カインとアベル『優が取締役に!隆一との確執と揺れる梓の想い』7話あらすじと感想

前回6話では視聴率が1.4ポイント上昇し初めて9%台に乗せることができました。

優(山田涼介)と梓(倉科カナ)の崖の上での急接近のシーンが話題を呼びました。

バックの夕日が眩し過ぎて何がなんだかわからないシーンになっていましたが…

そして11月28日放送のカインとアベルの7話はまさかの逆転劇。

しかしこのドラマにおいて逆転劇というのは気持ちの良いものではありません。

弟が成功すれば必ず兄は嫉妬する、どこまでいってもハッピーエンドではないんですよね。

今回は7話のあらすじと感想、8話あらすじについて。

目次

【カインとアベル】7話あらすじ

リゾート共同開発の最終プレゼンの為、ドレイモンドのCEOスティーブン・ホールがやってきた。

これは高田総合地所の未来を担う重要な案件。

今まで一緒に頑張ってきたプロジェクトチームの仲間達のためにも絶対に失敗できない。

交渉1日目は会議室でのプレゼン。

優は梓のフォローで何とか熟したのだがスティーブンの顔に笑顔はなかった。

 

夜の会食の時、優は話のネタを提供する為に、出てきた食事の器について「こんなのお置いてみたいなー。」と言ったところ、空気が凍る。

スティーブンにとってリゾートホテルのプロデュースに口出ししているように感じたらしい。

梓のお蔭でなんとか切り抜けることができた。

 

その夜、ホテルのバーで優と梓が話をしていたのだが優が急に黙る。

梓と一番近くで仕事をしている優には梓が退職を了承したという兄の言葉をどうしても信じられなかったからだ。

梓も本当のことを言った。

「隆一さんは嘘をついた。」

 

プレゼン2日目はホテルの建設予定地で行った。

現場に着いた時、梓は驚く。

なんとそこにはベッドやテーブルなどホテルの備品が野ざらしで置かれていたからだ。

これは優の作戦だった。

スティーブンにベッドで寝てもらい風を感じさせた。

「良い風だ。君がどうしてこの場所を選んだのかよくわかった。」

スティーブンが初めて笑顔を見せた。

 

いよいよ金額の交渉。

ドレイモンド側はホテルのプロデュースと支配人の派遣や人事などを行う。

それに対する報酬として社長と兄から言われていたことがあった。

「相手は30%と言ってくる。そしたらこっちは15%と提案しろ。そして20%で決めてこい。」

交渉に入ると予想通り、ドレイモンドは30%という数字を出してきた。

すると優は「15%」、スティーブンも「20%、これ以上は…」と予定通りの展開。

しかし次の優はからの言葉に梓は驚く。

優「15%これ以上は譲れない」

 

優が15%と言い張ったことで交渉は決裂しスティーブンは帰ってしまった。

優と梓は会社に戻り社長に頭を下げる。

なぜ20%で折り合いをつけなかったのかと聞かれると…

「20%じゃ儲けが出ないし割に合わない。それじゃプロジェクトメンバーたちも報われない。その5%の差が高田の未来を創っていくんです。」

父の貴之はその説得力に息をのんだ。

交渉が決裂したことはすぐに社内に広がった。

なぜ15%と言い切ったんだ、チャンスを逃した、みんなの努力が無駄になった、優に対する不満が渦巻いていた。

そこに現れた梓はみんな説明した。

「リゾートホテル開発では絶対に向こうの言いなりになってはいけないしもっと高田は強気でいいはずだ。頑張っていたチームのみんな、そしてホテルにも価値がある。と社長に話していました。だから15%を譲らなかったんです。ホテルとみんなのために。」

 

社長の貴之は役員たちの前で人選ミスだったと頭を下げた。

その時、思いもよらない知らせが入る。

なんとスティーブンが会社に来ているというのだ、すぐに貴之が向かう。

スティーブン「どんな育て方をしたらあんな子が育つんだ。交渉とは何かも知らないお坊ちゃんだった。現地でベッドに寝かされたよ。」

貴之「そんな馬鹿なことしたのかあいつは…」

しかしスティーブンからの言葉は意外な物だった。

「素晴らしい経験だった。あの男はビジネスが何かはわかっていないが、人がホテルに何を求めているかは知っている。15%でOKしよう。彼の作るホテルが見たくなった。とてもいい風だった。君もいつか行ってみるといい。」

優は社長室に呼び出されその事実を知ると役員たちからの拍手喝采。

その背後には暗い顔をする隆一がいた。

 

