というか一人二役)だから、何かしら血縁関係があると思われましたが、なんと他人の空似というオチでした。

【海に眠るダイヤモンド】最終回結末

最終回。ここにきて、ついに玲央といづみが端島(軍艦島)に上陸!長崎市の特別協力もあり、立ち入り禁止区域でドラマ撮影が実現しました。劇中でも玲央といづみは住居エリアに特別に入れてもらっていましたね。残念ながら崩れかけている住まいの建物には行けませんでしたが、これもまたリアルか…。

端島に上陸しての撮影後、玲央役・神木隆之介さんといづみ役・宮本信子さんが以下のコメントを寄せています。

神木さんは「うまく言葉にできないほど圧倒されて、グッと胸を締め付けられました。胸が苦しくなったと同時に、人のいた思いや雰囲気を感じ、力強い島だと思いました」とコメント。

宮本さんも「島が生き生きとしていた時代をあらゆるところに感じました。みんな生活していたはずなのに、今は誰もいないというギャップが胸に来ました」とコメント。

2人とも胸に来たことを語っていますね。

さて。玲央のもとに鉄平の近況を調べてくれていた船長から電話が来ました。ここから感動のクライマックスとなる、最終回結末をネタバレします↓

鉄平は亡くなっていた

翌日。玲央といづみは、長崎市職員の山口(麻生祐未)に案内され、市に寄贈した鉄平の家を見せてもらう。今はフリースペースになっているそうだ。遺産を残す人もいないから寄贈したとのことで、鉄平が亡くなったのは8年前だという。

晩年の鉄平は顔を隠したりせず自由になれていた。市のボランティア活動をしていた鉄平は感謝状ももらっていた。賢将が鉄平の葬儀に来て、山口さんが遺品を渡した。遺品として日記が1冊あったという。*

*解説:鉄平が賢将に渡さなかった11冊目の日記で、破った切れ端もそこにあったのだと推測される。朝子との思い出は死ぬまで自分で持っていたのですね。

朝子の夢が実現

その家からは遠くに端島が見え、庭にはコスモスの花がたくさん咲いていた。山口さん曰く「荒木さんいつも眺めていました」という。

かつて朝子が屋上農園を作った際、食べる物を植えることになったため、コスモスの種を持ちながら「屋上いっぱいのコスモス見たかったなあ」と言っていました。その朝子の夢を鉄平は実現させていたのですね。

いづみは「誰もいなくなってしまったけれど、あるわ、ここに、私の中に、みんな、眠ってる」と胸を押さえる。

鉄平が朝子にプロポーズ

想像の端島にて。朝子(杉咲花)が「私の人生、どがんでしたかね?」と質問。いづみ(宮本信子)は「朝子は気張って生きたわよ」と答える。そこに鉄平(神木隆之介)がやってきて、朝子が「待ちくたびれた」と笑う。

鉄平が、一輪のコスモスを挿したギヤマンを朝子に渡し(*)、「朝子。俺と結婚してください」とプロポーズ。朝子は「はい」とOK。2人が笑い合う。

現在。端島(軍艦島)の住宅の上の部屋にはギヤマンが置いてある。(*2)

*本編ではいづみの想像上の鉄平・朝子なのでギヤマンがハッキリ映っていませんでした。

*2:鉄平が作ったギヤマンの色はこちら↓

*2の解説:ギヤマンの色は、朝子のヘアピンの色であり、鉄平が朝子に告白した日(百合子の結婚式直後)のワンピースの色であり、いづみさんのストールの色ですね。

エピローグ

2024年。いづみがカフェにいる玲央のもとを訪れる。玲央は和馬を緊急連絡先にして、ツアーガイドの仕事についている。いづみはインスタグラムを始めた。

ツアーガイドを始めた理由は、知らない場所を説明出来たら俺がいる意味があると思ったことと、知らない土地に行くと鉄平がいた土地かもしれないし、鉄平が声をかけた人かもしれないと思って誰も他人に思えないから、だ。

