ドラマ【恋愛禁止】原作小説ネタバレと全話あらすじ!結末&渡邊圭祐の正体は?

ドラマ&原作「恋愛禁止」全話ネタバレ

本記事は【恋愛禁止】の原作小説ネタバレとともに、連続ドラマの全話あらすじを紹介!最終回結末も考察&予想していきます。

伊原六花主演ドラマ【恋愛禁止】が、日本テレビ系で2025年夏に放送!
共演は佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)、渡邊圭祐、など。
小説『恋愛禁止』をドラマ化。恋愛の果てに、一線を越えてしまった人物たちが巻き起こす “恋愛ホラー”サスペンスです。
原作者が監督としても参加しているので、オリジナルの展開もあるとか?はたしてその結末とは?

渡邊圭祐(郷田役)の正体ネタバレ|原作小説から

ドラマ最終話(9月4日放送)のネタバレ

ドラマの犯人や真相まとめ&感想

本記事には原作とドラマのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

【恋愛禁止】の原作

タイトル 恋愛禁止
著者 長江俊和
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川ホラー文庫
注記 2019年刊の単行本を加筆修正
文庫の発売日 2023年01月24日

原作は長江俊和の同名小説。長江さんはドラマの監督も務めます。原作者がスタッフを務めるメリットといっていいと思いますが、ドラマではオリジナル要素も加えるようですよ。

【恋愛禁止】の原作小説ネタバレ

ドラマ【恋愛禁止】の原作小説について、ネタバレありで紹介します。

原作小説あらすじ(ネタバレなし)

「恋愛禁止」(角川ホラー文庫)のあらすじ(ネタバレなし)は、以下の通りです↓

あなたには隠された秘密が分かるだろうか……禁止シリーズ新境地!
瑞帆の前に現れた3人の男――。1人は、ある時期、彼女の世界の中心だった。だが、いつしか愛情は憎しみに変わり、口論の末、彼を衝動的に殺してしまう。発覚を恐れた瑞帆だったが、一向に殺人は露呈しない。そのことに戸惑う中、知人の紹介で知り合った男と交際を重ね、やがて子供を授かる。そしてもう1人は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきた……。彼らは瑞帆に何をもたらしたのか。恋愛の“業を描き出す戦慄の長編!

KADOKAWAより

あらすじで詳細が伏せられている「3人の男」についてネタバレありで紹介しましょう。↓

小久保寿人(倉島隆役)の正体ネタバレ

■「ある時期、彼女の世界の中心だった」人物は、倉島隆(くらしま たかし)(演:小久保寿人)です。倉島隆の正体(本性)は複数の教え子と肉体関係を持った<淫行教師>であり、DV&ストーカー男です。

瑞帆の元恋人で高校時代の担任の先生。高校時代に家庭の悩みに相談に乗ってもらう内に親密になり、付き合うことに。卒業後も短大時代・社会人時代に隆と付き合っていたものの、友人から隆が女子生徒に手を出して高校をクビになったこと、何人も被害女性がいることを聞いてしまった瑞帆。彼に暴力で支配されていたこともあり、別れを決断。地元の静岡県から千葉県へ引っ越した瑞帆ですが、隆に見つかってしまいます。そして瑞帆は隆を殺害してしまうことに…。

佐藤大樹(津坂慎也役)の正体ネタバレ

■「知人の紹介で知り合った男」とは、津坂慎也(つさか しんや)(演:佐藤大樹)です。子供は美空(みく)と名付けました。慎也の正体は研究者だと思われます。瑞帆を観察し、恋愛について個人研究をしている人物と示唆されているからです。

※ドラマでは美空が美玖となっています。

渡邊圭祐(郷田肇役)の正体ネタバレ

■「もう1人は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきた」人物は、郷田肇(ごうだ はじめ)(演:渡邊圭祐)です。成功している個人投資家で、不動産会社に勤める瑞帆が担当する大口の顧客。郷田の正体は、歪な愛のために犯罪者になる男です。瑞帆にストーカー行為をしていたり、瑞帆にbelieverの名前でショートメールを送りつけてきたり、瑞帆への愛のために犯罪の共犯者(隆の死体を遺棄)となったりします。また物語終盤では、瑞帆のために殺人者(邪魔者を殺害)にもなってしまい……。

渡邊圭祐の正体はショートメールの送信者「believer」であり、倉島隆の遺体を遺棄した人物で、殺人者でもあります。

原作小説ネタバレ・あらすじ

ここから原作小説のストーリーについて起承転結に分けて、分かりやすく紹介していきます。

【起】遺体が消えた⁉

瑞帆は、DV男で元カレ・倉島隆から逃げて平穏な日々を過ごしていた。だが、隆が瑞帆の前に現れ、自殺をほのめかす。瑞帆はもみ合いの末、衝動的に隆を殺してしまう。瑞帆はその場から逃げた。その後、殺人事件はニュースにならない。現場の痕跡や遺体は消えてしまった。一体だれが何のために?

【承】believerに脅される

瑞帆は、慎也と結婚し、娘も誕生。2年ほど幸せな日々を過ごす。そんな中、ショートメールで、2年前の殺人を知っている人物「believer(ビリーバー)」(意味:信奉者)が現れる。「味方」だが「愛がほしい」というbelieverの正体は、瑞帆の顧客で投資家の郷田(渡邊圭祐だった。会社勤めをしていない郷田だが、尾行を楽しむ趣味があった。対象者は男女関係なかった。だが、ある日、電車で瑞帆を見つけて以来、憧れの感情を抱き、尾行していた。事件前も、そして事件当日も尾行していた。そして、遺体を遺棄した人物は郷田だった。郷田は愛する瑞帆のことを守るため死体遺棄の罪を犯したのだった。

※ドラマではbelieverから送信されているという設定が消えています。

【転】新たなる脅迫者

瑞帆は自首すべきか、家族を殺人者にしないために郷田を殺すか、自殺するか…など、迷う。そんな中、新たなる脅迫者が瑞帆の前に現れた。倉島隆の現在の恋人である武藤直美だ。直美は隆の行方を捜していた。瑞帆が隆の元カノであることも突き止めていた。そして、隆の失踪に瑞帆が関わっていることも感づいている様子。瑞帆は追い詰められた…。

※隆の恋人である武藤直美は、ドラマでは隆の妻・倉田直美に改変されています。

【結末】歪な愛の証明

【結末1】歪な愛の結末は?
瑞帆は郷田の思いを「気持ち悪い」「(付き合うなら)死んだほうがまし」とハッキリ拒絶した。そして郷田に隆を捜す人物がいることを話して、もう郷田の脅迫に意味がないことを告げる。
その後。郷田は武藤直美を殺して、逮捕された。
・令和元年10月、千葉県の森林から遺体が発見。遺体の身元は不明。
・令和2年3月、郷田が逮捕される。遺体の身元は武藤直美であると判明。
郷田は瑞帆のことを伏せて供述していて、ただの直美へのストーカー殺人と処理されそうだ。
郷田は「証明だよ」と供述している。瑞帆への愛を証明したようである。

※ドラマ第9話で、森林から身元不明の遺体が発見されます。ただし倉田直美(酒井若菜)の遺体は海岸で既に発見されているため、原作から改変しています。

【結末2】どんでん返し

【結末2】瑞帆の結末は、衝撃のどんでん返し?
瑞帆は自首を決心して、夫・慎也にこれまでのことを語る。慎也は瑞帆と2回目の食事デート(瑞帆が隆を殺した後のデート)のときに、瑞帆の憂いある瞳から何か抱えていると気づいたという。慎也は瑞帆の「人殺しの目」に惹かれたのだった。慎也は自首を待つよう瑞帆に頼む。慎也も罪をいっしょに抱えた。
***
・令和2年春:瑞帆は会社に復帰。家族3人の幸せの日々だが、罪悪感を抱えている瑞帆。
・令和2年秋:「彼がひた隠しにしていた秘密」に気づいた瑞帆は、残酷な運命や呪縛を断ち切るために、ある選択をする。美空に「愚かな母を許してほしい」との言葉を残して…。
***
時が過ぎて…。中学生になった美空と思われる人物は、父と暮らしている。母(=瑞帆)は幼いころに亡くなった。そんな美空に、出所した郷田とみられる人物が近づき、「安心して。僕は君の味方だから」と言い残す…。

【ラストの解説】原作小説のラストは、ループや円環、宿命を感じさせるものでした。ラストシーン(美空が郷田にストーカーされているシーン)とファーストシーン(美空の母である瑞帆が殺人を犯すシーン)を結ぶものです。美空の母が倉島隆を殺したことがこの邪悪な宿命の始まりとなっているからです。まあ、更にさかのぼると、瑞帆の不幸の連鎖の始まりは父の死と母の離婚で負の感情を持ち、倉島隆と引き合ってしまったことですが…。

【考察】なぜ瑞帆は亡くなった?

