【御上先生】6話ネタバレ考察感想!冴島の発言「元教師でもなくなる」の意味とは?

主演のドラマ【御上先生第6話が2月23日に放送されました。

冴島()の発言、それを言ったら「元教師でもなくなる」の意味とは?

今回は【御上先生】6話のあらすじネタバレ、考察、感想について紹介します。

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目次

【御上先生】6話のネタバレ

【御上先生】6話のあらすじネタバレです。

生理の貧困

椎葉春乃(吉柳咲良)はコンビニで生理用ナプキンを手に取るが棚に戻した。コンビニに置いてある雑誌は御上の過去を報じていた。

養護教諭の一色()が担任の御上(松坂桃李)、副担任の是枝()に相談する。生理痛のため保健室で休んでいた椎葉は、一色が保健室を離れた隙に、戸棚から生理用品をこっそり持ち出していたという。是枝は「もしかして買えなかった?」という。一方、御上はお地蔵さんのように黙り込んだまま。その姿を見た一色が声を掛けると、御上は「すみません。男兄弟で育っているので」という。

一色は「教師をやるなら避けて通れない問題ですよ」と一蹴する。御上は「でも買えないって…。そんなに高いものなんですか?」と質問。一色が「高いもので500円くらい」と答えると、是枝は「生理の貧困」とつぶやく。

御上や是枝は、椎葉が小さい頃に両親を事故で亡くしていて現在は和菓子屋を営む祖父母に育てられているが、生理の貧困になるほど家庭環境が変化したのかもしれない…と心配する。

3年2組にて。御上の兄のことが週刊誌報道されたことでざわついていた。御上は「それ20年以上前のことだから」「君たちには関係ない」と言い、ゴシップ記事のことを多くを語らない。御上に恩がある東雲温(上坂樹里)は「私は許せないです。関係、ありますから」と言うが…。御上は授業を始める。

その後、御上は椎葉と面談する。しかし椎葉は「なんで男の先生に生理のこととか聞かれなきゃならないんですか?女友達にだってなかなか言えないんですよ。そういうのわかってますか?」と苛つく。そして「自分は何もかも隠してるくせに、人にばかり話せって言うのは暴力です」と告げた。

富永(蒔田彩珠)の説教

放課後。御上をいつものゲームセンターに呼び出した富永()は、「考えて、自分の頭で。それはいいんです。間違ってない。教師と生徒なら、これ、大正解です。でも、人と人ならどうですか? 私たち、素っ裸です。服着込んでたら、御上が出してくる難問、答えられない。みんな、丸腰丸裸で戦ってる。それわかってます? なのに、なんであんただけ、鋼の鎧、着込んでるんですか?」「ちゃんと向き合ってください。20年も昔のことと思えてないのはオカミ自身なんじゃないですか」と問いかける。

溝端(迫田孝也)が中岡&塚田に接触?!

料亭にて。中岡(林泰文)と塚田()と、学年主任の溝端()が会食をしていた。

東(あずま)元官房長官の孫を優遇してほしいという相談だった。

古代()は学校がマスコミに目をつけられていることもあり、消極的だ。

溝端は古代を説得すると2人に答える。

椎葉の家庭状況

「椎の葉」を訪れた是枝は、店が閉まっていることに気付く。そして近所の人の話から、椎葉の祖母が夏に倒れ、祖父の認知症が悪化し、休業していることを知る。

神崎が真山弓弦と面会

神崎拓斗()は、今回は一人で、真山弓弦()と面会する。

弓弦は「私は書かれたくない」という。

神崎は「ずっと見てみないふりをしていた」と打ち明ける。父親への劣等感、周囲の人間への根拠なき優越感を…。それを御上に見抜かれた…。

神崎は涙ながらに「このままでいいんですか。遅くても、遅いけど、書かないと…」と寄り添う

御上の母&「千羽鶴の部屋」の正体

御上は施設に入っている母・苑子のもとに毎週末通っている。そこへ、御上に呼ばれた一色真由美(臼田あさ美)がやってくる。
母は御上のことを兄・宏太(新原泰佑)だと思っている様子だ。御上孝だと分かる時はない。20年以上。
御上は「もう慣れた」という。

