【おむすび】最終回ネタバレ!ラストは震災から30年、結が雅美とおむすびを食べる!

「おむすび」最終回

橋本環奈主演の朝ドラ【おむすび】最終回(125話)が3月28日(金曜)に放送されました。

半年間放送の朝ドラがいよいよ最終回。どんなフィナーレを迎えるのでしょうか。

本記事は【おむすび】最終回のあらすじネタバレと感想について紹介します!

目次

【おむすび】最終回のあらすじネタバレ

結が歩の背中を押す

歩(仲里依紗)から田原詩(大島美優)を引き取ろうとするのは甘かったかもしれないと聞いた結(橋本環奈)は、

米田結

お姉ちゃん、全部、仮定の話やん。起きるかどうか分からんことを考えて一歩踏み出さないのはお姉ちゃんらしくないよ。『今この瞬間を大切に生きる』それがギャルやって、教えてくれたのお姉ちゃんやん。
それに…詩ちゃんはお姉ちゃん一人で育てるんやない。みんなで育てる。うちらが糸島や神戸の人たちにそうしてもらったように。みんなで…。

と勇気づける。

結の言葉に、歩は「そうだね」と頷く。

詩もプリクラを撮る

米田家で、花(新津ちせ)と翔也も来て、詩が家族になったお祝いも込めて、食事会が開かれる。

結が糸島の郷土料理を振る舞う。

結は詩に、自分も翔也も歩も花も「周りの人のおかげで今楽しく笑ってる。みんながおるけん、大丈夫」という。

さらに「おいしいものを食べたら悲しいこと忘れられる。でもね『みんなで食べたら忘れられん、楽しい思い出になる』んよ。食べり」と結。

糸島の郷土料理そうめんちり(鶏肉の出汁に醤油や砂糖を加えて作ったつゆで煮た野菜や白滝、豆腐などを、素麺に盛った料理)を食べた詩は「おいしい」と笑う。

結は「毎日、みんなで食べよう」と笑う。

その後、結たちは詩を含めて、プリクラを撮った。

「おむすび」最終回・場面写真

1年後、糸島の近況

それから1年後。2025年1月。結たちは糸島に移住した聖人(北村有起哉)たちを訪ねる。

母・愛子(麻生久美子)は「よねだイチゴ農園」を営んでいる。

祖母・佳代(宮崎美子)はそのイチゴ農園で、農業体験をしている子供たちを教えてている。

井出(須田邦裕)とその息子の康介(馬場裕之/ロバート)が愛子たちの師匠だ。

結と花は地元の子どもたちと一緒にイチゴを摘んで食べる。

一方、父・聖人(北村有起哉)はヘアサロンヨネダ糸島店を経営し、出張カットをしている。軽トラで移動中、農作業をしているひみこ(池畑慎之介)に会う。ひみこは「出張カット、がんばらなばーい。いってらっしゃい」と言う。

愛子は米こうじとイチゴのシェイクを結たちに振る舞う。愛子と佳代は歩と詩が来てないことを残念がる。2人はファッションイベントの準備で忙しいという結。

そのころ、歩が「気合入れていくよ。あげ~」と、詩やチャンミカや佑馬ら社員たちを鼓舞していた。

陽太と恵美の近況

「おむすび」最終回・場面写真(牡蠣店)

結たちは、陽太(菅生新樹)と恵美(中村守里)夫妻が営む「牡蠣小屋・恵陽丸」に行く。息子の海も大きくなっている。

結たちが牡蠣をおいしそうに食べる。

陽太(菅生新樹)

うまかろう。俺と恵美でどんどん糸島を元気にするけん。

愛子(麻生久美子)

それ、お父さんの口癖でしょ(笑)

そこへ翔也も駆けつけて合流。陽太は「おお、ヨン様」と声をかける。

陽太の中ではいつまでも翔也はヨン様であり、結のことは「おむすび」だった。

結と翔也が出会った海

「おむすび」最終回・場面写真(海)

