【屍人荘の殺人】のネタバレと感想!犯人は同じでも映画結末は原作と違う!?

屍人の殺人

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【屍人荘の殺人】のネタバレと感想!

神木隆之介主演、浜辺美波ヒロインの映画『屍人荘の殺人』が2019年12月13日から全国公開!

国内ミステリー賞4冠に輝く人気原作を、実写映画化した話題作!

前代未聞の密室殺人。犯人は人間かそれ以外?気になる犯人や結末をネタバレ!

今回は映画【屍人荘の殺人】のネタバレと感想などについて紹介します。

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【屍人荘の殺人】犯人のネタバレ

映画『屍人荘の殺人』は、ネタバレ厳禁な作品。

犯人はもちろん、謎に包まれた舞台設定もネタバレしちゃダメです。

ココでは映画公開後ということで、特別にネタバレ!

舞台設定のネタバレ

映画『屍人荘の殺人』は、ある設定を用いたために、新たな「クローズド・サークル」を可能にしています。*1

それはゾンビ

タイトルの「屍人(しじん)」とは、屍(しかばね)の人、つまり「ゾンビ」を指しています。*2

サークルの合宿で宿泊中のペンションがゾンビに囲まれ、外に出られません。

なぜか携帯の電波も使えないようになっています。(一応、ラジオで状況がわかります。)

信じられない状況なのですが、(映画では明かされていませんが)斑目(まだらめ)機関のテロなのです。

正確には斑目機関は解体されているため、その残党のテロといったところ。生物学者の浜坂 准教授が関わっています。

なお、映画には組織や准教授は登場しませんし、ゾンビの発生については最後まで謎です。


【注釈】

*1:「クローズド・サークル」とは、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況。「嵐の孤島」「吹雪の山荘」「陸の孤島」など色々な舞台がある。ポツンと一軒家まで探されてしまう現代日本において、奇抜だが納得の設定ともいえる。

*2「ゾンビ」とは、死体のまま蘇った人間のこと。元はコンゴで信仰されている神「ンザンビ(Nzambi)」に由来。原作ではヴードゥー教の神官が作り出す奴隷のことと紹介される。映画では1932年の『恐怖城』(ビデオ化名『ホワイトゾンビ』)で初登場し、1968年のジョージ・A・ロメロ監督の映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で認知度がアップ。以降、『死霊のはらわた』『バイオハザード』や日本でも『カメラを止めるな!』でゾンビを取り上げるなど人気の題材になっている。

犯人の名前ネタバレ

映画『屍人荘の殺人』の犯人をネタバレします。

結論:犯人は静原美冬(しずはら みふゆ) – 演:山田杏奈

美冬は、音楽フェスの際にスマホを落として、七宮(柄本時生)と立浪(古川雄輝)にひろってもらいました。

大学OBの二人は、女性をナンパするため合宿に参加中。

参加者のガードが堅いことから、美冬のスマホを見たとき自撮りした画像が美人だったことから、「先に見つけた方がもらう」とナンパする気まんまんでした。

2人同時に美冬を見つけた感じですが、「帰らなきゃ」という彼女をやや強引にペンションに誘います。

いわば途中参加の人物だった美冬が犯人でした。

原作の美冬は、ペンションにやってきた映画研究会(映画はフェスの研究会)のひとり。脚本家がミスリードをしかけた改変です。

まあ、原作未読者やミステリー初心者でも、映画中盤で合宿参加者の名張純江(佐久間由衣)が「わたし不眠症で薬のんでるんだけど…」とか「(美冬の出身地の)新潟出身のサークル会員もいたんだよ」と美冬に話すので、「美冬なんかあやしい」と思ったはず。目薬も七宮に貸していましたね。

【屍人荘の殺人】犯人の殺害方法ネタバレ

事件のネタバレ

映画『屍人荘の殺人』の主な事件を整理すると・・・

●進藤歩(演:葉山奨之)殺人事件:密室殺人+ゾンビに殺害された疑惑+「ごちそうさま」「いただきます」の置手紙の謎

●立浪波流也(演:古川雄輝)殺人事件:2階に止めていたエレベーター内でゾンビに殺害されていた。

●七宮兼光(演:柄本時生)殺人事件:正確には部屋に立てこもっていた彼をゾンビ化させた事件。ゾンビ後に葉村(神木隆之介)を助けるカタチでゾンビ七宮を殺害したのは美冬。

