ドラマ【がん消滅の罠】のキャストとあらすじ!唐沢寿明主演でこのミス大賞実写化!
唐沢寿明×渡部篤郎×及川光博の豪華共演で「このミス」大賞作品が3時間スペシャルドラマで実写化!
原作は国立がん研究センター等で、がん研究に従事してきた岩木一麻さんの同名小説。テレビ「王様のブランチ」で谷原章介さんが激賞した話題作です。
今回はスペシャルドラマ【がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜】の基本情報・キャスト・あらすじ・見どころ紹介!
SPドラマ【がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜】の基本情報
放送日:2018年4月2日(月)よる8時〜11時07分放送
放送局:TBS系列
原作: 岩木一麻「がん消滅の罠〜完全寛解の謎」(宝島社)
脚本: 吉本昌弘、船橋 勧
プロデューサー: 伊與田英徳(TBS)、倉貫健二郎・ 塩村香里(ドリマックス・テレビジョン)
演出:竹村謙太郎(ドリマックス・テレビジョン)
編成:橋本 孝、中井芳彦
製作: ドリマックス・テレビジョン、TBS
SPドラマ【がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜】の主要キャスト
唐沢寿明(役:夏目典明)
登場人物
夏目典明(なつめ のりあき)…日本がんセンターの呼吸器内科医。生真面目で誠実な性格。同僚や患者にも評判が良い。羽島とは同僚で仲が良い。
キャスト
唐沢寿明(からさわ としあき)…1963年6月3日生まれ。妻は女優の山口智子。主な作品に『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』『不毛地帯』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ナポレオンの村』『THE LAST COP/ラストコップ』など主演多数の人気俳優。
※渡部篤郎とは今回が初共演。唐沢さんのドラマでの医者役は3度目。『白い巨塔』財前五郎役、『小早川伸木の恋』小早川伸木役でいずれも外科医。
【唐沢寿明さんのコメント抜粋】
見どころは「なぜ、がんは消滅したのか」というところ。原作を読んだ本職の医者でも翻弄されてしまったというくらいの「謎」を解明していく過程は、この作品の一番の肝になっていると思います。
医療が進化し、がんが治せる時代になった今、このリアルとフィクションの狭間のような作品は、僕が一視聴者であっても非常に興味深いテーマです。本当にストーリーが面白いので、役に身を任せて演じようと思っています。
渡部篤郎(役:羽島 悠馬)
登場人物
羽島 悠馬(はしま ゆうま) …夏目の高校時代からの親友で、現在は同僚の研究医。診察などの臨床を全くしない。その上、他の医師と交流せず研究に没頭する変わり者。医師として豊富な知識を持つため夏目がよく助言を求める。
登場人物
渡部篤郎(わたべ あつろう)…1968年5月5日生まれ。1995年『静かな生活』で日本アカデミー賞新人俳優賞・優秀主演男優賞。主な出演作に『ケイゾク』『外事警察』『パパ活』『警視庁いきもの係』など。特徴ある口調をモノマネもされる人気俳優。
【渡部篤郎さんのコメント抜粋】
主演の唐沢さんは数多くの名作を作りあげた方です。ご一緒させて頂くのは初めてですが、最高のエンターテインメントになるよう導いてくれます。素晴らしい原作、キャスト、スタッフに恵まれて、心より感謝しています。
及川光博(役:森川 雄一)
登場人物
森川 雄一(もりかわ ゆういち) …夏目、羽島の高校時代からの同級生。生命保険会社の調査部勤務。がん消滅を不審がる。
登場人物
及川光博(おいかわ みつひろ)…1969年10月24日生まれ。妻は女優の壇れい。愛称ミッチー。王子キャラとして独特のムードを醸し出す。『相棒』ではseason7~10に杉下右京の“相棒”神戸尊として出演。2017年の出演作は『A LIFE〜愛しき人〜』『明日の約束』など。
【及川光博さんのコメント抜粋】
僕と唐沢さんが同級生に見えるかどうかはさておき(笑)、日頃からプライベートで食事をご一緒する仲なので、その距離感を演技に活かせればと思います。渡部さんとの共演も久しぶり。3人の関係性が楽しみですね。先輩方の胸を借りて多くを学びたいと思います。
麻生久美子(役:夏目 紗季)
出典https://narrow.jp/talent/1069
登場人物
夏目 紗季(なつめ さき) …フリーライター。夏目典明(唐沢寿明)の妻。
登場人物
麻生久美子(あそう くみこ)…1978年6月17日生まれ。1998年の『カンゾー先生』の演技で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞を受賞。『時効警察』シリーズのコメディエンヌぶりも話題に。2017年はドラマ『この声をきみに』などに出演した。
渡辺麻友(役:水島瑠璃子)
登場人物
水島瑠璃子(26)(みずしま るりこ)…「第一中央生命株式会社」調査部で働く森川の部下。森川(及川光博)と共に保険金の生前給付を受けた末期がんの患者が完治した事案を担当。担当医だった夏目に疑いの目を向ける。
キャスト
渡辺麻友(わたなべ まゆ)…1994年3月26日生まれ。アイドルグループAKB48の元メンバー。本作が卒業後、ドラマ初出演となる。
吉田鋼太郎(役:榊原 一成)
出典http://www.horipro.co.jp/yoshidakoutarou/
登場人物
榊原 一成(さかきばら かずなり)…患者として夏目の診察を受ける患者。
登場人物
吉田鋼太郎(よしだ こうたろう)…1959年1月14日生まれ。舞台俳優として活躍。蜷川幸雄作品の常連。主なドラマ出演に『半沢直樹』『花子とアン』『東京センチメンタル』など。2018年4月クールは『おっさんずラブ』に出演。
りょう(役:宇垣 玲奈)
出典http://www.ken-on.co.jp/artists/ryo
登場人物
宇垣 玲奈(うがき れな) …湾岸医療センターの医師。がん寛解の謎に何らかの関連を持つ!?
