【スナック キズツキ】9話のネタバレと感想!17歳の芽衣ちゃんが“ずぶ濡れ”の雨に今を刻む

益田ミリの同名の人気漫画をドラマ化した原田知世主演のテレ東系連ドラ・ドラマ24【スナック キズツキ】の9話が12月3日に放送されました。トウコ(原田知世)の営む“アルコールを置いていないスナック”【スナック キズツキ】に、今回は17歳の女子高生がやってきました。

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※本ページの情報は2021年12月時点のものです。最新の配信状況は「Paravi」公式サイトにてご確認ください。

 

テレ東【スナック キズツキ】のネタバレ・感想・まとめを紹介します。

目次

【スナック キズツキ】9話のネタバレ

【スナック キズツキ】9話・ネタバレになります。

恋や将来のことが頭をもたげる芽衣ちゃん

今回【スナック キズツキ】を訪れたのは、旧姓南裕子(現在は鈴木裕子)さん(堀内敬子)の娘、17歳の女子高生の芽衣ちゃん(吉柳咲良)。

同級生の男の子に恋し、学校では先生から進路のことに言及されるなど、芽衣ちゃんの前には考えることがいっぱい。恋も将来のことの一歩が踏み出せずにいた。

【スナック キズツキ】では、お酒の宅配業者・こぐま屋(浜野健太)と片付けの話に。「生きている分だけ、荷物が多くなる。でもどうしても捨てられないものってあるんですよね」というこぐま屋の言葉を聞いた店のママ・トウコ(原田知世)が、手にしていた書類の封筒に目をやり…。こぐま屋もその封筒が気になるが、なぜかとぼけるトウコだった。

パティシエに憧れていた芽衣ちゃんは、学校帰りにふと街の洋菓子店の様子を見ていた。店の前から立ち去ろうとすると、恋する男子に遭遇。店に入りケーキを選ぶ手伝いをする。一緒に帰る道すがら、芽衣ちゃんは彼が美容師になりたいと思っていることを聞き、彼を応援。彼は自分が美容師になれたら髪を切りに来てよと誘い、その髪を切るなら…と想像し芽衣ちゃんに顔を近づけ、ふと前髪を触る。そんな彼の行動に照れてしまう芽衣ちゃんだったが…。

彼と別れ、芽衣ちゃんが一人帰っていると雨が降り出し、【スナック キズツキ】で雨宿りすることに。そこへトウコが出てきて、苦手な携帯の操作を芽衣ちゃんに聞こうと、店に招き入れるのだった。

傷心の芽衣ちゃんがホットサンドを食べながら涙

芽衣ちゃんから携帯のことを聞いたトウコは、お礼にホットサンドをごちそうする。そのホットサンドが出来上がる間、ついさっきの彼とのやりとりを思い出してしまう芽衣ちゃん。実は、彼に彼女がいて、一緒に選んだケーキは彼女の誕生日にあげるものだったことが分かり、キズついていたのだった。ホットサンドを食べている芽衣ちゃんがすすり泣き、トウコも心配そうにその姿を見つめていて…。

ホットサンドを食べた芽衣ちゃんは「おいしかったです」と少し元気になっていた。トウコは、芽衣ちゃんにスマホの高速入力ができるのかを尋ね、やってみせてとお願い。何を打てばいいか分からない芽衣ちゃんに、今の自分の気持ちをスマホのメモに早打ちするようトウコは促した。

芽衣ちゃんは「あたしって、なに?」と高速で打ち込み、トウコは感心。「将来のことばっか、大人は言ってくる」と口に出して打ち込んでいると、トウコは「そうなんだ」と相槌を打ち込む…が、その遅さに芽衣ちゃんも思わず「おっそ(笑)」と言ってしまう。続けて芽衣ちゃんは、「じゃ、将来って、今より大事なのかな」「今ここにいるあたしって、価値がないってことなのかな」と打ち込み、芽衣ちゃんはトウコに将来の夢があったかを聞く。すると、トウコは、あったと答え、店をやるのとは全然違う夢で、それが叶ったこともあったという。

「夢って、叶っただけじゃダメなんだ。離れないように背中にくくりつけて、歩き続けなきゃなんない。私は下ろしたけどね。もう、持ち上がんないぐらい重いよ」と笑うトウコに、「でも、安心ですね」と芽衣ちゃんがいい、トウコも「えっ?」と聞き返す。

「そんなに重いんなら、誰にもとられないし」と芽衣ちゃんがいうと、トウコはふと笑みを浮かべ、「確かに…」と心に刻むように同感するのだった。

芽衣ちゃんがずぶ濡れの雨に今を刻む

店先まで出たが、雨は止んでおらず、トウコはふと「こんな雨みたいに、まっすぐに生きたいと思ってた」とつぶやく。「無理なんですか?」と聞く芽衣ちゃんに、トウコは「まっすぐだけだとぶつかって、そのたびにキズついて。キズだらけだよ」と漏らす。

