映画【HANA-BI】のキャストとあらすじ!北野武×大杉漣の名作を特別追悼企画で放送!
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大杉漣さん追悼番組として、テレ東が大杉漣×北野武監督の名作映画【HANA-BI】を急遽放送!
今回は大杉漣さんの静かで成熟した演技が感動的な映画【HANA-BI】のキャストとあらすじについて!
北野武監督×大杉漣/映画【HANA-BI】の基本情報
監督・脚本・編集・挿入画:北野武
音楽:久石譲
撮影:山本英夫
照明:高屋齋
美術:磯田典宏
録音:堀内戦治
助監督:清水浩
音響効果:帆苅幸雄、岡瀬昌彦
特殊メイク:原口智生
ガンエフェクト:納富喜久男
プロデューサー:森昌行、柘植靖司、吉田多喜男
協力プロデューサー:石川博(テレビ東京)、古川一博(エフエム東京)
北野武監督×大杉漣/映画【HANA-BI】
の受賞経歴
映画【HANA-BI】は、北野武監督作品のすばらしさを世界的に知らしめた作品です。
- ヴェネツィア国際映画祭・グランプリ(金獅子賞)
- ヨーロッパ映画賞 インターナショナル映画賞
- ニューヨーク映画祭・ヨーロピアン・アカデミー賞「スクリーン・インターナショナル賞
- サンパウロ国際映画祭・批評家賞
- オーストラリア映画批評家協会賞・外国作品賞
- 第53回毎日映画コンクール・日本映画優秀賞
- 報知映画賞 邦画部門・最優秀作品賞、最優秀監督賞
- 第41回ブルーリボン賞・作品賞、監督賞
- 第22回日本アカデミー賞(最優秀賞/音楽賞/優秀賞 -/作品賞/監督賞/脚本賞/主演男優賞/主演女優賞/助演男優賞/撮影賞/編集賞/照明賞/音響賞)
- 第8回東京スポーツ映画大賞・作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞
- 第72回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位
- 第20回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン第3位
北野武監督×大杉漣/映画【HANA-BI】のキャストと登場人物
朝日デジタル ©1997バンダイビジュアル・テレビ東京・TOKYO FM/オフィス北野
ビートたけし(役:西佳敬)
刑事という使命にただ走り続けてきた男。突然訪れた子供の死、妻の入院に戸惑う中「見舞いに行け」と自分の身代わりに張り込みを買って出た同僚・堀部(大杉漣)が犯人に銃撃されて下半身不随に。贖罪の意を込めて新しい人生を歩き始める。
岸本加世子(役:西美幸)
西佳敬の妻。かつて幼い娘と死別したことからほとんど話せない状態。不治の病を患っている。少しずつ生命を失って(枯れて)行く花に、水をやり続ける。西とふたりで旅に出る。
大杉漣(役:堀部泰助)
西(ビートたけし)の相棒的刑事。西とは中学からの同級生で妻も友人同士。多忙なことを理由に妻を見舞わない西に代わり張り込みする中、殺人犯(薬師寺保栄)に銃撃され下半身麻痺に。妻子に見捨てられたショックで自殺も図るが、西の勧めによる絵画製作により「生きること」を再考する。
寺島進(役:中村靖)
西が刑事をしていたころの部下。西の退職後、結婚しようとするが、半身不随となった堀部(大杉漣)の家庭環境の変化を見て結婚観が揺らぐ。
芦川誠(役:田中)
西が刑事をしていたころの部下。凶悪犯(薬師寺保栄)の銃弾に倒れ、殉職。
薬師寺保栄(役:凶悪犯)
西(ビートたけし)や堀部(大杉漣)が追う凶悪犯。堀部ら自分を捕まえようとする刑事たちを銃撃。西よりその復讐として銃で撃たれ死す。
北野武監督×大杉漣/映画【HANA-BI】のあらすじ
凶悪犯(薬師寺保栄)の張り込みに向かう、西(ビートたけし)、堀部(大杉漣)、田中(芦川誠)。
張り込み現場が西の妻の入院先と近かったため、堀部は西に見舞いに行くように促す。
しかし、張り込みがバレた堀部は凶悪犯の銃弾に倒れる。
「堀部さんが撃たれました!」・・・診察室に駆け込んできた中村(寺島 進)の報告を聞き、現場へ急ぎながら、西(ビートたけし)はいいようのない怒りに駆られていた。その日、西は堀部(大杉 漣)の好意に甘えて張り込みを彼に任せて妻を病院に見舞っていたのだ。数ヶ月前に可愛い盛りのこどもを失ってから、妻は体調を崩して入院していた。しかし会っても話すことは何もない。話すという習慣がいつしか失われ、面と向かうと言葉が見つからないし、西にしても子を喪ったショックは十分癒えているわけではない。追い討ちをかけられるように西は妻の病状を知った。妻の体は不治の病に冒され、しかも末期の症状だという・・・。