その後、結は花を連れて翔也と初めて出会った海へ行く。

翔也が結を助けに飛び込んだんだと話す。

結は翔也が勘違いして勝手に飛び込んだだけで「近づきたくて飛び込んだんやないと?」と反論。

花は「娘の前でいちゃつかんでよ」と、両親をたしなめる。

ここで主題歌「イルミネーション」が流れ、下にキャスト・スタッフロールが表示されいく。

そして、名場面やプリクラでここまでを振り返っていき、ドラマのタイトルが表示される。

阪神大震災から30年

「おむすび」最終回・場面写真

2025年1月17日。阪神淡路大震災から30年の日。

朝8時。歩と結が朝ドラ「おむすび」75話(震災から17年の日を描いた回)を観ている。

結は心を込めて「おむすび」を握って、今年も出かける…。

神戸の街が一望できる灘丸山公園にて。

米田結

雅美さん。

結が声をかけた三浦雅美(安藤千代子)は今年80歳になる。雅美は結が避難所にいた時に「おむすび」を配ってくれた女性。当時、幼い結が「チンして」と頼み、雅美は「ごめんね」と涙ぐんでいた。

結と雅美は一緒にあたたかい「おむすび」を食べる。(おしまい)

※最後の視聴者投稿のコーナー「栄養チャージ中」は、米田結さんが登場。クランクアップ時の写真とともに「ありがとうございました」のコメントが添えられている。

「おむすび」最終回

【おむすび】最終回の感想&解説

ラストは震災から30年、結が雅美とおむすびを食べる

公式本で事前にストーリーが明かされていましたが、視聴者の大方の予想通り、歩が詩ちゃんを引き取るという結末になりました。そりゃ、そうなりますよね(笑)

糸島の人々の近況が描かれていくのは最終回っぽい展開です。両親や佳代さん、陽太や恵美ちゃんが元気そうで何より。永吉さん(松平健)は霊で出てくるかな?とちょっと期待してましたが…。

最終回で意外だったのは、阪神・淡路大震災 当時の避難所で、おむすびを配布してくれた 三浦雅美(安藤千代子)さんの再登場。安藤さん本人も被災者であり、避難所での演技がリアリティがあると話題になりましたね。

結が、温かいおむすび を渡して雅美さんと一緒に食べるのがラストシーンっぽいですね。心温まるラストシーンになりそうです。

ただ個人的に気になるのはハギャレンや専門学校のメンバーたちの近況。最終回前にも描かれなかたので、残念に思っていました。ハギャレンはたびたび出たからないのかな。専門学校の人たち、サッチン(山本舞香)、カスミン(平祐奈)、モリモリ(小手伸也)は写真でもいいから元気な姿をお知らせしてほしいですが…。

(追記)永吉、ハギャレン、専門学校やNSTの人々はプリクラや名場面の振り返りで登場しました。

「優れた作品」「あったかい」「好き」と視聴者から反響

「優れた作品」「あったかい」「好き」など、視聴者から反響が寄せられています。

あたたく楽しめる良作だった

もちろん反省会タグでは酷評だし、ネットニュースは最低視聴率を更新することや酷評の意見のまとめ記事が多かったと思います。

完璧な作品でないこともわかります。病院の患者の解決策は浅い気もしましたし、管理栄養士が医師のように病気に気付くべきという視聴者に誤解を与えかねない場面もありました。

それでも私個人的には、あたたかい作品で、楽しめました。良作だったと思います。

最終回、雅美さんとのシーンで締めるのが本作らしいあたたかさ、というか…。結は幼少期の「チンして」に心痛めていることを専門学校の同じ班の人に話していましたよね。炊き出し訓練のときにあたたかくおいしいものを出したいとこだわって伏線回収したのかなと思ってましたが、最終回で毎年雅美さんと会っていたと明かされるとは…。「今年も」と言ってたので、いつから毎年かは不明ですが、雅美さんと再会して、それから毎年会ってるのですね。

