【わたしの一番最悪なともだち】最終回ネタバレ・感想|君はやっと出会えた最高な友達なんだ!

君はやっと出会えた最高な友達なんだ!

【わたしの一番最悪なともだち】32話(最終回)が10月12日(木)に放送されました。
(再放送:10月14日土曜午前0時35分)
笠松ほたる(蒔田彩珠)は鍵谷美晴(髙石あかり)に、自分が良い影響を与えていたと聞いて混乱します。
お互いと向き合うことで自分自身を知っていく二人。
愛おしいこの物語と今回でとうとうお別れです。

それでは【わたしの一番最悪なともだち】最終回のネタバレ、感想をお届けします。

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目次

【わたしの一番最悪なともだち】最終回のネタバレ

笠松さんがいてくれたから

笠松ほたる(蒔田彩珠)は鍵谷美晴(髙石あかり)から、笠松さんの姿を見て元気が出てちゃんと自分の人生を考えようと思えた、と言われて混乱していた。
歩きながら美晴は話を続ける。
兄の大地(広田亮平)が実家の店を継ぐことに決まったと両親から聞いた。
その後、兄が美晴の家に来た時「美晴は誰の味方なん」と言われて「味方って何?」とうんざりしてしまった。
「一回干からびろ」と言ってエアコンのリモコンを持ち扇風機を担いで外に出た時に、
ほたるから「どうしたの」と声をかけられた。嬉しかった。
ほたるの家に泊まった夜、電話で兄に「わたしは誰の味方でもないから」と初めて本心を言うことができたのは「笠松さんがいてくれたから」だと美晴は言う。
そして、逃げているという意味では自分も似たようなものだと。
「高校受験も大学受験もわたしは受かりそうな学校を受けただけ。ゾンビゲームを作りたいという夢を叶えててすごいとみんなは言ってくれるけれど、わたしは自分の手が届きそうな範囲のものを夢って言っているだけ」
だから、いつだって真っ向勝負なほたるのことをすごいなと思っていたのだと言う。
「笠松さんはずっと戦ってきたんよ、自分と。わたしは知ってる。わたしは、ずっとちゃんと知ってたよ、笠松さんのこと」

良かった、鍵谷さんで

ほたるは、何も言えなくなってしまった。
そして、「バカやな…わたし。誰かにそう言ってもらいたかっただけなのかも」と呟く。
「良かった…それが鍵谷さんで」

神戸の街にすっぽりと包まれている二人。

「こんなじぶん」これからもよろしく

ほたるはその夜、気持ちよく眠れた。
翌朝自分の部屋の押し入れを開けて、小学生の時の落書き「こんなじぶん」という文字に「これからも末永くよろしくお願いします」と頭を下げる。

再びマッサージ店を訪れた。
店主の高梨寧々(白石麻衣)に、クーポンを使い切るまでに決断しようと思うと話す。
何か悩み事がある時はタイムリミットを設けたほうがいいと教えてくれた人がいる、その人の場合はカレーを多めに作ってそれを食べ切るまでにということなんだと説明した。
「面白い人っすね」と寧々に言われて、ほたるは
「はい。面白い…友達なんです」と答える。
そういう関係なんだって心から思えるようになるまでにだいぶ時間がかかったと言うと、
寧々は「これからじゃないっすか」と笑った。
「そうですね。…そうですよね」

ほたるは東京に戻る決心をする。

もう隠そうとは思わない

ほたるは美晴に借りていた服を返した。
美晴は、わたしたち大事なことを忘れていない?と言う。
「社会人になったらカニ食べに行こうって言ってたやん。絶好のカニ日和よ」
ほたるは、「まだいいです。次のカニ日和に」と微笑む。
「わかった。次のカニ日和に」

「じゃあ」と立ち去るほたるだったが、ふと振り返り美晴の姿を親指で隠してからすっと横にずらす。
わたしはもう、鍵谷美晴を隠そうとは思わない。
自分を隠そうとも思わない。

自分に向けられた親指を見て、美晴もほたるに向かって親指を突き出す。
「笠松さんがやってたから、やる流れなんかなと思って。グッドサイン!」
そんなつもりは全くなかったほたるは、
「…ほんとや。…最悪」
改めて美晴に向かってグッドサインを送った。
これは、全てに向けたグッドサインで…

鍵谷美晴はやっぱりわたしの一番最悪なともだちだ。

【わたしの一番最悪なともだち】最終回の感想

ほたると美晴

夜に光るほたる、美しく晴れた美晴。名前も対の二人だよね。

映し鏡のような関係ね。お互いを理解することで自分自身のことも認めることができたのよね。

美晴は今回、ほたるが就活でやってしまったことには触れませんでした。
ほたるのこれまでを肯定する話だけをしたのは、自分に良い影響を与えてくれた人がどうしてそんなことをしてしまったのかを深く考えたからではないかと思います。
懸命に戦ってきたことを本人が認めていないから、あなたはあなたでいいんだよとちゃんと伝えたかったのでしょう。

「最悪」という言葉のニュアンスが1話と最終回では異なっていました。
これまでほたるが美晴のことを疎ましく思っていたのは、彼女と比べた時の自分を好きになれなかったからなのだと思います。
美晴を丸ごと受け入れることは、ほたるがなりたい自分も理想とは違う自分も全部受け入れること。
もう隠そうとは思わない。ありのままで良いんですよね。
「悩んでない時の自分も悩んでる自分も自分、そう思えたら強くなれる気がします」という聡美さんの言葉もそういう意味なのだと思いました。

最高の最終回!

ほたるは東京へ戻る決心をします。
賢人との関係も仕事のプロジェクトもまだ道の途中ですものね。
晴れ晴れとしたほたるの顔が見られて本当に良かった!
これからも人生のシンキングタイムは続くと思いますが、きっと大丈夫。
そう思わせてくれる希望に満ちた最終回でした。

次のカニ日和を楽しみに

蒔田彩珠さんと髙石あかりさんのユニットhotaru&miharuが歌う劇中歌「メロディ」の歌詞にある
「きみはやっと出会えた最高なともだちなんだ」
とは、ほたるにとっての美晴、美晴にとってのほたるであり、それぞれの自分自身のことなのだと思います。
向き合ったからこそようやく本当に出会えたともだち。
自分を理解してくれる友達がいてくれたら最高だし、自分自身と友達でいられたら最強ですね。

またいつの日かほたると美晴に、そして神戸や東京の温かな人たちに会えますように。
次のカニ日和を楽しみに待っています。

わたしの一番最悪なともだちクランクアップ

記事内画像出典:わたしの一番最悪なともだち 公式サイト

わたしの一番最悪なともだち32話

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