空前のメガヒット海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」って何がすごいの?

全世界が熱狂する空前のメガヒット海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。最近、海外ドラマと聞くと必ず耳にする作品ですが、結局のところ何がどうすごいの?と疑問に思っている方々も多いはず・・・そこで今回は「ゲーム・オブ・スローンズ」が星の数ほど存在する海外ドラマの中で大きな注目を集めている理由とその魅力について徹底解剖!

目次

「ゲーム・オブ・スローンズ」作品情報

放送:2011年〜

製作国:アメリカ/イギリス

放送局:HBO

原作:ジョージ・R・R・マーティン

「ゲーム・オブ・スローンズ」あらすじ

物語の舞台となるのは、架空の大陸ウェスタロス。その大陸に存在する七つの王国を支配する”鉄の玉座”を巡る激しい覇権争いが幕を開けようとしていた。

北部の領主スターク家のエダード・スタークは、かつての戦友ロバート・バラシオン王の名により、王都(キングズランディング)へと就く。

一方、かつて七王国を支配していたターガリエン家の末裔デナーリスとヴィセーリスは、王都から遠く離れた地で”鉄の玉座”を奪還すべく動き出す。

時を同じくして、ウェスタロス最北部に築きあげられた”壁”の向こう側では数千年に一度の変事が起きていた。”ホワイトウォーカー”と呼ばれる謎の種族たちの存在が徐々に明るみに出ようとしているのだった。

果たして熾烈な覇権争いを制するのは、いったい誰なのか・・・。そして、壁の向こう側から迫り来る本当の恐怖とは?

壮大なスケールで描かれる、超大作ドラマ

「ゲーム・オブ・スローンズ」は1996年にジョージ・R・R・マーティンが発表した「氷と炎の歌」を原作としています。全5作が現在出版されており、全世界でシリーズ累計6000万部を売り上げる大ベストセラーとなっています。当初は3部作の予定だったそうですが、物語がどんどん広がっていき、最終的には7部作になることが明かされています。TVシリーズの方ではすでに原作の先を行くストーリーが展開されていますが、評価は落ちるどころかむしろ右肩上がりといったところ。

そんなジョージ・R・R・マーティンが描き出す壮大な世界観を映画級のスケールで映像化したのが、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。なんと、一話あたりの製作費およそ1000万ドル!1シーズン約10話のシリーズのため、すごい数字がはじき出されるわけです。いくらハリウッドだからといってTVシリーズでのこの数字は異例で、放送局であるHBOの力の入れ様を感じさせる次第であります。最新のVFXを駆使した驚異の特殊効果も去ることながら、気に入ったロケ地があればどこへでも飛んで行き、撮影を敢行するチーム、スタジオにセットを建設する唯一無二の彫刻家たちなど、本作に関わる全てのスタッフが全力で作品作りに励んでいるという事実も、その映像からは伝わってくるのです。

驚異の視聴率で新記録を樹立!

2011年の放送開始以来、アメリカを初め、全世界が熱狂している「ゲーム・オブ・スローンズ」ですが、やはりその視聴率もケタ違い!最新シーズンである「第七章:氷と炎の歌」では、放送局であるHBOの視聴率新記録を樹立!前シーズンよりも800万人多い数字だったと言います。

HBOという放送局はアメリカのケーブルTV局で、視聴者から徴収した契約料で作品を製作しています。それを考えると、いかに契約者が多いかを実感させられますね。同局が製作した海外ドラマとして有名なのは「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」など名作ぞろい。この作品群の中で歴代最高視聴率を記録したわけですから、その圧倒的な人気ぶりが伺えますね。

TV界のアカデミー賞総なめ!受賞歴がすごい!

「ゲーム・オブ・スローンズ」は受賞歴もすごいことになっています。アメリカTV界最高の栄誉であり、TV界のアカデミー賞と称されるエミー賞を毎年席巻することでも有名。

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近年では2015年の第67回エミー賞で作品賞を含む12冠を達成!67回もの歴史を誇る同賞において歴代最多記録を更新しました。そのため、アメリカでは「ゲーム・オブ・スローンズ」がノミネート対象に含まれている年は主要部門を諦める傾向もあるとかないとか。

その他にもゴールデン・グローブ賞やサターン賞など、権威あるアワードで数多くの賞を受賞しています。

海外ドラマの歴史を変えた”日米完全同時放送”

「ゲーム・オブ・スローンズ」はアメリカだけで大きな話題となっているわけではありません。ここ日本でも現在ファンが急増中で、シーズンを重ねる毎に話題に上がることが多くなっています。それを証明するかのごとく、「ゲーム・オブ・スローンズ」は昨年、海外ドラマの歴史を大きく変えるとある出来事を起こしたのです!それが日米完全同時放送!

