ドラマ『金魚姫』原作のあらすじネタバレ!唐田えりかの役は悲劇のヒロイン!?

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金魚姫

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出典NHK

ドラマ『金魚姫』原作のあらすじネタバレ!

唐田えりか出演でも話題のスペシャルドラマ『金魚姫』が2020年3月29日に放送!

人生ドン底の主人公が金魚の女性と出会うことで巻き起こる不思議なラブストーリーです。

荻原浩さんの原作小説ではどうなっているのかをネタバレ!

今回は『金魚姫』原作のあらすじネタバレについて。

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『金魚姫』原作のあらすじネタバレ


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あらすじ

恋人にふられ、やりがいのない仕事に追われていた潤は、夏祭りで気まぐれにすくった琉金にリュウと名をつけた。その夜、部屋に赤い衣をまとった謎の美女が現れ、潤に問いかける。「どこだ」。どうやら金魚の化身らしい彼女は誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。突然始まった奇妙な同居生活に、潤はだんだん幸せを感じるように。しかし彼女にはある秘密があった。
温かくて切ない、ひと夏の運命の物語。

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ネタバレ(1)リュウ(瀧本美織)との出会い

主人公の「僕」(江沢潤)(演:志尊淳)は、成績ゼロの落ちこぼれ営業マン。恋人の亜結(演:唐田えりか)にもフラれた。

「死にたい」と頭の中でつぶやきながら睡眠導入剤を飲んで、このまま目覚めなくてもいい気もしながら眠る日々。

彼は、仏壇・仏具を販売する会社で働いているが、そこがまたブラック企業。しかし最初の会社を辞めて再就職も上手くいかず、やっとココに入れた。だから辞めたら次はないと思っているが、今日もまた上司に責められる。

ある日、僕は、近所で開かれていた夏祭りの金魚すくいで琉金(りゅうきん)を手に入れた。とりあえず死ぬのはやめて、飼育法を調べるため古本屋で金魚の本を買って家に帰る。

真夜中。金魚が消えて、部屋に赤い服を着たびしょぬれの女(演:瀧本美織)が現れた!僕は、その女を「リュウ」と名付ける。

僕は、リュウと暮らしはじめたが、しだいに死者の姿が見え始める。その効果もあり、セールストークでなく、本当に亡き人の言葉を借りて仏壇・仏具を売ることができ、営業成績がアップして…

ネタバレ(2)黒いらんちゅうを捜せ

僕は、幽霊が見えるようになった要因が、リュウにあると思う。しかし、彼女はほとんど何も覚えていない。

言葉から察するに彼女の出身は日本ではなさそうだ。

「笑止」「合点」など古めかしい言葉を使い、えびせんには目が無い不思議な金魚姫。テレビで言葉を勉強しマネして、知ったかぶりもする。そんな彼女と僕はしだいに打ち解け合っていく。

僕はリュウを外に連れ出し、人としての喜怒哀楽を思い出させていく。そんな中、テレビで蘭鋳(らんちゅう)品評会のニュースが流れ、リュウは「黒いらんちゅう」が知っている人間に似ているのだと言いだす。

僕が品評会に行くと、見知らぬ男・長坂常次郎(演:國村隼)が中国金魚を扱っている業者なら知っていると教えてくれた。

ある日、酔っぱらったリュウは『王凱(わんかい)』名前を口にする…。

ネタバレ(3)亜結(演:唐田えりか)との不可思議な再会

ある日。リュウがお風呂に入っている時に、僕の元カノ・亜結が家を訪れる。

亜結は、ケーキを買ってきた。亜結と暮らした頃、喧嘩した翌日には彼女が決まって買ってきてくれたもの。甘いものが得意でない僕もお気に入りの品だ。

僕は街で男と一緒にいるところを見かけたことを話すと、「何でもない。あの男とは別れた」という。その男を「最低のウソつき」ともなじった。騙されていたのだという。勤め先の取り引き先のデータを渡したらそれっきりになったらしい。

そんな中、ガラスのドアの向こうに裸にバスタオルを巻いただけのリュウが見えた。

その時、高校の友人から亜結について書かれたメールが僕に届く。

亜結「潤、私、気づいたの、ねえ、私たち…

言葉が言い終わらないうちに、音でリュウがバレた。僕は新しいカノジョなんかじゃないと言うが、上手く説明できない。

リュウは鏡をこちらに向けるが、亜結には意味が不明だ。

僕は涙ながらに「好きだった」と過去形で亜結に伝えた。

そんな中、亜結のひたいから血が流れていく。亜結は鏡に映らない者、死者だった。

…メールの内容で僕は知っていた。亜結が仕事で情報漏洩をしてしまい、それを苦にして電車に飛び込んで死んだこと。幽霊になって会いに来てくれたこと。

ネタバレ(4)金魚姫になった理由

ある日、金魚の姿をしたリュウが腹を上にして動かなくなった。腐った水草が原因か。しかし、リュウはあの水草を捨てるなと言う。

その水草は幻の水草で、九州にあると分かる。僕は、社長の長崎視察についていくついでに、水草を探し、ついに発見。

リュウは長崎にきて過去を思い出す。長崎常次郎のもとで飼われていた琉金であること。何度も生まれ変わっていること。婚約者の王凱(わんかい)が劉顯(りゅうげん)に殺害されたこと。千年以上生きていること。

リュウは王凱を殺害した劉顯の血が流れるものに復讐するため、金魚姫として蘇ったという。

ある夜。彼女は抱かれる。コンドームをつけていなかったので外に出そうとしたが、無数の金魚が流れを逆らい泳ぐ姿が脳裏に浮かんだ次の瞬間、射精し…。

結末ネタバレ

想いを確かめ合った僕とリュウ。しかし、リュウが探していた復讐相手は、潤だった。

リュウは潤の母親を見て、また母親の家系の墓に来て確信。潤を殺そうと首を絞めたが未遂に終わり、「一緒にいたかった」と言い残して川に飛び込んだ…。

潤は琉金となったリュウを見つけた。しかし、二度と人の姿に戻らなかった。

僕は社長を迎えに行かなかったことでメモリアル商会をクビになる。その後、出身地・長崎の斎場に就職した。

そして、吉枝(よしえ)という女性と結婚し、楊河(ようが)という息子もできた。

ある日、リュウは(老衰なのか)死亡。潤はリュウのお墓を楊河とともに作る。

楊河は人間の姿のリュウに会っていたという。夜中なので夢かもしれない、けれどもリュウは楽しそうに歌っていたという。聞いたことのない言葉で。僕は涙する。遠くから中国の古い歌が聴こえた気もした…。

まとめ

以上、ドラマ『金魚姫』の原作小説のあらすじネタバレを紹介しました。

唐田えりかさんの役は、悲劇のヒロイン(!?)とも言える役どころ。色々と実生活が浮かんでしまうと思いますが、そこはなるべくフラットに視聴したいです。

それはともかく、人間と金魚姫の交流は幻想的で、実写化は素敵なラブストーリーになると思います。

ラストの息子くんが潤とリュウの子なのかなあ、とも妄想しましたが、それはそれで奥さんが可哀そうかもと思ったり。

ともかく、加害者・被害者の子孫が恩讐を超えて、幸せになってくれたことがとても良い終わり方でした。

憎しみからは憎しみしか生まれてこないので、恩讐関係を超えていくには時間と愛情なのかなとも思わされます。

ドラマ化も期待の一作です。

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