【泣くな研修医】の原作ネタバレ!原作者・中山祐次郎、シリーズ第1弾、兄は何故死んだ?

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泣くな研修医・原作

【泣くな研修医】原作小説のネタバレ!原作者・中山祐次郎、シリーズ第1弾、兄は何故死んだ?

ドラマ【泣くな研修医】の原作は現役外科医・中山祐次郎氏の同名小説で「研修医シリーズ」の第1弾です。
原作者の実話ともいわれる物語の主人公は、新米医師の雨野隆治。
鹿児島から上京し医師の道を選んだ隆治の葛藤と成長を描く医療物語。

【泣くな研修医】原作ネタバレ、感想、文庫本概要を紹介します。

目次

【泣くな研修医】の原作ネタバレ

小説【泣くな研修医】は、鹿児島から上京してきた研修医の天野隆治が主人公。命と向き合う医療現場の様が、研修医の目を通してリアルに描かれています。
物語は、雨野隆治の幼き頃の思い出シーンから始まります。
兄の死を描いた衝撃的な冒頭は、結末でそのすべてが明らかに。
Part1からは、研修医・雨野隆治の日々が描かれ、各章ごとに患者も登場。Part1で緊急搬送されてきた5歳の少年・拓磨は、全話を通して、病状の経過などが細かく描かれています。

【泣くな研修医】の原作ネタバレを紹介します。

【泣くな研修医】原作の主人公・雨野隆治

雨野隆治(あめのりゅうじ)

  • 研修医。25歳。
  • 東京の下町にある総合病院(牛ノ町病院)に勤務。
  • 鹿児島の大学を卒業し上京したばかり。
  • 実家は鹿児島で「薩州あげ屋」を営む。
  • 家族は、父の隆造(りゅうぞう)と母。
  • 兄は20年前に亡くなっている。

ドラマでは白濱亜嵐さんが雨野隆治を演じます。
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プロローグ

20年前の出来事。

鹿児島でさつま揚げ屋を営む雨野夫婦は朝から忙しかった。
息子の隆治が「兄ちゃんが変だよ」と泣きながら2階の住居から階下の店に降りてくる。
忙しさにまぎれ2階に母がいったときにはすでに兄の裕一はグッタリしていた……。

Part1「交通事故」のネタバレ

Part1の主な内容

・研修医1年目の物語。
・患者:山下拓磨・5歳 交通事故で運ばれてくる。
・手術:隆治は第二助手。
・同期の中村蒼の登場。
・研修医の給料について。

「交通事故」

雨野隆治:研修医1年目、25歳。
医学部を卒業して鹿児島から上京。

この日は数回目の当直。
タッグを組むのは後期研修医の佐藤玲
(後期研修医とは4、5年目の医師のこと)

交通事故で怪我をした親子3人が搬送されてきた。
外科医の岩井もやってきた。
事故に遭った少年の緊急手術が行われる。
腸にダメージを追っている少年の手術だ。
執刀医は岩井、第一助手は佐藤、そして隆治は第二助手。

手術は無事に終わったが、その瞬間に隆治は気を失ってしまう。
目覚めると岩井と佐藤が。
「オペが終わったあとで良かった」と笑っている。
隆治はすぐにICU(集中治療室)に向かう。
そこには手術を終えた少年が寝ていた。
少年の名は山下拓磨・5歳。
“この小さな人間をなんとしても生かしたい”と思う。

拓磨の病状は思わしくない。カンファレンスでの説明後、隆治は佐藤とふたりで拓磨の父にムンテラ(説明と同意)を行う。
「ここ数日がヤマでしょう」という佐藤の言葉に、隆治はその時になって“そうなのか”と思う。

人間の体は全部が繋がっている。腸のダメージが肺や膵臓にも影響していく。研修医は研修期間に試験勉強では身につかない人間のシステムを知るのだ。

**

隆治は病院のソファで寝て朝を迎える。
少年のことが気になり泊まりこんでいたのだった。
そこに同期の川村蒼が「おはよう」と元気よく挨拶。
川村は東京の医大を卒業して医師になった人間。東京には詳しい。
鹿児島から出てきた隆治は自分が野暮ったいと感じるが、川村の人懐っこさに気を許している。

