【警視庁・捜査一課長2020】1話の視聴率とネタバレ!松下由樹さんの無駄遣いか?

ドラマ【警視庁・捜査一課長2020】1話

画像出典元:テレビ朝日公式サイト

【警視庁・捜査一課長2020】1話は2時間の長編で、松下由樹さんらが出演して盛大でした。一課長ならではの「らしさ」も満載! しかしファンからは役者さんの無駄遣い(?)という声もーー。松下さんは表情の乏しいキャラクターを演じ、煮え切らない証言と込み入った人間関係も重なって、やや混沌としたストーリー展開でした。

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【警視庁・捜査一課長2020】1話の視聴率は期待通り!

ドラマ【警視庁・捜査一課長2020】1話の視聴率は13.3%でした。

過去のseasonの第一話の視聴率は、それぞれ以下の通り。

season1・・・11.4%
season2・・・14.5%
season3・・・12.7%

1話は2時間スペシャルを組まれるのが恒例で、期待度も高いのですが、今回「2020」の1話も充分に期待に応えた数字と言えそうです。

【警視庁・捜査一課長2020】1話のあらすじ

都内で最も高い山、箱根山で新聞記者の小柴石輝(吉満寛人)の遺体が発見された。突き飛ばされた弾みで、縁石に頭を打って亡くなったかに見える被害者は、なぜか、日傘を握っていた。

被害者を発見したのは、小柴の上司である岡泰子(宮本真希)だが、小柴はエイプリルフールのフェイクニュースを準備していたはず。ところが締め切り時間後も連絡がなかったという。しかし深夜にメールが来ていたことに、朝になって気づいた岡が、現場に駆けつけると小柴が亡くなっており、その場を走って去る人物を見かけていた。

捜査本部を設置した大岩一課長は、新宿署の新人・妹尾萩(三吉彩花)らとともに捜査したところ、小柴が亡くなる直前に書いたフェイクニュースは「新宿でマンモスの化石が発見された」との内容。また岡泰子の証言通り、現場から立ち去った女性がいたこと、その女性が死亡推定時刻の深夜1時ころに現場近くにいたという事実も分かってきた。

その女性は、ファッションデザイナーの今田美蓮(松下由樹)であったが、美蓮と同じパーティーに参加していた澤矢要(窪塚俊介)が、彼女のアリバイを証明した。美蓮の疑いは晴れたかに見えたが、新人刑事の妹尾萩は、澤矢の証言に疑問を抱くのだった。

【警視庁・捜査一課長2020】1話のネタバレ、登場人物が多数で混迷!

事件解明のネタバレ

「一課長大岩。えっ?エイプリルフールに嘘をついたら殺された?」 

はい、始まりました。【警視庁・捜査一課長2020】は初回、2時間スペシャルでした。

1話はちょっと長いお話ーー。登場人物が多いだけでなく、絶妙な関わり合いの連続で、観ている側も「なに、なに? 結局誰?」と、危うく迷走しそうだったかもしれません。

以下、ネタバレですが最初に「ホシは誰?」という結論を記します。

***

エイプリルフールに小柴を殺したのは⇒⇒ 澤矢要(窪塚俊介)

宗作と川合奏菜を殺害していたのも⇒⇒ 澤矢要

澤矢要を殺したのは⇒⇒ 新野(野間口徹)

鍵を握ったかに見えた赤いコートの女(松下由樹)は結局、怪しいだけ。鬱屈した感情を押し殺していた彼女を守ろうとした男(野間口徹)が殺人犯になってしまったわけです。
その前に、過去に2人、今回1人を殺害したワルは、見るからにきな臭い実業家(窪塚俊介)でした。

赤いコートの女(松下由樹)はなぜ、事件現場に来たのか?