小説のラスト。未来で、瑞帆は亡くなってしまったことが示唆されています。しかし、なぜ亡くなったのかは作中では不明です。なぜ瑞帆は亡くなったのか、考察しましょう。↓

瑞帆はおそらく自殺でしょう。瑞帆の手帳に娘に謝る書き置きみたいなのがありましたし…。
一体なぜ自ら命を絶ったのでしょうか。
章ごとの間に研究者のレポートが短く挿入されているのですが、そのレポートが考察のヒントか。
瑞帆は「自身の身に起こっていた、想像すらしなかった真実」「彼がひた隠しにしていた秘密に気づかなければ」と令和2年秋に書き残しています。
名前が明かされていない研究者は夫・津坂慎也なのだと思います。
「彼がひた隠しにしていた秘密」とは、研究のことか。
「想像すらしなかった真実」とは、自分が研究対象だったということか。

研究者(慎也?)は「恋愛における人間の生物学的宿命」を執筆していました。研究対象者は瑞帆です。しかし瑞帆の人生に大きく関わってしまい研究が終了したようです。つまり夫婦になってしまったから終了したのでしょう。
慎也は、殺人の目をしていた瑞帆に興味を持って、ずっと観察・研究していた?
それを知ってしまった瑞帆はショックを受けて亡くなってしまったのでしょうか。
あるいは瑞帆が罪悪感を相当強く感じていたようなので、慎也に何か言われたのでしょうか。
研究者(慎也?)は、瑞帆の不幸の始まりは父の死と母の再婚だったとレポートしています。
瑞帆は研究レポートを読み、始まりである自分自身を消したくなってしまったのでしょうか。

瑞帆が亡くなった理由のまとめ

■なぜ瑞帆は亡くなった?その理由をまとめます↓ 

  • 瑞帆は夫・慎也から自分が研究対象者であることを聞かされたのではないか。
  • あるいは瑞帆は慎也の書いているレポートを見つけてしまって、自身が研究対象だと気づいたか。
  • 理由1:瑞帆は精神的にショックを受けたから、亡くなってしまった。
  • 理由2:瑞帆は研究レポートを読んで、不幸の始まりが自分の家庭環境(父の死と母の再婚)にあると知ってしまったから。つまり、自分自身を消して不幸な運命を断ち切りたかったから。

【考察】believerは複数説

瑞帆に送られるショートメールの送信者は「believer」と名乗る人物で、郷田が送っていたことが作中で明かされています。

しかし読者の間で、「believerは実は複数人という説が浮上しています。

複数説の根拠

根拠は2つ↓

  • ショートメールの文体の違い。
  • 瑞帆の携帯電話番号の入手経路。

ショートメールの文面に「木村瑞帆様」と「瑞帆様」の2種類の呼び方がある点から、複数説が浮上。また、believerは瑞帆の携帯電話番号(個人の携帯電話)を瑞帆の勤務先の人から教えてもらったそうです。しかし、個人情報(電話番号)を顧客に教えるなんてあるのか?という疑問から共犯者がいるのでは?という疑惑が浮上しているのです。

徳島説と慎也説

郷田とつながっていた可能性のある人物は以下の2人↓

  • 瑞帆の上司・徳島(石井正則)。
  • 瑞帆の夫の慎也(佐藤大樹)。

徳島(石井正則)は課長職(ドラマでは支店長)で瑞帆の上司です。原作小説では、瑞帆を何度も食事に誘っていて、瑞帆に好意があると噂されています。(※文庫本初版の57p参照)

慎也は瑞帆に「実は俺…」と言いかけたことがあり、多くの読者は慎也の共犯説を疑っているようです。私(筆者)は研究レポートのことかと思ったのですが、謎です。

たしかに、この2人の言動からは疑念が拭えません。

慎也説の方が有力か

ただ、徳島はあまり動きが描かれていないので、慎也の方が動機がある分、可能性があると私(筆者)は思います。

慎也は瑞帆を観察&研究しています。研究テーマは「恋愛における人間の生物学的宿命」。殺人の目をしていた瑞帆に興味をもって、結婚までして研究を続けていました。

郷田は瑞帆の勤務先に連絡して担当の瑞帆と連絡がつかないから個人の携帯番号を教えてもらったと言っていましたが…。慎也がそういう理由にしてほしいと頼んだのでは?慎也が教えたということになると、研究が続けられなくなるからです。

慎也はストーカーの郷田の脅迫に対して研究対象者がどう対応するか観察したかったのでしょう。脅しに屈して夫を捨てて郷田と一緒になるのか。夫と娘との幸せを続けるために何らかの行動(郷田を殺すとか?)を取るか…。瑞帆の心の葛藤自体が研究対象ですしね。

また、倉島隆はなぜ恋人が現在いるのに(※ドラマでは妻が現在いるのに)瑞帆のもとに現れたのかも疑問。現在の恋人の直美は隆と不仲ではなかったようですし。この隆の行動の動機は作中で不明なのですが、もしかすると、慎也が暗躍していたのかもしれません。

瑞帆と慎也は倉島隆殺人事件から半年ほど前、知人の紹介で知り合い、一度だけレストランで食事した関係でした。そんな慎也が暗躍するのは難しい?…うーむ。

隆は静岡にある瑞帆の実家を訪れて、同窓会の幹事を装って瑞帆の連絡先を知ろうとしました。瑞帆の母は教えなかったのですが…。誰かが教えたのでしょう。それが慎也の可能性はないでしょうか。直美によると、瑞帆が倉島隆と付き合っていたことは同級生に知れ渡っていたようですし。慎也はDV男と再会した研究対象者がどう対応するか観察したかったのかもしれません

【まとめ】
・believerは複数説がある。
・believer複数説は、徳島説、慎也説の2つがある。
・複数説を取るなら、慎也説の方が有力だと思う。

とはいえ、郷田単独説でもおかしくない…と私は思います。

しかし、複数説なら、原作小説のラストで郷田が美空に近づきますが、慎也が娘の居場所(学校や登下校のルート)を郷田に教えた可能性も出てきちゃって怖いです!研究対象が娘に移ってるってこと?!

ドラマ【恋愛禁止】全話あらすじネタバレ

ドラマ【恋愛禁止】のあらすじネタバレを最終回まで全話紹介します。

各話で考察すべきポイントがあれば解説していきます。

1話「殺した元恋人の遺体が消えた?衝撃の恋愛サスペンス!」

あらすじ

不動産会社で営業を担当する木村瑞帆(伊原六花)は、最近誰かの視線を頻繁に感じていた。瑞帆の様子を心配してくれていた同僚の樋口麻土香(小西桜子)に、元恋人から暴力を振るわれ、逃げるために東京へ来たことを打ち明ける。地元を離れ2年が経ち、仕事では顧客の郷田肇(渡邊圭祐)から大口の契約を相談されるなど、充実した毎日を送っていた瑞帆。ある日、瑞帆の前に元恋人・倉島隆(小久保寿人)が現れる。隆はナイフを取り出し、復縁しないなら自分を殺せと迫る。瑞帆は恐怖のあまり衝動的に隆を刺し殺してしまう。我に返り現場から逃げ出す瑞帆。翌日になっても事件が明るみになる気配はなく、まるで事件は“なかった”かのようだった。そんな中、友人の津坂慎也(佐藤大樹)との関係に変化が-。

ネタバレ

「一生付きまとう」と言われ、思わず隆を刺してしまった瑞帆は我に返り現場から逃げ出した。家に帰って血のついた服をゴミ袋にしまい、シャワーを浴びて血を洗い流す。翌朝、悪夢を見て起きたが、テレビやネットのニュースを見ても事件が明るみになっている気配はなかった。

自首しようと警察署の前に来た瑞帆。だが母・美知恵(山口香緒里)から電話が来て、休みに帰省しなくても瑞帆が幸せならそれでいい、と優しい言葉をかけられる。瑞帆は警察署に入らずに立ち去った。

