『知ってるワイフ』広瀬アリスが鬼嫁役で見せた迫力はすずを超えたか!?

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ドラマ『知ってるワイフ』で大倉忠義とともに主演を務める広瀬アリス。

その初回、モンスター妻を演じたキレ演技は強烈な印象を与えました。

女優としてまた一回り大きくなった感がある広瀬アリスは妹・すずを超えたのか?

筆者が見てきて感じた女優・広瀬アリスの感想を書いてみたいと思います。

目次

妹は大スター、後れをとった姉

意外にも妹・すずちゃんよりこの業界に入ったのはアリスの方が先です。

雑誌『Seventeen』の専属モデルとしてイベントに出演した際、母親といっしょに来ていたすずがアリスの事務所の社長に声をかけられ芸能界入りしたそうです。

女優としてのデビューもアリスは2010年、すずは2013年なのですが、すずは極力テレビの露出を控え、映画をメインにイメージを作り上げた事務所の戦略がはまり、『海街ダイアリー』の出演以降立て続けに公開された主演映画が大ヒット、たちまち大スターへと駆け上がります。

一方、アリスは2014年に映画『銀の匙 Silver Spoon』でヒロイン役を演じたものの、2015年までモデル業を兼業していたこともあり、今一つ認知度は上がらず、”女優広瀬アリス”と言うより”すずの姉”という印象が強かったように思います。

下世話な話ですが、CMのギャラにしても朝ドラ主演を果たしたすずは一本7000万~8000万と言われ、6000万~7000万のアリスとはまだ1000万の格差があるようです。

転機は朝ドラ『わろてんか』?

正直、数年前までのアリスの演技はまだすずに負けていたように感じます。筆者のような一般人でさえも演技の甘さが見えていました。

ところが…

2017年のNHK朝のテレビ小説『わろてんか』のリリコ役で見せたコメディエンヌとしての才能は高い評価を得ました。可愛く清純派なすずにはない演技のふり幅の広さは彼女の武器となりました。

この頃からでしょうか。演技にも磨きがかかり、以前のような素人っぽさが消え、女優の風格が漂ってきたように感じます。

その影響でしょうか、以降、バラエティでの出演も多くなりました。

姉妹共演の軍配は?

2020年のNHKのリモートドラマ『Living』の第1話では姉妹共演が話題を呼びました。

巷では『人見知りなすずちゃんがアリス姉さんには全力でぶつかってて、受け止めるだけのアリス姉さんが貧乏くじを引いた印象』、『主役のすずを脇役のアリスが盛り立ててた感じが残念』、『アリスがお姉さんらしく一歩引いてたのが気になった』などの手厳しい感想もあったようですが、筆者にはすずよりも自然な演技がよかったように感じました。

もうひとつ、2021年早々の富士カラーのCMでも、驚く顔の演技はアリスの方がよかったように思います。

あくまで個人の感想ですが…。

迫力のキレ演技ですず越え?

ここのところ、『探偵が早すぎる』、『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』、『七人の秘書』などでは、コメディや間抜けでドジな役が多かったように感じますが、今回『知ってるワイフ』では狂気の鬼嫁の演技から清純な女子高生役まで難なくこなし、益々ふり幅を増やしたアリス。素人目にも上手くなったなあと感じます。

今後のことを考えると、年相応の大人の色気を兼ね備えたアリスは、演技の上手さと可愛さで売ってきたすずちゃんよりも幅広い活躍のフィールドが待っているのではないでしょうか?

”すずの姉”を卒業しただけでなく、すでに超えているのかもしれません。

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記事内画像出典:『知ってるワイフ』公式HP

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