川村は「研修医の給料が30万ももらってないのに、寝泊まりしてたら時給600円だよ」とさらりと言う。

Part2「生活保護」のネタバレ

Part2の主な内容

・患者:胃がんで認知症・94歳男性
・生活保護を受けている。
・カンファレンスでBSC(治療は行わない)と決定。
・隆治は納得できないが、川村はBSCに賛成だという。
・拓磨はICUから一般病棟にうつった。

「生活保護」

採血は朝の日課。そのたびに隆治は汗だくになる。

この日から隆治は94歳の胃がん患者の主治医に
認知症も患っている患者の問診をするがはかどらない。結局、看護師の吉川から情報を得る。

夕方のカンファレンス。
隆治は胃がん患者の説明を行う。

食事をとれていない。
妻を亡くし一人暮らし。
生活保護(セイホ)を受けている。
アルコール依存症の既往あり。

隆治は手術を考えていたが、岩井がそれを否定。
「独居で生活保護。認知症で肝硬変。BSCを考えている」
この一言で、BSCと決定した。
BSCとは治療を行わない、手術はしない、ということ。
隆治は手術をすればあと何年かは生きられるのに、と思うのだった。

**

医局に戻ると川村がいる。
暗い顔をしている隆治を川村は「アメちゃん」と呼ぶ。
先ほどのカンファレンスのことを話すと、川村はBSCに賛成だという。
生きていても認知症では幸せかはわからない、家族はいないから周りの人が幸せになるわけでもない。生活保護は国からのお金だ。生きていたらそれは国の負担にもなる。94歳まで生きたのだから十分だ、ということだ。
川村は「アメちゃんの言いたいことはなんとなくわかる」とも言ってくれ、少しだけ隆治はホッとする。

**

隆治はICUに行く。
拓磨の様子を1日に3回見ている。
「頑張れ」と隆治は寝ている拓磨に声を掛ける。

数日して拓磨の抜管が行われる。
隆治にとっては初めての抜管だ。
佐藤の指示のもと抜管を行い成功。

拓磨はやっと目を開けた。
咳き込む拓磨の姿をみて、隆治は兄の姿を思い出す。
そんな隆治に佐藤は、後処理を隆治に任せてオペに行く。
電子カルテの前に座る隆治は涙ぐむ。

**

拓磨は一般病棟に移った。
拓磨の様子を見に行った隆治に父親が声を掛けてきた。
拓磨の母は足の骨折とむち打ちがひどく、ベッドから離れられない。故に、まだ拓磨に会っていないという。
拓磨の父は「先生、拓磨を助けてやってください。お願します」と何度も頭を下げた。

隆治は、感謝の言葉を受け止められるくらいの仕事ができていない自分を歯がゆく感じる。
一日も早く成長しなければ、と思うのだった。

Part3「虫垂炎」のネタバレ

Part3の主な内容

・患者:52歳の男性(病名がわからず困る隆治。佐藤の診断で尿道結石とわかる)
・患者:14歳の少女(虫垂炎。妊娠の可能性を考えなかったことで佐藤から指摘される)
・隆治、初めてのオペ。手術後そのまま眠ってしまった。

「虫垂炎」

この日は当直。
救急車のサイレンで緊張してしまう隆治を看護師の吉川がサポートする。
搬送されてきたのはタキミという52歳の男性。腹痛を訴えている、とナースと救急隊員から連絡を受けていた。しかし、いくら腹を診察しても何も見つからない。
焦る隆治に患者は「腰が痛い」と訴えてきた。
ナースらからの連絡で腹痛だと決めつけてしまったことを反省。