瑞帆は会社にいても警察から連絡がくるのでは?と怯えていた。そんな中、顧客の郷田肇(渡邊圭祐)が大口の契約を決めてくれて、支店長(石井正則)にも褒められる瑞帆。

夕方になっても隆を殺したことが報じられてない。まるで事件は“なかった”かのようだった。

16時。瑞帆は、友人の津坂慎也(佐藤大樹)にマンションの一室を案内する。慎也は瑞帆を何度か“見つめる”。そして瑞帆に「何かあった?」と尋ねる。瑞帆は昨日の殺人を思い出し、涙をこぼしたが、ごまかす。

夜。自宅にて。瑞帆はSNSをチェックするが、やはり事件は“なかった”。

翌日。瑞帆が歩いて、事件現場の駐車場(※防犯カメラあるような綺麗な駐車場ではない。地面は小石。隣は墓場)に向かう。すると隆の遺体がなかった。事件の痕跡が消えていた。動揺する瑞帆のスマホが鳴って…。

パソコンの画面に「こうして観察者たる私はこの場所に舞い戻ってきたのだ」「私は、運命の相手をやっと見つけた」と打ち込まれる。瑞帆とみられる人物が歩いている後ろ姿の画像もアップされる。この謎のブログは一体?(つづく)

初回は主人公が元カレを刺し殺したものの、遺体や痕跡が跡形もなく消える!という不思議な展開が描かれました。
ほぼ原作通りで進んでいますね。慎也が瑞帆の異変を察してしまうのも、一応、原作通りです。ドラマではマンションの内見のときでしたが、原作では焼き鳥屋デートのときでした。
小久保寿人さんのDV彼氏な演技が狂気だったし、伊原六花さんのおびえる様子も迫真の演技。見ていて可哀想になってしまいます。
しかし…正当防衛の要件を満たすか分からないけれど、計画的な殺意はないし、相手はDV男でストーカーなのだから情状酌量の余地があるので、自首しても良かったのでは?と思います。まあ、それだと連ドラにならないですけどね(笑)

【恋愛禁止】1話あらすじ考察!ぶつかった黒い服の人は渡邊圭祐? | dorama9

2話「事件の目撃者登場!消えた遺体の謎が判明?」

あらすじ

衝動的に元交際相手の倉島隆(小久保寿人)を刺し殺してしまった木村瑞帆(伊原六花)。事件は一向に報道されず、現場の駐車場から隆の遺体はなくなっていた。
不安な日々を送る瑞帆は、大口顧客である郷田肇(渡邊圭祐)との内見にも身が入らない。「どうして何もなかったことになるの?もしかして隆が生きているから?」と。そんな瑞帆に、津坂慎也(佐藤大樹)は「放っておけない…傍にいたい」と想いを打ち明けるが、「もう恋愛するつもりはない」と答える瑞帆。
事件が明るみにならないまま、数年が経ったある日、瑞帆の携帯に差出人不明のショートメールが届く。「私は全てを知っています」「あの夜の駐車場の件です」。あの悪夢は終わっていなかった-。

ネタバレ

慎也に「傍に居たい」と告白されるが、瑞帆は「もう恋愛するつもりはない」と断る。優しかった恋人が変わってしまった経験から恋愛が怖くなったのだ。それでも慎也から「木村さんの全部を受け止めたい。一人で抱えてないで、俺に少し分けてよ」と改めて想いを告げられ、「大丈夫だから。俺は変わらないから」と彼に優しく抱きしめられた瑞帆は心境が変化する…。

謎のブログが映される↓

  • ブログのタイトルは【恋愛における人間の生物学的宿命
  • Auther:観察者
  • 2025年7月にアップされた記事
    • タイトルは「Mの出勤を見て私は時計を合わせる」
    • 画像は歩いている瑞帆。盗撮?
    • 尾行しているから時計を合わせて行動している?
  • 2015年8月にアップされた記事
    • タイトルは「泣き顔も絶叫も」
    • ここから出すなんてとんでもない、などと書かれている。
    • 動画が添付されている。
    • 「ここから出して。かえして」と懇願する若い女性の動画が流れる。

時は進み、3年後へ。瑞帆は慎也と結婚している。2人の娘・美玖(大谷日南実)は2歳になる。事件はいまだ発覚していない。瑞帆は家族と幸せな日々を過ごしていたが…。

ある日、瑞帆の携帯にショートメッセージが届く。「私は全てを知っています」「あの夜の、駐車場の件です」「私は、あなたの味方です」…など。そして、美玖の保育園に差出人不明の人物から美玖宛てでウサギのぬいぐるみが届く。瑞帆はそのぬいぐるみを処分した。

瑞帆はショートメッセージの相手と公園で待ち合わせる。しかし相手は現れなかった。

ラスト。瑞帆は道端で郷田(渡邊圭祐)と再会。郷田は謝りに来たと言いだす。待ち合わせたのにすっぽかしたことを謝りたいという。ウサギのぬいぐるみを送ってきた人物で、ショートメッセージを何通も送ってきた「事件の全てを知る人物」は郷田だった。(つづく)

2話序盤は元カレが瑞帆を襲うシーンがあって恐怖でした。不安を拭えない瑞帆が生み出した悪夢でしたね。
2話中盤では、瑞帆が結婚・出産。幸せな家庭を築いているのですが、「事件を知っている人物」からメッセージが何度もきます。
そのメッセージを送ってきた人物は郷田(渡邊圭祐)。
郷田は「偶然街角で見かけた瑞帆に好意を抱き、距離の詰め方が分からず、ストーカー行為に走ってしまう」人物であると事前に紹介されています。ストーカー行為中に事件を目撃したということでしょうね。
瑞帆はもし隆が生きていたらと恐れていたのですが、その隆が郷田に代わっただけで、恐怖は続きます。やっぱり自首した方が…。いや、3年も黙っていたし、夫と娘もいるし、今さら自首はきついですよね。もう郷田を口封じで消すしかないですかね。罪に罪を重ねてほしくないですが…。

■謎のブログについて:劇中のブログは瑞帆のストーカーが書いているようですが、10年前に女性を監禁しているようです。一見、郷田が執筆者にみえますが…。
原作小説では研究レポートですが、書いている人物が最後まで不明なんです。上記の原作ネタバレのコーナーで色々と考察はしましたが、正解は不明です。
ドラマではブログ執筆者(運営者)の正体を明かしてくれることを期待してます♪
ちなみに女性監禁の動画はドラマオリジナル要素。ブログ執筆者の残虐性が視覚的に伝わって怖いですね。

【恋愛禁止】2話感想!ベッド下から元恋人が?「怖すぎる」と話題 | dorama9

3話「ストーカーが語る狂気の愛!衝撃の事件の真相とは?」

あらすじ

郷田(渡邊圭祐)が語る3年前の事件の驚きの真相とは?ーー 瑞帆(伊原六花)が衝動的に元恋人・隆(小久保寿人)を刺し殺してしまった夜、瑞帆の後をつけていた郷田は、偶然、瑞帆の殺人行為を目撃した。郷田は「これは運命なんです」と、瑞帆に一方的な愛を向けて迫り…。 一方、隆の妻・直美(酒井若菜)は、行方不明となっている夫がどこかで生きていると信じ、隆と繋がりがある人物を一人一人調べていた。

ネタバレ

郷田はなぜ目撃者となり、なぜそこに居合わせたのか?……郷田は事件の前から瑞帆に一方的に思いを寄せ、つけていたから目撃者になりえた。郷田は道ですれ違った瑞帆に好意を抱き、遠くからずっと見守っていたのだ。

事件当日、駅前で隆とぶつかった黒い服の通行人も郷田だった。瑞帆に少しずつ近づきたくて顧客にもなったという。

郷田は「貴方の犯罪を見たのは、この世にこの僕だけなんです」「運命なんです」と語り、美玖の父にもなる覚悟があるという。そして、瑞帆と娘の美玖(大谷日南実)が自分のマンションに来て一緒に暮らすよう提案する。

慎也(佐藤大樹)は幼なじみの麻土香(小西桜子)を呼び出して、瑞帆の近況を聞く。その帰り、瑞帆と付き合っていたころのフレンチレストランを見つけて…。夜、慎也は瑞帆に2人で思い出のフレンチに行こうと誘う。

倉島隆の妻・倉島直美(酒井若菜)は、行方不明の隆と繋がりがある人物を一人ひとり調べる中、ついに瑞帆の存在に辿り着く。

ラスト。瑞帆が美玖の迎えを麻土香に任せて、夫・慎也と待ち合わせ場所へ。すると慎也の隣りには郷田がいて…。(つづく)