音楽フェスでゾンビが発生した事件は解決しないので、ココでは省きます。

犯人の新藤殺害方法のネタバレ

進藤歩(演:葉山奨之)の殺害方法

・密室は人間なら針がね等の方法で開けられる。手紙も書ける。しかしゾンビでは開けられないし文字を書けない。新藤の噛まれ方も犯人がゾンビと示している。果たして人間とゾンビどちらが犯人なのか、両方ならどうやって…と劇中では推理が繰り広げられました。

・実は、新藤はゾンビに噛まれた星川麗花(福本莉子)を部屋にかくまっていました。裏口まで連れてきて、みんなで表の玄関から入ったときに裏口から引き入れたのです。時間がたってから噛まれたのですね。

・ベランダで噛まれる瞬間を美冬は目撃していて、噛んだゾンビ星川は美冬を発見してベランダの柵を乗り越えようとして下に落ちてしまった。そのため殺害犯のゾンビ星川は事件現場から消失!(証拠は星川の靴が新藤の部屋にあったこと。)

・「ゾンビが中にいることにしよう」と思いついた美冬は、新藤の部屋の扉の外に「ごちそうさま」の手紙を置いて、事件発覚後にすきをついて「いただきます」を部屋の中に置きます。

正確には犯人はゾンビ星川ですが、密室殺人事件の謎を作った犯人は美冬です。

犯人の立浪殺害方法のネタバレ

立浪波流也(演:古川雄輝)殺害方法

2階に止めていたエレベーター内で発見された立浪。扉を閉めると内側には血が飛んでいるものの、開ける2階の床には血がついていません。

つまり1階にエレベーターを降ろして、ゾンビに食わせたのか?

すると、2階にエレベーターを戻す時にゾンビが一緒に上がって来なかったのはナゼ?

1階で殺害した方法

犯人・美冬はビクトルユーゴーの像などを利用した。(像に血が一か所 残っていた。ふき取り忘れた?)

エレベーターの積載重量を超えると動かない。

銅像などを利用して積載重量ぎりぎりにしたため、1階でゾンビが襲ったときにゾンビがいなくなるまで2階には上がって来ない。

ゾンビがいなくなるまで待つことに時間がかかる問題は、ゾンビの習性ということで説明。ゾンビは殺害したあとは立ち去るのが本能。ゾンビは捕食のためでなく繁殖のため噛みつくだけだから。

そして待つ時間も気する必要はなかった。エレベーター前からみんながいなくなるように睡眠薬を飲ませていた。

犯人の部屋の侵入方法とラジカセの停止の謎

夜、眠っている立浪の部屋に侵入するために、昼間(午後3時)に立浪のカードキーを盗む必要があった。

ヒントは立浪の部屋のCDラジカセが一度だけ停まって、また音楽が鳴らされたこと。

昼間に立浪の部屋に侵入して、電気を使うためのホルダーに挿してあったカードキーを自分の部屋のカードキーと入れ替えた。

これで夜中に侵入できる。(なお、ビジネスホテルなどでは免許証や名刺を挿しても電気がつく。劇中で説明があったのかは忘れましたが、原作文庫本の138ページにグレードが高いやつなので、カード裏の磁気ストライプがないと反応しない、他の部屋のカードキーなら代用可能と説明されている。)

立浪の部屋のカードを抜き取ったからラジカセが停まった。つまり昨日の午後3時以降に自分の部屋に入れなかった人が犯人。

マスターキーを持っている菅野(池田鉄洋)はラジカセ停止の時に重元充(矢本悠馬)とともにいた。

他の人物は自分の部屋に入れた。残されたのは葉村と美冬。葉村はかばって黙る。

「きみは優しいね」と剣崎比留子(浜辺美波)が言った後、「あなたが犯人」と美冬は指摘。(たしか大げさに指さしてましたね)

