【御上先生】7話ネタバレ考察!槙野は後輩の高見唯人を亡くした?!

松坂桃李主演のドラマ【御上先生】第7話が3月2日に放送されました。

回想シーンによると槙野(岡田将生)は後輩の高見唯人を亡くしたのか?!という件などを考察します。

今回は【御上先生】7話のあらすじネタバレ&考察・感想について紹介します。

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目次

【御上先生】7話のネタバレ

【御上先生】7話のあらすじネタバレです。

椎葉(吉柳咲良)が万引き

椎葉春乃(吉柳咲良)はドラッグストアで生理用品を万引きをした。
御上(松坂桃李)と是枝(吉岡里帆)が店に到着。
すると、椎葉が「帰らないと」と店長にお願いしている。
御上はヘルパーの時間終了が迫ってると知り、是枝を椎葉の家に向かわせる。

御上は椎葉から話を聞く。
椎葉は元々生理が重かったが祖父の認知症が発症して以降はPMS(月経前症候群)に悩まされていた…。

御上が来たことで店長は通報を思いとどまる。
御上は大量の生理用品を椎葉のために買った。
御上は「初めて買ったよ」という。

御上が「卒業まで足りる?」と言ってることから、椎葉さんの現状を助けるだけでなく、彼の先を見据える聡明さや優しさが伺えます。また、このドラッグストアで大量購入することで、店長への口止めプラス通報をしなかったことへのお礼の意味も含まれているかも?!

帰り道。御上は自分も母の介護をしていてヤングケアラーだったことを椎葉に話した。でも生理用品だけは絶対に他人に買いに行ってもらっていたという。

「ダメすぎだな」と笑う御上。椎葉は御上が変わったと見抜く。御上は教室で兄のことを話したと明かす。椎葉は私も聞きたいという。

3通目のファックス

ヤマトタケルから3通目のFAXが届いた。今回は溝端主任(迫田孝也)が料亭の前で塚田局長(及川光博)・中岡(林泰文)と話をしている場面の写真も載っていた。

古代理事長(北村一輝)は「たかが高校教師が官僚と料亭で密会って」と注意する。

津吹(櫻井海音)に悲劇が!

文科省では、津吹(櫻井海音)に悲劇が訪れる。それは津吹が倒れたこと。槙野(岡田将生)は病院に付き添う。出産間近の大きなお腹の妻(工藤遥)も駆けつけた。

津吹は翌日MRI検査を受けることに。槙野は、病院に付き添った過去を回想。それは「高見さん」と呼ばれる男性がストレッチャーで運ばれている様子だった。

槙野は津吹に、「明日検査が終わって退院になったとしても、絶対に仕事来るなよ。これ業務命令だから」と伝えた。

翌日。津吹はMRIの結果を槙野に話す。津吹は脳の血管が詰まりかけていて、手術することになったと説明。その手術日と出産予定日が重なっていて、術死したら赤ちゃんと会えない…。

津吹は「何のために仕事してるんですかねぇ…。俺たち」とつぶやくのだった。

神崎の調査は継続中

神崎は、是枝と一色(臼田あさ美)から冴島が「神崎くんのことを心配してた」と聞く。自分のことを後回しにする冴島。神崎は「もしかすると誰かをかばってる?」と疑う。そして、次元に人探しの手伝いを頼む。冴島が探すなら生徒だからと卒業アルバムを調べていく…。

ゲームセンターにて。御上が富永にあることを頼む。

汚れ役を押し付け合う2人

一方、中岡と塚田局長が密会。中岡は東元官房長官からの伝言「裏口をこじ開けろ」「事務次官を目指すなら年齢敵にもラストチャンス」を伝える。

中岡は塚田から古代の背中を押すよういう。塚田は「中岡さんの仕事でしょ」と反論。

2人は汚れ役を押し付けあっている。

椎葉(吉柳咲良)が退学処分に

ファックスの波紋が広がる中、椎葉(吉柳咲良)が行っていた万引きについて、古代(北村一輝)は溝端主任に退学が妥当と案を出す。(あくまで提案!)

