【コタツがない家】7話ネタバレ・感想|万里江(小池栄子)が献身的に守って来た深堀家が崩壊の危機!

【コタツがない家】7話ネタバレ・感想|万里江(小池栄子)が献身的に守って来た深堀家が崩壊の危機!

【コタツがない家】7話「下僕の逆襲」が11月29日(水)に放送されました。
万里江(小池栄子)の父・達男(小林薫)が深堀家に戻ってきました。
騒動を謝りまた厄介になりたいと頭を下げます。
一方、順基(作間龍斗)はアイドルグループにスカウトされ、悠作(吉岡秀隆)は漫画家をやめることを決断。
それぞれが岐路を迎える中、悠作は達男からあるお願いをされ、深堀家が崩壊の危機に。
では【コタツがない家】7話のネタバレと感想をお届けしていきます。

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目次

【コタツがない家】7話のネタバレ

帰って来た達男

コタツがない家7話達男と悠作

深堀万里江(小池栄子)の父・山神達男(小林薫)が、鬼怒川のスナックのママ案乃雅枝(明星真由美)に捨てられて深堀家に戻ってくる。
熊沢徹(西堀亮)が「面倒みてくれる彼女ができて良かったね」と言ったことで、雅枝は老後の世話をすることを期待されたと思ってしまったらしい。
正直それは達男も内心期待していたことでもあった。
騒動を謝り、できればまた厄介になりたいと卑屈なくらい低姿勢の達男。
万里江はとにかく達男が戻ってきてくれたことでほっと胸を撫でおろす。

順基スカウトされる

コタツがない家7話深堀家

以前とは打って変わって悠作(吉岡秀隆)や順基(作間龍斗)に気を遣う達男。
一方、悠作の実家の和菓子屋「深堀」の跡継ぎとしてやっていけるかどうか修行中の順基は、店のバイト代で猫のチョーさんの餌を買ってくる優しさをみせ、万里江は感激する。

順基は、店に芸能事務所の人がやってきてスカウトされたと話す。
スイーツ男子を集めた本格的アイドルグループに入らないかと誘われたそうだ。
和菓子屋とアイドルの二刀流を目指したいと言う順基に万里江は猛反対。
「まず和菓子と向き合って自分の身の振り方を真剣に考えその上でもしまだやりたいという気持ち、自信と余裕があると言うなら」と懸命に話す万里江に、順基は「もうわかったよ、うるせーな」と自分の部屋に行ってしまう。
勝利のガッツポーズをとる万里江。

結婚パーティのプラン変更

万里江は、客の新婦の酒井ひかる(富田望生)と新郎の普一(森優作)から、これまで打合せた結婚パーティのプランを白紙にしたいという相談を受ける。
以前万里江はひかるに映画「ゴッドファーザー」の結婚式のシーンを見てウェディングプランナーを目指したと話したのだが、それで、万里江の理想とする結婚パーティをつくってほしい気持ちが強くなったのだと言う。
二人の願いを万里江は快諾した。
「お任せください。最高の結婚パーティにすることをお約束します」

師島の提案

師島澄彦(河野真也)は八塚志織(ホラン千秋)に告白してフラれたことを万里江に伝えた。
きっぱり志織のことを諦めた師島は、志織と徳丸康彦(中川大輔)と幸せになれるように応援したいと言う。
そして康彦に悠作を会わせることを提案する。
悠作に会えば、結婚に抱く恐怖心や不安が薄れるのではないかと言うのだ。
万里江から話を聞き最初は渋っていた悠作だったが、成功報酬をもらうという条件で引き受けることに。
康彦も「この男のためなら私が稼いでくると万里江に思わせた人」に会ってみたいと言う。

悠作は康彦の働くカフェに会いに行った。
結婚して自由が無くなることが嫌だと話す康彦に、悠作は言う。
「若い頃って何にも縛られていない時間のことを自由だと思いがちだけど違うよ。時間の制約がある中でたまに訪れる解放感のことを自由って言うんだよ」
志織とは別れたくないし後にも先にも志織が一番と考えている康彦だったが、それでも結婚が怖いと言う。
悠作は、「結婚したら不自由になるという考え方がもう古い気がする」と話す。
「頼りがいのある女性と結婚して自由を謳歌する、そういう時代なんじゃないかなあ」

娘としての気持ち

コタツがない家7話万里江と達男

万里江の貝田清美(高橋惠子)は、別れた夫・達男の恋愛の顛末を万里江から聞く。
そんなに老後の心配をしていたなんて知らなかったという万里江に、清美は自分の老後のことは心配いらないと告げた。
清美は、入居する施設もお葬式もお墓のことも全部ひとりで決めていた。
悠作と順基と達男に日々苦労している万里江にこれ以上迷惑をかけたくないという親心だった。

達男は、熊沢の尽力で以前バイトしていた警備会社に戻ることができた。
万里江は、達男の腰に湿布を貼ってあげながら、老後の面倒を見るからずっとここで一緒に暮らしたいと話した。
達男はその気持ちは有難いけれど悠作は納得しないだろうと言う。

