火の粉6話のあらすじ【勲が雪見に真実を話す!琴音と武内の関係は…】
火の粉6話のあらすじ【勲が雪見に真実を話す!琴音と武内の関係は…】
火の粉6話のあらすじです。
前回は武内の家に忍び込んだ勲が見つかってしまい恐怖するシーンが印象的でした。
その恐怖は今回も続いています。
一方で琴音と武内の関係も大きく変動します。
琴音の元旦那が現れ武内と1対1の会話。
果たしてどうなるのでしょうか。
それでは6話あらすじをどうぞ。
火の粉6話あらすじ
『もう私に関わらないで下さい。』
琴音は突然武内に別れを切り出した。
武内は『僕を避けようとしてきた人はこれまでもたくさんいました。そういう人の悪意ある態度を僕は何度も見てきました。でも今の琴音さんからは悪意を感じません。』と引き下がらない。
琴音は強い言葉で振り払い、プレゼントされた時計を『こんな時計もらって喜ぶ人はいない』と壊してしまった。
武内は琴音の元旦那と会いに行った。
元旦那は『俺はちゃんと話し合おうって言ってるだけですよ。リクには父親の俺が必要なんだリクに寂しい想いをさせるのだけは嫌なんです。』そう話した後に琴音はどこか尋ねる。
すると武内は『琴音さんはもういません。消しました。』と答えた。
勲は大学に休むと連絡をした。
そして即時入居可の物件を探していた。
武内と尋恵は庭で関弁護士の失踪について話していた。
武内『何らかの事件に巻き込まれた可能性が高いようです。こんなことは言いたくありませんが恐らく池本の仕業だと思います。あの夫婦は私を弁護していた関先生の事も恨んでいました。だからきっと。』
尋恵はまさかそこまでは…と半信半疑。
武内は『一番恐ろしいのは私が警察に疑われることです。警察は真っ先に疑うでしょう。またあの取調べを受けるのが恐ろしくて堪りません。しかしこれも運命と思って受け入れるしか。』
尋恵はこれには過剰反応を示す。
尋恵『ダメですよそんな。武内さんみたいに良い人が警察に疑われるなんて絶対にダメです。あたしが武内さんを助けます。私に何かできることはありますか?』
武内は小声で尋恵に吹き込んだ。
『やっぱり武内さんのところに警察が行ったみたい。武内さんは冤罪の被害者だよ。そういう人をまた疑うって。武内さんは大丈夫。運が良かったよ。母さんが居なければヤバかったんじゃないの。』俊郎は不満そうに話す。
尋恵『だって可哀想じゃない。だから関さんが襲われたっていう夜に武内さんはうちに居たって警察に話したの。別にに良いでしょ。武内さんがそれで助かるんだから。』
望みは少ないが武内が逮捕されるのを阻止した尋恵に勲は怒る。
勲『裁判官の妻が警察に嘘をついたりしてバレたらどうなると思ってるんだ。』
尋恵『池本夫婦のせいで武内さんが苦しむなんて絶対許さない。私たちに出来る事があれば何でもしてあげなきゃ。』
琴音は武内の家で元旦那からの心配したメールを見て面白がっている。
そう、あの別れ話の後、武内に元旦那の話をして武内に一肌脱いでもらったのだ。
琴音『本当はこういうことに巻き込みたくなかったんでもう武内さんとは会わないつもりだったんですけど。そこまで私の為にしてくれると思ってなかったし。でも武内さんに勇気もらいました。後は自分で何とかします。頼っちゃってすみませんでした。』
武内『頼って下さい。僕にできることがあれば何でもしますから。』
琴音『ありがとうございます。嬉しいです。』
琴音が帰ってから武内はまた母にビデオレターを撮った。
『梶間家のみなさんはとても良くしてくれています。梶間先生にはかなり失望したけど、チャンスをあげました。改心してくれると信じたいです。それから母さんには言ってなかったけどある女性と仲良くなってます。僕といると楽しいと言ってくれて、僕の好意を真正面から受け入れてくれるすごく不思議な人です。こんな気持ちは初めてかも。』
公園でリクを遊ばせながら雪見と話す琴音。
離婚の原因は暴力のこともあったが、琴音自身が疲れてしまったからだという。
『悪い人じゃないんだよ。すごく仕事も真面目だし、リクの事も可愛がってくれるし。でも自分が出来る人間だから自分の思う通りにしたい人でさ、私に完璧求められても無理でしょ。最後は向こうも私に愛想尽かして離婚したんだけど最近やたら付きまとわれてさ。リクの為にやり直したいって。やり直すつもりはないけどリクはパパに会いたがってる。』