3話は郷田が不気味で、怖すぎましたね。彼は沢山喋ってるんですが、終始、何を言ってるのか意味がわかりません。あなたの言ってること、ストーカー行為ですし、脅迫ですよ。遺体を目撃したことを神様がくれたとか運命とか、本当に何言ってるんだ(笑)
ラスト、どうして慎也と郷田が一緒にいるの?!外堀りから埋める感じ?と疑問符がついて終わりました。そして、直美が瑞帆のことを知ってしまって動き出しそう。瑞帆は殺人を隠したことでドツボにはまっているというか、こんなに不安な日々で幸せなのでしょうか。やはり正直に警察に自首した方が良かったような……。

【恋愛禁止】3話感想&考察!郷田が死体遺棄してないなら隆はどうなった? | dorama9

4話「ストーカーが自宅に。さらに狂愛妻と対面!」

あらすじ

瑞帆(伊原六花)のもとに、倉島直美(酒井若菜)から突然電話がかかってくる。直美は行方不明の夫・倉島隆(小久保寿人)を捜索していて、「一緒に探してほしい」と瑞帆に協力を求める。「隆の最後の携帯番号の位置情報は東京だったらしい」と告げられた瑞帆は、罪悪感と直美の必死さに断り切れず了承する。

ある晩、瑞帆が帰宅すると、郷田肇(渡邊圭祐)が自宅にいて、夫・慎也(佐藤大樹)と親しげに酒を飲んでいた。驚きと恐怖を感じる瑞帆。さらに、郷田の口から、“駐車場”“高校の担任”などの発言が飛び出す。その夜はおとなしく帰っていった郷田…。だが翌朝、瑞帆は出勤途中に郷田が再び現れたため、警戒する。そんな二人の様子を同僚の樋口麻土香(小西桜子)が偶然見ていて―

ネタバレ

郷田が道端で苦しんでいるところを偶然(?)通りかかった慎也が助けた。そこで顔見知りになって、家まで来るようになってしまった。郷田が帰ったあと、瑞帆は慎也によく知らない人を家に入れないで!と怒った。慎也は理不尽に感じてしまう。

瑞帆の出勤途中に郷田が再び現れた。郷田は直美が瑞帆に近づいていることを知っていた。というか尾行して盗み聞きしていた。偶然通りかかった麻土香は瑞帆と郷田の会話に割って入り、郷田はおとなしく帰った。二人の様子は言い合いに見えたのだが、瑞帆は「ただの世間話」とごまかす。

終盤。倉島直美が瑞帆の前に再び現れる。隆の捜索をする中で、瑞帆と隆の関係が怪しいと確信を持った直美。隆が左で食事をするのは心を許した人の前だけなのに、瑞帆はそれを見ていたからだ。直美は「答えて。あなた、やっぱり何か知っているんでしょう? 答えなさい!」と強い口調で問い詰める。瑞帆は後ろめたさと直美の圧に何も答えることができない。

ラスト。直美がX(Twitter)で倉島隆を見つけたら連絡くださいと呼び掛けていた投稿に対し、我道(@ware_no_michi)というアカウントから「静岡県立駿河丘高等学校の卒業生の者です。倉島先生らしき人を昨日見かけました」と画像付きで返信が来た。映像が不鮮明だが隆なのか?!(つづく)

4話は直美の「圧」が強くて、怖かったです。原作小説では瑞帆の同級生から瑞帆と隆の交際を聞いていた、というか校内で有名だったと聞いていた直美ですが…。ドラマでは「左利き」を知ってる件で親密だったことがバレるという展開に。上手く改変したと思います。
郷田が自宅まで入り込んでくるのも嫌な展開でしたね。ナイフ、駐車場、高校の担任……瑞帆が気にするワードを発する郷田。好きな子をいじめて関わろうとする小学生かよ!(笑)
ラストは隆が生きていた?と思わせるSNS情報がありました。首元を刺されて生きているのは難しそうですが…。原作小説と違って生きているパターンに改変するのでしょうか。別人でした、というオチになりそうな予感もしますが…。いや、郷田が直美をおびき出す罠か?はたして目撃情報の真相は?

【恋愛禁止】4話感想!元恋人の妻・直美(酒井若菜)が怖いと話題 | dorama9

5話「ストーカーが号泣、届かない想い」

あらすじ

夫・倉島隆(小久保寿人)の行方を追う倉島直美(酒井若菜)が瑞帆(伊原六花)を問い詰めていたところ、偶然(?)居合わせた郷田(渡邊圭祐)が瑞帆に声をかけ、瑞帆をかばうために会話に加わる。
一方、麻土香(小西桜子)は、瑞帆と郷田の関係に疑いを抱いていた。幼馴染で瑞帆の夫・慎也(佐藤大樹)にその状況を伝えようと電話すると、先に退社したはずの瑞帆が帰宅していないと告げられる。不審に思った麻土香は直接真相を確かめようと試みる。
そんな中、瑞帆は隆と思われる人物の目撃情報が直美のSNSに届いたことを知る。瑞帆を尾行していた直美は、すぐに彼を探しに静岡県・御殿場へと向かう。
直美が東京から離れ、逃れることができた瑞帆のもとに、今度は郷田が瑞帆への想いに駆られ涙ながらに迫る…。

ネタバレ

翌日、会社にて。麻土香が瑞帆に直接真相を確かめようとする。瑞帆は直美と会っていたことを話せるわけなく、嘘をついてごまかした。だんだん嘘が平気になる自分が嫌になる瑞帆。

直美は御殿場に行き、隆の行方を探すものの、手がかりすら見つからない。

直美は不妊治療をしていたが妊娠できなかった。隆の父は孫の顔が見たいため、ダメなら別れるよう隆に告げた。そんな父に隆は怒った。その会話を立ち聞きしていた直美。隆は私のことを見捨てなかったから、私も隆を決して見捨てない…と改めて決意する直美。

直美は探偵事務所からSNSの情報はフェイクだと知らされる。さらに探偵は、瑞帆の静岡県時代の不動産会社の退職は痴情のもつれが原因だという。それを知った直美は、瑞帆が前に勤めていた不動産会社を訪ね、隆が瑞帆をストーカーしていた事実を知る。

内見先の部屋で、郷田と瑞帆が2人きりになった。郷田は隆と思われる人物の目撃情報は自分が作成したと明かす。郷田は瑞帆を助けた気であり、自分たちの関係を運命と話す。そして郷田の部屋に引っ越してくることを再び迫る。

瑞帆は郷田の想いにこたえることは永久にない、味方なら関わらないで!と言う。さらに瑞帆は、「虫唾が走る」「気持ち悪い」「(郷田と一緒になるなら)死んだ方がマシ」と強めの言葉を言い放つ。

それを聞いた郷田は涙目になりながら、瑞帆に迫り、喉元に手をかけようとする…。ここで5話の幕が閉じる。

5話のポイントは、隆は生きているのか?ということでしたが、SNSでの隆の目撃情報はフェイクでした。原作から改変してくるかと思ったら、違いました。やはり隆は生きてないのでしょう。気になるのは誰が死体遺棄したかですが…その真相はまだお預けですね。

5話終盤、狂気の愛で瑞帆に迫る郷田に対して、ついに「気持ち悪い」とハッキリ拒絶する瑞帆。脅され支配されたきた瑞帆が、NOの意思表示をハッキリ示して、見ていて少しスッキリ。郷田に対してもグサグサ響いているようで、泣いていましたね。

第5話のタイトル(ラテ欄)は「ストーカーが号泣、届かない想い」なのですが、号泣したって知らんがな(笑)ストーカーの一方的な想いなんて届くわけないってば!! ってか、ストーカーを泣かせるほど強く言えて良かったのですが……。

でも、内見先の部屋で2人きりなので、何もここでストーカーを刺激しなくても…と思いました。だって、危ないですよ。
と、心配して見ていたら、案の定、郷田が瑞帆に迫りましたね。ドキドキなところで次回に続くとなってしまいました。初見の方は続きが気になりますよね。

原作既読の立場で気になったのは、郷田が瑞帆に迫り喉元に手をかけたとき、一瞬、監禁された女性の映像が差し込まれたこと。謎のブログの動画の女性ですよね。やはりブログの執筆者は郷田なのでしょうか。過去に愛する女性を監禁していたのかな?このブログの動画や書き込みはドラマオリジナルなので、気になります。

【恋愛禁止】5話感想!瑞帆がストーカーを煽りすぎてて心配! | dorama9

6話「新たな犠牲者?狂愛妻に全てを告白!」

あらすじ

内見先の部屋で、郷田(渡邊圭祐)が瑞帆(伊原六花)の首に手をかけようとする……。死を覚悟した瑞帆が、ふと目を開けると郷田の目に涙が溢れていた。郷田は、そのまま部屋を出て行く。