後日。学校側は椎葉に退学処分を下す。決定打は、椎葉が出会い系サイトのサクラのバイトをしていたことだ。詐欺罪に問われかねないバイトだった。

心配するクラスメイトたちに対し、御上は絶対的貧困と相対的貧困の話をして、椎葉に話を振る。

椎葉は大切な時期に時間を奪っていることを謝罪して、話を始める。幼稚園のときに両親が交通事故で亡くなったこと。祖父母に引き取られたが、祖父が今年に入って認知症になって店が経営出来なくなったこと、学校にもみんなにも迷惑をかけてること…

富永蒼(蒔田彩珠)は「迷惑とかさ、そんな気遣いいらないから。私たちの国の話でしょ? それを椎葉がさ、身を削って私たちに伝えようとしてくれてるんじゃん。迷惑とか言われたら本気で悲しくなるし、今椎葉のその話を聞くより大切な事なんて、少なくとも私はない」と言う。

御上は「パーソナル イズ ポリティカルは亡くなった兄が僕に教えてくれた言葉だ。個人的な事は政治的なこと。椎葉さんの抱える生きづらさは、社会とつながっている。政治とつながっている。僕たちの未来がいいものになるかどうかにつながっている。」という。

椎葉は出会い系サイトのサクラが処分の決定打だと話す。

御上が「なんで生理用品だったの?」と尋ねる。
是枝(吉岡里帆)が「やめて下さい。女性に対してそんな質問、見過ごせません」と止める。
富永(蒔田彩珠)は「椎葉が決めていい。質問に怒るのも答えるのも、椎葉が決めていいと思う。だって椎葉の事なんだから」と割って入る。
椎葉はこれを話にきたという。

初潮を祝うために和菓子屋の祖父は赤飯を炊いた。だから生理には嫌なイメージはなかった。でも生活に困窮し、店を売って祖父母を施設に預けなければならないことは分かってる。考お金が怖い…と不安で、えると頭が混乱する。生理も重くなっていく。

親友の千木良(髙石あかり)は「ごめん、椎葉」と泣いた。

椎葉は「心配してくれてるの分かってた。でも、本当の本当に困ってると、自分の中の何かを鈍らせないと、生きてるのが無理になるんだよ。相談できるって人がいるって事にも、気づけなくなる。なのに生理がくる。私はここで血を流ししてるのに誰も気付いてくれないって、苦しくって…私は私がここにいるってことを見つけてほしかったんだなって気付いたんです。聞いてくれてありがとう」と涙ながらに話す。

聴いてくれる存在がいるということ…。これは、御上の兄が主張しても学校やクラスメイトから相手にされず、透明化されていたこととの対比となっているのでしょう。


櫻井未知留(永瀬莉子)が「どこに抗議に行けばいいでしょうか」と質問。
御上は「方法を考えようか」と促す。
次元賢太(窪塚愛流)が「よしっ。よし!ここで乗り遅れたら男ども一生乗り遅れる案件なんで、ちょっと気合い入れてみた」と立ち上がる。
富永蒼(蒔田彩珠)「世界中ただ1人も生理と無関係な人間なんていないし」という。
徳守陣(八村倫太郎)が「まずは調べる所からですね」という。
クラスメイトたちが対策を考えていく…。

御上の根回し

放課後。是枝が黒板をスマホで撮影。
黒板に書かれていたことは…オカミが助言役。署名チームはA班からD班まである。調査チームや資金・運用チームもあった。
是枝が板書を消していると、冨永がやってきた。
冨永は御上から椎葉のことを絶対に是枝が止めるから、その時はすかさずに発言してほしいと根回しがあったと明かす。
なぜ是枝に話をつけなかったのか。
御上が「同じ事を話すとしても、全力でかばってくれる人がいるのといないのとでは、多分違うから。」と言っていたという。

生徒たちが問題解決へ

3年2組の生徒たちは、ほぼ全員の生徒から署名を集めた。

理事長室にて。椎葉の親友・千木良(髙石あかり)と秀才の和久井(夏生大湖)が署名してもらった嘆願書を提出。そして椎葉の退学取り消しと家庭環境が変わった生徒への救済システムの構築を古代に願い出た。

その後、結論が出た。
古代真秀(北村一輝)がネットで演説。
隣人を助ける創立の精神を教わった…と語る。
結論は、全面的に生徒たちの要望を受け入れるというもの。
椎葉は学校に残ることに。
生徒たちは勝利に喜ぶ。

