『火の粉』2話!梶間家を侵食する武内に翻弄される雪見

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『火の粉』第2話のあらすじと感想

火の粉2話

【火の粉の感想とあらすじ】

火の粉1話

火の粉3話

4/9に放送された火の粉の第2話のあらすじと感想です。

徐々に梶間家に入り込んでくる武内に危機感を強めていく雪見。

しかし雪見の夫、俊郎は武内にのめり込んでいきます。

まず2話あらすじからどうぞ。

 

火の粉1話のあらすじと感想、キャストはこちら

 

火の粉2話のあらすじ

前回、娘まどかを襲った犬をブリーダーに返した武内は梶間家にお詫びに訪れる。

『誠に申し訳ありませんでした』と深々と頭を下げ、封筒に入れたお金を手渡すが断られてしまう。

武内が帰る時、勲は『お通夜には裁判官の時の同僚もいる、武内さんが隣に住んでいることを知られると変な噂をたてられるかもしれない』と母のお通夜への列席をやんわりと断る。

武内は『命の恩人である勲に迷惑はかけられない』と了承する。

後日俊郎を家に招いた武内は通夜へは行けないからと香典と慰謝料を俊郎に手渡す。

しかし家に帰り雪見にそのことを告げるとこんな大金受け取れないと武内に返しに行く。

雪見が帰ると、武内は返ってきたお金をバウムクーヘンの窯で燃やした。

祖父曜子の遺産を勲の姉が使い込んでおり、残高がゼロになっていることを家族が知る。

遺産がもらえない事を知り、自分の叔母を強く非難する俊郎。

雪見はそんな俊郎に子供の前であんなところは見せないでと伝える。

少し苛立つ雪見は『家にもそろそろお金を入れないと』とポロッといった一言で俊郎は『武内さんの慰謝料もらっとけばよかった』と嫌な雰囲気になる。

武内の家にちょくちょく通うようになる俊郎、遺産について話すと武内は『何か要り様なんですか?よかったら僕が用立てましょう』と提案。

俊郎は『実は辞めた会社で壊してしまったものを100万円ちょっと弁償しなければいけなくて』と打ち明ける。

武内が封筒でお金を手渡すと、『お金は必ず返します』と受け取る。

雪見のバイト先に記者池本が訪ねてくる。

雪見は帰そうとするが『おばあさんが死んだ時、武内が家にいたんじゃないですか?』と言われ、公園で池本と話をする。

『武内がお宅に出入りし初めてからおばあさんが死んだ、これって変だと思いませんか?そのことがあなたも気になってたんですよね。俺はこう思っています。武内は事故に見せかけて殺した。』

続けて池本は事故の時、食べさせたのは誰か、何を食べたのか、武内に食べ物を無理やり押し込むような時間はなかったかと質問する。

雪見は思い当たる。

『でも武内さんがどうして?』

池本『理由は簡単、あいつは邪魔なものを排除する。善人面して近づいてくる悪魔だ。』

武内にスーツをもらう俊郎。

尋恵も『本当は私たちが気付かないといけないのに。ご厚意に甘えます。』と嬉しそう。

武内はまどかにルービックキューブをプレゼント、雪見にだけ聞こえるように『公園出会っていたあの男、危険ですよ』と伝える。

尋恵に『お体の方は大丈夫ですか?』と心配する武内。

母の介護に割かれた時間、自分のように拘留された時間、失われた時間は戻ってこないけど今は目一杯楽しまないと、と歌舞伎のチケットをプレゼントする。

フラストレーションを貯め込み続ける雪見。

まどかが武内にもらったルービックキューブの音にイライラし、娘を怒鳴ってしまう。

抑えられなくなってきた雪見は勲に武内をどう思うのかと聞く。

そしてなぜ武内を無罪にしたのかと。

検察は惨殺された的場家の3人を殺した後に武内が自分を刺して被害者のフリをしていたとみていた。

しかし勲は、あんなに自分をめった刺しにするなんて不可能だと確信していた。

勲と雪見が話している時、武内は裁判官の関の伝手でやってきた記者の取材に答えていた。

武内は『毎日密室に閉じ込められ、自供すればすぐに解放してやると自白を強要させられた。自供した自分を世間はやっぱり犯人だったと蔑まれた。屈辱だった。

でも裁判では、やってない!私は殺してない!と言った。公正な裁判官が正しい判決を下してくれたんだ。』

同時進行する梶間家では勲が『その後の検察は全く犯行を立証できなかった。武内が殺していないのは誰の目から見ても明らかだった。』

しかし雪見は更に『本当に武内さんがやった可能性はないんですか?記者には武内は殺人犯だと言われ、武内さんが突然越して来たのも不自然、武内さんがおばあちゃんの介護をし始めた直後に亡くなった。』と疑う。

勲は『雪見さんのようなそういう先入観が冤罪を生むんだ!自分達は正しい判決を下した!』と言葉荒げに席を立つ。

勲が外に出ると武内の家での取材を終えた弁護士の関に鉢合わせ。

二人は知り合いだったのだ。

関は『ここが梶間先生のご自宅ですか?実は今武内さんのお宅にお邪魔していて…』と話すと、勲は変な噂が立つと困るから武内が隣に住んでいる事は他言無用でと頼む。

俊郎は武内に紹介された会社の就職面接で好印象だった、このまま就職しちゃうかもと興奮気味に話す。

家に帰り雪見にもそう話すと、私に一番先に伝えて欲しかった、と機嫌が悪い様子。

雪見はバイト先で友達に『みんな武内武内って』と愚痴を言っていると『嫉妬してない?』と聞かれ、自分の嫉妬心に気付くと同時に非常に良くしてくれる武内に対する疑念は間違っていたのかもしれないと感じた。