いづみは「誰もいなくなっても、玲央が覚えていてくれるのね」と喜ぶ。

神木隆之介によるモノローグ:見たはずのない景色を夢に見る。広大な海原。海に浮かぶ、いくつもの島。何千万年もの昔に芽生えた生命が海の底で宝石に変わる。見えなくてもそこにある、ダイヤモンドのように…。

玲央が上空を飛んでいる飛行機を見上げている。玲央がキャリーケースを押しながら歩きだす。(おわり)

【海に眠るダイヤモンド】最終回の感想

ラスト。鉄平の思いが朝子=いづみに伝わった、コスモスの花。感動的でした。願わくば鉄平が生きていてほしかったけど…。想像上のプロポーズ成功の場面は神木くん&杉咲花ちゃんの照れ笑いしながらの会話がとてもよかったよ!

市役所の山口さんが鉄平は自由になっていたことを示唆していたけど、なぜ鉄平は朝子に会いに行かなかったんだろう?生きて会いに行ってほしかったよー。

リナがIKEGAYA社長の朝子の記事を見てたくらいだから、鉄平も朝子の近況を知っていたんだろうなあ。つまり朝子が池ヶ谷虎次郎と結婚して子供もいるのを鉄平は知っている。だから追っ手がいなくなっても会いに行かなかったんだろうね…。切ない。

タイトル【海に眠るダイヤモンド】とは黒いダイヤモンドの「石炭」のことだけど、ガラスの花瓶のギヤマンが無人になった端島に置かれていることも示唆してるのかなあ。
いづみさんが心の中にあると言っていたり、玲央も見えなくてもそこにあると言ってたりするので、「ダイヤモンドのような思い出」が海の底のような心の奥底に眠っている!という解釈もできそうかな。

【海に眠るダイヤモンド】原作と脚本家は?

ドラマといえば原作(原案)やモデルがいるか気になりますよね。
【海に眠るダイヤモンド】の原作についてと、脚本を手掛ける人気脚本家についてお届けします。

原作は?

【海に眠るダイヤモンド】に原作はありません。原案やモデルもなし。ドラマオリジナルストーリーとなります。

脚本家?

【海に眠るダイヤモンド】の脚本家は、野木亜紀子さんです。

野木さんが書いたテレビドラマは『アンナチュラル』『コタキ兄弟と四苦八苦』『MIU404』などがあります。2024年公開の映画「ラストマイル」も大ヒットしました。

【海に眠るダイヤモンド】最終回結末はどうなる?(予想、考察)

【海に眠るダイヤモンド】には原作がないので、最終回結末も白紙状態。先の展開が読めないワクワクがありますね。
まずは放送前に予想してみました!

最終回は玲央が希望を見出すハッピーエンド!?

タイトル「海に眠るダイヤモンド」は、端島が海底炭坑だったことから、海にダイヤモンドのような資源の石炭が眠っているという意味だと思われます。タイトルからは最終回の予想ができませんね。

次に、テーマをみていきましょう。本作は「昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語」という触れ込み。しかし、かなり漠然としていますね。

具体的に展開を予想していきましょう。

過去と現代の「時代」の空気感を描くことがポイントになると思います。

  • 過去パートの端島編は、戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代
  • 現代パートの東京編は、“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”。

この対比が意味深です。おそらく…

過去の若者たちのことを知ることで、現代の若者が夢や希望を見つけだすというハッピーエンドになると予想します。

具体的には、現代パートのホスト・玲央(神木隆之介)が、謎の婦人・いづみ(宮本信子)に端島に連れて行かれ、希望を見出す展開を予想。

玲央は「夢も希望もやる気もなく、抜け出せない日々のなかで自分をすり減らしながら生きている青年」なので、鉄平たちの過去の奮闘を知って、勇気づけられるのだと思います。

また、本作は「時代を超えたヒューマンラブエンターテインメント」でもあるので、玲央は「ラブ」を知ることにもなることでしょう。

といっても、恋愛のラブではなくて、玲央が祖父・鉄平の愛を知る結末になると予想。(玲央と鉄平の血縁関係は、あくまで予想)