隆治は患者の何が悪いのか診断できずにいる。
採血と点滴もできずにいると吉川がやってくれる。
その時、見かねた佐藤が診察を変わる。
隆治は“助かった”と思う。
佐藤の診断結果は尿道結石。
佐藤の治療でタキミは帰宅し、23時過ぎに、隆治は夕飯にありつく。
佐藤からは「救急車がいつくるかわからないから、さっさと食べな」と言われる。

次の患者がやって来た。救急車ではなく直来ちょくらい(救急外来のこと)。
患者は14歳の少女・絢(あや)という。
隆治は虫垂炎かと疑い佐藤に連絡すると佐藤から
「ガイニンは?」と問われる。
ガイニンとは子宮外妊娠のこと。

佐藤が絢の母がいない隙に絢に訊くと、妊娠している可能性があるという。
隆治は衝撃を受ける。
基本的に生理がある女性には妊娠の可能性を尋ねる必要がある。しかし、絢が少女だと思いそれを省いていたのだった。

妊娠の判定をすぐに行い、佐藤が診察。
絢は虫垂炎で、隆治の診察は当たってはいたが、妊娠の可能性を問題外にしていたことは失態だった。
この日、隆治の睡眠時間は2時間。

翌日、絢の手術をする。佐藤の指導のもと、隆治は無事、手術を終えた。
ひとりの人間を治したことに安堵し、隆治は手術室の床に座り込み、そのまま眠ってしまった。

Part4「イシイ」のネタバレ

Part4の主な内容

・患者:25歳の男性。ステージ4の大腸がん。
・延命治療についてを考える。
・隆治が患者を看取る。
・拓磨はおならが出ていない。
・この頃、隆治はほとんどを病院で過ごす。

「イシイ」

隆治は、忙しい時は医局のソファで寝て、たまに家に帰る生活をしていた。
そんな隆治の姿を見て川村は、研修医の過労問題に引っ掛かるかも、と心配する。

岩井とともに患者に説明をする。
患者はイシイ。25歳。男性。ステージ4の大腸がん。

抗がん剤の治療は効果がなく終了とし、今後は痛みをとるだけの治療になる、とイシイ本人と両親に説明する。
その後、両親だけを呼び「長くて1か月」だと岩井が告知した。

医者にはできることなんてほとんどない。
それを身に沁みて感じる隆治は、壁を拳で殴った。

**

イシイの状態は悪く、鼻から管を通すことになる。
すると、イシイは「この管はいつ抜けるんでしょうか」と訊ねてきた。
隆治はとっさに「数日で抜ける」と嘘をつく。
本当は、抜ける可能性はゼロに等しい。
自己嫌悪におちいる隆治に、看護師の石井は
「優しい嘘は人を助ける嘘だ」と隆治を励ます。

イシイは隆治と同い年。
医者になることを夢見ていたという。
隆治に「いいお医者さんになってください」と言う。

翌日、イシイの様態は悪化。
佐藤は「あのままステるよ」
ステるとは死亡するの意味。

挿管の意味はないという岩井の診断がある。
隆治はそこに疑問を抱く。

岩井はイシイの両親に説明をする。
「挿管をすることは数日の延命になるだけです。それは苦痛になります」
両親の決断は「挿管はしない」だった。

その夜、隆治は岩井に依頼され泊まり込みに。
そして、イシイを看取った。

Part5「都会」のネタバレ

Part5の主な内容


・合コンではるかと出会う。
・はるかから若き頃の岩井のことを聞く。
・拓磨の様態が悪化し、再びICUへ。

「都会」

翌日、川村に隆治はイシイのことを話す。
「挿管はしても無駄だったのかな?」という隆治に川村は
「終末期の挿管は時間とコストの無駄」とドライに答える。

隆治は可能性はあるのじゃないか、という思いを捨てきれずにいる。
隆治は行き場のない思いを感じ取り、川村は隆治をいたわる。

**

ICUに行き拓磨を見る。
拓磨は眠っていた。
そんな拓磨に話しかける。

「イシイさん死んじゃったよ。ごめん、イシイさん」
隆治は静かに泣いた。

**

珍しく仕事が終わり、隆治は川村に誘われ合コンに参加する。
相手はシーエー(キャビンアテンダント)。
場になじめないでいた隆治だが、この時、はるかと出会う。
はるかは周りのシーエーとは違い教育関係の会社で働いていた。

