映画【コーヒーが冷めないうちに】キャストとあらすじ!有村架純も泣いた感動作!
有村架純主演×塚原あゆ子監督(『アンナチュラル』『夜行観覧車』)×ベストセラー原作で話題の映画『コーヒーが冷めないうちに』!
ここからは、さらに詳しい登場人物・キャスト紹介や見どころをまとめます。
※基本的に映画版の情報です。原作の場合のキャラクター情報などはその旨をなるべく注記します。
映画【コーヒーが冷めないうちに】のキャスト(詳細)
有村架純(役:時田数)
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「コーヒーが冷めないうちに」クランクアップ。終わってしまった、寂しい。楽しい一ヶ月間、ありがとうございました
登場人物:時田 数(ときた・かず)…映画版の主人公。「ある席」で数がコーヒーを淹れると、タイムリープできる。そんな不思議な力の持ち主で、5代目。(なぜこの能力があるかは、”時田家の女の力”としか説明はない。映画では省かれたが7才以上でないと使えない。)
※原作では「ある席」に座る女をどかす裏技がある。数がコーヒーのお代わりをススメると、ワンピースの女は断れないルールのため、何杯も飲んでトイレに行く。映画でも描かれたがルールとは紹介しなかった。
キャスト:有村架純(ありむら・かすみ)…本作の主演俳優。
有村さんは、番宣活動でテレビ出演・雑誌インタビューに精力的に取り組んでいます。以下、印象的なコメントを抜粋しながら紹介します。
①有村架純曰く、数はバランスが難しい役!
原作では、数の義理の姉も主人公クラス。数の従兄(じゅうけい、いとこ)のマスター・時田流の妻・計(けい)が頻繁に登場します。しかし映画版では計が(存在そのものが)いない設定。
そのため数役の有村架純曰く、数は「(義姉と)合わさった役」という印象とのこと。原作の数は人に対して閉じたキャラ、その反面、義姉の計は心を開いているキャラ。
有村架純さんは、映画版では、柔らかさと謎が合わさるキャラ・数に対してバランスが難しい、と感じていたようです。だから監督と相談して、映画の序盤はミステリアスな演技にして、タイムリープは仕事だからと感情を抑えた演技にしたとのこと。
その後の変化の伏線になるという思いで演じていたそうです。必見ですね。(オフィシャルブックより)
②「コーヒーが冷めないうちに」は毎回ちがう?
有村架純さん曰く、タイムリープの儀式の時のセリフ「コーヒーが冷めないうちに」は毎回ちがうとのこと。誰に言うかで感情が違うはずなので言い方・目線を変えていたそうです。
平井(吉田羊)には過去から帰ってこられるように”ちゃんと伝えたい”。けれど、房木(松重豊)は必ず現代に戻ってくるはずだから″少し投げかける”感じなど…。
ただし前述したように抑えた演技のため、心の葛藤を表現するのは凄く難しかったようです。
映画を観る前の方は同じセリフでも違うことを念頭に置いて、有村さんの表情に注目してみては?観た方は2度目の鑑賞時に注目を!
③有村架純のマイルール
有村架純から見た共演者・伊藤健太郎の印象は「21歳なのに凄く落ち着いているけど、愛されキャラ。たまに見せる21歳の等身大の感じがくすぐられる」とコメント。(公式本でも、「健太郎さんはとてもまっすぐ。自分の気持ちも引っ張られました」と語っている)
有村架純は、ジャルジャルの福徳秀介と出身地が同じ兵庫県。中学の母校の文化祭にジャルジャルが来てくれた。その時、「鼻くそ」のネタをしていたことを覚えていて、インタビュアーの福徳に教えた。福徳の尖ってる時らしい。
役づくりのマイルールは「まとめる」…役の特徴やバックボーンなどをノートに書き出してまとめる。
演じる上での苦労・工夫した点は「コーヒーの淹れ方を練習」「お客さんに介入しすぎない距離感を気を付けた」(「アカデミーナイトG」2018.9.19より)
④有村架純、モニタリング出演!