琴音はそう話すと雪見をランチに誘う。
しかし雪見は『これから家族でドライブなんだ。』と断った。
家では勲が焦ってドライブの準備をしていた。
大きなスーツケースも用意して…逃げるつもりなのだ。
しかし俊郎は勉強したいから行かないと言っているらしい。
勲は『そりゃまずい。説得してくる』と俊郎の部屋へ行こうとすると…
そこには武内が立っていた。
武内『先生、こんにちは。お邪魔しています。』
今日はお葬式でお土産を届けに来ていたそう。
武内『前に住んでいた家の近所のおばあちゃんが亡くなって。裁判の後から私を避けるようになって遂には私から離れる為に引っ越しまでした方なんですが。マンションの階段から足を滑らせて亡くなったそうで。残念です。すいません、お出かけ前にこんな話を。』終始勲へ語りかけるように話した。
勲は自分に対するメッセージだと怯えていた。
尋恵は『俊郎の代わりに武内さんご一緒しません?』と誘うと勲はドキッとする。
しかし武内は修理した時計を琴音に届けるからと断った。
結局ドライブは中止、逃亡は失敗したのだった。
雪見は勉強中の俊郎に父が大学を休んだことなどの異変を相談する。
しかし『何がわからないのかもわからない。こんなんじゃ来年の予備試験絶対無理だよ』と勉強に息詰まっていてそれどころではない様子。
雪見『勉強やるって決めたんだからやるだけやろうよ。』
俊郎は図書館へ行ってしまった。
琴音がリクと公園を歩いているとそこに琴音の元夫が立っていた。
公園でパパと水鉄砲で遊ぶリク、そこに琴音に会いに行く途中の武内が通った。
『アディオース!』楽しそうに遊ぶ父とリク。
琴音は浮かない顔。
口元には血が滲んでいた。
武内は家に帰って郵便ポストを見る。
すると受け取り拒否で母へのビデオレターが返ってきていた。
雪見は勲と話していた。
雪見『お父さん、火の粉って何ですか?言ってましたよね、うちの家族に火の粉が降りかかってきたって。どういう意味なんですか?』
勲『すまない。君は正しかった。武内だ。あいつは無実じゃない!』
雪見は一瞬戸惑うも『そんな冗談やめてください。』と言う。
勲『この前の夕食の時、私が席を立っただろ。実は武内の家に行ったんだ。あのスーツケースに池本さんの遺体が入っていないかどうしても確かめたかった。それが武内の罠だったんだ。私に恩を返すために越してきたあいつはその価値があるかどうかを確かめたんだ。そして私が疑ってる事を知った。その時あいつは言った。人の好意を無下にすることが、人を裏切る事がどれほどの罪か、どうしてわからない。それに比べたら私が的場さんの家族を殺したことなんか、小さな、小さな罪だ。』
雪見はその場に崩れるように座り込んだ。
勲『私の判決が間違っていた。私のせいでこの家に火の粉が降りかかってきてしまった。唯一真実を知ってしまった関さんをあの男は殺したんだ。そして池本さんも。』
雪見『なんで!なんで黙ってたんですか!なんで私たちにその事を!』
勲『大きな声を出すな!君たちの安全のためだ。あの男は今まで通り仲良く暮らしましょうと私に言った。それがあいつの望みなんだ。それが叶ってるうちは我々に危害を加えるはずはない。雪見さん、約束してくれ。尋恵や俊郎にはこのことは言わないと。』
雪見『それでどうするんですか?殺人犯の隣でこのまま一生暮らせっていうんですか?そんなことできるわけないじゃないですか!』
勲『わかってる。私だってどうするか考えてるんだよ。とにかく今まで通り生活してその間に、何とか奴から逃れる方法を考えよう。何とか。』
琴音は父親と別れてからも水鉄砲で楽しそうに遊ぶリクにイライラする。
『リク!やめなさい!』と怒鳴った。
琴音はその後武内の家へ行き、水鉄砲を取り上げて壊してしまったことを話した。
琴音『ママなんて嫌いって泣き叫んで。ホント最低ですよねあたし。でも女を殴るあいつはもっと最低です。でもリクの事を考えると会わないわけにもいかないし、どうしたらいいか。あーもうムカつく。あいつもムカつくしあの時あいつと結婚した自分を殺してやりたい。あいつの事も本当に殺してやりたい。あいつの顔みてるだけで本当に殺してやりたいって思っちゃうんです。』
