【元彼の遺言状】3話のネタバレと視聴率!「そして誰もいなくなった」の伏線回収!

元彼の遺言状3話

【元彼の遺言状】3話のネタバレと視聴率!

綾瀬はるか主演のドラマ『元彼の遺言状』3話が4月25日(月)に放送されました。

第3話は前回ラストで古本屋店主が読んでいた「そして誰もいなくなった」の伏線を回収して…。

今回は【元彼の遺言状】3話のネタバレと視聴率について。

目次

【元彼の遺言状】3話の視聴率

【元彼の遺言状】3話の視聴率は10.3%

初回は12・1%、2話は10・3%でした。

【元彼の遺言状】3話のあらすじ

剣持麗子(綾瀬はるか)は、「くらしの法律事務所」を村山弁護士(笹野高史)から引き継ぐことになった。篠田敬太郎(大泉洋)のことも住み込みで働かせることに。

運送会社の乗車前試験で引っかかったの、ぬか漬けを食べたんだという依頼人・真美(佐々木春香)に困り果てる麗子。上司を蹴ったので逮捕されたという。依頼人は留置場に入れられてしまうので、愛犬パトラッシュの世話を麗子に頼んだが、パトラッシュのことは篠田に任せる。

そんなとき、“武田信玄”を名乗る男から弁護依頼の電話が入る。断ろうとしたが秋須坂町と聞いて受け入れた麗子。

秋須坂町では火事が起きていた。通報者はイケメンホスト・黒丑益也(くろうし・ますや)(望月歩)。ホストクラブでは“武田信玄”という源氏名で働いているらしい。

黒丑が死体を発見するなり速攻で警察に通報したという。死体の身元は進藤不動産社長の進藤昌夫。

3カ月前、黒丑は進藤から立ち退きの話を持ちかけられた。そのときは穏便な雰囲気だった。

けれど、数週間前、再び訪ねてきた進藤はまるで人が変わったように「1カ月以内に出てけ」と強引に迫ってきたらしい。

黒丑は腹が立ったが、改めて交渉しようと進藤のオフィスを訪ねたところ、進藤の遺体があったのだという。

自分は関与していない」と全否定する黒丑。

だが、殺す動機は十分だとして、黒丑は警察に任意同行を求められる。

麗子はそんな黒丑の弁護に当たるが、彼の供述につじつまが合わない点が次々浮上していく。

果たして黒丑は無実なのか?

【元彼の遺言状】3話のネタバレ

あらすじの続き。ここからネタバレです。

秋須坂の再開発

森川紗英(関水渚)が「暮らしの法律事務所」を訪ねてきた。常国建設のパーティーに行ってきた帰りだという。新しいプロジェクトのお披露目パーティーだった。

麗子は「秋須坂の再開発ね」と感づく。廃れた商店街をつぶしてショッピングモールを建てる計画だ。

黒丑(望月歩)の過去

その後、麗子は警察から黒丑を引き取った。黒丑に、殺された進藤のことを尋ねる。進藤の先祖が昔から、あの辺の地主で、まとめて土地を売りに出すと言っていたようだ。

黒丑の家は、もともと祖父の持ち物で、黒丑が1歳のときに祖父が亡くなった。それから家族で引っ越してきた。家賃は払ったことがないし、それに…。

黒丑は「手放したらみんなの帰る場所がなくなるから。」と麗子に言った。

黒丑の家族は、弟と両親と家族4人幸せだった。けれど、突然、父親が会社をクビになった。父はショックで再就職もせず、人が変わったように暴力を振るうようになったという。そして黒丑が中学時代、母は出ていった。のちに母が弟だけ呼び寄せた。それからは父と二人で暮らしていたが、結局その父も3年前にどこかに行ってしまったという。

黒丑は「いつか また家族で一緒に暮らすために俺は ホストになりました。」と語った。

麗子(綾瀬はるか)が建設会社側に?!