登場人物
りょう…1973年1月17日生まれ。主な出演作に『ロングバケーション』『ラストクリスマス』『サプリ』『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』などがある。
北大路欣也(役:西條 征士郎)
出典http://www.horipro.co.jp/kitaoojikinya/
登場人物
西條 征士郎(さいじょう せいしろう) …夏目の尊敬する医師で、学生時代の担当教授。一人娘をがんで亡くしたことをきっかけに20年間消息不明となっていた。
登場人物
北大路欣也(きたおおじ きんや)…1943年2月23日生まれ。大河ドラマ『竜馬がゆく』、『子連れ狼』『三匹のおっさん』ほかドラマ・映画に多数出演の名優。CMの白戸家のお父さん犬(声)でも有名。2018年1月期は『海月姫』に出演。
SPドラマ【がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜】その他のキャスト
柴本幸(役:小暮麻里)
登場人物
小暮麻里…夏目が担当する末期がん患者だが、がんが消えた。
みのすけ(役:横山宗彦)
登場人物
横山宗彦・・・夏目が担当する末期の肺腺がん患者。生命保険金をもらうが治った。
SPドラマ【がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜】のあらすじ
主人公は、呼吸器内科医・夏目典明(唐沢寿明)!
評判高い優秀な医師だ。
舞台は、日本がんセンター。日本最高レベルのがん医療を提供する。
一方、夏目の親友で同僚の研究医・羽島悠馬(渡部篤郎)は、臨床せず研究熱心な変わり者。ひとりの羽島に夏目だけは交流を持ち助言を求める。
ある日も夏目は、羽島に相談していた・・・『末期がん患者のがんが消えたという謎』についてだ。
「がん消滅の罠」あらすじポイント①女性患者のがんが消えた!?
がんが消えたのは、小暮麻里(柴本幸)という女性患者。
肺にがんが広がる肺腺がんであった。
夏目が担当した時点では余命半年。生命保険の事前給付金も受け取っていた。
しかし半年後、麻里のがんはすべて消え去り、完全寛解!
夏目と羽島は、がん寛解について理由がわからない。
「がん消滅の罠」あらすじポイント②不審がる保険調査員
一方、麻里のがん寛解について、保険会社の調査部の森川雄一(及川光博)は不審がり、保険金詐欺を疑う。
【疑問点は3つ】
- 生命保険に加入後、8ヶ月という早さでがん発症
- 本人の収入の割合に比べて高額の保険に加入
- がんの完全寛解(ありえないため)
「がん消滅の罠」あらすじポイント③がん克服者がさらに!
夏目の患者がさらにもう一人、がんを克服。
横山宗彦(みのすけ)は、麻里と同じ末期の肺腺がんだった
しかも生命保険の生前給付金を受け取った後、がんが寛解した。
警察までが保険金詐欺を疑う事態になり、夏目は謹慎処分に!
夏目は、がん消滅の謎を独自に追うことに…。
「がん消滅の罠」あらすじポイント④殺人事件発生!
さらには殺人事件まで発生!夏目は警察から追われる。
夏目は、事件の背景に新進気鋭の病院・湾岸医療センターがあると気づく。
そこはフリーライターで夏目の妻・紗季(麻生久美子)が調べている病院だった。
湾岸医療センターの医師・宇垣玲奈(りょう)が、夏目と羽島の前に現れる。
背後には、夏目が行方を追い続けていた恩師・西條征士郎(北大路欣也)の影が見え隠れする。
果たして、『がん消滅の謎』とは医学の奇跡か、陰謀か…。
※「がん寛解」とは──
がんの症状が軽減される状態。がんが縮小し、症状が改善された状態を「部分寛解」。がんが消失し、検査値も正常を示す状態を「完全寛解」と言う。
出典TBS
SPドラマ【がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜】のみどころ
みどころ①原作は『このミス』大賞作品!
出典Amazon
原作は、岩木一麻による小説「がん消滅の罠〜完全寛解の謎」(宝島社)
第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞しました。
連続して起こるがん消滅は奇跡なのか陰謀なのか・・・。原作は「寛解」というがんの症状が軽減される状態を切り口に描かれる医療ミステリーです。
みどころ②岩木一麻の執筆動機とは?