・映画の番宣で「ニンゲン観察!モニタリング」(2018.9.20)に出演。番宣もはさみながら、キッチンカー店員になった。玉子焼きを焼くと、お寿司屋さんでバイトしていた時に玉子焼きを焼いているのを近くで見ていたと明かした。
…ほかに有村架純が握ったハート型おにぎり、タコさんウインナナーや唐揚げ入りで、1000円の架純弁当を販売。愛情弁当(1500円)はベンチに届けて隣りで会話しながら食べられる。男性たちはメロメロでした。
⑤有村架純の撮影苦労話
有村架純さんは水が苦手で泳げない、そうです。
タイムスリップのシーンは実際に水に飛び込んで撮影。2メートルぐらいの深い水槽のため、浮かないように重りをつけて潜ったという。
しかし苦手なことを言わず、いけるだろうと挑んだら1回目で凄い恐怖になった。
服のまま3回潜って、2回目からは時間かかったという。
映画の仕上がりは「すてきな絵にしてくれてホッとしました」という。(2018.9.21「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」TBSラジオ出演回 / 映画公式本より)
⑥有村架純、初日舞台あいさつにて…
有村架純が、映画『コーヒーが冷めないうちに』初日舞台あいさつに登壇。
・初日を迎えた感想は?
「すごく嬉しいです。映画ってだいたい1年温める期間があったりするんですけど、こんなに早く作品をお届けすることができるなんて思ってもなかったので、公開日を聞いたときはすごくびっくりしたんですけど、でもあっという間ですね、その日が来るのって」
「本当にこんなに贅沢な時間があるんだろうかと思うくらい贅沢で、皆さんそれぞれの取り組み方で役と向かい合っていらっしゃっていて、その姿勢を見ながら勉強させていただきました。私が演じた数は、物事を客観的に見ることが多かったので、すごくおいしいなあと思いながらヒッソリ見ていました」
・「人生が変わったと思った瞬間は?」と質問されて…
「このお仕事を始めたことですね。15歳でお芝居をしたいと思って、いろいろなオーディションを受けるようになったのですが、それがなかったら今ここにはいないと思います」とコメント。
・女優を志すきっかけは…
「突然ですね。中学3年生の時に、ドラマを見ていたら突然『こういうお仕事がしたい』と興味を持つようになったのがキッカケです」
「その頃から比べると、今は本当に毎日が夢のようですね。くじけそうになっても『私は何のために東京にいるんだ』ってと思って(笑)、思い出しますね」
・伊藤健太郎とのシーンについて
「公園のシーンはすごくアドリブも多かったんですけど、そこの空間は日本で1番平和なんじゃないかと思うような空間でした」
伊藤健太郎(役:新谷亮介)
登場人物:新谷亮介(しんたに・りょうすけ)…映画オリジナルのキャラクター。人付き合いが上手く友達も多い大学生。
計に一途(いちず)に想いを寄せている。フニクリフニクラのルールを知らないため新鮮に驚く、映画の観客と同じ立場でもある。
キャスト
伊藤健太郎(いとう・けんたろう)…本作公開時の年齢は21才。以前の芸名は「健太郎」。
・新谷がいつ数を好きになったのかは、演じた伊藤健太郎によると最初にお釣りをもらった時。はじめは可愛いと思って、大みそかの花火大会の時に好きがマックスになったそう。
・伊藤健太郎から見た有村架純は、年下なので恋人役は大丈夫か不安だったが「近くにいてくれた、距離感が…」という。有村架純の提案でまず敬語をやめたという。
・役つくりのマイルールは「無になる」…一度自分を無にして様々な人から仕草などを組み合わせて役を作る。
・新谷亮介役を演じる上での苦労した点は、「数との対比・差を出したいと思った。大学の仲間と数ちゃんの前の新谷の違いも意識した」
伊藤健太郎は不良?
伊藤健太郎が夢だったという「A-STUDIO」(2018.9.14)初出演時のエピソードを紹介!