今まで海外ドラマというのは全米で放送後、半年もしくは1年ほど待たないと新シーズンを観ることができませんでした。そんな海外ドラマファンにとっては泣きたくなるような”あるある”を変えたのが「ゲーム・オブ・スローンズ」でした。なんと、BS10スターチャンネルがアメリカと全く同じ時間に日本でも放送するという手段に出たのです!これまでならまずありえなかったことで、日本全国の海外ドラマファンに衝撃を与えたのです。

これにより海外ドラマの放送形態というものも変わりつつあり、日本における海外ドラマの歴史を大きく変えた作品としても歴史に名を刻むことになったのです!

誰に感情移入するかで楽しみ方は無限大!個性豊かな登場人物たち

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スターク家

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エダード・スターク (演:ショーン・ビーン)

北部の最上位貴族でウィンターフェル城の城主。戦友である七王国の王ロバート・バラシオンの”手”を務めるため、王都(キングズランディング)へと向かう。

ショーン・ビーンは、1959年4月17日イギリス生まれ。ロンドン王立演劇学校(RADA)で演技を学んだ後、1984年に「ウィンターフライト」で映画デビュー。1995年の「007 ゴールデンアイ」や2001年の「ロード・オブ・ザ・リング」ボロミア役など、ハリウッド大作で悪役を演じることが多く、そのほとんどが死亡するキャラクター。「ゲーム・オブ・スローンズ」出演後は善玉キャラとして再びブレイクを果たし、多くの作品に出演しています。

キャトリン・スターク (演:ミシェル・フェアリー)

エダードの妻。子供たちを愛するが故に無謀な賭けに出ることもしばしあるが、夫や息子を陰ながら支える。

ミシェル・フェアリーは、1964年1月17日北アイルランド生まれ。主に舞台で活躍後、イギリスの映画やTVドラマに出演するように。2010年の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」ではハーマイオニーの母を演じたことで知られています。近年は「SUITS/スーツ」や「24 リブ・アナザー・デイ」などアメリカのTVドラマにも多く出演しています。

ロブ・スターク (演:リチャード・マッデン)

スターク家の長男。そのカリスマ性と指揮能力を活かし、後に”北の王”として君臨する。

リチャード・マッデンは、1986年6月18日スコットランド生まれ。この「ゲーム・オブ・スローンズ」で大ブレイクを果たした俳優の一人で、2015年の「シンデレラ」ではキット王子役に抜擢され、そのあまりにも美しい瞳が大きな話題を集めました。

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サンサ・スターク (演:ソフィ・ターナー)

スターク家の長女。野心家でロバート王の息子であるジョフリーとの結婚を望み、王都(キングズランディング)へ。そこで待ち受けていた想像を絶する日々とは?

ソフィ・ターナーは、1996年2月21日イギリス生まれ。2011年に「ゲーム・オブ・スローンズ」でデビューを飾り、その奥行きのある演技が評価され、2016年「X-MEN:アポカリプス」にジーン・グレイ役で抜擢。2018年公開の「X-MEN:ダーク・フェニックス」にも再び同役で出演予定。

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アリア・スターク (演:メイジー・ウィリアムズ)

スターク家の次女。男勝りな性格で、騎士になることを夢見る。兄ジョンからもらったニードルという剣を携行。

メイジー・ウィリアムズは、1997年4月15日イギリス生まれ。2011年「ゲーム・オブ・スローンズ」で女優デビュー。シーズンを重ねる毎に逞しくなっていくアリアを渾身の演技で演じ、高い評価を得ています。アメリカのTVドラマで子供が人を殺めるシーンを初めて演じた子役でもあります。2016年のエミー賞では助演女優賞にノミネートされました。

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ブラン・スターク (演:アイザック・ヘンプステッド=ライト)

スターク家の次男。活発な少年であったが、姉サーセイとの関係を目撃されたジェイミー・ラニスターにより塔の上から突き落とされ、下半身不随に。彼が夢の中で出会う”三つ目の鴉”の意味とは?

アイザック・ヘンプテッド=ライトは、1999年4月9日イギリス生まれ。「ゲーム・オブ・スローンズ」で俳優デビュー。演じるブランと同じように大人へと成長を遂げていきます。

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ジョン・スノウ (演:キット・ハリントン)

エダード・スタークの落とし子。叔父ベンジェンの誘いで、冥夜の守人(ナイツウォッチ)になる為、”壁”を目指す。剣術に長け、正義感が強く、常に信念を貫こうとする。その出生には大きな謎を持つ。総帥から譲り受けたヴァリリア鋼の剣ロングクロウを携行。