是枝も母と向き合うことに

教員の控え室にて。
是枝(吉岡里帆)は御上に怒るが、御上は嘘ではやれる人でないからという。
御上は是枝が生徒に寄り添う長所を認めていた。

是枝は「男並みに仕事ができる…が、褒め言葉だと思ってました。そうありたいって肩肘張って。…でもそうじゃないですね」という。
御上は「その結果の社会が、今ここですからね」という。

是枝はコネ就職であることに触れて「母が教師になることすら反対してました。でも私は勉強を教えるだけじゃなくて、生徒の悩みに向き合う様な、そんな教師になりたかったので、地域のちょっと荒れてるなって言われてる高校をあえて選んだんです」という。
是枝の母はその高校を勝手に蹴って、進学校の隣徳に決めてきた。
是枝はいやいや隣徳で働くことになった。
御上は「もしかしてスーパー熱血教師になりたかった?」とツッコミ。
是枝は「言われると思ってました」と笑う。
いやいや来た高校だが、心境が変化した。是枝は古代を尊敬してる人だとも思っていた。

しかし今日の演説で古代が自分に酔っていると感じた是枝。
古代が道を踏み外してるなら生徒を守らないといけない。
だからに母に相談してみるという。

是枝先生の家はお金持ちで、隣徳に寄付金もたくさんしたようです。でも裏口入学と縁故入社は事情が違うような気もしますが…。お母さんは何か知ってるかもしれませんね。

ビジコンチームの提案と椎葉の思い

千木良とチームビジコンは、椎葉に和菓子店を売らない提案をする。

後継者不足の解決には和菓子職人とマッチングすること。
経済面はクラウドファンディングを募る。
アンケートを実施したところ、顧客も継続を望んでいる。

しかし椎葉は不動産屋をしている母方の叔父に思い切って相談をして売却することにしたという。

椎葉が「ずっと意地張って”助けて”って言えなかった。ちゃんと言えたのは、みんなが頼る勇気を教えてくれたから。」という。

千木良たちは叔父さんにこの提案を紹介するのはどうか、ともう一度押すが…「やっぱり。おじいちゃんの味じゃない椎の葉は椎の葉じゃないと思うから」と椎葉。

椎葉は「でもすっごくうれしい。迷ったらみんなに相談したい」と笑う。

7話の結末

塚田幸村(及川光博)と古代真秀(北村一輝)が電話で話す。
塚田は、御上のクラスの成績が落ちていて迷惑をかけているから、御上を文科省に戻したいと言う。

慌てる古代に「うまく取り込むのも手」という塚田。

塚田は御上、槙野恭介(岡田将生)、中岡壮馬(林泰文)、溝端完(迫田孝也)
誰を選ぶか見極めるべき時だという。

ラスト。御上と一色が相談。御上は不正入学の見返りが寄付金くらいでは検察が取り合わない…と悩み中。そこで、殺人事件と校内新聞の関係をマスコミにリークした文書を持って、御上は「これで仕掛けてみる」という。(つづく)

【御上先生】7話の考察

【御上先生】7話の考察です。

考察1:槙野は後輩の高見唯人を亡くした?!

津吹が入院したことをきっかけに、槙野の回想シーンが挿入されました。

槙野が付き添っていて、ストレッチャーで救急搬送されるスーツを着た青年は「高見さん」と呼ばれていましたね。

高見がスーツ姿なことから、文科省の後輩っぽいですよね。

槙野がたびたび見舞いに行っているお墓も「高見家」。下の名前は唯人で、2018年11月22日、26歳で死去したもよう。

そういえば、槙野がお見舞いに行くと部屋に誰もいなくて、窓の下で悲鳴が聞こえる、という不穏なシーンもかつて挿入されたことも…。

断片的な点と点をまとめると、槙野が墓参りしていた高見唯人は文科省後輩で、26歳の若さで死去。飛び降り自殺で命を落としたのかも。救急搬送されたのも過労とかですかね?

まだ全貌は不透明ですが、なんにしても槙野は重くて辛い過去を抱えているようです。

考察2:槙野の過去が描かれる意味は塚田失脚&労働環境改革?

気になるのは槙野の過去が描かれる意味です。

官僚は過労になりがち、というのは今回の津吹の入院や、妊婦が遅くまで仕事していた回想シーンでも伝わります。

槙野の過去パートは官僚の過労を描いている、官僚の過酷な労働環境を描いている……それだけ?