初回放送前なので、どうなるか分かりませんが、鉄平が命を落とす可能性もあります。しかし恋人のお腹には赤ちゃんがいて、それが玲央とか…。

実は、端島の炭鉱では事故がありました。劇中での1955年以降の時代設定の事故を調べると…

端島炭鉱は、安全第一で採炭を行っていましたが 昭和39年お盆の休み明け未明に坑内で自然発火火災が起こり 直ちに海水による消火活動が行われ 一時は収まったかに見えたので土のうによる採炭現場の密閉作業を行っていた所 十数時間後に再び白煙が上がり 爆発事故が起こり 作業を行っていた10名(内1名死亡)が負傷する事故になり 全員病院へ搬送されました。
その後現場を再びコンクリートブロックで密閉しようとその準備をしていた所また、ガス燃焼発火が起こり21名が負傷すると言う大きな事故になりました。
その後坑内の採炭現場を諦め、坑内に海水を入れ水没させ火災を鎮火させることが出来たそうです総勢31名が負傷するという大事故となりました。

「軍艦島デジタルミュージアム」より

昭和39年は1964年。死亡者も出て、総勢31名が負傷した大事故が起きたそうです。本ドラマの劇中でも史実を参考に描かれそうですが…。

果たして一体どんな結末を迎えるのでしょうか。
最終回結末までの気になる点、チェックポイントは更新予定です。

※上記は放送前の最終回予想です。

リナが1965年に島を出た意味

前述した端島の炭鉱での事故は1964年。

ドラマ1話冒頭で、リナが1965年に島を出た意味は、この事故があった影響かもしれないと予想されます。

鉄平が事故で死亡し、恋人に鉄平との赤ちゃんがいて、玲央に成長するかもしれないと予想したいところですが…。1965年当時に赤ちゃんだとすると、2018年時点で20代にみえる玲央はその赤ちゃんの子供(鉄平の孫)になると思います。

ただ、わからないのは、リナと鉄平の孫が玲央だとすると、いづみが玲央にプロポーズしているのが変です。1話時点で私は、「いづみの正体はリナ説」を採用したのですが、孫に求婚するでしょうか。それともリナは鉄平と誰かの子を託された?

ともかく玲央は鉄平の孫という予想の線で今後も追っていきたいと思います。(1話時点)

【海に眠るダイヤモンド】玲央と鉄平の繋がりを考察

このコーナーでは、神木隆之介さんが演じる玲央の正体を解明するるとともに、鉄平(神木隆之介/一人二役)との繋がりを考察します。放送後にも更新予定です。

双子説はない

主演の神木隆之介さんは、過去(1955年~)の端島パートで鉄平(てっぺい)役を演じています。

加えて、神木さんは現代パート(2018年~)で玲央(れお)役も演じています。つまり一人二役です。

前クール「ブラックペアン2」では二宮和也さんが渡海と天城という、うり二つの人物を一人二役で演じていましたが…実は、生き別れた双子でした。

しかし本作の神木さんの場合、双子説は否定されます。

ポイントは過去と現代での一人二役ということ。

現代パートでの玲央が老けてないので、鉄平の双子が成長したのが玲央ではありません。

ただしこれはシンプルな双子説の場合。SFを組み合わせるとあり得ます…↓

タイムトラベル説も否定されている

双子の片方がタイムトラベルしている場合は、玲央が若くてもOKです。あるいは玲央は偽名で、鉄平本人がタイムトラベルしている可能性も?

しかし、このタイムトラベル説は、本作の脚本家・野木さんが否定しているので、ありません。

このように、野木さんが自身の公式Xで「SFでもファンタジーでもない」「タイムトラベルはしません」と完全否定していますね。

「いづみが玲央にプロポーズ」「いづみが端島に思い入れあり」の2点がヒント?

放送前時点で鉄平&玲央の繋がりに関する情報はありません。ここからは少ないヒントをもとに大胆に予想してみます。

  • 現代でいづみ(宮本信子)が玲央にプロポーズ。
  • 端島に向かったいづみは(その土地に)想いを馳せて涙ぐむ。

この上記2点は怪しいです。いづみの謎の言動の意味を予想&考察すると…↓

  • いづみは玲央が鉄平に似ているからプロポーズした?
  • いづみは若いころ、端島にいて、鉄平を好きだった?