隆治は、はるかから岩井の若き頃の話を聞く。
はるかの母はガンでなくなっていた。
8年くらい前、治療をする母の担当医は毎日、何度も診に来てくれ、何でもしてくれたという。サンタの恰好が見たいというと、サンタの着ぐるみも着てくれた。その医者が岩井だった。

隆治は岩井のことをあまり好きになれなかった。患者への温かみを感じなかったからだ。しかし、過去の岩井は違った。隆治は不思議な気持ちになる。

その帰り、電話が鳴る。
吉川からだ。拓磨の様態が悪いという。電話は何度か鳴っていたのに気づかなかった。

急いで病院に。
すでに佐藤が処置を始めていた。
拓磨は再びICUへ。
隆治は、病院を出る前に拓磨を見ておけば、と後悔する。
この日は、佐藤も岩井も外来があった。だから、隆治が帰りにみることは基本だったのだ。

佐藤から注意を受け、自分が情けなく涙をこぼす。

Part6「おなら」のネタバレ

Part6の主な内容

・拓磨は小児病棟に。
・おならが出れば手術はしなくてすむ。
・「ママに会いたい」と泣く拓磨に、隆治は答えることができなかった。
・拓磨はおならが出て、オペはしないですんだ。
・岩井が拓磨の母を連れてきて、拓磨は母とあうことができた。
・隆治は鹿児島に行こう、と決める。

「おなら」

拓磨は1週間ほどで抜管できた。
隆治はあの日から反省し、医局に泊まり続け、ICUにも足を運んだ。
その後、拓磨は小児科病棟に。

その日、隆治が拓磨のところに行くと父もいた。
拓磨は事故から2か月近く経つが食事は開始できていない。
拓磨はすっかり隆治になついている。
「ごはんが食べたい」「ママに会いたい」という。

隆治は言葉が返せなかった。
拓磨のお腹は異常に張っている。もしかしたたら、手術が必要かもしれない。

おならがでれば、手術は必要ない。
佐藤と隆治はふたりでおならが出ることを祈った。

この日、カンファレンスを終えた隆治は拓磨の父に説明をする。
「今日明日で再手術をするか判断します」
父は机を叩き「なんで息子が」と泣き崩れた。

夕方、拓磨のもとへ。
拓磨は「ママにあいたい」と言う。
もう少ししたら会える、という隆治に拓磨は
「先生はいつも、もう少しって」
と言い泣いてしまった。
隆治はどうにもならず「おやすみ」と言ってカーテンを閉めてしまった。