大人になってもまだ傷つかなきゃいけないと思う芽衣ちゃんは、「私、忘れたくないんです。17歳の自分を、まるごと全部。将来の夢がかなわなくても、それを夢見てる今の私を、覚えてたいんです」と明かす。すると、トウコはそんな今の芽衣ちゃんを忘れないためにと、どしゃぶりの雨でずぶ濡れになってみたら、今日この日をずっと忘れないんじゃないかと提案。芽衣ちゃんは、その提案に乗り、制服姿のまま、雨の中に一歩足を出したのだった。

雨と共に今の17歳の自分を胸に刻む芽衣ちゃん。その姿はとても眩しく見えた。

母に自分の夢を明かす芽衣ちゃん

家に帰り、母にお腹がすいたというも、母は疲れので寝る、なせば成ると言って、食事作りを芽衣ちゃんに促し、タップダンスを踏み出す(笑)。一瞬、面食らった芽衣ちゃんだったが、「なせば成る」という言葉を聞いて、甘いホットサンドを作ることに。そのホットサンドを、自分より先に母に食べてもらう芽衣ちゃん。「最高!」「すごいじゃん」とほめてくれる母を見て、芽衣ちゃんもうれしそう…。そして、芽衣ちゃんは母に「あたしね、夢があるんだ。聞いてくれる?」とパティシエになる夢を明かすのだった。

とある町の路地裏にある、傷ついた者がたどり着く【スナック キズツキ】。トウコは、ふと書類を手に取って「もう5年か…」とつぶやく。そこへ、懐かしそうに【スナック キズツキ】の建物を見つめる、和也(八嶋智人)の姿があった。

<続く>

【スナック キズツキ】9話の感想

将来に悩み恋にキズつく芽衣ちゃんに、見た方それぞれが自分を重ね、劇中の心に迫る言葉への感想が相次ぎました。

【スナック キズツキ】9話・感想を紹介します。

トウコが作ったチーズとハムのホットサンドが本当に美味しそう。何気ない家庭料理のような食べ物って、ほっこりしますね。

真っすぐに生きる芽衣ちゃんのピュアな言葉、それに呼応するトウコの言葉が、見る人の心に刺さったよう。これまでは、キズついた客人の心の叫びを歌やダンスなどで昇華させてきましたが、今回は自分の気持ちを携帯のメモに吐露し、真っすぐに降る“雨に飛び込んでずぶ濡れになる”という、いつもと違う癒し展開に反応する声が上がっていました。

そして、トウコが意味深に手に取った書類の封筒にも注目が集まっていましたね。

【スナック キズツキ】9話のまとめ

テレ東【スナック キズツキ】9話・まとめになります。

恋や将来について悩みながら、17歳の今を大事に生きる芽衣ちゃん。大好きな同級生の男の子に彼女がいることがわかり、キズついた芽衣ちゃんが、【スナック キズツキ】で自分の大事なものを見つめ直し、新たな一歩を踏み出すことができた第9話。ホットサンドを食べながら思わず涙がこぼれたり、トウコさんの思わぬ一言を実践したり…芽衣ちゃんの「雨のように」まっすぐでピュアな部分に、胸をグッとしめつけられたり、熱くさせられました。ちゃんとお母さんのことを思っているのも、愛おしい…。

トウコと会話の中で、芽衣ちゃんの何気ない一言に、ふとハッとさせられ心を動かされることも。芽衣ちゃんを取り巻くすべてのものを含め、芽衣ちゃんだからこそ言えるその一言が、芽衣ちゃんが漠然と悩んでいた“ここにいる価値”をちゃんと肯定してくれていたと思います。

母・南裕子さんが、夕飯を作らないと決めた第8話ラストから、パティシエになりたいと思う芽衣ちゃんが思い立って、自分で甘いホットサンドを作るシーンにつながっていたのは、うれしいサプライズな展開。自分の将来に迷っていた芽衣ちゃんが、自分の作ったホットサンドをお母さんに食べてもらい喜ぶお母さんを見て、今までためらっていた自分の将来について「夢がある」と明かし、その夢をお母さんが「いいじゃない」と笑顔で受け止めてくれたシーンは、とても温かくて、涙腺が刺激してくれるものでした。

一方で、トウコが自分の過去のことを話したり、とある封筒を意味ありげに見つめたりと、謎めいたトウコの人生も気になるところです。

次回は、瀧井くん(小関裕太)の兄・和也(八嶋智人)の回に。【スナック キズツキ】の誕生に関わりそうな和也さんの亡き父のエピソードがどのようなものか、お見逃しなく。

次回予告

・第4話の瀧井くんの兄・和也さんが【スナック キズツキ】を訪問

・和也の亡き父が営んでいた場所に【スナック キズツキ】が!?

次回もお楽しみに!

記事内画像出典:【スナック キズツキ】公式サイト

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