この予想から導き出される答えは、いづみの正体は朝子(杉咲花)!……なのかも。

端島パートの朝子は「鉄平のことが好き」な人物と事前に紹介されています。でも、朝子は1955年頃に何歳の設定なのでしょうね。若く見積もって仮に18歳だとすると2018年は63年後なので、18+63=81。2018年の朝子は81歳になっています。

いづみ役の宮本信子さんは実年齢79歳(1945年3月27日生まれ、2024年10月時点の年齢)なので、81歳の朝子を演じてもおかしくないです。

この予想だと朝子と鉄平は結ばれなかったということになります。そして玲央は20代ぐらいに見えるので、鉄平と誰かの孫なのかも、と予想します。(放送前時点の予想)

いづみは玲央が鉄平に似ているからプロポーズ(予想は当たり)

■1話放送後の追記;いづみ(宮本信子)はホストの玲央に似ている “忘れられない人”がいるそうです。だから「結婚しない?」とプロポーズしたのですね。予想の一つが当たりました!

いづみは若いころ、端島にいて、鉄平を好きだった(予想は当たり)

■1話放送後の追記;いづみ(宮本信子)の “忘れられない人”が神木隆之介演じる玲央と似ている人物と判明。その忘れられない人は、神木隆之介が演じている鉄平のことでしょう。似てるも何も、どっちも神木くんが一人二役で演じてますから。こちらも予想が当たりました!

鉄平&玲央の血縁関係はある?

1話時点で、鉄平と玲央の繋がりは不明です。

1話時点で、いづみの “忘れられない人”が玲央と似ていると判明。おそらく鉄平のこと。→ 2話予告動画で、いづみさんは「 “忘れられない人”は鉄平」と語っていました。確定ですね。

このことから、いづみと鉄平と玲央の3人に血縁関係はないと思われます。血縁関係があるのにプロポーズするのは変ですからね。

鉄平と玲央の血縁関係はあると予想しますが…。(1話時点)

しかし2話序盤で、玲央がいづみから「荒木鉄平」という言葉を聞いたとき、初耳のようでした。玲央の祖父が鉄平ならば、何かしら反応がありそうですが、反応は何もなかったです。もしかして血縁関係もない?いや、これだけ顔が似てるなら孫でしょう。親からは別の人を聞かされていた(嘘をつかれていた)とか、もともと玲央は孤児だったとか、何かしら新情報が待たれます。(2話時点)

第5話で、いづみと玲央の血縁関係が否定されました。DNA鑑定の結果なので確定です。でも、玲央と鉄平の血縁関係までは否定されていません。(5話時点)

進平とリナの孫が玲央?

第6話で、進平とリナの間に男の子が誕生しました。この子供が1話冒頭で登場した(リナが抱いていた)赤ちゃんの可能性が高いです。

そして、進平とリナの孫として、玲央が生まれたと予想されます。

二宮和也さんが一人二役を演じた『ブラックペアン2』の渡海&天城の双子のパターンから、鉄平と玲央は祖父と孫の関係か?!と予想されましたが…。

一応、鉄平の兄・進平と血縁関係があれば、鉄平と玲央の顔が似ているという点も説明がつきますが…。似すぎてる!というツッコミどころでもありますね(笑)

【結論】玲央と鉄平は繋がりなし!(確定)

最終回で、いづみも玲央も「鉄平と玲央は似てない」と言っていました。つまり血縁関係もなく、似てもない…というのがドラマ内の結論です。鉄平が外勤のときに鉱員に声掛けをたくさんしていたように、玲央にも声をかけたくなったそうです。
なんだか、『ブラックペアン2』の二宮和也さんの一人二役があったので、考察しすぎてしまいましたね(笑)

【考察】他人の玲央と鉄平が似ていた理由とは?

玲央と鉄平は他人なのにずっと似ていた理由とは?

