『御上先生/考察』謎の青年(新原泰佑)は御上の兄?既にこの世にいない?

主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系、日曜午後9時)が1月19日にスタート。第1話で気になったのは謎の青年(新原泰佑)。主人公だけが見えているようだったり、写真や回想シーンなどで登場するのですが、一体何者なのでしょうか。

今回は『御上先生』に登場する謎の青年(新原泰佑)について考察していきます。

目次

『御上先生』謎の青年(新原泰佑)の考察

『御上先生』に登場した謎の青年(新原泰佑)について考察していきます。

謎の青年を演じるのは新原泰佑さん

1話での写真・回想シーン・現在のシーンでたびたび登場する謎の青年は、公式サイトのキャストや相関図に掲載されていません。役名も不明。

しかしエンドロールに名前があった新原泰佑(にいはら・たいすけ)さんでほぼ決まりだと思います。

新原さんはアミューズ所属の俳優、ダンサーで2000年10月7日 生まれ(本作放送時の年齢 24歳)。ドラマ『25時、赤坂で」(2024年4月19日 – 6月21日、テレビ東京)でW主演の一人を務めています。また、世界初ミュージカル化で話題の「梨泰院クラス」(2025年6月~)に主要キャストのチャン・グンス役で出演予定。今注目の若手俳優のひとりです。

1話の謎の青年(新原泰佑)を振り返り

1話冒頭、御上(松坂桃李)が文科省を立ち去る際、雑踏の中に御上を見つめる制服姿の青年(新原泰佑)がいました。

1話の別の場面では、御上が自宅で荷ほどきの際に学生時代の写真を見つけます。そこには学生服姿の御上と、1話冒頭の制服姿の青年が並んで写っています。そして御上は学生時代を思い出します…↓

回想シーンでは、その青年と御上が、学生服姿でお弁当を食べながら話をしています。おそらく場所は放送室。青年は、「パーソナル・イズ・ポリティカル(Personal is political)。個人的なことは政治的なこと。そういう言葉があんだよ」と言い、「個人が抱える生きづらさは個人でなんとかしろってなりがちだけど、実は社会的な問題。つまり、政治が解決すべき問題だって意味なんだよね」と意味を説明します。

御上は「うーん、意味は分かるけど」と言います。青年は「まだ孝には難しいよな。でも、僕はすごく大切にしてる言葉なんだよね。ま、いつか孝にも分かると思う」と言い、御上の頭をくしゃくしゃとしました。

青年と一緒にいた男の子は「御上」という名札をつけていました。だから御上だとわかります。下の名前が孝(たかし)であることも会話で分かるため、御上孝(松坂桃李)の過去パートであると分かります。
さらに名札の「御上」の文字の上に「哲陵中」という文字が見えます。この回想シーンは御上の中学生時代のようです。

回想シーンで御上には「御上」という名札があったのに対し、もう一人の青年には名札がありません。

1話終盤、御上が神崎拓斗(奥平大兼)から「あんた、何でそんな俺に構うの?」と言われます。御上は「似てるからかな。本当に似てる。だから君を見捨てるわけにはいかないんだ」と言います。その後、教室を去った御上がふと廊下を見ると、またも制服を着た青年が立っていました。

考察1:謎の青年(新原泰佑)は、既にこの世にいない?

謎の青年(新原泰佑)は1話冒頭で雑踏の中で立っていたり、1話ラストに高校の廊下に立っていました。しかし通行人には見えてない様子だったんですよね。そして、エンドロールが終わった後、謎の青年の姿は消えていました。1話冒頭ならば人混みに紛れて消えたのかなとも思えたのですが…。

以上のことから、謎の青年(新原泰佑)は御上にだけ見える存在で、もうこの世にいないのだろうと考察します。

霊なのかもしれないですし、イマジナリーフレンドじゃないですけど想像で見える人物なのかもしれません。

考察2:謎の青年(新原泰佑)は、御上の兄?

1話の回想シーンで、御上と謎の青年の お弁当がお揃いで、水筒が色違いでした。

謎の青年(新原泰佑)は御上の兄、という説が有力になってきています。SNSでも反響が↓

青年が「まだ孝には難しいか」「いつか孝にもわかると思う」というのは、年上としての言葉っぽいですよね。

御上と青年はどちらも敬語を使ってないですけど、兄弟ならフランクに話をしても不思議じゃありません。

考察3:謎の青年(新原泰佑)は高校生の兄で、社会に抗議した?

