【仮面ライダーゼロワン】完結記念にお仕事5番勝負を振り返ろう!問題点と意味は?
【仮面ライダーゼロワン】もついに完結しました。
放送前から最終回がTwitterのトレンド入りするなど大いに盛り上がっていました。
そして、お仕事5番勝負もトレンド入りです。放送時から「つまらない」と不評だったので当然かも知れません。
今回の記事では【仮面ライダーゼロワン】が完結した今だからこそ問題点と意味を振り返ってみます。
【仮面ライダーゼロワン】お仕事5番勝負の内容
まずはお仕事5番勝負の内容を簡易的に振り返ります。
お仕事5番勝負は2020年の年明けから始まったシリーズで【仮面ライダーゼロワン】の第2章となります。
滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)と迅(中川大輔)との決着を着けた或人(高橋文哉)の前にザイアの社長・垓(桜木那智)が立ちはだかります。
- 活け花
- 住宅販売
- 裁判
- 消防士
- 演説
と5つのお仕事で飛電のヒューマギアとザイアスペックを付けた人間が対決、垓が勝ち越せば飛電インテリジェンスを買収するというものでした。
そして、お仕事5番勝負は「つまらない」と大不評となってしまいました。
最終回放送後すら不満は残りTwitterではトレンド入りする始末です。
1回戦 活け花
活け花を学んだヒューマギアと華道の家元との対決です。対決中、家元は垓のプレッシャーに負け不正を仕掛けてしまいます。
或人はヒューマギアに残っていた映像記録から不正を指摘、対決は仕切りなおしとなります。
ヒューマギアは家元から華道の極意を学んだと告白、家元もヒューマギアを認めます。そして、プレッシャーから解放された家元は本来の実力を出し切り勝利、或人は敗北します。
1回戦はしっかりとまとまっていました。
2回戦 住宅販売
問題の対決その1。
住宅を販売し売り上げが高かった方が勝利という対決でした。勝負は互角となり垓のプレッシャーに負けた対戦相手はマギアに変身、ヒューマギアが売ろうとしていた住宅を破壊する等の不正行為をしてきます。
さらに持ち主である或人の前でヒューマギアを侮辱、水に突き落とすとやりたい放題でした。
結果、ヒューマギアは人間の悪意に触れ暴走、垓がサウザーに変身してマッチポンプ的に破壊します。
その後、対戦相手の不正が発覚しますが或人は訴えることなく勝負を続行し結果敗北してしまいます。
3回戦 裁判
実際の刑事事件の被告を弁護士ヒューマギアが弁護します。最終的に無罪を証明して或人の勝利となります。
ここはそんなに問題はありませんでした。
ちなみにこの後、4回戦の前に番外編として結婚相談の話が入ります。
4回戦 消防士
問題の対決その2。
消防訓練でより多くの人を救助した方が勝ちという勝負です。対決中にマギアが本当の火災を引き起こしマスコミが中継する事件となります。
緊急事態にも関らず垓は消防士ヒューマギアを暴走させマスコミにヒューマギアの危険性を訴えだしてしまいます。
或人がマギア化を解除すると今度は垓は「取り残された人物を救助した方が勝ち」と宣言、最終的に勝利します。
その後火災はザイアの社員による妨害と判明、垓は証拠の隠滅を図ります。
最終的にゼロワンとの対決に破れ、垓は「今回は勝ちを譲ってあげましょう」と謎の上から目線をしてきます。
5回戦 演説対決
最大の問題対決。
飛電が進める都市開発の是非を演説し、より多くの民衆の票を得た方が勝ちという勝負です。
垓は政治家を選び、或人はヒューマギアは政治家になれないので代わりにラッパーヒューマギアに任せます。
政治家はヒューマギアがあると都合が悪い企業からの賄賂、演説にサクラを使うなど不正が発覚、証拠として現場を映像に押さえます。
或人はテレビの生討論で証拠を提出しますが政治家はフェイク動画を出して捏造と反論してきます。人間の汚い悪意にラッパーヒューマギアは激怒、暴走してしまいます。
結果、或人は敗北し飛電インテリジェンスを乗っ取られてしまいます。
次の第3章で或人の再起、垓への反撃と物語は続いていきます。
【仮面ライダーゼロワン】お仕事5番勝負の問題点
- 1回戦でヒューマギアに残っていた映像記録が残る設定があったのに2回戦では無視
- と思いきや5回再び登場、いくらでも捏造できると映像の意味がなくなる
- 或人は垓の不正を一切訴えない(1回戦は勝負の仕切りなおしに持ち込んだのに)
←或人は大企業の社長なのだからマスコミなどいくらでも使える立場 - 垓はマスコミの前で堂々と不正をするのに民衆は誰も気づかない
←垓がマスコミや民衆のコントロールに長けているといった描写はなし - 味方のヒューマギアの暴走で最終的に敗北
などなど数ヶ月の間に多くの矛盾やご都合主義の展開が続きました。
或人を敗北させる為に全てが垓の都合がよく進む、これがお仕事5番勝負の問題点と感じる部分です。
【仮面ライダーゼロワン】お仕事5番勝負の意味は?
AIがあることの問題点
【仮面ライダーゼロワン】は“AIを通じて子供達の憧れの職業を見てみる”が重要なテーマの1つです。
第1章は人間の手助けや絆などAIの素晴らしさが描かれました。
- 第2章のお仕事5番勝負では
- 人間の仕事が奪われる
積み上げてきた経験があっさりと超えられてしまう
などAIがあることの問題点もテーマだったと思います。
人間とヒューマギアの悪意
垓を始めとする人間の悪意は或人のヒューマギアに伝わっていきました。
人間の悪意はヒューマギアへ、悪意は連鎖していく
最終章、最終回へと繋ながる重要なテーマです。
主にこの2つがお仕事5番勝負の意味、伝えたいことだったと思います。
上手く描き切れずに「お仕事5番勝負はつまらない」という残念な評価に繋がってしまったと思います。
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