ミステリー小説には叙述トリックというのがあって、作者が記述上の仕掛けで読者を欺くトリックです。今作は、作者が映像に仕掛けたトリックということですね。

なぜ玲央と鉄平はここまでずっと似ていたのか?その理由はいづみが過去を振り返る回想シーンだから。回想シーンはいづみさんの記憶なので補正されていて事実ではありません。鉄平の写真も現存してなく、最終回の8ミリフィルムをいづみ=朝子が見る場面で視聴者はやっと初めて鉄平の真の姿を見たということですね。

■SNSでも見事な映像トリックに大反響↓

【海に眠るダイヤモンド】いづみの正体を考察:確定

このコーナーでは、宮本信子さん演じるいづみの正体を解明するるとともに、過去パートとの繋がりを考察します。放送後に更新予定です。

いづみの正体は下記の3人の誰かが濃厚です↓

  • 朝子(杉咲花)…幼ない頃から鉄平に思いを寄せる、食堂の看板娘。
  • リナ(池田エライザ)…端島へやってきた謎の女性。
  • 百合子(土屋太鳳)…鉄平と同じ大学を卒業し島に戻ってきた幼馴染。

いづみは朝子説が根強い

いづみは朝子(杉咲花)説が根強いです。

いづみは玲央に似ている “忘れられない人”がいるのですが、朝子は鉄平に思いを寄せているので一番ピッタリです。

実は、2つの時代で交錯したセリフ「人生変えたくないか」の時、朝子も百合子もその場にいたんですよね。だから朝子が同じ言葉を覚えていてもおかしくありません。

いづみは朝子説の理由(1話時点)↓

  • 【年齢】前述した年齢(18歳+63年後=81歳)≒宮本信子さんが79歳
  • 【身長】杉咲花の身長153センチ≒宮本信子さんは157センチ
  • 【髪留め】公式サイトのいづみと朝子のヘアピンの位置が同じ。
  • 【キクラゲ】いづみが自宅で麺にキクラゲを入れることにこだわるシーンあり。過去が食堂の娘だからか?
  • 【経営感覚】いづみは玲央に原価率について指摘。過去が食堂の娘だから経営に詳しい?
  • 【重要度】杉咲花さんのクレジットは全体の3番目、3人の女性の中では1番先です。

色々と朝子説を裏付ける理由がありますが、私は疑問点が1つあります。いづみが長崎旅行の際に「銀座食堂」に寄ったのですが、過去パートの朝子の店も「銀座食堂」。食器にも店名がありましたね↓

投稿者: @hirofumi_0813
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いづみが朝子ならば同じ店名に反応すると思うのですが…。(1話放送後)

第5話で、いづ(宮本信子)みの正体は朝子(杉咲花)と明かされました。

リナ(池田エライザ)がいづみ?!

放送前、いづみの正体は朝子(杉咲花)なのかもと予想していました。けれど1話放送後、いづみの正体はリナ(池田エライザ)の可能性が高まったと思います。

1話冒頭の1965年、ボートに乗って、赤ちゃんを抱いて島を脱出していた人物がリナ(池田エライザ)でした。そして映像とかぶせていたナレーションは、いづみの声でした。

リナ(池田エライザ)がいづみ?!そうなると「朝子はいづみ説」はハズレですが…「リナはいづみ説」の方が当たっていそうです。リナも鉄平のことを好きになっていきそうな予感がありましたし。

それに…過去パートで鉄平がリナに伝えた言葉「人生、変えたくないか?ここから変えたくないか?」と同じ言葉を、現代パートのいづみが玲央に言っていたのも意味深。2つの時代で交錯したセリフから、いづみ説が高まります。

ただし利き手が違う!との指摘も…。現在と過去で長崎名物ちゃんぽんを食べているシーンがあったのですが、現代のいづみは右手で箸を持っていました。しかし、過去のリナは左手で食べていました。百合子は右利き。朝子は不明です。

「海に眠るダイヤモンド」リナ・左利き
出典デイリー

利き手をみると、リナ説はなくなりますね。でも、まあ、池ヶ谷さんと結婚するときに、礼儀作法(?)として右利きに修正したかもしれませんが…。

また、朝子説にならって身長や年齢を考察すると…↓

  • リナの年齢は不明。池田エライザさんは1996年4月16日生まれで放送開始時28歳。28歳+63年後=91歳?宮本信子さんが演じるのは厳しいか。
  • リナが職員クラブでお酒を飲んでないことから、リナは未成年説も…。
  • 池田エライザさんは170 cm。宮本信子さんは157センチ。