犯人の七宮殺害方法のネタバレ

七宮兼光(演:柄本時生)殺害(=ゾンビ化)方法

七宮はコンタクトレンズ用に目薬が必要で困っていた。そこで、美冬が「よかったら」と目薬をあげました。

ゾンビ化した出目(塚地武雅)から採取した成分を目薬に入れていた。

そして部屋にひきこもる前にゾンビウイルス入りの目薬と入れ替えた。

部屋の中で目薬を使ったため感染してしまったという流れ。

もともと、七宮たちにスマホを拾わせたのも美冬の狙いでした。

犯人の動機のネタバレ

七宮と立浪を殺害した動機は、亡き姉の復讐

静原美冬の「静原」は母の旧姓。本当の名前は遠藤美冬だった。

姉の名前は、遠藤沙知(えんどう・さち)。去年の合宿で行方不明になった人物だ。

去年の秋に大学を辞めて実家に戻ってきた姉・沙知。

その理由は、フェス研の合宿で七宮と立浪に「もてあそばれた(←劇中の台詞)」から。

そのあと、沙知の妊娠が発覚したが、七宮たちからお金が送られてきて中絶しろと指示されたという…。

遊ばれたという表現と妊娠した事実から、合宿中に合意なき性行為、レイプ(強姦)があったことが分かります。

その後、姉は家で首つり自殺。

このことで姉の復讐を決めた美冬は、ゾンビにして殺せば二回殺せるとこの状況を利用。

姉の分と赤ちゃんの分の復讐でした・・・。

【屍人荘の殺人】結末のネタバレ

犯人の美冬は、バリケードを突破してきたゾンビたちに噛まれたため自害。

葉村たちは自衛隊(?)によって救出された。

館の外、地上で消毒作業が終わったあと、ゾンビの明智(中村倫也)が登場。

葉村に襲い掛かります。(なんで自衛隊たち気づかないんだよ。安全確認したのか、と突っ込みポイントです。笑)

そこで剣崎比留子(浜辺美波)がゾンビ明智の頭を槍(やり)でグザッと貫通!

比留子「あげない。彼はわたしのワトソンだ

という言葉とともにエンドロールへ。その後もおまけシーンはありません。

ゾンビ明智の死亡が描かれるとともに、比留子が一度は断られた葉村の助手をあきらめない、そんな想いが込められたラストカットでした。

原作の結末との違い

なお、ゾンビ明智が比留子に頭を破壊されるのは映画オリジナル。(と書いたのですが訂正します)

→原作でもありました。ただし、原作では屋上に逃げる途中にゾンビ明智が葉村に襲いかかり、比留子が助けます。

救助のヘリが来て地上に降りて消毒の作業をしたのに、なぜか救助の隊員たちが見逃していたゾンビ明智に襲われるストーリーは映画オリジナル、改変です。(無理な変更に感じますが皆さんはどう感じたでしょうか。大事な映画のラストにしては雑だったような…)

ちなみに、原作ラストは「ミステリアスな美女」が知り合いに依頼したという「例の機関の調査報告」を葉村に伝える、というところで葉村が「俺の償いはここから」と思って終わり。

おそらくこの美女は比留子。警察に捜査協力している彼女ならそんな「知り合い」がいそうです。また、ミステリ愛好会は明智亡きあとも二人のまま、ということなので、葉村が比留子と調査を続けていくことを予感させます。(実際に続編も刊行されました。)

【屍人荘の殺人】登場人物別のネタバレ

登場人物ごとに生死をネタバレします。

葉村譲(はむら ゆずる)/神木隆之介のネタバレ

生還。ホームズ役の明智の死を受け入れられないため、比留子からの助手になってほしいという要望を断った葉村。しかしラストシーンから今後のコンビをにおわせる展開に・・・。

原作結末でも比留子のワトソンにはなれないと断ったものの、喫茶店で比留子(と思われる美女)と会って「例の機関」(斑目機関か?)の調査を進めます。ミステリー愛好会として2人(葉村と比留子)で活動している、そんな終わりでした。

そして葉村の原作との違いでいえば大きく2つ。

①優しさのエピソードの違い

・映画では、比留子が犯人を指摘するときに自分のアリバイを証言しないで黙りこみ、美冬をかばっていた。

・原作では、立浪殺しのあと静原美冬に「七宮以外には手を出さないから見逃して」と言われたため、見逃していた。

②トラウマのエピソードの違い

・映画では、小学生のころ盗難事件を推理したが外れた。それから「迷宮太郎(めいきゅうたろう)」とあだ名された。推理小説オタクだが事件は解決できないから、比留子の助手にはふさわしくないという流れの中での過去のエピソード告白でした。