テレビ「王様のブランチ」(2017年3月18日)に著者が出演した際に執筆動機を語っていました。
それは「がんを知ってもらいたいから」!
岩木さんは国立がん研究センターや放射線医学総合研究所で癌研究に従事。現在は医療系出版社に勤務していますが、ミステリーとしてなら知ってもらえると執筆したそうです。
また薬事日報のインタビューではこう語っています。
癌患者の方が仕事や生活をする上で不自由な環境があり、癌の発覚後に働けるのに、働きにくくなって仕事を辞めてしまうといったことも起きていると聞いています。癌という病気をミステリーの核に据えることで、例えば癌の専門書を手に取ることへの敷居が高い人たち、癌に興味がない人たちがこの作品を読んで、癌を知るきっかけになればと思いました。
がん=死という誤解があると言う岩木さん。
本作には、治療する方が生きやすくなるようにという思いが込められているのです。テレビドラマ化でがんについてさらに知ってもらえる機会になりそうです。
【補足】そもそも「このミス」とは…
そもそも『このミステリーがすごい!』大賞とは──
勘違いしている方も多いと思いますが、宝島社が1988年から発行しているミステリーのランキング本『このミステリーがすごい!』とは別モノ!
《このミステリーがすごい!大賞》といミステリー小説の新人賞(公募)のことで、「このミス」という略称で親しまれ、ベストセラー作家への登竜門となっています。
毎年1回の募集で、大賞賞金は小説新人賞の史上最高額1200万円!次が江戸川乱歩賞の1千万。その次は100~500万円前後なので「このミス」は破格!!
ちなみに「王様のブランチ」出演回(2017年3月18日)のインタビューによると、岩木一麻さんの賞金1200万円の使い道は・・・一部両親に送り、国立がん研究センターに寄付したという。自分は布団乾燥機を買ったとのこと。
2002年から創設された賞でこれまでの受賞作(金賞・大賞)は…
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- 『四日間の奇蹟』(浅倉卓弥)銀賞に『逃亡作法 – TURD ON THE RUN』(東山彰…のちに直木賞作家に!)
- 『パーフェクトプラン』(柳原慧)
- 『果てしなき渇き』(深町秋生)『サウスポー・キラー』(水原秀策)※同時受賞。
- 『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊)
- 『ブレイクスルー・トライアル』(伊園旬)
- 『禁断のパンダ』(拓未司)『屋上ミサイル』(山下貴光)※同時受賞
- 『臨床真理』(柚月裕子)
- 『トギオ』(太朗想史郎)『さよならドビュッシー』(中山七里)同時受賞。
- 『完全なる首長竜の日』 乾緑郎
- 『弁護士探偵物語・天使の分け前』
- 『生存者ゼロ』 安生正
- 『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』 (梶永正史) 『一千兆円の身代金』 八木圭一※同時受賞
- 『女王はかえらない』 降田天
- 『神の値段』[4] 一色さゆり 『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』(城山真一) ※同時受賞
- 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』[注 41][5] 岩木一麻
- 『十三髑髏』蒼井碧
「四日間の奇蹟」「チーム・バチスタ」「渇き(改題)」「リアル~完全なる首長竜の日~(改題)」「さよならドビュッシー」など映像化多数ですね。
みどころ③谷原章介が激賞!
出典scoopnest.com
「王様のブランチ」(2017年3月18日)にて、谷原章介さんは岩木さんに質問。
弱者救済と自分の目的のためなら何をしてもいいという対称的な部分があり、その悪魔的な面が今後描かれることはあるのでしょうか?
岩木さんは続編を意識して敢えて具体的には書いていない部分があると話していました。
谷原さんは作品の魅力的なキャラクターたちと著者にギャップを感じたと語っていました。
また、文庫本の帯に谷原さんの推薦コメントが寄せられ、
「二重、三重にも仕掛けられたトリックは衝撃的。
気持ちよく騙されました」
と激賞しています。谷原さんは「王様のブランチ」のブックコーナーで鋭く率直なコメントで親しまれていた方。熱いコメントに、ドラマも楽しみになりますね。
みどころ④豪華キャストが集結!
出典TBS
唐沢さんはいくつもの名作で主演を務めてきました。
今回と同じ医師役の山崎豊子原作『白い巨塔』で田宮二郎を演じた際には、以下のように絶賛されたという。
山崎さんは、唐沢版の最終回を見終わった後「21世紀の白い巨塔のキャッチフレーズに恥じぬことができたと確信した」とその演技を絶賛していた。
出典スポニチ
ほかに渡部篤郎、及川光博、生久美子、吉田鋼太郎、りょう、北大路欣也らが出演。
長編小説の実写化は、どうしてもカットして構成されるため敬遠する人もいるでしょう。ただ、この超豪華キャスト陣の演技合戦は必見です。
『ドラマ特別企画「がん消滅の罠」』は2018年4月2日(月)よる8時から3時間スペシャルで放送。注目です!
(記事内の画像出典:公式サイト)
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