黒丑は立ち退きを強引に迫られていたので、殺す動機はある。

それだけでなく進藤不動産にあった立ち退き区域の賃貸借契約書をまとめた書類ファイルに、黒丑の指紋もベタベタとあった。なぜかファイルから黒丑の家の契約書だけなかった。警察は黒丑が盗んだと見立ている。

麗子は常国建設の社員に会って、ショッピングモールの開発区域の不動産会社が1か月前から強引になってきたと訴える。そして集団訴訟をちらつかせた。私なら勝てると誇る麗子。

けれど、「私なら一斉に一斉に立ち退かせる秘策があります」とも告げる麗子。あの区域の水道管の老朽化の資料をみせる。行政も着手するのは15年後。自分たちが そんな所に住んでいる分かれば立ち退くだろう、という麗子…。

麗子は黒丑の弁護士でありながら、立ち退かせる側にもつくことに。けれど、上手く立ち退かせて多額の報酬と実績も得て、顧問契約もとりたい考えだ。

篠田(大泉洋)の推理

反対派の集会に行ってきた篠田。反対派の会長の望月は火事があった店の者だ。まさか放火か?

麗子は法律で立ち退かせることを決心する。

麗子と篠田は黒丑家へ。登記簿には土地も建物も、所有者は進藤と書いてある。黒丑家の持ち物じゃなかった。(黒丑の証言は嘘?)

黒丑家は誰もいなかった。そのため、隣の家で庭いじりをしていた尾形の話を聞くことに。

尾形は黒丑家とはあまり付き合いがなかった。黒丑は母を亡くしており、兄弟もいない。父子2人で暮らしていたが、その父も最近見てないという。(これまた黒丑の家は嘘か?)

尾形の父親は脳梗塞で入院中。妻は看病しているという。

篠田は黒丑家の庭のつつじが一か所だけ赤いのが気になる。

篠田はアガサ・クリスティーの小説「そして誰もいなくなった」の見立て殺人のようなものだと推理。

事件があったのは「秋須坂」商店街。事件はこの地名に見立てて起こっていた。

一文字目は 「秋」で、つくりは 「火」。事件直前、現場の近くで 火事があった。

二文字目は 「須」で、つくりは おおがい。これは人の頭を意味する。被害者の進藤は頭を殴られて殺された。

そして「今日。黒丑家を見て全てがつながった。」という

三文字目は「坂」で、つち編だ。

黒丑家の庭には1カ所だけ色の違うツツジがあった。黒丑が立ち退きを拒絶した本当の理由はその場所にあった。

理由は家族がまた一緒に暮らすためではなく…遺体が土に埋まっているのではないか?

黒丑の弟は初めから存在していない。母親もすでに死んでいた。残ったのは暴力を振るう父親と二人。その父親も姿を消しており、そしてツツジの色が変わった。なぜ変わったのか。遺体が埋まったからだ。

開発で掘り起こされると遺体が発見されてしまう、だから家の持ち主である進藤を殺した。

そう篠田は推理した。…麗子は証拠を見つけるよう篠田にいう。

・・・篠田は<放火犯は必ず現場に戻ってくる>セオリーを信じて、防犯カメラを確認していく。

アジサイとツツジ

麗子は黒丑に会って「契約書を隠し持ってるなら今すぐ 出しなさい。」と迫ったが、黒丑は逃げた。

夜。黒丑は庭を掘っていた。そこからは 何も出てこなかった。警察に見つかったが釈放される。

麗子が話を聞く。黒丑は、3年前しばらく身を隠すと言って出ていった父が「何があっても、あの家には住み続けろって。」言っていたという。だから父が誰か殺して庭に埋めたと思っていたが違った。

お隣の尾形は大学の教授で、尾形によると「土の影響で色が変わる植物というのはアジサイくらいなんだ」という。ツツジの場合は咲き分けと呼ばれる遺伝現象で土とは、まったく関係がなかった。

黒丑はこの現象を勘違いして、庭を掘り起こされるのを恐れて、進藤不動産に行って第一発見者になった。

となると、真犯人は…?

解決編:真犯人は?

大学の教室にて。尾形の授業が終わったあと、麗子・篠田・黒丑がやってきた。

秋須坂で ぼや騒ぎがあったとき、尾形は近くにいた。篠田が調べて発見した。

そのぼやが起きたのは反対派のリーダーのレストランだった。

火を付けたのは、おそらく殺された進藤だ。

その放火現場を尾形は目撃。

尾形は、進藤のもとへ行き「放火の件は 黙っててやる。その代わり 自分の家だけは立ち退きをしなくて済むようにしろ」と交渉したが失敗。そして殺害した。

真犯人は尾形…という麗子たちの推理に、尾形は「証拠は?」と問う。

証拠は登記簿にあった。…尾形の住んでいる土地の所有者は進藤で、その進藤と借地契約を交わした人物の名前もある。その名前は義理の父・藤本浩平さん。尾形の家は奥さんの実家だったのだ。

進藤は藤本さんと話したいと言ったはず。たしか義父は脳梗塞でリハビリ中。だが、警察が調べたところ、藤本さんが病院にも保険会社にも脳梗塞で入院した記録がない。ではどこにいる?義父に付き添っているという妻の行方は?