未成年説もありますが、実年齢28のエライザさんがやるでしょうか。身長差が大きいこともリナ説の疑問点です。高齢になって背が低くなることはありますが…。1話放送後、リナ説が高まっていますが、違う気もしてきました 笑(1話時点)

【追記】第5話で、いずみ=朝子と判明しました。

百合子の可能性も…

鉄平は「百合子のことが好きだった」そうです。でも親友でライバルの賢将(清水尋也)が百合子と付き合っています。親友に好きな人を取られてしまった感じですね。

肝心の百合子の気持ちはどうなのか。 未来で“忘れられない人”といえるほど、鉄平を好きなのか?1話時点で、そこは疑問です。

百合子がいづみ説を考察すると↓

  • 【身長】土屋太鳳の身長155センチ(実際は153といわれる)≒宮本信子さんは157センチ
  • 【年齢】百合子は大卒なので22歳頃。63年後は85歳。79歳の宮本信子さんとは6歳差。許容範囲か?
  • 【キリスト教】百合子が胸のペンダント、いわゆる御メダイ(キリスト教徒が信仰を強め、お守りとして身につける金属製のアクセサリ)を握りしめた仕草を現代のいづみもしていた。また、いづみは長崎旅行のとき玲央にキリスト教について語っていた。
  • 【メタ考察(劇中外の考察)】公式サイトの相関図から矢印を後から引ける位置に百合子といづみがいる。
  • 【重要度】うしろから3番目にクレジット。

身長的には宮本信子さんに一番近いですね。また、キリスト教のしぐさや言動も意味深。公式サイトを後から書き加えることが可能な位置に2人がいることも意外とポイントです↓

「海に眠るダイヤモンド」百合子・いづみ
(C)TBS

まあ、杉咲花さんの位置からもクネクネと線を引けなくもないですが…。そして最後から3番目にクレジットって、けっこう重要度高いキャストですね。ちなみにトメが宮本信子さん、最後から2番目が沢村一樹さんです。國村隼さん、さだまさしさんらベテランもいる中、最後から3番目!これがヒントになるか分かりませんが…(笑)(1話時点)

1話のリナ説から2話では一転、百合子説が高まっています。2話終盤、玲央が「端島でさ、ようやく飲めた水ってさ、美味しかったんだろうね」と言いました。すると、いづみは「ちっとも(美味しくない)。この浄水器の水の方が何倍も美味しいわよ」と答えて、その直後、百合子(土屋太鳳)が端島で水を飲む映像が映し出されました。この映像演出だと百合子がいづみになると思えてしまいます。

ただし、気になるのは、百合子が鉄平に思いを寄せていない様子なこと。いづみさんの忘れられない人は鉄平であることが判明してるため、あれれ?百合子はいづみじゃないのかーと思ってしまいます。ミルクボーイの漫才みたいな状態です(笑)(2話時点)

3話で百合子が朝子に意地悪をしていたのは、朝子のせいで長崎に行くことになって被爆してしまったから、と明かされました。好きな子に意地悪する小学生のように百合子は朝子に恋愛感情があるかも…と一部で予想されてましたが、外れましたね。3話時点では鉄平のことを恋愛の意味で好きではない百合子。となると百合子のいづみ説は低いです。ただし、百合子が「いっそ本土に行って社長になろうかな」と発言していました。社長のいづみさんになる伏線なのでしょうか。(3話時点)

【結論】いづみの正体は朝子(確定)

【追記】第5話で、いずみ=朝子と判明しました。

【海に眠るダイヤモンド】赤ちゃんは誰?(考察)

このコーナーでは、1話冒頭でリナが抱いていた赤ちゃんの正体を解明するるとともに、現代パートとの繋がりを考察します。放送後に更新予定です。

赤ちゃんは鹿乃子?あるいは玲央の親?