本作を振り返ると、今を全力で楽しむギャルマインドがとても良かったです。特にアキピーが。「(つらいことを)笑って乗り越えてやるわ」と明るくいう場面が印象的。歩が今後も辛いことがあるだろうけど「それでも私は笑おうと思う」と決意できた場面です。

キャラクターも良くて、ハギャレンのメンバー、栄養専門学校のJ班は愛おしい存在です。

コロナ禍の病院の描写もつらかったけど、リアリティがあって、当時を思い出せて良かったですよ。

私個人的に最終回で心残りなのはナベさん(緒形直人)が詩ちゃんと会って欲しかったな、という点。どんな表情をしてどう対応するんだろうな、と気になってます。まあ、想像して楽しみましょう。

ナベさんに「立ち直るのは人それぞれ」と結や聖人が寄り添う展開も良かったですね。押し付けがましくなくて、好きでした。ナベさんの笑顔が増えていったり、聖人と仲良くなったりして、その変化も嬉しかったなあ。

「つらいとき、おいしいものを食べたら少しは忘れられる」が結の座右の銘ですが、病院で詩が否定したように、たしかに本当に辛いときに食べても忘れられるわけないと思います。だから「少し」という言葉が入ってたんですかね。このセリフよりも結の最終回の言葉「みんなで食べたら楽しい思い出になる」の方が心にストンと入ってきましたよ。

孤独を感じる人々に寄り添う作品でもあったなと思います。ナベさんやアキピーら被災者のこともですが…。愛子さんが両親と絶縁したけれど家族ができて義理の両親ができて愛を知ったこと。聖人が父と喧嘩して家を飛び出したものの米田家の呪いの真実を知って、父のことを受け入れたこと。親友を失った歩が笑顔になっていったこと。失うから楽しいことをしたくなくて夢がなかった結がギャルになって人生を楽しんでいくこと。翔也にも野球の道を断念するという挫折がありましたね。その翔也に歩が「今を生きてるんだから」何でもできると言いました。たしかに、そうですよね。

結が詩ちゃんに「みんながいるよ」と言っていたのは、これまでの積み重ねがあるからこそ響く最終回らしい言葉でした。たしかに結や翔也や歩はみんなに支えられて生きてきましたね。

エンタメ作品に何かを教わったとまとめるのは堅苦しいですが、結や歩のように今を全力で楽しみ、生きていきたいと教わりましたよ♪

出演者からコメント

橋本環奈さんのクランクアップコメント↓

「クランクアップ用に作られた『おむすび』のダイジェスト映像を見て、涙涙のシーンや、笑い合う日常のシーンなど、このスタジオで本当にたくさん撮影したことを思い出して感涙しておりました。

私は、米田家のたわいもない会話などのシーンがすごく好きでした。『おむすび』は見ている方にとって親近感のわく作品なんだと思っています。

米田結ちゃんは、偉大とか、何かを成し遂げたとか、教科書に載るような人では無いけれど、結ちゃんを演じながら、『1人1人それぞれが生きていて、世界の中で繋がって支え合っているんだな』と、たくさん学んだり思うことがありました。

これだけたくさんのスタッフの方と、ロケやこのスタジオでたくさん撮影ができて本当に楽しかったです。また、エキストラ含め2000人を超える方に出演していただいたことに驚いています。

本当にありがとうございました!」

橋本環奈さん最終回の放送後コメント↓

出演者からも続々とコメントが寄せられています。その一部を紹介します↓

【おむすび】最終回の出演者&スタッフ

【出演】橋本環奈,仲里依紗,宮崎美子,北村有起哉,麻生久美子,佐野勇斗,池畑慎之介,他

【語り】リリー・フランキー

【作】根本ノンジ


画像出典NHK「おむすび」HP

「おむすび」最終回

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