【未恋〜かくれぼっちたち〜】最終回ネタバレと感想!隠れぼっちたちが選んだ道

2025年3月13日にドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』の最終回が放送されました。

最終回を迎えた『未恋~かくれぼっちたち~』。高坂健斗、鈴木みなみ、深田ゆずがそれぞれが選んだ道とは? そして健斗とゆずは再び共に歩み始めるのか?

物語の展開を、あらすじとともに考察やSNSの反応を交えてまとめました。

目次

【未恋〜かくれぼっちたち〜】最終回ネタバレ・感想!

それぞれの選択

「自分の描きたいものだけを描いてください」それは、作者を思っての一言でした。

高坂健斗は、本島りんの連載デビュー作を白紙に戻すという大胆な決断を下します。

「好きなことを仕事にしない方がいい」そう語っていた高坂健斗。しかし、今の仕事が、心から好きだということに気づきました。

好きじゃなければ、こんなにも熱く、作者と真正面から向き合えないですよね。

「編集の仕事は好きですか?」

そう問われた時、高坂健斗は迷いなく「作家の隣で戦い続けるのが、私の生きがいです」

と返答。好きなものは、好きだと胸を張って言える、第1話からの成長を感じる瞬間でした。

鈴木みなみは 「自分のために書くだけがすべてじゃない。誰かのために書くことも、こんなにも素敵なことなんだ」と気づきます。

 そして、新たな夢を口にします。 「一番大切な人のために、私は書きたい」 そう決意した鈴木みなみが選んだのは、小説ではなく絵本の創作でした。

 それは、子どもを持つ親だからこそ生まれた発想なのかもしれない。 親になると、子どもは自分以上に大切な存在になる。 

だからこそ、その小さな手に、心に、何かを伝えたい。何かを届けたい。 6年前の彼女にはない選択だっただろうと思います。

 今の彼女の選択は、まさに母としての決断でした。 小説ではなくても、「書く」ことを選んだ鈴木みなみは、どこか以前よりも生き生きとして見えました。鈴木みなみの書く絵本、とても気になります…。

深田ゆずは、ついに新連載のスタートを切りました。かつては「世間の肩書き」に縛られ、苦しんでいた深田ゆず。
けれど、もうそこに迷いや不安の影はありません。

「漫画家・深田ゆず」として、堂々と作品と向き合っていました。

自分自身の物語を紡ぐことを選んだ深田ゆず。
その姿は、第1話と別人のようでした。

前回と同様に「好きはチカラになる」を実感するシーンでした。

共に歩み出す2人

高坂健斗は、自分の一人称が「ゆず」になっていることに気づいた瞬間、衝動的に職場を飛び出し、深田ゆずに会うために麻婆丼屋へと向かいました。驚くゆずを連れ出し、二人の思い出の場所である河川敷へ。

「やり直したい」高坂健斗のまっすぐな言葉に、深田ゆずも心を動かされました。こうして二人は再び向き合い、もう一度恋人同士となったのです。

そして、これまで素直に言えなかった「好き」という言葉を、高坂健斗は初めて深田ゆずに伝えました。

一人称が「ゆず」になっていることに気づいたということは、それだけ高坂健斗の心が深田ゆずに強く向いていた証拠なのかもしれません。そして、それに気づけるのは、きっと高坂健斗だけでしょう。

無意識のうちに、深田ゆずのことを誰よりも大切に思い、心の奥深くで強く惹かれていた。自分では気づいていなかったけれど、彼女への愛情は想像以上に深かったのかもしれませんね。

未恋〜かくれぼっちたち〜】SNSの反応

高坂健斗と深田ゆずが第1話から突然交際を始めるテンポの速さに、最初は置いてけぼりになる視聴者も多かったようです。 しかし、気づけば物語に引き込まれていたという声が多数寄せられました。

第1話から第10話までを通して、人生において大切なことが数多く描かれており、多くの視聴者にとって考えさせられるドラマだったのではないでしょうか。

脱•かくれぼっちたち

『未恋〜かくれぼっちたち〜』 というタイトルを見たとき、まず恋愛物語なのかなという印象を受けました。しかし、あらすじを読むと、夢を追うZ世代の群像劇だと分かります。恋愛をしながら夢を追い、最後は夢も叶ってハッピーエンド!そんな展開を想像しましたが、実際はまったく違う、もっと深い物語でした。

恋愛要素を入れつつ、物語の軸となるのは、夢を叶えたのに世間からの肩書きに苦しむ作家、夢を追い続ける若者たち、そしてそもそも夢とは何なのか、好きとは何なのか、夢を追わないほうが幸せなのか という問い。様々な立場から描かれることで、考えたこともなかったような視点に気づかされます。

また、恋愛だけでなく、人間関係の難しさもしっかり描かれており、単なる恋愛夢追いドラマではなく、現実の厳しさや心の葛藤にも寄り添った、学びの多い素敵な作品でした。

人生の迷った時、ふと見返したくなりますね。

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