・原作ではこの盗難騒ぎとあだ名はなかったはず。逆に原作では震災を体験したトラウマ、そして、その非常事態に自宅に入られた泥棒に殴られ、傷を負ったというエピソードがあります。

剣崎比留子(けんざき ひるこ)/浜辺美波のネタバレ

生還。なお、明智と葉村を合宿に連れて行った理由は、葉村を助手に欲しいからでした。比留子は多くの事件を解決したが不幸を呼び寄せる人物とみられ、親戚や友人から疫病神のように思われていた。だから明智と葉村の関係をうらやましく思っていた。

・なお、原作続編では、葉村とともにある機関の調査に乗り出しています。

明智恭介(あけち きょうすけ)/中村倫也のネタバレ

死亡。紫湛荘に逃げ込む直前にゾンビたちに捕まってしまう。ゾンビになっていて葉村を襲ったため、映画ラストで比留子に脳を破壊された。

明智は、音楽フェスの際に、美冬が不自然に探し回っていたとき、事件が起きていないが「犯人がわかった」と葉村に告げる。

のちに葉村は、明智の推理を理解できてたら…と悔やむことになる。この推理は映画オリジナル。(というかスマホを落とした女=美冬という設定がオリジナル。)

言葉を尽くせる本とは違い、限られた時間内の映画向きの改変。この印象的なエピソードは回想シーンとして何度かはさまれるため、途中退場の明智の存在が劇中でずっと漂っている。そんな効果も生んでいます。

進藤歩(しんどう あゆむ):葉山奨之のネタバレ

死亡。部屋で死亡して無惨に噛み殺されているのを発見された。部屋の入り口には「ごちそうさま」部屋の中には「いただきます」と書かれた用紙が残されていた。実は、恋人の星川麗花に噛まれ、ゾンビとなった。高木によって脳を破壊された。

美冬が進藤の部屋のドア入り口に「ごちそうさま」の紙を置いて死体を早めに発見させたのは、3から5時間でゾンビ化してしまうため(原作情報)。そしてゾンビは文字を書かないため人間のしわざに見せかけた。しかも人間でないとドアとドアガードを針金やひもで開けられない。

つまり、進藤の死亡は、人間ならできる〈進入〉とゾンビならできる〈殺害〉という矛盾をクリアする必要がある〈前代未聞の密室殺人〉となった。

重元充(しげもと みつる):矢本悠馬のネタバレ

生還。フェス研究会の部室に置かれたメモ「今年の生贄は誰だ?」のメッセージは重元が送ったもの。合宿が中止になるかもと思って書いたという。

名張純江(なばり すみえ):佐久間由衣のネタバレ

生還。ロックフェス研究会のメンバーで前年の合宿後に起きた悲しい事実(自殺)を知る人物。睡眠薬を服用していたことで、美冬に利用される。なお、どう盗まれたのかは劇中で言及なし。

静原美冬(しずはら みふゆ):山田杏奈のネタバレ

 死亡。みんなが屋上に逃げる途中、呆然としていたところを葉村に「あきらめるな」と言われ引っ張られたため、生きようと思って逃げた。しかし一度ゾンビたちに捕まれたときに噛まれた。屋上で首の出血が確認され、刃物(?)で自分の頭を貫通させながら、下へと落下していった。(落ちていくシーンも描かれ、はかなくも美しい散り際でした。)

先に述べたように七宮・立浪殺害の犯人新藤の殺害を密室殺人に仕立てた犯人。本名は、遠藤美冬。姉を慕っていた。

下松孝子(くだまつ たかこ):大関れいかのネタバレ

死亡。フェス会場でゾンビに噛まれた。フェス研究会の合宿メンバーで最初の犠牲者。名張が助けようとしたが、ゾンビだと気づいた重元が下松の頭を破壊。亡くなった。

星川麗花(ほしかわ れいか):福本莉子のネタバレ

ゾンビ化。ゾンビに噛まれたため。

フェス会場がゾンビにあふれ混乱の中、恋人の新藤だけが紫湛荘に帰ってきた。麗華を先に行かせたと言っていたが…。

劇中で行方不明の存在と扱われていたものの、先述したように、実はゾンビに噛まれており、かくまわれていた新藤の部屋でゾンビ化。進藤を噛み、感染させたあとに館の外へ落下した。