いや、私はその先の意味もあると思います。

御上は隣徳の闇を暴いて学校改革をしようとしています。その御上を学校に派遣させる案を出したのは、何を隠そう、槙野。

もちろん、最初は一色先生(臼田あさ美)が御上に声をかけたようですが…。

槙野は文科省に残って何をしようとしているのか。7話時点でまだ見えてきてないですが、流れ的に労働環境の改善でしょう。

そのためには上の役職につかないと何も出来ません。

御上が隣徳に行って闇を暴いて、塚田局長との不正が明るみに出れば、塚田は失脚します。その空いたポストを槙野は狙ってる?

権力を持った槙野は、労働環境の改善をしていく、のかなあと思います。

考察3:塚田は御上を仲間に入れる?それとも…

「御上先生」第7話の飴

塚田は御上を仲間に仲間に取り込む案を古代理事長に伝えていました。

そのとき、飴を机に置きながら名前を呼んでいました。

  • 銀色の包み紙の飴…御上。
  • 赤と白の包み紙の飴…槙野。
  • 青色の包み紙の飴…中岡。
  • オレンジの包み紙の飴…溝端主任。

塚田は、この中からひとつだけ食べます。

机に残された3つの飴(赤白、青、オレンジ)をデコピンの感じで、弾き飛ばしました。

塚田は”裏を知り過ぎた”人物の槙野、中岡、溝端を排除する?

そして御上に仲間になってもらおうとしているのか。

文科省復帰は、そのためのエサ(見返り)でしょうか。復帰させるだけでは不足ぎみで何か別なものも必要な気もしますが…。

ただし、2つの解釈ができるんですよね。御上の飴を食べる行為が取り込むと解釈できるし、食い殺す=排除するとも解釈可能…。

手で弾く動作が排除っぽいんですが、闇の仲人の中岡を切るとかできるんですかね?

はたして御上の運命は?

【御上先生】7話の感想

【御上先生】7話の感想です。

感想1:現代日本の課題が描かれてる

7話を見た視聴者の間で、現代日本の課題が描かれてる!と話題です↓

相対的貧困、ヤングケアラー、生理の貧困、闇バイト…。

椎葉の個人的な問題に見えて、まさにパーソナル・イズ・ポリティカルの問題でした。つまり、国の課題。 今回も考えさせられることだらけでしたね。

3年2組の生徒たちは考えて、行動を起こして、椎葉の処分を撤回させたり、家庭状況が悪化した生徒の支援システムを提案しました。

この行動力、さすがです。こういう若者が未来を支えていくんでしょうね。頼もしい。

感想2:椎葉メイン回に「泣けた」「神回」と反響

椎葉メイン回に「泣けた」「神回」と多くの反響が寄せられています。

万引は、椎葉さんの『誰か気付いて』という心の叫びでもありました。収入が絶たれ、ヤングケアラーになり、誰にも相談できずに、ひとりで苦しんでいた椎葉さん。そんな社会から見放された子どもの叫び、でしたね。

御上先生、だんだん先生っぽくなってきました。是枝先生が椎葉さんの味方につくことを見越して、生理について話させることに反対させて…。でも椎葉の許可は事前に取っていて。是枝先生がみんなの前で話させるのを「やめてください」と止めたの、椎葉さんは嬉しかったでしょうね。

椎葉役の吉柳咲良 さんもですが、椎葉の親友・千木良役の髙石あかりさんの涙の演技も良かったですね。

さて。次回は御上先生が学校の闇を暴くために何かを仕掛けるもよう。期待してます!

【御上先生】番組情報

【出演者】 松坂桃李、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、堀田真由、高橋恭平、岡田将生、及川光博、常盤貴子、北村一輝 他

出演者2 <隣徳学院3年2組>奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、 森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空

【スタッフ】 脚本:詩森ろば 音楽:鷺巣詩郎  主題歌:「Puppets Can’t Control You」 ONE OK ROCK (Fueled By Ramen / Warner Music Japan)   演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜  プロデューサー:飯田和孝、中西真央、中澤美波

「御上先生」第8話はTBS系にて3月9日(日)21時から放送です。お見逃しなく!


「御上先生」第7話ネタバレ考察

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