一色は苑子の部屋を見てきたが、千羽鶴などがいっぱいでジャングルのようになっていた。

一色は「宏太はひどいね。死んでから20年も経つのに色々な人の心を独占してニュースになったりして…。目立ちたがりもたいがいにしろって感じね」という。

その言い方に一色の高校時代を思い出す。
一色は、御上兄弟と同じ学校で、放送部だった。

一色は御上に、隣徳に来て闇を暴いてほしいと誘った人物だった。

御上は必ず全容を暴いてみせる、と一色に話す。

一色は「あなたも、私をここに呼んだということは先に進もうとしてるのかなって」という。

御上の兄の死の抗議内容

御上は生徒たちに兄のことを話す。死因は学校への抗議行動による自死学校への抗議を全校放送したあとに、自作の装置で感電死した。

御上は「君たちは兄の行動を、どう考える?」と質問。

抗議内容は、次元賢太(窪塚愛流)が説明する…。

中等部から高等部への進学にあたり、学校側は発達障害のある生徒を落とした。扱いづらいという理由で排除した。重大な事件問題だ。そう考えた宏太は署名活動をしたが、当時は発達障害の言葉も一般的でなく、理解を得られず、クラスの中で透明化していった。声を挙げた僕に対しての冷淡な無視に抗議をした。学校や社会に対して抗議をした。

死を持って僕はこの抗議を完遂する>と言い残した。

兄の霊がクラスに入ってきた。

担任は熱心で家にまで来てくれた。兄にべったりだった母親が知るところになり、「もういいでしょう。そんな子たちのために自分の人生を犠牲にする必要ない」と泣いた。

御上が話す、兄のこと

富永が「オカミはどう思ってるの?」と問う。
東雲も「聞くことしかできないけど」という。

御上は「兄は僕のすべてだった」兄の価値観で自分が成り立っていた。尊敬していて兄のようになりたいと思って生きてきた。あの日まで…

人生のモデルが突然消えた。母はおかしくなり、家は崩壊した。葬式後、登校したが自分の居場所がなかったので、外部の高校を受験し転校した。逃げた。兄はどこで歪んだのか。いつも自分のことより立場の弱い人のことを気にかけていた。それが偽善ではないことを知っていた。なぜなら兄はどんな時でも僕の速度に合わせてくれていたから。そんな兄の思いをくみ取ろうとせずに言った…↓

御上は、<友達に言われたんだよ。お前の兄さんこの頃おかしいって…>と兄に言った。

御上は「兄に最後の絶望を与えたのは母ではない。僕なんだ。そして今ならわかる。兄が歪んでいたんじゃない。世界の形が歪(いびつ)だっただけだ。兄はその歪な形の世界に合わせることができずに、死んだんだ。」という。

<でもそれやらないと自分じゃなくなっちゃうんだよ>と兄の霊が言う。

御上は「兄のような存在を繰り返してはならないと僕は思った。そのためには教育を変えなければと文科省を目指した。でもそこにあったのは巨大すぎる、思考を停止させた組織だった。小さな細胞のいくつかは動こうとしているけど、硬直した本体は動かなかった。この学校のことを教えてくれた人がいた。行くべきだと分かった。小さな細胞は小さな細胞とせめて向き合うしかないと。…でも全く向き合えていなかったと気づいた。君たちはこんなにも向き合ってくれていたのに。これから絶対に目をそらさない。約束する」と告げる。

神崎の報告、次元によるデータ削除

廊下にて。神崎は御上に「この前、弓弦さんに会ってきた。相変わらず。でも…ちょっと話せた」という。御上は「そうか」と答える。

次元賢太(窪塚愛流)はインターネット上から御上宏太のデータを消す。
富永は「インターネットの中で浮かんでは消えていくご意見とやらが、命も心もたくさん殺してる」という。
次元は 「これがホントのサイレントキラー」とポーズをとる。
富永は 「乗っ取られすぎじゃないか?世界」とあきれる。

インターネットが普及して30年の負の部分を感じる2人

宏太が現在の姿をAIで作成。富永は、ちょっと老けたオカミじゃないか、と泣いた。次元はデータを削除して、泣いた。2人は泣いて笑った。

古代理事長の説得に失敗

溝端は、予算面で影響力を持つ東元官房長官の孫の件で、古代理事長を説得しようとする。

古代は「犬みたいな顔をしてるからつけこまれるんだ」「東さんも塚田さんもうちのブランドが欲しいんですよ。そう簡単に手に入らないと思い知らせないと」と、不正を拒否する。

それを話したら元教師でさえなくなる?!

冴島(常盤貴子)の自宅前で待っていた神崎。「よくここがわかったわね」という冴島に、神崎は弓弦(堀田真由)から冴島の住所を教えてもらったことを明かす。

神崎は、弓弦が手紙を読んでいないと報告する。

神崎は「教師になったのはなんでですか?」と質問。

冴島は「誰かが変わる瞬間を見続けていられる仕事だから」と答える。

神崎が「それを俺は冴島先生から奪ったんですね」というと、「御上先生、とてもいい先生なのね」と冴島。

神崎が「会ったら、絶対後悔しますよ」というと、「その言い方、大好きじゃない?」と冴島。

神崎が「本当のことを教えてください」と尋ねる。だが、冴島は 「それを話したら私は元教師でさえなくなるの」という。

6話ラスト

夜。バーにくる槙野()だが、中岡壮馬(林泰文)がいなくて残念がる。

溝端完(迫田孝也)は古代(北村一輝)に叱責され、廊下で、ストレスを爆発。

認知症で外に飛び出そうとする祖父を必死に止める椎葉。

職員室にて。是枝が、椎葉は認知症の祖父のケアをしながら、バイトも掛け持ちしているらしいと御上に言う。

是枝が「教師って本当に大切な仕事なんですね。今日、御上先生の話を聞いたら、その時、御上先生がいたら、お兄様を止められるかもしれないって」 という。御上は「そうは思いません」と否定。