一方、直美(酒井若菜)は、失踪した夫・隆(小久保寿人)の行方を追う中で、隆が瑞帆のストーカーだった事実を知る。嘘をついていた瑞帆に電話をして本当のことを話すよう迫る。瑞帆は直美に全て話す決意をする。

全てが明るみになれば慎也(佐藤大樹)と美玖と一緒に暮らせなくなってしまう。家族そろって最後の外出のつもりでピクニックに出かける瑞帆。慎也は瑞帆に感謝を伝える。だが、瑞帆は心の中で謝罪の言葉をこぼす。そして直美に全てを伝える日が来る--

ネタバレ

瑞帆(伊原六花)は担当の物件に直美(酒井若菜)を呼び出して、誰もいない一軒家で話す。隆が初めての恋人で、隆に別に恋人がいるなんて疑いもしなくて、それは愛と呼べるものでなかったこと…束縛され暴力を振るわれたこと、別れたのにストーカー行為をしてきたこと。刺したこと。遺体が消えたこと。

瑞帆は何度も直美に謝った。信じたくない直美だが、物件を飛び出して警察へと向かう。

その後、郷田(渡邊圭祐)が瑞帆のスマホに留守電で、瑞帆を守るために頑張ると告げる。

直美が静岡県の海岸で死亡していることがニュースとなって流れた。しかし、警察が瑞帆に迫ることはなかった。

新たな犠牲者は倉島直美でした。これは原作小説の通りですが…。

瑞帆は郷田が私を守るために直美を消したのかもしれないと考える。

しかし、郷田から「自分に向けられている悪意にまだ気づいてないんですか。貴方の運命を弄んでいる人物が居るんです。それも、すごく身近に。その人物が倉島隆(小久保寿人)の失踪と、倉島直美の死に関わっている可能性がある」と」と告げられた瑞帆。

そのころ、麻土香(小西桜子)は美玖(大谷日南実)の面倒を見ていたが、美玖に自分のことを「ママ」と呼ばせていた。麻土香は包帯をしているが…本人曰く裁縫のしすぎで腱鞘炎らしい。

ブログ(「恋愛における人間の生物学的宿命」)に瑞帆と美玖がピクニック中の写真がアップされ、「もっとMの泣いている顔が見たい」という文章もあり…。

ラスト、麻土香が、慎也(佐藤大樹)から送られた瑞帆と慎也が映る笑顔の写真を加工して、瑞帆の顔に自分の顔をはめていた。眠る美玖のそばで麻土香がその写真を見ながら「恋愛禁止って言ったのに。泥棒」とつぶやく。

タイトル回収きました。回想シーンが挿入されていたので分かりやすかったのですが、たしかに、麻土香が慎也と瑞帆と食事していたとき、大学のサークル仲間たちの恋愛関係が面倒だったから「この3人は(恋愛は)なしだから、面倒なの嫌だからね」と麻土香が言ってました。これ、恋愛禁止のルールを発動させていたのですね。笑いながら言ってたのに、こんな本気で思っていたなんて……。ゾッとします。

原作小説との違いも明らかになってきました。
・原作小説では隆の遺体を隠したのは郷田。武藤直美=倉田直美を殺害したのも郷田でした。
・ドラマでは隆の遺体を隠した人物が不明。直美の殺害が郷田ではない。
・麻土香が「恋愛禁止と言ったのに」というセリフはドラマオリジナル。

樋口麻土香(小西桜子 )は原作小説では存在感がない人物。ドラマでは幼なじみの慎也に片思いしているようです。ドラマでは隆の遺体を隠して、直美を殺害したのでしょうか。遺体を海に遺棄したときに腱鞘炎に?それとも争ったときに負傷した?

【予想・考察】麻土香はミスリードか?
小柄で女性の麻土香が隆の遺体を遺棄するのは大変そう。なので、ここまで良いパパの側面しか見せてない夫・慎也が隆の死体遺棄をしたと予想。
麻土香が直美殺害&海に遺棄したように見える流れですが…これも慎也のしわざでは?
そもそも麻土香には動機がありません。いくら親友とはいえが直美を殺害してまで瑞帆を守ろうとするでしょうか。麻土香の包帯もミスリードかなあ。
慎也ならば愛する瑞帆を守るため、という動機があります。

【予想・考察】ブログの投稿者は慎也か?
謎のブログは郷田っぽく見せてますが、私(筆者)は慎也が書いていると思います。
ブログの文章「もっとMの泣いている顔が見たい」…慎也が瑞帆の涙に興奮している?
6話劇中で郷田が動画を見ていたのですが、監禁女性が監禁者に絶対服従している動画でした。この動画も慎也がブログに添付したものと予想されます。
生物学的宿命とか難しいブログタイトルにしてますが、慎也は女性の涙や懇願が大好物な変態なのかもしれません。それとも生物として弱い女性は男性に服従する宿命がある!という実験でしょうか。あるいは両方?

また、あらすじネタバレでは省略しましたが、郷田がお墓参りをしている場面がありました。誰のかは不明です。もしかすると、あの動画の監禁された女性のお墓とか?

【恋愛禁止】6話感想!小西桜子のタイトル回収が恐怖! | dorama9

7話「信じられない裏切り!親友が家族乗っ取り」

あらすじ

瑞帆(伊原六花)は、郷田(渡邊圭祐)から瑞帆の身近な人物が隆(小久保寿人)の失踪と、直美(酒井若菜)の死に関わっていると聞く。だが、瑞帆は「信じられる訳がない」と反論し、その場を去る。

麻土香(小西桜子)は慎也(佐藤大樹)に幼少期から恋心を抱いていた。

ある日、自宅で夫の慎也と娘の美玖(大谷日南実)と穏やかな休日を過ごしていると、突然、児童相談所の職員が訪ねてくる。理由もわからぬまま話を聞くと、瑞帆が美玖を虐待しているという匿名の通報があって―

通報したのは麻土香? 麻土香が慎也を瑞帆から奪おうと動き出しそうですね。

ネタバレ

痣なども見られなかったため虐待とは認められなかった。その後、瑞帆は営業主任になる話を断った。育児に専念するつもりだ。

後日。麻土香から虐待通報を受けたと聞いた桂子が瑞帆たちのマンションにやってきた。麻土香は「慎也から相談されてて。ちょうどおばちゃんから電話あって。隠しておけなくてごめん」と瑞帆に謝る。だが、本当は麻土香から桂子に電話していた。さらに、麻土香は桂子に瑞帆が育児ノイローゼだと電話で吹き込んでいた。

心配する桂子は瑞帆に少し休むよう伝える。育児は桂子と麻土香でするとのこと。

麻土香の作戦勝ちです。親を巻き込んで、瑞帆を追い出すことに成功しました。お義母さんにとっての麻土香は息子の幼なじみで、小さい頃からよく知っている人。なので、瑞帆より信頼されています。その信頼度を上手く利用した感じですね。

瑞帆は会社を休んだ。若手社員の澤井優菜(池田朱那)は麻土香を見て「発光してる。何かいいことあったのかな」と感づく。けれど、麻土香は何もないと否定する。

仕事帰り。麻土香は瑞帆に呼ばれて喫茶店で会う。瑞帆は娘の様子を聞く。一方、麻土香は郷田との不倫疑惑を指摘し、「慎也は大切な幼なじみなんだ。もし裏切りがあったら軽蔑する」と怒る。瑞帆は「信じて」という。

麻土香は論点をうまくズラしましたね。というか、郷田の本性がストーカーだと知らない麻土香は、本当に不倫関係を疑っている?

瑞帆は自宅を離れ、ホテルでの生活。その部屋に慎也が食事を持ってきてくれた。慎也は虐待なんてないと信じたいが、信じきれてない様子。誰に疑われても慎也にだけは信じて欲しい瑞帆はショックを受ける。

家に戻った慎也は麻土香に、瑞帆と向き合ってこなかった自分を責めるなど弱音を吐く。麻土香は「私は慎也のいいところ全部知ってる」と励ます。

夜。瑞帆のホテルがノックされた。誰もいなかったがバーの名刺が置かれていた。「いつでも頼ってください」とメモされていた。そこは郷田の経営する店のようだ。

郷田は小さい女の子を見て回想する。少年は「みずほ!みずほ!」と女の子を捜していて…。

もしかすると、郷田は瑞帆と小さいころに会っているのでしょうか。通りすがりに一目惚れしたわけではないということ?