泣きながら話す琴音を見て武内は静かに口を開いた。
武内『やりましょうか?』
琴音『え?』
武内『殺しましょう。』
琴音『そんなことできるわけないじゃないですか。』
武内は真顔だった。
夕食中の梶間家。
勲と雪見は平静を装っている。
俊郎『そういえばさっき武内さんのとこ行ったら琴音さんがいたよ。』
雪見の顔は一気に曇った。
尋恵『リクくんとも上手くいってるし結婚なんてなったら雪見さんキューピットね。』
雪見の笑顔は引きつり、勲の方を見ていた。
次の日、話があると琴音の元へ。
雪見は武内に元旦那の相談をしていることを聞いた。
そして武内のことを本気で好きなのか聞くと琴音は『好きだよ』と答えた。
琴音『まだゴタゴタしてるから付き合おうとかそういうことは考えてないんだけどね。』
雪見『琴音、私は何があっても琴音の味方だからね。いいから覚えといて。』
琴音は笑顔で仕事に戻っていった。
夜、武内は梶間家とのフェンスの生垣の消毒をしていた。
虫の羽音が聞こえると入念に、梶間家の中にまで。
それを見かけた雪見が話しかける。
雪見『武内さん、こんな夜に虫退治ですか?』
武内『害虫は夜になると警戒を解くのでチャンスなんです。』
雪見『うちは結構ですので。』
雪見は怖くなり家に飛び込んだ。
武内はその様子をずっと見ていた。
琴音の元旦那が武内と駐車場で会った。
何事もなくすれ違った時、武内は『これ、落としましたよ。』と水風船を取り出し元旦那の頭に投げつけ、そのまま羽交い絞めにした。
すると琴音が現れ『ふざけんなこのバカ!』と再度水風船を投げつけビンタした。
『いつまでも黙って殴られてると思わないでよ。あんたみたいなダメ男に絶対リクは渡さないから。』
元旦那はキレて琴音に殴り掛かろうとする。
しかしそこに警官が現れ、元旦那を取り押さえる。
琴音と武内はそのうちに逃げ出した。
そのまま二人は武内の家へ。
武内『本当にあれだけで良かったんですか?』
琴音『はい。スッキリしました。でもあの警官ずいぶんタイミングよく来ましたよね。』
琴音は『受け取り拒絶』と書かれた封筒を見つけ、聞いた。
武内『僕の母です。琴音さんの話を聞いて母さんの事を思い出してしまいました。』
琴音『そういえば武内さんの家族の事って聞いたことなかったですね。』
武内『僕のお母さんも父さんに酷い仕打ちを受けていたんです。どんなに家族の為に尽くしてもその努力が認めてもらえずいつも悲しそうな顔をしていました。そんな母さんを僕は一番近くで見ていました。だから人の好意を無下にする人間は許せないんです。』
琴音『そうだったんですね。でも武内さん、もう殺すなんて言っちゃダメですよ。そんなことしたら大事な物失っちゃいますよ。』
琴音は封筒を見て『山梨って結構近いじゃないですか。会いに行けばいいのに。』と言うと武内は立ち上がり『一緒に行きましょうか。母さんに紹介しますよ。琴音さんのこと。』と明るい表情で言った。
武内は勲を呼び出した。
武内は琴音の元旦那への復讐の際に警察を呼んだのは勲だと考えていたからだ。
勲『琴音さんの別れたご主人のことなど私は何も知らない。私が警察に通報なんてするわけないじゃないですか。そんな武内さんを嵌めるような。』
武内『警官が来たのはただの偶然だと言うんですか。』
勲『私は知りません。本当です。』
武内『言ったはずですよ。二度と私を失望させないで下さいって。』
武内は立ち上がり荒々しい口調になると、勲は床に正座をした。
勲『私は何もしていません。武内さんの献身的な姿を私はずっと見てきた。妻も息子もあなたのお蔭で変わることができた。その好意は十分に伝わっています。私は的場さんとは違う。これからも武内さんとは仲良く暮らしていきたい。武内さんを裏切るようなことは絶対にしません。お願いします。信じて下さい。』
雪見は警察から報告を受けていた。
警察を呼んだのは雪見だった。
ただの痴話喧嘩だと言われるが雪見は必死で武内がやろうとしていたと説得する。
しかし警察には受け入れてもらえなかった。
武内と琴音は二人で山梨へ行った。
琴音『なんか嫌われるようなことでもしちゃったんですか?あ、ごめんなさい。また思ったこと口から出ちゃってましたね。すいません。』
