麻生久美子主演の日韓クリエイター共同制作ドラマ【魔物(마물)】の最終回が6月13日(金)に放送されました。
本記事では【魔物】最終回の犯人や結末をネタバレありで紹介するとともに、魔物は誰のことだったのか?も考察していきます。
●ドラマ【魔物】最終回のネタバレ(要点)
・殺人事件の犯人は?
・主要人物の結末は?
●ドラマ【魔物】最終回の考察(要点)
・魔物とは誰だったのか?
【魔物】最終回ネタバレ:犯人は?
【魔物】最終回ネタバレを分かりやすく、ポイントを絞って紹介していきます。
詳しいストーリーのネタバレは最終話(6月13日放送)のネタバレ・あらすじをお読みください。
最終回ネタバレ:犯人は誰?
主人公・華陣あやめ(麻生久美子)が殺人事件の容疑者として法廷に立っている場面が初回放送からたびたび挿入されてきましたが、ついに真相が明かされました。
前回ラスト、名田邸にて。源凍也(塩野瑛久)が最上陽子(神野三鈴)を階段から突き落とし、さらに、あやめと対峙して……。場面が変わって、遺体が運び出されたり、血だらけのあやめが警察に連行されていく場面が描かれるなど、気になる終わり方をしていました。犯人や被害者が伏せられたままだったんですよね。
最終回でついに被害者と犯人が明かされました。
結論から述べると、殺された被害者は源凍也(塩野瑛久)で、凍也を殺した犯人は夏音(北香那)でした。
最終回ネタバレ:それぞれの結末
それぞれの登場人物の結末だけをネタバレしましょう。
- 主人公・華陣あやめは無罪判決。その後、NPO法人の代表になり女性の相談に乗っている。
- 主人公の相手役・源凍也は夏音に殺されて、死亡。
- 源夏音は懲役7年の実刑判決。
- 最上陽子は夫婦関係のことを暴露した本がベストセラーに!
- 今野昴(大倉孝二)は永波法律事務所の共同代表になっている。女性に貢いで騙されているという近況も?!
【魔物】最終回の考察:魔物は誰のことだったのか?
【魔物】最終回の考察です。
ここでは、タイトルでもある魔物とは誰のことだったのか?という疑問点にポイントを絞って考察していきます。
考察1:魔物は凍也だった!
まず、魔物は凍也だった!という点は疑いないでしょう。
凍也は妻や恋人に暴力を振るう男で、嫉妬深く、浮気を疑っては暴力を振るってしまいます。でも暴力を振るった後は優しくなるので、やっかない奴です。
ちなみに「魔物」の辞書での意味はこちら↓
ま‐もの【魔物】
1 魔性をもつもの。妖怪ようかい。変化へんげ。
2 人の心を乱すもの、恐ろしいもののたとえ。「金は魔物だ」コトバンクより
女性に暴力を振るう姿は「恐ろしいもの」でしたね。
そして高校時代に夏音をかばった凍也は夏音の心を支配しました。これは「人の心を乱すもの」に該当するでしょう。
まあ、凍也が魔物というのは皆さん意見が一致すると思います。では、他に魔物はいたのでしょうか。
考察2:魔物は陽子だった!
魔物は陽子だった!と最終回を最後まで見た視聴者は思うことでしょう。
陽子は凍也に階段から突き落とされた……はずだったのですが、自作自演だったことが分かります。
「悲劇のヒロイン」になって、本を売るために…ということのようです。
陽子は「成功するためには何でもやった」とスピーチの席で語るようですが、この「何でも」のひとつが凍也に殺されかけたという演技でした。
陽子は「魔性をもつもの」という意味での魔物でしたね。
考察3:魔物は凍也に支配されていた時の夏音
3つ目の魔物は、あくまで筆者独自の見解であり考察です。
魔物は凍也に支配されていた時の夏音…ともいえるのでは?という考察です。
魔物は「恐ろしいもののたとえ」といいますが、暴力を受けて支配されていたころの夏音は第三者から見ると「恐ろしいもの状態」だったと思います。なぜ逃げないのか第三者には理解できません。共依存しているというか、逃げられないと思い込んでいるというか…。
凍也を殺害した犯人は夏音だったのですが、殺す前のシーンでは、あやめに「凍也から離れて!」と敵意を見せていました。そして、「凍也を裏切れない」とも夏音は言っていました。
なぜ裏切れないのか?それは凍也に助けてもらった過去があるから。高校時代、万引きをして店員に追いかけられた夏音。その店員は夏音を追っているときに交通事故で死亡してしまいました。目撃者の凍也が夏音に有利な証言を警察にしたため、夏音は凍也に恩を感じています。
でも恩があるからって暴力を受けても「離れられない」と思うのは間違っています。DV夫に支配されるのは間違っています。
過去を引きずって、凍也に支配されていた時の心…それこそ魔物です。
日向坂46の楽曲に『見たことない魔物』というのがあります。歌詞の内容の趣旨ですが、見たことない魔物が出てきても僕は逃げない!魔物は幻覚なんだ!愛してるから僕たちは会える!というもの(ザックリですが)。何が言いたいかというと…魔物って「幻覚」な「恐ろしいもの」や弱い心という観点でも解釈できるということ。
あやめは法廷で、暴力を受けていた夏音が変わろうとしていたと証言しています。
筆者は、夏音が現状から変わろうとした結果、殺人に至ってしまったのだと感じます。
殺人は許されないことは前提としてありますが…。夏音は夫に支配されていた弱い自分に勝って成長した、と言えると私は思います。
まとめ
以上、ドラマ【魔物】の最終回について、ネタバレや考察を紹介してきました。犯人は夏音。魔物は凍也のことであり、黒い顔も見せた陽子、支配されていた夏音の弱い心も表現していたと考察しました。皆さんはどう思いましたか?
全8話。スタッフ、キャストの皆様、ありがとうございました。今後のご活躍もお祈りしています。
※次の「金曜ナイトドラマ」はこちら↓↓