失意の土門

編集者の土門幸平(北村一輝)が悠作に会いに来て、達男が深堀家に戻ったことで同居話の漫画を描けるようになって良かったと喜ぶが、悠作は否定する。
以前と違って引け目を感じて優しくなった義父では、漫画のネタにはならないと言うのだ。
土門は、ほとぼりが冷めたらまた元に戻る、悠作が描くべき話だと思うし絶対に面白くなると確信していると熱を込めて話す。
「鬼怒川に行ってフラれて戻って来たなんてもう最高のネタじゃねえかよ」
しかし悠作は、土門の思考が信じられないと言う。
土門は真顔で聞く。
「本当に描いても面白くならないと思っているのか、ただ面倒くさいから描きたくないと思っているのか、描きたくても描けないのか」
悠作は「全部違うんじゃないですかね」と寝そべってしまうが、土門は「わかったよ。もう来ないから安心しろよ」と帰ってしまった。

順基の告白

コタツがない家7話順基とれいら

原木田れいら(平澤宏々路)は、順基に新人賞に応募するから漫画を見てほしいと頼む。
「アイドルのスカウトはどうするの」と聞くと、「もう断った」と順基。
追いかけている時は見向きもされなかったのに、諦めた途端あっちから声をかけられるなんて不思議だと順基が言うと、れいらは「私のことも諦めた?」と突然聞く。
「諦めてねぇよ。好きだよ」
順基ははっきりと言う。
れいらは一瞬黙り込むが「私も!」と大きな声で言うのだった。

漫画家を諦める?

コタツがない家7話万里江と土門

万里江は悠作に、達男とこの先も一緒に住むために家をリフォームしたいと言う。
しかし、悠作はその必要はないと答える。
漫画家を辞めるから自分の仕事部屋を達男の部屋にすればいいと言うのだ。
いつまでも自分が看板を下ろさないから土門や万里江に期待させてしまうし、漫画家名乗っているのに描かないから周りを苛立たせてしまうからと。
土門にも見捨てられてしまって、もう潮時だと言う。
わざわざ辞めるなんて言わなくてもいいし描きたくなったら描けばいい、と一生懸命引き止める万里江だったが、悠作は、描きたいことが見つからないことも、期待されたことが面白く描けないことも、うまく描けないだけなのに描きたくないフリするのも、本当はもう描けないんじゃないかということに向き合うことも辛いと言うのだった。
長いこと万里江に自由にさせてもらったから恩返しのつもりで家事をすると頭を下げる悠作。
ショックを受ける万里江。じっと何かを考えている達男。

万里江は土門に会いに行く。
土門は再起させる約束を守れなかったことを謝った。
もう一度チャンスをいただきたいと頼む万里江だったが、土門は静かに言うのだった。
「アイツはもう描きたくないんだよ。俺と会うことによって、自分を納得させるようなものがもう描けないことに気づいちゃったんじゃないかな」

達男が悠作に告げた願いとは

コタツがない家7話達男と悠作

その晩、悠作と達男は二人きりになる。
達男は、以前万里江と飲んだ焼き鳥屋に誘って、真剣に話をした。
万里江は、人の良いところを見つけて愛情を注ぐ才能がある。自慢の娘だ。
迷惑をかけてばかりでなかなか恩返しできないが、たまには父親らしいことをしたいと思って悠作にここに来てもらった。
「娘と離婚してやってくれないか。娘には幸せになってもらいたいんだ」
万里江がどれだけ土門に頭を下げて来たか、どれだけ次回作を楽しみにしていたか。
11年半も信じて待っていた期待を裏切った罪は重いと思わないか。
せめて最後にこれまでの恩返しと思って自分から離婚してやってくれないか、と達男は悠作に頼むのだった。

【コタツがない家】7話の感想

自由とは何か

コタツがない家7話チョーさん

悠作はクリエイティブな仕事をしているだけあって、視点がユニークですよね。
「時間の制約がある中でたまに訪れる解放感のことを自由って言うんだよ」
名言です。
しかし、万里江との結婚生活の中で悠作への制約は果たしてどこまであったのでしょう。

土門の想い達男の願い

小林薫さん、吉岡秀隆さん、二人の名優のシーンにはグッときました。
達男は万里江のことを本当に大切に思っていて、娘夫婦を細やかに観察してきたんですよね。
「離婚して欲しい」と娘の夫に告げるまでにどれだけの想いがあったことか。
そして長年悠作を見放さずに付き合ってきた編集者の土門の失意と諦めにも胸が一杯になりました。
悠作は万里江や土門、そして義父の気持ちがよくわかっているはずです。
果たしてどんな答えを出すのでしょうか。

次回、8話は12月6日(水曜日)午後10時からです。どうぞお楽しみに!

記事内画像出典:コタツがない家公式サイト


コタツがない家7話

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