そこで雪見から電話が来る。
雪見『店に来たら山梨に行ってるって聞いたんだけど、武内さんと一緒?』
琴音『うんそうだよ。なんでって…ちょっと遠出っていうか。今一緒にいるよ。別に。どういうこと?わかった。じゃまた帰ったら連絡するね。』
武内はその様子をずっと怪訝そうに見ていた。
雪見は警棒、防犯スプレー、カラーボール、防犯カメラを買い込んだ。
そして武内が出かけているうちに防犯カメラを武内の家に向けて設置した。
武内『母さん、来たよ。』
琴音は武内の母が生きていると思っていた。
そして墓の拝石をどけて中に返ってきたビデオレターを入れた。
そこにはすでにたくさんの封筒が骨壺と共に入っていた。
住職宛に送ってここに入れてもらっていたが、その住職は亡くなりその後継ぎはそれをしてくれなかったという。
武内は『友人の琴音さんです。』と紹介した。
俊郎はまどかの迎えから帰ってきて雪見に言った。
俊郎『今日水筒持ってくるように言われてただろ。昨日もタオル忘れてたって。俺が注意されちゃったよ。』
雪見『ごめん。』
部屋も散らかり放題、俊郎の言っておいたことも全て忘れていた。
俊郎『俺はさ、家族の為に必死に勉強してんだ。雪見ももう少し家族の事を考えて欲しいな。』
雪見は『考えてるよ。』と独り言を言った。
琴音の元旦那、会社から帰る途中、後ろに武内の姿。
『アディオース!』そう言った武内は元旦那を突き飛ばした。
結果、トラックに轢かれて亡くなった。
琴音の旦那の死を知り、雪見は『警察に話しましょう。』と勲に相談する。
しかし勲は『証拠がない。奴が牙を剥くきっかけを作るだけだ。』と躊躇っている。
防犯カメラを仕掛けたことを言うと勲は声を荒げた。
勲『今度何かあったら真っ先に殺されるのは私だぞ。いいか、尋恵と俊郎に武内の正体は絶対に言うな。』
雪見『琴音には?』
勲『言えば琴音さんを危険に晒すだけだ。奴はなんのつもりで琴音さんと付き合っているのかは謎だがお互いに好意を持っているうちは問題ない。』
雪見『私の親友が殺人犯と付き合ってるのに私は何もできないんですか。』
雪見は琴音のバイト先へ。
元旦那の死でリクはショックを受けているという。
事故の詳細について聞くと、仕事に疲れて信号無視をしたのが原因とされているそうだ。
琴音『私あの人の事、本当に死んじゃえばいいって思ってたの。すごいリクに罪悪感。こんなこと一生言えないなー。でもね、苦しめられてきたから。馬鹿にされて、殴られて。だから神様が見ててくれたのかもしれない。』
雪見『神様じゃないよ。見てたのは神様じゃない。その話武内さんにしたんでしょ?』
琴音『どういう意味?私の事心配だとか言って武内さんを疑ってたんだ。これは事故だよ。そうに決まってるじゃん。』
琴音は武内の元へ。
琴音『今度バウムクーヘンの作り方教えて下さいよ。私一回やってみたかったんです。』
武内は了承した。
琴音『これでやっとあいつから解放されたし自由の身だーって感じです。本当にスッキリしました!…そんな風に思えたら楽なんですけどね。実際は滅茶苦茶気分悪いです。人を殺すのってこんな気分なのかなーって。あの人は私のせいで死んだんです。そう思いませんか?』
武内『僕がそう思うって言ったら琴音さんは気が楽になりますか?』
琴音『なるわけないじゃないですか。武内さん、私があの人を殺したいって言ったことは二人だけの秘密ですよ。その秘密を守る為に私とずっといてくれますか?私と家族になってくれますか?』
武内『それは無理です。琴音さんとは家族になれません。僕にはもう梶間家という家族がいますから。』
武内は母の墓にいた。
『母さん言ったよね。良い子でいなさい、そうすればみんなが可愛がってくれるから。でも頑張って尽くした相手に裏切られ続けた。それが許せなくて僕は人を殺した。でもね、梶間先生に出会って初めて報われたんだ。母さんが言う通りに良い子でいたから僕は救われた。その時決めたんだ。僕は家族を正しい方向に導いてみせます。』
そこに祖母の墓参りに雪見が現れた。
雪見は驚いた。
武内の母の墓は梶間家の墓のすぐ隣に建っていたのだから。
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