回想シーンで御上が名札(中学の名前もあり)をつけているのに、謎の青年(新原泰佑)は名札をつけていません。もしかすると高校生は名札をつけなくていいとか、あり得そうですね。

1話のエンドロールでは、青年(新原泰佑)が放送部で何か訴えている様子が描かれていました。↓

以下の最新版スポット 【官僚教師の破壊】27秒頃に、学生服の青年(新原泰佑)が放送室から「僕は、社会に対して抗議します!」と語っています↓

24秒ごろにはセーラー服の女性が男子学生にハグ。あるいはハグではなく、放送を続けてもらうよう放送室への侵入を止めているのでしょうか?

青年(新原泰佑)が放送部で何か訴えていたのは「社会への抗議」でした。学生運動を起こそうとしていたのでしょうか。セーラー服の女性は青年(新原泰佑)の仲間で同志?

まとめると、青年(新原泰佑)は放送室から社会に抗議をしていて、生徒たちに団結を呼びかけていたのだと思います。社会運動とは組織的な運動ですから、同志が必要です。同志を集めて社会を変えたかったのだと思います。まあ、事件ともいえますが↓

考察4:謎の青年(新原泰佑)は学生運動を仕掛けるが失敗して死亡?なぜ?

謎の青年(新原泰佑)は学生運動を仕掛けるが失敗して死亡したのだと推察されます。では一体なぜ?

反対派に刺されたとかも考えられますが、1話終了時点の少ない情報段階で予想すると、SNSや悪い噂や陰口などで追い詰められた謎の青年(新原泰佑)は自分で命を絶ったのかもしれません。

これはメタ考察(本編の外からの考察)っぽいですが、本作の脚本家が映画『新聞記者』の脚本のひとりでもあります。あの映画も自殺者が出てくるんですよね。国の不正を隠し続けることが重荷になって飛び降りてしまいます…。まさか今作でも似た展開が…?

考察5:御上が神崎拓斗を「見捨てない」と言った理由

1話終盤、御上が神崎拓斗に「似てる」と言いました。しかも「だから君を見捨てるわけにはいかないんだ」とまで言っていました。

おそらく「似てる」とは、青年(新原泰佑)と似ているということでしょう。似てるから見捨てられないということは、御上は過去に青年(新原泰佑)を見捨ててしまった…と解釈もできそうです。見捨てるというか、亡くしてしまったのでは?と予想します。

考察6:御上が神崎拓斗に「似てる」と言った理由

また、御上は神崎を似ていると言った理由も考察します。

青年(新原泰佑)は「Personal is political」という言葉が好きでした。この言葉は1960年代以降のアメリカの学生運動でのスローガンだそうです。学生運動とは学生が起こす「社会運動」(現在の社会の状況の改善や社会問題の解決を目的として組織的に行われる集合行為)のこと。

報道部の神崎拓斗(奥平大兼)もジャーナリストを目指していて、社会運動家っぽいところがありますよね。

つまり、神崎の正義感あふれる社会運動家な点を見て、御上は青年(新原泰佑)に「似ている」と思ったのだと思います。

まとめ

『御上先生』に登場した謎の青年(新原泰佑)について考察してきました。

まとめると…↓

  • 謎の青年は役名なし、キャストも不明だが、新原泰佑さんが演じているのは濃厚。
  • 謎の青年(新原泰佑)はこの世にいない?
  • 謎の青年(新原泰佑)は御上の兄?
  • 謎の青年(新原泰佑)は高校時代(御上が中学時代)に学生運動をした末に、消された?あるいは自ら命を絶った。
  • 御上が謎の青年(新原泰佑)を失ったから、似ている神崎を見捨てられない!?
  • 御上が謎の青年(新原泰佑)と神崎の社会運動家の部分が似ていると思った!?

謎の青年(新原泰佑)は社会の何を訴えたかったのか。そして何が原因で亡くなってしまったのか。(亡くなったかは1話時点で不明ですが、霊のように登場するので死亡してる可能性が高い)…ともかく、謎の青年(新原泰佑)はキーパーソンなので今後も注目です♪


「御上先生」謎の青年(新原泰佑)考察

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