1話冒頭の赤ちゃんも2018年に登場すると思います。誰なのか予想すると…

  • 1965年当時0歳となると、その赤ちゃんは2018年時点で53歳。2024年時点で59歳。
  • いづみの娘・鹿乃子を演じる美保純さんは1960年8月生まれで、2024年10月時点で64歳。
  • いづみの息子・和馬を演じる尾美としのりさんは1965年12月7日生まれで、2024年10月時点で58歳。

年齢的には尾美としのりさんがピッタリですが、第1子の鹿乃子がいます。となると実年齢と5歳差ですが、鹿乃子(美保純)が1話冒頭の赤ちゃんか?鹿乃子は夫の連れ子とかのパターンもあり得ますが…。

ただし、赤ちゃんはリナの子供とはまだ限りません。ただの赤ちゃんと逃げるように島を出るでしょうか。

玲央と鉄平の血縁関係(孫と祖父の関係)が予想されるので、赤ちゃんは玲央の親(=鉄平の子)の可能性もあります。1話冒頭に出してくる赤ちゃんならそれくらいキーパーソンでもおかしくありません。リナ=いづみ(仮)は鉄平から赤ちゃんを託されて、島を脱出した?そして本島で施設にでも預けたのでしょうか。でも一体なぜ?

ちなみに玲央の家族構成は明かされていません。はたして赤ちゃんは誰と誰の子か。なぜリナは赤ちゃんを抱いて島を出ているのか。色々と謎が多くて気になりますね。(1話時点)

赤ちゃんはリナと進平の子供か?

第5話で、リナと進平が急接近!進平がリナの命を守るため、追っ手の男を殺害しました。

でも、このことで刺客がさらに送り込まれてきそう。

そういえば、1話でリナが小さなボートで逃げていた時、リナが赤ちゃんを抱いていて、船頭さんがボートを漕いでいました。その船頭さんの顔は見えませんでしたが、進平かもしれませんね。赤ちゃんは進平とリナの子どもなのでしょうか。親子3人で追っ手から夜逃げしたのでしょうか。今後の展開が気になります。(5話時点)

6話で、リナが進平との子供(男の子)を出産しました。そして7話の劇中の年代は1964年。1話冒頭のボートでの脱出時は1965年。その時の赤ちゃんはリナと進平の子供の可能性が高くなりました。

8話にて。1話冒頭リナと赤ちゃんが小船に乗っていましたが、その赤ちゃんは亡き進平兄ちゃんの子供でした。そして、小船を漕いでいた人物は鉄平であることが判明。

鉄平はなぜ端島を出ていった?

鉄平は誠(=進平の子供)が病気の際に付き添い、本土で保険証が必要になり(端島では医療費無料のため不必要だった)、リナが亡き進平と入籍してないことや誠の出生届も出していなかったことを知りました。

さらに、鉄平は母からリナと一緒になることを勧められてもいました。また、最終回では島民たちの間で鉄平とリナの仲を疑う噂が広まるようです。

鉄平は母の勧め、リナの籍を入れられない事情、島の噂などで追い詰められて、端島からリナと子供と逃げたのでしょうか。
でもそれだと説得力が弱いです。きっと福岡のヤクザ者の追っ手がきたのかも。オークションの8ミリフィルムにはそのヒントがある?
…あくまで8話時点の予想です。真相が気になりますね。

赤ちゃんの誠の現在は澤田(酒向芳)?

最終回では赤ちゃん=誠の現在の人物が明かされるのでしょうか。

澤田(酒向芳)が賢将説もありましたが、8話で古賀(滝藤賢一)という男が登場され、その説は否定されました。

ということは、誠の可能性も!?