・中高のころの恩師(中学の担任:文元〈ふみもと〉先生、高校の学年主任・飯塚先生)によるとドラマ「昼顔」ほか、伊藤健太郎は「不良役を地で演じている」という。けれど「昔の不良だから弱いものいじめはしない」
・高校時代は応援団の団長を務める。当時、芸能の仕事もしていたが、2つできないと芸能界できないから、と飯塚先生が言って応援団長を続けた。
・副団長は川崎陸登(りくと)で、ともに池袋でナンパした(高校時代)。誰もひっかけられず陸登と仲良くなった。いつも一緒にいる親友のひとり。
・9才上の姉・麻里がいる。両親が共働きのため、育ててもらった。三重県に祖母・ヨリちゃんがいる。
・料理を家族に絶賛されている。本人曰く、元々、図工が好きだからその延長だという。
・伊藤家に、親友たちが窓から入ってきて集まってくる。
・伊藤家の掟(おきて)…あいさつはハグ。/幼少期、姉に箸置きの裏を毎回見せられて、10秒以内にハグしないと呪われると言われハグしていた。
・17歳の頃、初演技で初キスシーンをした。撮影を円滑に進めることだけを考えていた。
・『コーヒーが冷めないうちに』の赤ちゃんの笑顔を鶴瓶が絶賛。
・芸能界への道:高校2年の時、蜷川幸雄の舞台のオーデイションで落選。皆がマジでやっているのを目の当たりにして悔しくなり、その後、納得いくまで続けた。「昼顔」は8回目の挑戦。18歳の時に続けていこうと決意。
・母によると「健太郎」の名前は、健=高倉健、太=菅原文太、郎=石原裕次郎からつけた。
波瑠(役:清川 二美子)
登場人物
名前:清川 二美子(きよかわ・ふみこ)
住居:1LDK(家賃10万円)
家族構成:父・母・妹・弟
職業:医療系大手IT企業、営業職
特技:6か国語を話せる
経歴:
・1990年生まれ。
・1994年、幼稚園で五郎(演:林遣都)と出会う。
・2008年、有名私大(原作では早稲田大学)に入学、五郎と離れ離れになる。
・2012年、同大学を主席で卒業(原作小説)、IT系企業に就職
・2018年、五郎にアメリカ行きを告げられる。
キャスト
波留(はる)…1991年6月17日生まれ。高視聴率を獲得したNHK朝ドラ『あさが来た』主演で知名度を上げる。以降『お母さん、娘をやめていいですか?』『あなたのことはそれほど』『未解決の女 警視庁文書捜査官』『サバイバル・ウェディング』などに主演し活躍中。
『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(関西テレビ)で民放連続ドラマ初主演した際に、林遣都と共演している。
林遣都(役:賀田多 五郎)
登場人物
名前:賀田多 五郎(かただ・ごろう)
年齢:28歳
家族構成:父・母・姉
職業:システムエンジニア
夢:アメリカで働く
経歴:
・1990年生まれ
・1994年、幼稚園に入園し、二美子(演:波瑠)と出会う。
・2008年、得意の理系科目を生かして私立大学に入学(二美子とは別の大学)。
・2012年、医療系企業にシステムエンジニアとして入社。
・2018年、恋人の二美子に「アメリカに行く」と告げる。
キャスト
林 遣都(はやし・けんと)…1990年12月6日生まれ。2007年、映画『バッテリー』の主演で俳優デビュー。主なドラマ作品に『荒川アンダー ザ ブリッジ』 『小公女セイラ』 『火花』 などがある。
2018年4月期のドラマ『おっさんずラブ』では主演・田中圭の恋の相手役を好演。同ドラマの演技で、第22回日刊スポーツドラマグランプリの春ドラマ・助演男優賞を受賞している。
深水元基(役:時田 流)
登場人物
名前:時田 流(ときた・ながれ)
年齢:34歳
家族構成:父、母(原作では病気を患う妻「計」がいて、娘・ミキも生まれる)
職業:喫茶店マスター
特技:料理
経歴:
・1984年生まれ
・2002年、高校を卒業。フニクリフニクラで働く。
・2012年、父からフニクリフニクラのマスターを継ぐ
キャスト
深水 元基(ふかみ・もとき)…1980年1月20日生まれ。学生時代からファッションモデルとして活動。2000年にテレビドラマデビュー。主な出演作に『サラリーマンNEO』『みんな!エスパーだよ!』 『クローズZERO』『新宿スワン』など。
松本若菜(役:平井久美)
登場人物
名前:平井 久美(ひらい・くみ)
年齢:28歳
家族構成:父・母、姉(八絵子)
職業:旅館「宝蔵(たかくら)」若女将
夢:姉と一緒に旅館を経営すること
経歴:
・1990年生まれ
・2005年、姉が実家を飛び出す
・2008年、高校卒業。実家の旅館の仲居として働く。
