【岸辺露伴は動かない】6話「六壁坂」の原作ネタバレ!
【岸辺露伴は動かない】6話「六壁坂」の原作ネタバレ!
高橋一生主演【岸辺露伴は動かない】実写ドラマの続編を2021年末に3夜連続放送!
ラストは、4・5話から繋がるいわば完結編となるストーリー。
それを原作からネタバレします。
今回は、【岸辺露伴は動かない】6話「六壁坂」原作の登場人物・あらすじ・ネタバレ・放送日について!
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実写ドラマ【岸辺露伴は動かない】6話「六壁坂(むつかべざか)」の原作は、荒木飛呂彦作『岸辺露伴は動かない1』(ジャンプコミックス)に収録されているエピソード#02「六壁坂」です。
ドラマ第1話「富豪村」もこちらに収録されています。
【岸辺露伴は動かない】6話「六壁坂」の登場人物
岸辺露伴…きしべ・ろはん。漫画家。ヘブンズ・ドアー(天国の扉)という特殊能力があり、他人の心の中や人生を本にして読んだり、書き込むことができる。
貝森稔…かいもり・みのる。新人編集者。
大郷楠宝子…おおさと・なおこ。300年続く、味噌造りで成功した一族のひとり娘。次の春に卒業予定の女子大生。親が決めた婚約者がいるが、庭師バイトの郡平と付き合っている。
釜房郡平…かまふさ・ぐんぺい。大郷家の庭を手入れするバイトの庭師。
楠宝子の父…大郷家の当主。
修一…しゅういち。楠宝子の婚約者。
【岸辺露伴は動かない】6話「六壁坂」のあらすじ
露伴が破産!?
カフェで「ド・スタール」の画集を眺めている露伴のもとに、編集者の貝森稔がやってくる。漫画家との打ち合わせに6分も早く来るなんて!と非難する露伴。サインをねだりに来たファンに、コーヒーのドリッピングで描いた色紙を超高速で仕上げて渡した露伴は、貝森に原稿料の前借りを頼む。
露伴は、取材のために購入した六壁坂村に、リゾート開発で道路を開通させる計画が持ち上がったため、近隣の山6つも買い取った。しかし道路計画が中止となったため、その土地は二束三文となり、モン無し、家無しになったというのだ。一般人には荒唐無稽にして思えない話に唖然とする貝森に、露伴は山を買った甲斐はあった、たしかに妖怪がいた、とその話を語り始める。
大郷楠宝子が恋人を殺害!?
六壁坂村に300年続く、味噌造りで成功した一族・大郷家のひとり娘である楠宝子は、来春に卒業を控える女子大生。 両親は楠宝子を溺愛し、中・高・大学一貫の女子校への通学も2時間以上かけて、運転手付きの車で送り迎えし続けた。
そんな超箱入り扱いで出会いもないためか、それはさだかではないが、楠宝子は庭師のバイトの男・釜房郡平とこっそり交際していた。
ある日、郡平と来客用のゲストハウスにいたとき、父親が婚約者の修一を連れてやってくる。バレたらまずいので、郡平に帰ってと頼む楠宝子だが、郡平は「最近冷たい」と言って帰らない。楠宝子は仕方なく、手切れ金を渡して別れを告げる。
本心では郡平が好きだが、ずっと前から家同士で決められていた修一との結婚はやめるわけにはいかない。しかし何かとゴネる郡平。楠宝子がちょっと突き飛ばした拍子に、壁に立てかけてあったゴルフバッグのクラブに郡平の頭がぶつかり、郡平はなんと血を流して死んでしまう。
これじゃまるで私が殺したみたいじゃない…。激しく動揺する楠宝子。そこに父親と修平がやってくる。とにかく郡平の遺体を隠さなければ…。必死になる楠宝子だが、郡平の頭から流れる血は何をしても止まらない。
楠宝子はキッチンの片付けをしているから母屋で待っていて、と父親と修一に頼みながら必死に策を練る。しかし楠宝子の父が気を利かせて2人きりにしようと修平をゲストハウスの前で待たせていた。
楠宝子以外の人影を見たような気がした修一がしびれを切らして中に入ると、楠宝子はキッチンの拭き掃除をしていた。勘違いだったと母屋に引き上げる修一。
だが、実は楠宝子は簀巻きにした郡平の遺体を冷蔵庫の上に置き、流れ続ける血を必死に口で受け止めていた。
【岸辺露伴は動かない】】6話「六壁坂」のネタバレ
【岸辺露伴は動かない】】6話「六壁坂」のネタバレです。
郡平と楠宝子の奇妙な同居生活
翌春、郡平の遺体はほかの人に見つかることがないまま、楠宝子は修一と結婚し、修一は大郷家の養子に入った。
しかし屋根裏に隠された郡平の遺体からは、特別に動かさない限り、毎日300ccの血が流れている。楠宝子はグラスに溜まった血を誰にも見つからないように捨てるというのが日課としていた。
もちろん郡平は死んでいるし、生体反応はない。ただ体に霧吹きすると、干からびた顔に潤いが戻り、生前のような状態に戻る。楠宝子は、自分が世話をしてあげないといけない郡平に愛しささえ感じている。
露伴が妖怪に取り憑かれる!?