瑞帆は不安な気持ちから自宅マンションを訪れてみると、慎也たちがちょうど美玖を連れてお出かけするところだった。慎也の襟を直すなどして、まるで妻のように振る舞う麻土香。そんな彼女の姿を見た瑞帆は、郷田が以前言っていた「運命を弄んでいる人物が居るんです。それも、すごく身近に」という言葉を思い出す。

ラスト。瑞帆が、郷田のBARを訪ねる。(つづく)

瑞帆もやっと麻土香の悪意に気づいたようですね。視聴者としては「早く気づいて‼」という気持ちでしたよ。

でも、「運命を弄んでいる人物」が隆の失踪や直美の殺害に関わっているという郷田の推理は違うんじゃないかなあ。この疑問は前にも述べてますけど。慎也を奪いたいという動機に合わないんですよね。
そもそも直美が瑞帆に近づく方が麻土香に好都合。隆の死体遺棄をしたのならその事実を利用して「別れろ」と脅せますよね。でもそのカードを使わない。というか、麻土香は瑞帆の殺人を知らないんじゃないでしょうか?

【恋愛禁止】7話感想と考察!郷田の回想の「みずほ」は何者? | dorama9

8話「事件の犯人は親友?哀しき愛の結末」

あらすじ

瑞帆が郷田のBARに来て、親友の麻土香への疑いを口にした。その後、郷田は瑞帆の自宅を訪れる。麻土香の真意を確かめるように、言葉の端々に含みのある質問をする。瑞帆と慎也(佐藤大樹)がペアで使っていたマグカップを、麻土香が使っていることに気づいた郷田は、「幼馴染でもそこまでするかな?」と問い詰め、娘の美玖が麻土香のことを“ママ”と呼んでいることに含みのある相槌を打つなど麻土香を苛立たせる。

郷田が帰って慎也と二人になった麻土香は、瑞帆の客である郷田のことを怪しい、瑞帆の夫と知ってて近づいたのだろうと慎也に伝える。だが、「これは夫婦の問題だから」と取り合ってもらえず、落ち込んでしまう麻土香。そして帰り道、麻土香が歩いていると郷田が背後から声をかけてきて-。

ネタバレ

海岸で直美の遺体が発見されてから1週間。依然として手がかりはなかった(2025年8月5日のネットニュース)。瑞帆はなぜ麻土香が?と意味が分からない。

麻土香は帰り道、郷田に声をかけらた。郷田は麻土香が慎也を好きなことに気づいていた。郷田は、「盗られたわけでなく告白する勇気がなかったと指摘し、「もうやめませんか。どうか最善の選択を」と警告(?)する。

BARにて。郷田は瑞帆に麻土香が家族を乗っ取ろうとしていると調査報告。そして、瑞帆のために麻土香を消すことを提案する郷田。瑞帆は「絶対にやめて下さい」と強く反対する。郷田は瑞帆が悲しむことはしないという。

郷田は瑞帆に、瑞帆から目が離せなくなった理由を語る。亡き妹の瑞穂とダブったからだ。郷田が目を離したすきに瑞穂は何者かに連れ去られた。近所の森の奥で冷たい姿で見つかった。まだ5歳だった。瑞帆の名前を通りすがりに聞いたとき「運命だ」と思い、「今度こそ守りたい」と思った。しかし愛を得たいと思ってしまった。でも、瑞帆に「あなたの顔を見ると虫唾が走る」と拒絶されて間違いだと気づいた。今は何も求めていないというが…。

郷田が墓参りしていたのは郷田家の墓で、瑞穂(5才)と記されていました。

瑞帆は会社帰りの麻土香を待ち伏せして、話をする。郷田が私のストーカーであると説明する瑞帆。さらに、瑞帆は「麻土香。私のこと嫌い?私は大切な友達と思ってる」という。麻土香は「嫌いじゃないよ。邪魔なだけ。最初に言ったよね。私たちの間では恋愛禁止だって」と答える。瑞帆が「気付かなくてごめん」と謝ると、麻土香は「バカにしないで。申し訳ないと思ってるなら慎也も美玖ちゃんも私にちょうだいよ」と告げて去った。

夜。酔っぱらった麻土香が慎也の家を訪問。麻土香は「好きなの」とついに告白。慎也は全くその恋心に気づいていなかった。「どうして私じゃダメなの?」と泣いてすがる麻土香。慎也は瑞帆のことを「特別」と説明した。失恋した麻土香が夜道を茫然自失となりながら裸足で歩いている。その背後に、郷田が見つめていて…?!

慎也はテレビ電話で瑞帆に虐待を疑ったことを謝り、戻ってきてほしいと頼んだ。慎也の母も瑞帆と会えた美玖の笑顔を見て、瑞帆が家庭に戻ることを受け入れた。

瑞帆は職場に復帰。しかし麻土香は退職していた。電話で退職を報告したらしい。瑞帆は麻土香の家に行ったが何日も帰っていない様子だった。慎也も何も手がかりがなかった。そんな中、郷田が山奥でシャベルで穴を掘っていて…。

郷田から瑞帆に「貴方の運命を弄ぶ人物は、樋口麻土香さんではありません」「真実を教えます」とショートメールがくる。という郷田。瑞帆は郷田の運営するBARへ行く(※店に入って行く様子を慎也が目撃)。郷田の姿がないものの、店の奥で女性のうめき声が聞こえる。プロジェクターで壁に映像を映しているようだ。その映像では若い女性が「ここから出して」と錯乱していた。驚く瑞帆。(つづく)

8話で、麻土香の家族乗っ取り作戦が終了なようです。瑞帆にバレたこともあり、思い切って慎也に告白したのですが、あっさり撃沈。なんと慎也は麻土香の想いに全く気づいてなかったようですね。鈍感というか、なんというか…。小西桜子さんの一途な想いを告白して、すがる演技がとても良かったです。迫真でした。憑依型の女優さんなんですかね。しかし、麻土香の消息不明&郷田の穴掘りが意味深。郷田に殺されてしまったのでしょうか。瑞帆が悲しむことはしないって、郷田のやつ、言ってたよね?となると違うのかなあ。

次回、身元不明の遺体が発見されるようです。麻土香の遺体?と思わせておいて、動画で監禁されていた女性の遺体かな?動画は過去のものでしたし。郷田も動画を見ていましたし。残り2話。ここまで良い人として描かれている慎也の犯行が明かされていくのかなあと予想&期待してます。

【恋愛禁止】8話感想&考察!郷田の妹を殺害した犯人は慎也? | dorama9

9話「家に隠しカメラ…犯人は夫?ストーカー?さらに遺体発見で急展開」

あらすじ

郷田(渡邊圭祐)のBARで錯乱した女性の動画を見てしまった津坂瑞帆(伊原六花)は、恐怖で店を飛び出す。逃げるように帰宅した瑞帆だったが、郷田から「リビングの絵画の裏」とショートメールが来る――。

瑞帆が自宅リビングの絵画の裏側を見てみると、そこには小型カメラが付いていた。しかも違う場所にもカメラが複数仕掛けられていた。以前、郷田から「貴方の運命を弄ぶ人物は、樋口麻土香さんではありません」と告げられていた瑞帆は、夫・慎也(佐藤大樹)に疑いの目を向ける…。

一方、郷田の店から飛び出していく瑞帆を目撃していた慎也は、瑞帆と郷田の関係に疑念を抱く。瑞帆が出て行った後、店に入り郷田を訪ねた慎也は彼が瑞帆の顧客だったことを知る。「この店に瑞帆は来たことがあるか?」と尋ねると、郷田は「ここにはありませんね。今度2人でいらしてください」と微笑みながら答えた。

その頃、とある場所で正体不明の遺体が発見される。多摩北署の間宮(雛形あきこ)は調査を進める中、ある人物に辿り着く。 そんな中、郷田は“ある人物”に会うために待ち合わせ場所に向かう。

ネタバレ

慎也への疑いを抱いた瑞帆は、再び郷田のBARを訪れる。郷田は瑞帆に、謎のブログと錯乱する女性の正体を明かす。

瑞帆の家での様子を盗撮した写真は、特殊な趣向を持つ人たちが閲覧するブログで公開されている。ブログの内容は観察者と名乗る人物が恋人を観察対象とみなし、その言動などを書き記したもの。観察対象Mが瑞帆とみられる。このブログは2022年7月12日、瑞帆が倉島隆を刺した翌日から始まっている。この観察者は津坂慎也だという。