地下街で犯人(薬師寺保栄)を見つけて組み伏せたものの、田中(芦川 誠)と中村が銃弾に倒れ、気がついたら西は犯人に最後の弾丸まで撃ち込んでいた。それまで少しづつ積み重ねてきたいらだちが暴発したように。引き金となったのは自分の近しい者が、次々と奪われて行く悲しさだったのかもしれない。こどもを失い、部下を失い、そして妻までも・・・。
数ヶ月後、一命はとりとめたものの堀部は下半身不随となり、車椅子の生活を送っている。「俺がこんな体になって、直らないと分かったら、女房の奴、子供を連れて出てっちゃった。夫婦なんて分からないもんだよな」。絞り出すような堀部のつぶやきを聞きながら、西には返す言葉がない。堀部は他でもない自分の身代わりで、こんな体になってしまったのだ。
それから間もなく西は刑事の職を辞した。堀部だけではない殉職した田中の、まだ若い妻(大家由祐子)のことも気になる。すべては自分が原因だ。そんな罪悪感に西はさいなまれ続けていた。絵を描くことで生きる喜びを見い出した堀部に画材一式を送り、田中の妻に当座の費用を用立て、そして妻と残り少ない生活のために、ヤクザから金を借りた西は、東城(白竜)を先頭に立てた執拗な追い立てを振り切り、妻とふたりきりの旅に出る・・・。引用:オフィス北野
北野武監督×大杉漣/映画【HANA-BI】の感想
久しぶりに拝見しました。印象的なカットワークの連続。セリフがとても少ないこともあり、一瞬も目が離せない映画でした。
大杉漣さん追悼でテレ東で放送していた「HANA-BI」観ました。初めてだったんですけど、あんまりにも凄い映画だったんでまだ引きずっている。夫婦愛という普遍のテーマへのアプローチの仕方、暴力の立ち位置、鮮やかな花、極端に少ない科白、繊細な絵、無駄の一切ないカットの数々。
— つばめ (@062209kg) 2018年2月25日
僕にとって大杉漣さんといえば北野映画の名作『HANA-BI』の堀部刑事役。震えるほど素晴らしい演技でした。
大杉さん曰く「撃たれたあとの堀部は、バイク事故のあとのたけしさん自身だったのかも知れません」https://t.co/V41crGKdmK— chaaka (@chaaka_jp) 2018年2月21日
「撃たれたあとの堀部は、バイク事故のあとのたけしさん自身だったのかも知れない」とは、深い!
大杉漣さんの演技はすばらしかったですね。ただ絵を描いていたり、車椅子で海を見ているだけでも、哀愁とか悲哀とかひとことで説明できないあの佇まい。感動しました。
大杉漣さんの急逝で途方にくれる僕たちは「HANA-BI」の元刑事にも通じる。人生は限られているのは分かっているけれど何をしたらいいのかはわからない。わかっているひとは幸せ。 pic.twitter.com/bhd4SNpbwA
— takehi (@takehi1009) 2018年2月24日
たしかに大杉漣さんのように、さっきまで元気で生きがいもやりがいもたくさんあって、人生を楽しんでいた方が急に亡くなる、という事実を目の前にすると、人生について考えさせられますね。
HANA-BI
大好きな漣さんと寺ちゃんのシーン。
若いなぁー。#大杉漣#大杉漣さんありがとう#HANA-BI pic.twitter.com/ijkMk8cF2D— 桐 (@SaVrBLtXV45lfwG) 2018年2月25日
大杉漣さんも、寺島進さんも、たけしさんも、そして岸本加世子さんも若い!
HANA-BI:
やはり、「自決」な最期なんだ。
西美幸の最後のコトバが切ない...
(´;ω;`)。oO( 劇中の堀部さん画は武さんの描画なんだね♪ 大杉漣さんに対しまして、謹んで哀悼の意を表します。 哀悼。 )— Hikaru Kameyama (@akame2001) 2018年2月25日
言葉を失くしていた岸本加世子さんの最後のセリフ「ありがとう」「ごめんね」。
人生を終えるときに言いたい言葉はこの2つかもしれないなと思いました。
岸本加世子さんがたけしさんが打ち上げ花火の打ち上げに失敗したときに吹き出したかわいらしい笑顔も忘れられません。
北野武監督映画【HANA-BI】の視聴率
北野武監督映画【HANA-BI】の視聴率はわかり次第更新します。
北野武監督映画【HANA-BI】のまとめ
自分の身代わりで凶弾に倒れ下半身不随になってしまった同僚・堀部。
殉職した部下・田中(芦川誠)や中村(寺島進)へのやりきれない思いを抱えながら、銀行強盗で資金を調達して不治の病を患う妻・美幸(岸本加世子)と旅に出る西(ビートたけし)。
非情なバイオレンスシーンは多々あるものの、人間の悲しみや切なさを静かに描いた作品です。
大杉漣さんもビートたけしさんも若い!
大杉漣さんとビートたけしさんの静かな名演技、輝いていました。
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