妖怪伝説の取材のため、六壁坂村を何度か訪れた露伴は、たまたま村で見かけた楠宝子をヘブンズ・ドアーで読んでいた。クローゼットの天井裏にいる郡平の正体をこの目で確かめたい。露伴がそう思って大郷家をのぞいていたとき、ひとりの少女が声をかける。
突然走り出した少女を捕まえようとすると、少女は倒れ、頭から血を流して死んでしまう。
これじゃあまるで、俺がこの場所でこの子に何かしたみたいじゃあないか!?
動揺する露伴の目の前で、少女の様子は異様に変化していく。
この子は郡平の子! 楠宝子が死体になった郡平の子供を産んでいたことを知る。
それが自分に取り憑こうとしていると察知した露伴はヘブンズ・ドアーで読むが、少女の心に刻まれた記憶のページの文字がどんどん消えていく。
全部消えてしまったらもう生き返らない。露伴は次のように書き込んだ。
岸辺露伴なんて知らない。たとえ出会っても岸辺露伴を見ることさえない。
すると妖怪は少女から離れてどこかに消えていく。少女は何事もなかったかのように生き返り、家に戻っていった。
六壁坂村に取り憑いた魔物は、何百年、何千年も前からずっと人間の愛と心の弱点に取り憑いて、すべての世話を他人にさせてきた、ただ子孫を残すことを目的とした妖怪なのかもしれない。
楠宝子もそれなりに幸せそうな暮らしをしているし、その妖怪のすべてを突き止めるのは漫画家の仕事ではない。露伴は村を後にした。
【岸辺露伴は動かない】】6話「六壁坂」の感想とまとめ
岸辺露伴のエピソードのなかでもひときわホラーな「六壁坂」。
誰かの前で死ぬときに幸福の絶頂を迎える、そして死体になりながらも“生き続け”、人の愛に寄生して世話をさせ続ける。あまりにも恐ろしい妖怪です。
ドラマでは、4話「ザ・ラン」のトレッドミル(傾斜がつくランニング機器)対決に始まり、背中を壁につけて決して他人に見せない男が出てくる5話「背中の正面」、そして6話「六壁坂」へ。“坂”と“壁”で繋げるというお見事とした言いようがない構成の完結話として描かれます。
この原作マンガの冒頭のシーンを4話の初めに持ってきて、プロローグとしているのも秀逸。
内田理央主演で実写化されますが、原作マンガのおどろおどろしい、楠宝子が郡平の遺体と流れ続ける血液と格闘するシーンをドラマではどんなふうに描くのか、非常に楽しみです。
【岸辺露伴は動かない】】6話「六壁坂」の放送日
ドラマ【岸辺露伴は動かない】は、2021年12月27日(月)から3夜連続放送!
4話「ザ・ラン」12月27日(月)22時
5話「背中の正面」12月28日(火)22時
6話「六壁坂」12月29日(水)22時
再放送日はわかり次第お知らせします。
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