医者としても何もできない、涙を拭うこともできない。
ほとほと自分が情けない。
そしてひとり、泣いてしまった。

翌朝。
拓磨のおならがでた。
隆治は拓磨のお腹を触る。柔らかなお腹だ。
「拓磨くん」と言いながら、隆治は泣いていた。

佐藤も涙ぐみ、外科部長の須郷
「うん、いいね。あとはよくなる一方だよ」
と笑顔。

隆治はとても嬉しくて何をしていてもにやついてしまう。
これは医者になって初めての経験だった。

ナースステーションに行くと岩井がいた。
隣に拓磨の母。車椅子に乗っている。
岩井が連れてきてくれたのだった。

拓磨の病室に行く。
サプライズで母を会わせる。岩井は拓磨のそばまで車椅子を運ぶ。
感動の面会を隆治は一生覚えているだろう、と思う。

そして決意する。
「鹿児島に行こう」

エピローグ

ラストネタバレ

・隆治は鹿児島に行く。
・両親から兄の死についてを聞く。
・兄の墓参りにいき、医師になることを誓う。

隆治は鹿児島の実家に行く。
約半年ぶり。

突然の帰省に両親は驚く。
夕食を終えたあと、隆治は兄の話をしに来たと告げる。

隆治は“あの日”のことを覚えていない。
あの日、何があったのかを話して欲しいと両親に頼む。

あの日、とは隆治の兄・裕一が亡くなった日のこと。

父が語る。
あの日、夫婦は朝から忙しく働いていた。隆治が降りてきて何かを言ったが、忙しくて母は隆治をおいやった。すると泣きながら隆治が降りてきた。そこで母が上にいくと、裕一は倒れていた。いそいで救急車を呼んだ。
病院に運ばれたが、裕一は助からなかった。死因はアナフィラキシーショック。

それは、20年前のこと。現代の医学なら助かったかもしれない。もっと早くに対応していれば助かったかもしれない。しかし、それはもしもの話。

「しようがなかったんだよ」と母。

その日から隆治は3日間、食事をとらなかった。
「兄ちゃんが死んだのは僕のせいだ。絶対に忘れない」
と隆治はその時に誓った。

それを隆治は思い出す。しかし、なるべく兄のことを思い出さないように生きてきた。俺はなんていうことを……、と隆治は涙をぼろぼろとこぼした。

両親は隆治が自分たちを恨んでいると思っていたという。
父は「すまなかった」と言い、目頭を覆う。
隆治は、泣いた。

隆治は確かに両親を恨んでいた。そうでなければ兄の死を受け入れられなかったから。自分のせいだと思うのが辛かったから……。

隆治は両親を認める。そして、翌日、墓参りに。
隆治は医者になったことを告げる。
「もう兄ちゃんみたいな人いなくするために」と。
そして、拓磨のことも話す。

「生きてるってすごいことだ。俺は、これからも生きていくすごい医者になる。こんな石の中に兄ちゃんを入れた俺が、それでもすごい医者になる」
と誓う。

**

隆治は手術をする。
「なかかうまくいったじゃないか」とほめられる。

手術を終え、外に出る。
冬はすぐそこ。

ちょっとずつ泣く回数は減ってきた。

<終わり>

【泣くな研修医】のモデルは原作者


小説【泣くな研修医(幻冬舎文庫)】の原作者は、鹿児島大学を卒業した現役医師の中山祐次郎さんです。
【泣くな研修医】は、中山裕次郎さん自身の研修医時代の体験をもとに描いた物語。
ゆえに【泣くな研修医】はリアル感たっぷり。研修医の目を通して、現代医学についてを知ることもできます。

プロフィール
作者:中山祐次郎
1980年生まれ。
聖光学院中・高卒後2浪を経て、鹿児島大学医学部卒。
現役医師。
モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。
著書は「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと」など。

小説【泣くな研修医】(幻冬舎文庫)

タイトル泣くな研修医
作者中山祐次郎
発売日2019/02/07
発行社幻冬舎

【泣くな研修医】シリーズは現在3巻まで発売されています。

・シリーズ1【泣くな研修医】
・シリーズ2【逃げるな新人外科医/泣くな研修医2】
・シリーズ3【走れ外科医/泣くな研修医3】

【泣くな研修医】原作の感想

感動の「研修医」シリーズ第一弾【泣くな研修医】は冒頭から衝撃的。兄の死を連想させ、その真実がラストで明かされます。記憶のない隆治の過去。封印していた記憶と向き合うことができたのは、拓磨から勇気を貰えたから。命と闘う患者を前にして、隆治は、命とは、医療とは、と葛藤しながらも成長。涙をたくさん流しますが、人間味あふれる隆治はとても魅力的。
現役医師だからこそ描ける医療現場の実情が見えてきます。とてもリアル。
現実世界で外側しか見ていない医師たちも、隆治のように葛藤や涙が隠れているのだろうと思うと頭の下がる思いでいっぱいになります。
「すごい医者になる」と誓う隆治にエールを。

【泣くな研修医】はテレビ朝日系で土曜夜11時から放送!

泣くな研修医・原作

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