キット・ハリントンは、1986年12月26日イギリス生まれ。父方は代々準男爵や政治家を輩出してきた名門一族で、英国王チャールズ二世の子孫にあたる。母国イギリスの舞台で活躍後、「ゲーム・オブ・スローンズ」で本格的な俳優デビュー。そのイケメンぶりと確かな演技で人気を博し、「ポンペイ」や「SPOOKS/MI-5」といった主演映画が数多く製作されるように。2018年には自らの先祖を映像化した最新主演ドラマ「ガンパウダー」が放送開始予定。

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ラニスター家

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ジェイミー・ラニスター (演:ニコライ・コスター=ワルドー)

ラニスター家の長男。かつて”狂王”と恐れられたエイリス・ターガリエンを殺害した為、”王殺し(キングスレイヤー)”の異名を持つ。双子の姉サーセイとは特別な関係にある。

ニコライ・コスター=ワルドーは、1970年7月27日デンマーク生まれ。北欧で舞台を中心に活躍後、2001年のリドリー・スコット監督作「ブラックホーク・ダウン」よりハリウッドへ進出。2011年より「ゲーム・オブ・スローンズ」へ出演以降は「ダメ男に復讐する方法」や「キング・オブ・エジプト」など主演作も多く製作されるようになりました。

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サーセイ・ラニスター (演:レナ・へディ)

ラニスター家の長女。自らの地位と権力を守るためなら手段を厭わない冷酷な王妃。ロバート王の妻で3人の子供がいるが、全員が弟ジェイミーとの子供。

レナ・へディは、1973年10月3日イギリス生まれ。1992年に映画デビューを飾り、2006年の「300〈スリーハンドレット〉」や2008年放送開始の海外ドラマ「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」などで有名に。「ゲーム・オブ・スローンズ」では女優魂を感じさせる体当たりの演技を披露しています。

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ティリオン・ラニスター (演:ピーター・ディンクレイジ)

ラニスター家の次男。周囲からは小鬼(インプ)と蔑まれているが、その優れた知性を活かし、幾つもの難局を乗り越える。「ゲーム・オブ・スローンズ」最重要キャラクターの一人。

ピーター・ディンクレイジは、1969年6月11日アメリカ生まれ。その小さな体格を活かし役者を目指すことを決意した彼は、1991年に俳優デビュー。「エルフ 〜サンタの国からやってきた〜」や「ペネロピ」で抜群の存在感を示し、名脇役として定着。「ゲーム・オブ・スローンズ」での演技は特に高い評価を得ており、2011年にはエミー賞&ゴールデン・グローブ賞のW受賞を達成!エミー賞にはその後5年連続でノミネートされ、2015年に再び助演男優賞を受賞しました。他には「X-MEN:フューチャー&パスト」や「ピクセル」などに出演。

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バラシオン家

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ロバート・バラシオン (演:マーク・アディ)

ターガリエン王朝を滅ぼした七王国の王。”王の手”として招聘したエダードことネッドとは戦友でもある。

マーク・アディは、1964年1月14日イギリス生まれ。ロンドン王立演劇学校(RADA)で演技を学び、1997年の「フル・モンティ」で映画デビュー。その後、「ROCK YOU!」や「タイムマシン」といった大作に端役で出演。「ゲーム・オブ・スローンズ」でもベテランらしい貫禄の演技を魅せつける。

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ジョフリー・バラシオン (演:ジャック・グリーソン)

王家の長男であり、”鉄の玉座”の正統な後継者。残虐無比な性格で、自らに逆らう者を血祭りにあげる。

ジャック・グリーソンは、1992年5月20日アイルランド生まれ。2002年の「サラマンダー」でデビューし、「バットマン ビギンズ」 などへの出演を経て、「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演。現在は学業に専念するため、一時的に俳優業を休業中。

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ターガリエン家

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デナーリス・ターガリエン (演:エミリア・クラーク)

かつて七王国を支配したターガリエン家の末裔。兄ヴィセーリスと共に”鉄の玉座”奪還を目指す。その体にはドラゴンの血が流れており、やがて三頭のドラゴンを引き連れて、勢力を拡大していくようになる。

エミリア・クラークは、1986年10月23日イギリス生まれ。2009年にデビューを飾り、2011年より出演中の「ゲーム・オブ・スローンズ」で大ブレイク。その後は「ターミネーター:新起動」や「世界一キライなあなたに」など話題作へ続々と出演。2014年には”世界で最も理想的な女性”第1位に選出。2018年公開の「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」ではヒロインを演じることになっています。

主要人物以外にも個性豊かで魅力的な登場人物が数多く登場するため、感情移入するキャラクターによって楽しみ方が変わってきます。そういった点でも「ゲーム・オブ・スローンズ」はスケールの大きさなどだけでなく、キャラクターたちの人物設定がしっかりしているからこそ大ヒットを記録していると言えそうですね。

空前のメガヒット海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、第一章〜第六章までHuluにて絶賛配信中。

最新シーズンである「第七章:氷と炎の歌」は12月16日よりリリース中。

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