・2010年、若女将になる。姉の邪魔にならないように姉の店でなく、フニクリフニクラで頻繁(ひんぱん)に待ち伏せする。
・2018年、交通事故に遭う
キャスト
松本 若菜(まつもと・わかな)…1984年2月25日生まれ。2007年、『仮面ライダー電王』で女優デビュー。
姉妹役の吉田羊とは『コウノドリ(第2期)』(TBS)『コールドケース2 〜真実の扉〜』 第5話(WOWOW)などで共演している。
薬師丸ひろ子(役:高竹佳代)
登場人物
名前:高竹佳代(こうたけ・かよ)
年齢:46歳
家族構成:夫(房木)
職業:元・ツアーガイド(原作では近所の総合病院の看護師)
特技:(以前は)人の名前と顔を覚えること
経歴:
・1972年生まれ
・1990年、高校卒業。ツアーガイドとして働き始める。
・1996年、房木と結婚。プロポーズは房木から。
・1999年、一戸建て購入(25年のローン)
・2015年、若年性アルツハイマー病と診断される(原作では夫がこの病気になる)
・2016年、ツアーガイドを退職(病気の進行のため)
・2018年、フニクリフニクラに毎日、通っている。房木のことは担当の看護師と思っている。
キャスト
薬師丸 ひろ子(やくしまる・ひろこ)…1964年6月9日生まれ。中学1年の時『野性の証明』でデビュー。以降『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『Wの悲劇』『今度は愛妻家』などに主演。10代から角川映画などで人気を博したが、2018年も人気女優として第一線で活躍中。
吉田羊(役:平井 八絵子)
登場人物
名前:平井 八絵子(ひらい・やえこ)
年齢:33歳
家族構成:父・母・妹(久美)
職業:スナックのオーナー兼ママ
出身:宮城県仙台市
経歴:
・1985年生まれ
・2003年、女子のみの私立高校を卒業。実家の旅館で仲居として働き始める。
・2005年、実家を飛び出し、スナックのチーママになる。
・2006年、同店にて雇われママとなる。
・2011年、26歳の時、自分の店「スナック・アリゾナ」を開店
※原作では髪にカーラーを付けっぱなしというラフなスタイル。ドラマ衣装では省かれたが、水中メガネを用意する(=吉田羊のアイデア)などお茶目な点は同じ。
キャスト
吉田羊(よしだ・よう)…2月3日生まれ。年齢非公表。朝ドラ『純と愛』人気ドラマ『HERO 第2シリーズ』などで注目された。主演ドラマに 『コールドケース 〜真実の扉〜』 『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』 などがある。
本作主演・有村架純とは『映画 ビリギャル』(2015年5月)にて親子役で共演している。有村架純について「ますますどっしりとした安定感のある女優になったんだな」とコメントしている。(公式本インタビュー)
松重豊(役:房木康徳)
登場人物
名前:房木康徳(ふさぎ・やすのり)
年齢:52歳
家族構成:妻・高竹佳代
職業:総合病院の看護師
気になること:糖分の取りすぎ
経歴:
・1966年生まれ
・1988年、公立大学の薬学部を卒業。製薬会社の営業職で働き始める。
・1996年、妻・佳代と結婚。外堀を埋められて房木からプロポーズした。
・1999年、33歳の時、妻の後押しで、製薬会社を退職。准看護学校に通いながら看護助手として働く。
・2004年、38歳の時、看護師になる。
・2015年、妻の認知症に気づき、看護師として寄り添い始める。
キャスト
松重 豊(まつしげ・ゆたか)…1963年1月19日生まれ。2012年、『孤独のグルメ』で連続テレビドラマ初主演。長期シリーズ化され当たり役となる。ドラマ『バイプレーヤーズ』の主要キャストに選ばれるなど名脇役のひとり。
本作の塚原あゆ子監督とは『重版出来!』『アンナチュラル』などで一緒になっている。
石田ゆり子(役:謎の女)
登場人物:謎の女…時間を行き来できる「ある席」で本を読んでいる女。(原作の白いワンピースの女=幽霊に相当か?)
キャスト
石田ゆり子(いしだ・ゆりこ)…1969年10月3日生まれ。1993年、連続ドラマ『彼女の嫌いな彼女』でドラマ初主演。以降、多数出演しているが、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年10月期)で再注目される。フォトエッセイの『Lily ―日々のカケラ―』(2018年1月)もベストセラーになるなど安定の人気。
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