出目飛雄(でめ とびお):塚地武雅のネタバレ

死亡。ゾンビから逃れて、たまたま紫湛荘へ逃げ込んだおじさん。 しかしすでにゾンビに噛まれていたため、夜中にゾンビ化。脳を破壊された。

高木凛(たかぎ りん):ふせえりのネタバレ

生還。出目と同じくゾンビから逃げ、紫湛荘へやってきたおばさん。何かとクレームが多いが、ただのミスリードの人物。あるいはコミックリリーフ(深刻な物語の中に緊張を和らげるために現れる、滑稽な登場人物)でした。

菅野唯人(かんの ゆいと):池田鉄洋のネタバレ

生還。管理人として常に冷静に対応。わがままな御曹司に手を焼きながらも、最後まで生き残りました。

・原作では30歳くらいの設定。勤めていた東京の会社が倒産、両親・妹も亡くして天涯孤独な中、七宮のお父さんに拾われて雇ってもらったとのこと。

・映画公開時点で49歳の池田さんのようなベテランの役に改変されましたが、木村ひさし監督がメインで演出した『警部補 矢部謙三』などの出演者の池田さん、イイ味だしています。

立浪波流也(たつなみ はるや):古川雄輝のネタバレ

死亡。2階のエレベーターでゾンビ化し、頭を破壊された状態で発見された。

睡眠薬によって眠らされた状態でエレベーターまで運ばれて、ゾンビに侵入されていた1階に降ろされ、噛まれた後にまた2階に上げられた。その後に頭部を破壊された。一連の殺害方法は、ゾンビか人間のどちらが犯人かと推理を難航させた。

七宮兼光(ななみや かねみつ):柄本時生のネタバレ

死亡。ゾンビが2階にまで侵入してきそうなため、葉村が七宮の部屋を半分あけた。中のストッパーを開くひもをつけるのに手間取っていた葉村はゾンビ化した七宮に襲われた。葉村を助けるために(というていで)美雪によって頭を破壊された。

(前年の女子暴行の負い目があるのか)七宮は救助が来るまで外に出ないと、水と食料を抱えて自分の部屋に籠っていた。なぜゾンビ化したのかの謎は、前述したように、目薬がキーとなった。

【屍人荘の殺人】の感想

【屍人荘の殺人】のネタバレを述べてきました。

犯人は同じでも映画結末は原作と違いましたね。

中村倫也さんという人気俳優を最後に出すという改変でした。原作では再登場しません。

映画の結末はちょっと唐突なのですが、比留子が明智から葉村を奪い取る、という映像的に分かりやすいシーンになっています。

個人的な感想では、映画用に上手く構成された映画、と高く評価したいです。

神木くんが主人公ですが、浜辺美波さんファンの方が楽しめるかも。というくらい、美波ちゃん大活躍です。

原作の本格ミステリーな雰囲気から、楽しめる映画として作り替えたこの実写化。

比留子が推理するとき、台本になかったのにその場で横綱土俵入りの型のひとつ・雲竜型のビデオを見せられてやってみて、本編で使わたそうですね。(テレビ番組「王様のブランチ」2019.12.14放送時インタビューより)

事前の役作りが効かない(?)木村ひさし演出に戸惑いながらもみなさん頑張っています。

楽しめる本格ミステリーの誕生と言いたい作品。ぜひ続編の原作も実写化を!

【屍人荘の殺人】のまとめ

今回は『屍人荘の殺人』の犯人のネタバレをしてきました。

感想に「楽しめる」と書きましたが、犯人が分かってもコミカルな演技を楽しめる作品です。

映画をみて原作に興味を持ったら読んでみてくさい。

より作品の背景が詳しいので、また違った楽しみもあるはず。

また続編で会えることを期待しつつ、未見の方はぜひ劇場へ!

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