夜、優は早希の店で部署のみんなに祝福されていた。

ひかりは「私、優の事ずっと応援するって決めた」と渡せずにいた必勝祈願のお守りを渡した。

その頃、隆一は梓の家にいた。

梓は優の勇姿について話した。

梓「優くんの才能は私たちが思っている以上なのかもしれない。優くんの周りにはいつの間にか人が集まる。」

隆一の表情は暗くなっていく。

そんな梓に隆一は「今回の事はただの契約じゃないんだ。絶対に開かない扉をあいつは開けた。あいつは会社の英雄になったんだ。俺との結婚を考え直しても良いんだぞ。」

梓は隆一の手を取り「私は隆一さんと結婚するって決めたの。隆一さんについていくって。」

 

優は社長室に呼ばれた。

そこで貴之は衝撃の一言を口にする。

「今度の株主総会でお前を取締役に推薦する。私の右腕になって欲しい」

リゾートホテルのプロジェクトをまとめた優の取締役就任に反対する者はいなかった。

 

優は高級車で会社に乗りつける。

会社のエントランスに入ると社員たち全員が深く頭を下げてくる。

優は気さくに挨拶を返し奥から来た隆一の方に向かっていく。

しかし隆一は優を無視して外へ出て行った。

その光景を梓は複雑な表情で見ていた。

【カインとアベル】7話の感想

今回の話は優と梓のリゾート開発最終プレゼンテーションをメインに繰り広げられました。

ちょっと無理やり感の強いサクセスストーリーでしたね。

何十億というプロジェクトのパーセンテージを大手がそんなポンポンとをひっくり返すわけがありません。

あと優が社長室での15%強行の理由を語るシーンでも「○○さんは徹夜で頑張ってくれて△△さんは必死で説得にあたってくれて…」なんて言ってましたが、それって普通なことですよね、普通の仕事に対する過大評価です。

脚本の阿相クミコさんはホームドラマや恋愛ドラマは非常に良いんですがお仕事ドラマはちょっとお粗末で批判的にならざるを得ませんでした。

 

今回は優は外にベッドを置くという奇策で大成功を手にしました。

これ、少し前に何かのバラエティ番組で見たのですがスイスには本当に壁も屋根もないホテルが存在しているそうです。

調べてみると北海道にもありました。

熊とか大丈夫なのかな…。

それではみんなの感想をご紹介します。

https://twitter.com/zrnzk/status/803247560001359872

落日、登り切っていた日が沈んでいく感じですね。良い表現ですよね。

最後の優の表情は『あれ?兄貴?』っていう感じで終わっても良いのかなと思いましたが次回のシナリオを見たら納得いきました。これからバトルですね。

そうなんです。前回のチャペルのシーンで隆一が喚いてましたよね。それで優のことを気にしているって梓は知っているはずなのになんで婚約者の前であんなに優くん優くん言ってしまうのか…優の立場で見ている時は良いんですが、隆一視点で見ると残酷ですよね。

8話あらすじ

高田総合地所の取締役に就任した高田優(山田涼介)は、ますます仕事への意欲が増していく。一方、一時は仕事と家庭のどちらを選ぶかで悩んだ矢作梓(倉科カナ)は、隆一(桐谷健太)との“結婚=家庭”を選ぶことを決意。上司の団衛(木下ほうか)に退社を申し出た。

貴行(高嶋政伸)と優の接近が面白くない隆一は、 黒澤幸助(竹中直人)から食事に誘われる。その席で、黒沢は優の台頭に焦りを感じているのではないかと、隆一の痛いところをストレートに突く。否定できない隆一。しかし、黒沢は、優は危うさも併せ持っている気がするとも告げた。
隆一が家に帰ると梓がいた。隆一と梓の披露宴の進捗が気になる貴行が呼び出したのだ。そこに優も帰って来る。貴行から梓が結婚を機に退社すると聞いた優の様子が変わった。正直な気持ちではないと梓に迫る優。だが、梓は冷静に自分から望んだことだとたしなめられてしまう。

翌日、梓の決断にいら立つ優は仕事で紛らわせようとするが、社員としては先輩の安藤充(西村元貴)を怒鳴りつけてしまう。休憩室で自己嫌悪になる優を慰めたのは、柴田ひかり(山崎紘菜)だった。
その頃、高田総合地所には地方空港の開発プロジェクトの件が持ち上がっていた。参入を進める優に対して、隆一は慎重な態度を崩さない。だが、優と貴行は仕事上での親密化。隆一には二人の会話や考えが気になって仕方がなくなってくる。そして、隆一の焦燥は取り返しのつかない方向へと…。

8話では梓が家庭に入ることを決意しますが本当の気持ちを知っている優は大反対。

優と梓の関係がもどかしい回になりそうですね。

しかし仕事の上では優は貴之と上手くやり始め、順調に進んでいきます。

そんな時舞い込んでくる地方空港開発の案件。

やりたい優にたいしてやるべきではないという隆一。

恐らく貴之は優の意志を組んでプロジェクトに参入する方向で進んでいきます。

そして隆一は会社にとっても不利益となる方向で暗躍し出してしまう…という流れになりそうです。

カインとアベル

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