警察は令状を取って家宅捜索することが決まった。

やがて、尾形家の庭から義理のお父さんと奥さんの骨が見つかった

・・・ちなみに黒丑家の賃貸借契約書は初めから存在していなかった。黒丑家の登記簿上の所有者は
進藤だが、進藤不動産は創業45年だ。黒丑のおじいさんは進藤の先代の遠戚に当たる。おそらく、黒丑のおじいさんは契約書を交わさずに「なあなあ」で、あの家を借りてずっとそのままになっていたという麗子。

民法162条 取得時効。:他人の物でも契約書なしに20年間、善意のもとに所有していたら自分の物になるという法律がある。

黒丑のお父さんはそのことを知っていたのだろう。黒丑が1歳のときに引っ越して今21歳なら今年で ちょうど20年。だからお父さんは「住み続けろ」って言ったのだった。

麗子たちの調べで、黒丑のお父さんは歌舞伎町で元気にやってるとわかった。

黒丑はもう住む必要ないのかと思う。麗子は「私が立ち退き料がっぽり 回収してあげる。」と告げた。

・・・麗子は顧問契約を狙っていたが、津々井(浅野和之)の事務所がショッピングモール建設プロジェクトの案件を依頼されたという。

「この狸ジジイがぁ~!」麗子は悔しがった。

*****

パトラッシュの飼い主の真美ちゃんは奈良漬60枚、本当に食べたようだ。

麗子はなんで合理的じゃないんだと憤るが、だから人間はミステリーだという篠田。

麗子は必要のないミステリーだと怒った。

(つづく)

【元彼の遺言状】3話の感想

「そして誰もいなくなった」の伏線回収?!

今回、アガサ・クリスティーの小説「そして誰もいなくなった」の伏線を回収してきました。

どこが?と見逃した方に解説すると、篠田のセリフがあからさまです↓

篠田:「そして誰もいなくなった家が黒丑家ではなく尾形家だったとはねぇ。」

義父と妻を殺した尾形。そして尾形自身も逮捕されて家からいなくなりました。

たしかに「誰もいなくなった」家ですね。

しかしもう一つの意味も。黒丑家が20年経過して持ち家になったため、麗子が高く売ることにします。

つまり黒丑家も誰もいなくなったのです。

黒丑家、尾形家。誰もいなくなった家が2つかかっていました。

面白くないの感想も?

ネットでは「面白くない」と感想も多いです。

まあ、私(筆者)は2回見まして、面白くないとまでは思わないのですが…前夜に放送の「マイファミリー」3話と比較すると、ここがポイント!という、いわゆるクライマックスがないように感じました。

お話としてはよくできているしキャストは良いのにもったいないかな。

ストーリーはちょっと理解しにくいのも難点。私(筆者)は無知だからか、ツツジが赤いのがあったからってなんだろうとも思ってましたし(笑)

まあ、庭が怪しいとなると人骨の可能性は疑ってました。そこから私(筆者)は面白く見てはいたのですが…。

クライマックスと関係あるのですが、もうちょっとエモーショナルな演出が欲しいかな?と思いました。

つまり視聴者の感情を動かすシーン。たとえば黒丑の父と子の回想シーンを印象的にはさむとか?あと、尾形が義父と妻を殺害した理由をセンセーショナルに語らせた方が良かったかも…。篠田が「家庭内で問題あったのかね」と言って、麗子は「理解するのは無理」とバッサリ。

刑事ドラマの定番ですが悲しい動機とか理不尽な動機が取調室で語られたり、回想が挟まれます。視聴していて感情が動きますよね。なんてバカなことを!とか切ない!とか。「相棒」なら右京さんとか厳しい言葉を投げかけたりしますし…。

まあ、それじゃあ刑事ドラマになってしまいオリジナリティが出ないので、本作はこれでありかもですが…。

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画像出典『元彼の遺言状』HP

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