リナは草笛リナという氏名ですが、「草笛でもリナでもない」と言って、本名じゃないことを匂わせていましたよね。

澤田のフルネームは澤田誠?・・・最終回での種明かしに期待です。

【結論】荒木誠の正体は澤田(確定)

澤田のフルネームは澤田誠であり、進平とリナの子供・荒木誠の成長した姿でした。多くの人が考察してたと思いますが、当たりでしたね♪

【海に眠るダイヤモンド】の主題歌

【海に眠るダイヤモンド】の主題歌はKing Gnu が本作のために書き下ろした新曲「ねっこ」。

ドラマの世界観を彩る音源は、初回放送で解禁! さらに、翌日の10月21日(月)0時からの配信が決定。

■King Gnu・常田大希 King Gnuさんのコメント↓

約1年ぶりの新曲となります。 “ねっこ”というとても素朴なタイトルをつけました。 ドラマの主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに想いを馳せつつ、現代を生きるためのほんのささやかな歌になってくれたらなと思います。常田

■演出(チーフ)・塚原あゆ子さんのコメント↓

テンポや台本のイメージを汲み取り生み出してくださった曲の、その世界に、胸を突かれました。 最終回まで、この歌が全てを牽引し包んでいくのが楽しみです。 主題歌は最後のキャストです。 大切に寄り添っていきたいと思います。是非、お楽しみに。

【海に眠るダイヤモンド】の見どころ

ドラマ【海に眠るダイヤモンド】の見どころを紹介いたします。

豪華キャストが集結

【海に眠るダイヤモンド】には、子役から活躍する神木隆之介さんを始め、土屋太鳳さん、杉咲花さん、斎藤工さんら主演クラスの人気俳優が出演します。
もちろん、沢村一樹さん、國村隼さん、中嶋朋子さん、さだまさしさん、宮本信子さんらベテランも脇を固めています。
さすが日曜劇場というか、野木さんらスタッフへの信頼なのか、豪華俳優陣が集結。必見です!

野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子のトリオが初の日曜劇場

【海に眠るダイヤモンド】の脚本は野木亜紀子さんです。TBSでは『空飛ぶ広報室』(有川浩 原作)『逃げるは恥だが役に立つ』(海野つなみ原作)の原作ものや、オリジナル脚本ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)を手掛けています。

緻密なストーリーとコミカルな会話劇で描く社会派エンターテインメント作品で多くのファンの心を掴む野木さん。2024年夏に公開された映画『ラストマイル』のヒットは記憶に新しいところ。流通業界の問題を描く社会派の側面がありながら、説教くさくないエンタメとして成立しているのが凄いです。

そんな野木さんが、「アンナチュラル」「MIU404」「映画ラストマイル」の監督・塚原あゆ子&プロデューサー・新井順子と再タッグ!そして、このトリオとしては、日曜劇場を初めて手掛けます。

長崎のロケーション、軍艦島を再現する映像美

予告映像でも、すでに引き込まれますが、本作は映像美も注目点です。

のちに世界遺産に登録される端島(軍艦島)を舞台に物語を描く本作は、NBC長崎放送の協力のもと制作。

当時の端島を再現したセットや長崎県の壮大なロケーションを活かした映像美は見どころになっています。

【海に眠るダイヤモンド】最終回は、いつ?

海に眠るダイヤモンドは毎週日曜日、よる9時からTBS系で放送。

【海に眠るダイヤモンド】最終回は12月29日(日)と予想されます。

12月22日までと予想されていましたが、1週ズレると予想されます。10月27日(日)が衆院選の特番「選挙の日~私たちの明日「変わる」~」放送で、1週お休みのためです。

最終回は12月22日(日)で、2時間スペシャルです。

【海に眠るダイヤモンド】の動画配信

「海に眠るダイヤモンド」を配信している動画配信サービスは3つ。期間限定でTVer(ティーバー)TBS FREEで無料配信。最新話まで全話はU-NEXT(ユーネクスト)で配信されます。

【海に眠るダイヤモンド】まとめ

  • ドラマ【海に眠るダイヤモンド】ネタバレあらすじ全話
  • 神木隆之介の一人二役についての考察
  • 原作・脚本家の紹介
  • 最終回結末予想
  • 主題歌・見どころ・最終回放送日

以上について紹介しました。

本記事は最終回まで、毎週更新していきます。ドラマ鑑賞の参考にしてください♪

「海に眠るダイヤモンド」はTBS系にて、毎週日曜21時から2024年12月下旬まで絶賛放送されました。

歴代日曜劇場のネタバレ記事

当記事画像出典「海に眠るダイヤモンド」HP

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「海に眠るダイヤモンド」ネタバレ

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