郷田はそれでも瑞帆が幸せならば良いと思っていた。だが、結婚して3年が経ったころ、「私と結婚することでMは輝きを失った。」「この研究を終わらせるべきなのか」と書かれていた。郷田は瑞帆に危険が及ぶと思い、瑞帆に接触を試みたという。

郷田は、慎也の1人目の研究対象Aの監禁動画を見せる。Aは慎也の大学時代の恋人だ。「Aは泣き顔が一番美しい」と10年前のブログに書かれている。慎也はAを支配した。Aは完全服従した。自ら死を選ぼうとするほど追い込まれた。倉島隆が暴力で瑞帆を支配したのと違い、慎也は目に見えない形で女性を支配した。

会社を早退して自宅に戻った瑞帆は、慎也に「私に隠していることあるよね」と額縁の裏に隠された隠しカメラを見せる。瑞帆はブログを見せて、「ブログにも写真、載せてるじゃない?」「部屋に隠しカメラを置けるのは慎也しかいない」と慎也を問い詰める。

そのころ、郷田は“ある人物”に会うために待ち合わせ場所に向かっていた。相手は監禁動画のAさんだ。

監視カメラに驚いた慎也は「ほかの人も仕掛けられる」と言い、「もしかして郷田さんに言われたの?」と尋ねる。

慎也は、郷田が瑞帆の顧客だったことを隠していたことについて「何か隠しているのは瑞帆じゃないか」と気持ちをぶつける。自分より郷田の意見を優先する瑞帆に対し、寂しさを口にする慎也。慎也から「瑞帆のことが分からないよ」と言われた瑞帆は、「刺したの。恋人だった人を……刺した。すっと隠しててごめんなさい」と明かして謝る。

そんな中、多摩北署の間宮(雛形あきこ)が津坂家を訪れて、瑞帆に倉島隆の件で任意同行を求めた。

一方、家に一人となった慎也のもとに、郷田が訪問してくる。慎也は郷田に「俺が瑞帆の夫だと知って近づいたんじゃないんですか?」と問うと、「そうですね」と返答。郷田は「ずっと彼女に憧れて、後を付けていました」と慎也に正体を明かす。郷田は「瑞帆の運命をもてあそぶのはやめませんか」と慎也を追及する。

警察署で事情聴取を受ける瑞帆。山の中で倉島隆が白骨遺体で見つかったという。交際していたこと、付きまとわれたので逃げたこと、3年前に東京の駅で待ち伏せされて会ったことなどを話す瑞帆。間宮から「その時、トラブルはありましたか」と問われる。(つづく)

山の中での遺体発見。麻土香が行方不明だから消されたのか、と思っていましたが…。なんと倉島隆の遺体が発見されました。やはり亡くなっていましたか。そうですよね。そこは改変しなかったようです。一体誰が遺体を運んだのでしょうか。夫の慎也かなあ?麻土香には無理だし、動機がないよね。

ブログや盗撮写真を否定していた慎也。だとすると、郷田が嘘をついているの?
郷田の言い分の方が筋が通っているのですが、そう思わせて、郷田がブログ執筆者?!
Aさんと会っていたのは何?相談に乗っていたの?それとも…。
津坂家を盗撮できるのは他に、麻土香くらいですよね。でも、ブログは麻土香の文章ではなさそう。
慎也はブログや盗撮を本当に知らない様子でした。アレも演技なのかなあ。

次回、いよいよ最終回。瑞帆の運命を弄ぶ悪魔の正体は、はたして慎也か郷田かーー。
筆者個人的には慎也の裏の顔が見てみたいのですが…。どうでしょうね。

別記事で郷田と麻土香が組んでる説を考察しました↓

【恋愛禁止】9話感想&考察!郷田と麻土香が組んで罠にはめている? | dorama9

最終回(10話)「全真相判明!2つの殺人事件、驚きの真犯人は?」

あらすじ

瑞帆(伊原六花)は、森で発見された倉島隆(小久保寿人)の白骨遺体に関して、警察の事情聴取に応じていた。多摩北署の間宮(雛形あきこ)は、隆とトラブルになるようなことはなかったか、瑞帆が犯人であると確信があるような態度で取り調べに臨んでいる。
一方、津坂慎也(佐藤大樹)のもとを訪れていた郷田肇(渡邊圭祐)は、瑞帆の運命を弄ぶのは止めてほしいと忠告する。身に覚えはないと答える慎也に、郷田は作り笑顔を浮かべ、証拠となる音声データを取り出す。その音声に記録されていたものとは?!さらに郷田が用意していた“ある策略”が慎也を追い詰めていく。

ネタバレ

瑞帆は隆に待ち伏せされて、脅されて怖くなって、それで必死に逃げた、と間宮に伝える。刺したことは伏せた。

一方、郷田は証拠となる音声データを再生する。声の主は、慎也と交際していた研究対象Aだ。Aは「あれは支配だった。苦しめば苦しむほど彼は喜んだ。あの人は悪魔です。奥様には今すぐ逃げて欲しい」と語っている。

慎也は「瑞帆と愛理は全然違う」と言う。ボロを出した。なぜ愛理という名前を知っているのか?

真犯人しか知りえないことを自白することを秘密の暴露といいます。秘密の暴露のある自白は有力な証拠となります。

慎也はブログの書き手「観察者」であると認めた。慎也は瑞帆の暗い影のある瞳、恐怖の光がさしているような瞳に惹かれた。瑞帆の涙は美しかったが、愛理の涙とは違った。だから再び観察者となった。瑞帆のことを知りたくなった。最高の研究対象だと思った。

慎也にとって瑞帆は「特別」(な研究対象)だ。結婚して一番近くで観察できるようになったが、娘も産まれて瑞帆は幸せそうになり、慎也にとってつまらない日々が続く。瑞帆の瞳の暗い影が無くなり、(慎也にとっての)輝きを失っていた。もう研究を終わらせるべきか?

そう思っていた時、瑞帆の瞳がまた暗くなった。慎也が恋をしたあの時の瞳のように…。、回想では瑞帆が「ゴミ出してきた」と言っている。これは瑞帆が(郷田からの)人形をプレゼントされて怯えている頃である。

慎也は監視カメラを付け始める。「Mに更なる刺激を」とブログに書いた。瑞帆を輝かせるため、児童相談所に報告して、瑞帆を怯えさせる慎也。この作戦は成功し、慎也は瑞帆を特別だと改めて思った。

郷田が用意していた“ある策略”が慎也を追い詰めていく。この会話を瑞帆にずっと聞かせていたのだ。警察を出た瑞帆はLineを見た。郷田からの「電話して欲しい」というメッセージがあった。電話をかけると、慎也と郷田の会話が聞こえてきた…。

瑞帆が帰宅。謎のブログを書いていたのが慎也だと瑞帆も知ってしまった。怯える瑞帆。慎也は虐待通告を「必要なことだったんだよ。家族の絆を深めるために」という。

瑞帆は「隆も?」と問う。慎也は「そのことなら何も心配しなくていいよ。俺が瑞帆を守る。俺たちは運命共同体だ」

俺たちは運命共同体。この発言から、私(筆者)は共犯をイメージしてしまい、慎也が隆の遺体を隠したのかと思われたのですが…。実は違うようです。過去回で、慎也は瑞帆から隆を刺したことをすでに打ち明けられています。それでも瑞帆のことを変わらず愛して守る、ということでしょうね。

怖くなった瑞帆は外に逃げた。しかし慎也に追いつかれ、つかまってしまう。慎也は「絶対、瑞帆のそばにいる」「(怯えた顔を)キレイだよ」という。瑞帆は「どれだけ追いかけて来ようと、こんな運命、私が絶対断ち切る」という。

慎也は瑞帆をつかんで離さない。すると慎也が背中から刺された。慎也が倒れると、背後にいたのはナイフを持った麻土香。慎也が振り返ると、麻土香は「やっとこっち向いた」と不気味な笑顔になる。麻土香が「邪魔!」と言って、瑞帆に襲い掛かるが…。

郷田が身代わりになって刺される。麻土香は通行人の男性たちに取り押さえられた。瑞帆は郷田を心配する。瀕死の郷田は「嬉しいです。左腕さすってないから。嘘つく時いつもするじゃないですか」という。続けて、クローゼットの一番下の引き出しを見るよう言い残し、郷田は意識を失う。

グッデイドリーム不動産会社には、マスコミ各社が押し掛けた。麻土香が2人を刺したことがニュースになったからだ。ネットではあることないこと書かれている。日比野(石川愛大)と澤井(池田朱那)は「何も知らないくせに」「2人のこと好きだった」と泣いた。

泣いてくれる後輩2人。ネットで叩かれてることに怒ってくれています。でも、何も知らないのは後輩2人も一緒なんです。仕事場での2人の仲良しな関係しか知らないのです。ちょっとゾッとしました。

倉島隆の殺害事件について「死亡した津坂慎也の指紋が検出された」とニュースで報じられた。慎也の自宅から凶器や隆の免許証、慎也の指紋が付着した隆のスマホが出てきたのだ。倉島隆を殺害した容疑に加え、隆の妻・直美の件も慎也に疑いがかけられる。

瑞帆は隆を刺したことを多摩北署の間宮に伝えた。「慎也がその後に隆のことを…」という瑞帆。

郷田は病院で眠っている。回想シーンが挿入される。

【回想】郷田は、瑞帆が隆を刺して逃げた後、隆に近づいてもう一度刺して、息の根を止めた。そして隆の遺体を山に埋めた。慎也と会ったとき、隆のスマホをわざと落として彼に触らせた。クローゼットに凶器・隆のスマホ・免許証を忍ばせた。ブログのことも警察に知らせた。こうして、瑞帆を守るため慎也に罪をかぶせた。

郷田の心電図モニターの警告音が鳴り響く。数値は0になた。(死亡した?)