是枝は「なんとしても椎葉さんの命はつながないと」という。

学校の電話が鳴る。

御上は「すぐに行きますので、警察には連絡しないでいただけると。 彼女は僕の生徒です」と告げる。(つづく)

【御上先生】6話の考察

【御上先生】6話の考察です。

考察1:冴島の発言「元教師でもなくなる」の意味とは?

冴島元先生が言ってた「元教師でもなくなる」の意味を考察していきましょう。

無免許教師のパターンか?

「元教師でもなくなる」ということは、教員免許がなかった、ドラマ「下剋上球児」のパターンが考えらますね↓

生徒に関わること?

本当の事を話したら元教師でさえなくなるということは、生徒に関わる事だから…というパターンも考えられます。

裏口入学のことを知ってしまって、それを暴くと、多くの生徒の人生に影響を与えてしまう、とかですかね?

教師失格となること?

教師として失格になる、という意味も考えられます。

つまり、冴島元先生も不正に関わっていて、それを話すと、元教師ともいえない事態になるから、か?

考察2:神崎の「書かないと…」とは何を?

神崎の真山弓弦に言った「書かないと…」とは何を意味しているのでしょうか?

神崎は父への劣等感、周りへの優越感など、自分の醜い面を明かしていました。

ということは…弓弦にも負の面を明かしてほしいということか?

おそらく、弓弦の父の暴力のことを告発しよう!と、神崎が提案しているのだと予想します。

【御上先生】6話の感想

【御上先生】6話の感想です。

一色先生の正体が判明

6話にて。一色先生が回想に出てくる放送部の女性と同一人物だと判明。

しかし、このことは考察でよく見かけましたが……。まさか御上を隣徳学院に呼んだ人物だったとは意外な展開でした。

一色先生は何やら隣徳の闇に気付いていて、生徒が苦しんでいると知っている様子。

まだ闇の全貌が分からないですが、一色先生が御上の協力者ってことで、とても重要な人物でしたね。

男性教師と女生徒が2人で?

連ドラでは珍しく”生理の貧困”に切り込むのは、チャレンジングな作品だなあ、と評価したいです。

ただ、男性教師の御上による女生徒への聴き取りはストーリー展開の上で御上に話をさせるための布石とは言え、今時あるのかな?と疑問。副担が女性なのだから、副担が家庭状況を聴き取りすればいいのに、と思いました。少なくとも是枝先生が同席するだけでも心理的負担は違うと思う。

それか、保健室のナプキンが無断でもっていかれたので、一色先生が話を聞いてもいいと思いますよ。

確かに御上は担任ではあるし、乗り越えるべき課題かもしれないけれど…。現在の日本の状況では、まだまだセンシティブなことですよね。

テーマが重い

テーマが一気に重くなりましたね。これまでもマスコミの正義、教科書検定、原爆のことなど、扱うテーマがチャレンジングではあったのですが…。そして勉強にもなるところもあったのですが…。

より重くなったと感じるのは、きっと身近だから。生理の貧困、「ヤングケアラー」(大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども・若者)は、身近な社会課題であることが今までと違います。

椎葉は両親が事故死、祖父が認知症、祖母が倒れた、祖父の介護、バイトかけもち、家の収入はバイトのみで貧困…。これはきつすぎますね。深刻な問題が椎葉だけに降り掛かってて、本当につらい状況。

これは高校教師がどうにかする問題でなく、役所とかも関わってくる問題だと思います。

6話ラスト、椎葉が万引きをしてしまった様子。次回、退学になってしまうという椎葉。なんとか助けたいところですね。

【御上先生】番組情報

【出演者】 松坂桃李、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、、林泰文、堀田真由、高橋恭平、岡田将生、及川光博、常盤貴子、北村一輝 他

出演者2 <隣徳学院3年2組>奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、 森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空

【スタッフ】 脚本:詩森ろば 音楽:鷺巣詩郎  主題歌:「Puppets Can’t Control You」 ONE OK ROCK (Fueled By Ramen / Warner Music Japan)   演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜  プロデューサー:飯田和孝、中西真央、中澤美波

「御上先生」第7話はTBS系にて3月2日(日)21時から放送です。お見逃しなく!


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