梶間家に俊郎の元いた会社の弁護士がやってきた。

俊郎は『待遇が悪いから辞める』と家族に話していたが、実は退社の際に社長に暴行してしまったのだった。

傷害罪での告訴を検討していると話す弁護士に『金なら払ったじゃないか』と俊郎。

勲が告訴の件は何とかするということになった。

部屋に戻ると雪見は社長に払ったお金をどうしたのかと尋ね、武内に借りたと知り、落胆。

『あなたはまどかの父親なのよ?もうちょっと自覚もってよ。疲れちゃった、良い嫁と思ってもらえるように頑張ってきたのに全部空回り。武内さん武内さんって赤の他人にばっかり頼って。』

そんな喧嘩をしている部屋の前に武内が立っていた。

『もうやめましょう。』そう武内は二人の喧嘩を止める。

俊郎は武内の家に行き話をする。

『いい年して親心配かけて情けない、社長が土下座して謝れば許してやるって言われたのに逆にぶん殴ったりして。子供の頃からお父さんみたいに立派に、下手なことはするなって、親父の陰に隠れているのを認めたくないと思って生きてきた。』

そう話すと俊郎は決心を決め、『社長に謝ってきます。土下座して靴でも舐めれば許してくれると思うんで。』と武内に言い部屋を出ようとする。

そんな俊郎を武内は止める。

『俊郎さん、それはいけません。自分が間違っていると思っていないならそれを認めてはいけません。私は認めてしまったから大事なものを奪われた。梶間先生が救ってくれたように今度は私があなたを救ってみせます。』

弁護士の関は勲に頼まれ、告訴の取り下げを行った。

労働基準法違反項目を提示して告訴すると話したらすぐに俊郎への告訴を取りやめるということになった。

なぜすぐに取り下げになったのか尋ねると社長は夜逃げしたと話す関。

関はその後武内の家に寄り、大切な友人を救ってくれた感謝のしるし、と金を受け取る。

俊郎は武内の家でネクタイをもらう。

ネクタイを着けながら俊郎は武内にこう聞く。

『武内さん、社長に会いました?弁護士の後に雑貨を取り扱う業者が営業に来たって聞いたのでひょっとして武内さんかなと思って。もしかして僕のことで?』

すると武内は笑顔でこう答える。『話せばわかってくれると思ったんですけどね。高価なアンティークを餌に交渉してみたんです。そしたら、こんな悪趣味な物いるかって言われました。それを聞いて3年前の事を思い出してしまいました。的場さんにも同じこと言われたんです。こんな悪趣味なネクタイいるかって。それが的場さん一家三人を殺した動機なんです。なぜ私がプレゼントしたネクタイが不満なのか、なぜ人の好意を無下にできるのか、どうしてもわからなかった。だから私は的場さん夫婦を刺殺し、その悪趣味なネクタイを使ってケンタくんの首を絞めた。あの社長も私がプレゼントしたネクタイがお気に召さなかったんです。だから…』

俊郎は恐怖に顔を引きつらせる。

と、武内は大笑いすると、『警察がでっち上げた調書にはそんなことが書かれていました。私が迂闊だったのは調書にサインしてしまったからです。俊郎さんの今の顔、本気にしたでしょ?』

俊郎は安堵する。『ちょっともう勘弁して下さいよー』と笑顔が戻り、二人で楽しくバウムクーヘンを焼く。

俊郎は家に帰ると、『実は俺、ずっと父さんの仕事に憧れてたんだ。比べられるのが嫌でずっと言えなかったけど、挑戦したい』と弁護士になることを告げる。

雪見は反対するが勲と尋恵は俊郎の熱意に『頑張ってみろ』『きっといい弁護士になる』と賛成する。

雪見は武内の家を訪ね、弁護士になるのをやめるように俊郎に言ってほしいと話す。

俊郎は武内の紹介した会社で就職の内定をもらっていたのだ。

『私が言うより武内さんが言う方がみんな言う事聞くと思うので、法律に無縁だったのに無謀です、家族は現実を見なきゃいけない時もある。就職のアドバイスならまだしも、やり過ぎだと思います。』と雪見。

その話の中で雪見が言った『やり過ぎ』という言葉に武内は反応する。

『皆さんに喜んでもらいたくて、介護をしたり、スーツをあげたり、社長に会いに行ったりした、それがやり過ぎだっていうんですか?梶間さんとその家族の力になりたい』

しかし雪見は『言い過ぎかもしれませんが、私の家族のことは、私がやります』

しかし武内は『私にとっても皆さんは家族同然ですから。』と述べる。

雪見の帰宅後、武内はビデオレターを撮っていた。

『母さん、元気ですか?愛すべき家族との新たな人生のはじまり、僕は今、すごく幸…』

ここで2話は終了です。

火の粉2話の感想

火の粉2話では武内が新たな殺人を犯した可能性が出てきました。

俊郎の元会社の社長を殺す内容が過去の事件の調書の話に紛れて語られるところがリアルです。

だんだん気になるところが増えてきました。

何故武内は毎度バウムクーヘンを作るのか、母親に向けたビデオレターを撮っていましたが母親は健在なのか、遺産を持ち逃げした叔母はいつ出てくるのか。

そして次回予告でも何か所か気になりました。

雪見は家を出ると言っていますし、記者池本と勲の会話も気になります。

2話は俊郎の話をメインに繰り広げられましたが次回は雪見とまどかがメインのお話のようですね。

次回の土曜日も楽しみです。

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