エピローグ(ネタバレあり)

ーーーあれから5年後。瑞帆は娘とともに静岡県の実家で暮らしている。「愛さなければ誰も死ななかった。もう二度と私は恋愛をすることはないだろう 了」とノートに記す瑞帆。心療内科のある病院に通い、ノートを見せる。心の整理のために書いていたようだ。※これまでの瑞帆のモノローグはこの日記?

公園にて。美玖を遊ばせ、ベンチでひとり考える瑞帆。1つ疑問があった。隆の遺体を隠したのは慎也ではない。隆を殺した翌日から慎也が瑞帆に興味を持ち始めたのだから。隆の遺体を隠して罪を慎也になすりつける偽装をしたのはきっと郷田だ、と思う瑞帆。あの人は私の罪に気づいていたから……。

【回想】郷田は「倉島直美を殺したのは僕じゃありません」と言った。瑞帆は左腕を触りながら「誰が殺したんですか」と答えた。

きっと郷田に嘘がバレていた。瑞帆は自身の罪を回想する。

【回想】内見の部屋で、瑞帆は直美に隆を刺したことを打ち明けた。警察に行こうとする直美。その時、瑞帆はスマホを落とした。画面には美玖が映っていた。娘のことを思った瑞帆は、直美に「待って」としがみつく。もみ合う。結果、直美は階段から転落し、頭から血を流して、気絶していた。瑞帆は車で海岸まで直美を運び、崖から海に落とした

瑞帆は「罪は一生背負っていく」「恋愛は人を狂わせる。だから私は…」と思う。

美玖がボールを追いかける。拾ってくれたのは黒服の人物。その人物は、ベンチに座る瑞帆を遠くから見ていた。(終わり)

犯人や真相まとめ&感想

いやー。原作から変えてきましたね。原作既読でも怖くて楽しかったし、面白かったです。序盤は原作と同じだったんですけど、だんだんオリジナルになっていきました。ストーカーの郷田が瑞帆を懸命に守ること、夫・慎也が瑞帆を観察していたこと。この2つのポイントは同じですけど、原作を膨らませて全く違う終盤になっていました。特に麻土香のキャラは膨らませましたね。あと、まさか瑞帆が殺人を犯していたなんて……。嘘をつくとき左腕を触る。こんな癖がキーになっていたなんて。驚きました。

麻土香は2人を刺した罪。殺人か殺人未遂ですね(訂正:慎也が死亡したので殺人罪でした。)。
一方、慎也は倉島隆と直美を殺害した容疑がかけられました。でも、これって、慎也が一命をとりとめて、俺はやってないと否認していたらどうなるのでしょうか。凶器や隆の持ち物が出てきたから物的証拠があるのはあるのですが…。慎也が息を吹き返したら、郷田にはめられたことを主張すると思うのです。となると、慎也は死亡して、被疑者死亡で捜査終了となったのかな。→訂正:慎也の自宅から証拠が出たというニュースの時、慎也の死亡も伝えられていました。大変失礼いたしました。

最後に現れた黒服の人物も気になります。慎也は死亡した説を取るなら、郷田かなあ。でも心電図モニターがゼロになっていたけど、助かったのかなあ。また別の人がストーカーしてる?それはそれで怖いですね。瑞帆、ストーカー・ホイホイやん(笑)

【恋愛禁止】最終回の感想&考察!ラストの黒服は郷田(渡邊圭祐)か? | dorama9

【恋愛禁止】最終回・結末はどうなる?

【恋愛禁止】には原作があります。

なので原作の結末を参考にしながら、ドラマの結末を放送前に予想してみましょう。

最終回結末はオリジナルのバッドエンド?

原作者・チーフ演出の長江俊和さんが、「原作とは違う驚愕のラスト」とコメントしています↓

<原作:長江俊和 コメント>

この小説を書いたときは、まさかドラマになるとは思っていませんでした。しかもこのような豪華キャストが出演し、監督までさせていただけるとは、この上ない喜びです。私の集大成的作品となるべく、連日撮影に臨んでいます。素晴らしい映像が撮れていますので、早く皆さんに観ていただきたいです。今回のドラマは、原作とは違う驚愕のラストが待ち構えています。そちらもぜひ、ご期待ください。本作を書くきっかけになったのは、ある恐ろしい夢を見たからでした。自分が何か人殺しのような重罪を犯して、警察から追われて必死に逃げている夢なのです。起きて夢だと知って安堵するのですが、その中で体験した生々しい感覚はなかなか消えません。本作の主人公である瑞帆も、悪夢のような状況に追い込まれ、もがき苦しみます。一体彼女に何が起きているのか?「恋愛」という名の地獄に落ちた彼女はどうなってしまうのか!? ぜひこのドラマをご覧いただき、全10話に仕掛けられた謎を解き明かしてください。

原作とは違う驚愕のラストが待ち構えています」といいますが、原作のラストでは瑞帆が死亡していることが示唆されています。バッドエンドといっていいでしょう。

となると……ドラマ版のラストは逆にハッピーエンドを予想してしまいます。瑞帆が生きている未来が描かれるのでしょうか。

でも、恋愛ホラーサスペンスなのにハッピーエンドで良いの?と思いますよね。それだと原作と違うけど驚愕ではないですし。

ということで、瑞帆か慎也が出所した郷田を刺殺するバッドエンドの可能性もあると、私(筆者)は予想します。

そもそも原作ラストで瑞帆が亡くなったのは「呪縛」から逃れるため。

呪縛の始まりは些細なこと。瑞帆の場合は「父の死」と「母の再婚」が不幸の始まりです。そこから不幸が連鎖。不幸になる運命となっていました。自殺エンドは、不幸を呼び寄せているのは私だ。そこら逃れよう!ってことだと思います。

話が難しいし、小説だと説明できるのでアリですが…。映像作品であるドラマの場合は、郷田を殺して呪縛を断ち切る!というぶっ飛んだラストだと驚愕ですし、意味も伝わると思います。

はたして一体どんな結末に?

まとめ

・ドラマ【恋愛禁止】の原作ネタバレ
・ドラマ【恋愛禁止】全話のあらすじネタバレ
・最終回結末予想
以上について紹介しました。

原作小説は「恋愛の業を描き出す戦慄の長編」、ドラマは「恋愛ホラーサスペンス」と銘打たれています。たしかに男性たち3人の“愛”が、瑞帆を追い詰めていきます。

愛することは素晴らしいことと、愛を賛美するラブストーリーは数多くありますが…。本作は愛のマイナスの側面を描き出す点が特徴的。

そして、小説のラストでは不幸の連鎖を断ち切ることができなかった“歪な愛のループ”──母から娘へ“受け継がれる執着”が示唆されています。

本作は心霊や超常現象などのホラー作品とは違い、人間の愛の怖さの側面が強いですね。いわゆる「ヒトコワ」(人怖)というジャンルでした。人間が一番怖いよね!ってホラー作品のことです。

ドラマ版では、原作とは異なる“衝撃の結末”が用意されているとの情報があるので、読み終えた読者もドラマが初めての人もどちらも楽しめる作品になりそうで、楽しみですね。

本記事は、ネタバレあらすじを最終回まで、毎週更新していきます。最終回結末までの気になる点、チェックポイントも放送後に考察、更新予定です。ドラマ鑑賞の参考に何度でもご利用ください。