⇒ネタバレ 殺された小柴から連絡が来ていた

【遺体発見現場】
新宿の箱根山で遺体で発見された新聞記者、小柴石輝は、後頭部を現場の石にぶつけて亡くなっており、原稿を書いていたPCはあったが、スマホは見つからなかった。現場では争った形跡あり。そして遺体は何故か、フリルの付いた黒い日傘を手にしていた。

遺体の第一発見者は、小柴の上司、岡泰子(宮本真希)で、小柴から「箱根山に来てほしい」「今回の記事のことで話がしたい」という深夜のメールに気付かず、朝になってやって来て遺体を発見した。しかし岡泰子にはアリバイがない。

岡は、朝やってきた時に赤いコートの女性を目撃したと証言。(←女性と断定できないと、妹尾が口をはさむ)。おはぎこと妹尾は、初対面の大岩たちに自己紹介し、かつ遠慮なく弾丸トークのように口を挟む。

【本部】
赤いコートの女性は、特殊な刺繍が施されたコートを着用していたことから、デザイナーの今田美蓮(松下由樹)であったと判明。一方で小柴と岡はうまく言ってなかった様子。日傘には岡の指紋があり、数日前に紛失したと岡は言っている。

「真相を解明し、必ずホシをあげる!」

【今田美蓮の家】
小山田と妹尾に問われると美蓮は、事件の夜について、パーティーに参加した後にそのまま家に帰っていたと証言。小柴の事件現場には行っていないと言う。しかし証拠がない。

そこに娘の今田亜希が帰ってきて、亜希は「パーティーの後は一人で家に帰った。いや、お母さんと一緒に帰った」と不自然な証言をする。亜希望に付いてきた弁護士の新野(野間口徹)は、「いや、自分も一緒でした。3人で帰った」と、さらに不自然な証言をする。

しかし新野については調査済みで、今田家と家族同然の付き合いをしているのだから、アリバイ証言としては採用できない。

きな臭い男、澤矢とはいったい何者?

⇒ネタバレ この男こそ、厚顔の殺人鬼!

【澤矢要の会社】
澤矢要(窪塚俊介)は、美蓮と同じパーティーに参加していたのだが「夜の11時には帰った」「小柴という人は知らない」と証言。さらに美蓮の写真を見せられると、「深夜1時の葛西臨海公園近辺でこの人物(美蓮)を見かけた」と証言し、なぜか美蓮のアリバイを証言した。

【今田家】
妹尾が亜希を問い詰める。亜希と澤矢はどういう関係なのかとーー。亜希から澤矢に頼んで「美蓮を見かけた」という証言をしてもらったのではないか? スマホの履歴を見せてほしいと妹尾は攻め寄るる。

【本部】
美蓮、亜希、澤矢、新野が集められ、大岩も登場し、あらためて小柴の事件の日について質問した結果・・

亜希・・本当は一人でパーティーから帰宅した。領収証もある。
澤矢・・会場を11時に出て1時には亜希の家に来た
新野・・今田の家に来て、ずっと呑んでいた。
美蓮・・その頃は自宅に戻る途中だった。

妹尾が亜希に「本当に澤矢と付き合っているのか?」と問い詰める。「どこが好きなのか。好きな手料理は?」と。「好きな料理はオムライス」と、なぜか美蓮が答える。澤矢は「そう。付き合っているのは亜希さんでなく美蓮さんとだ!」と言う。

亜希は「それでは母の容疑が晴れないではないの!」と澤矢に憤慨するが、美蓮も「恥ずかしながら私は、澤矢さんとお付き合いしています」と言う。

(↑もう、訳わからない・・と言ってはいけませんか?)

新野も取り乱して「そんな! 親子ほども年が違うのに!」と焦る。

(↑「親子ほど年が違うようには見えない!」の突っ込みがネットにも多数)

澤矢は、金を使って自分で弁護士を探すと言う。

【ビルの屋上】
美蓮は、事件当時に自宅付近ではなく、現場の近くにいたという事実を追求され、警察への同行を求められた。亜希は澤矢について「最初は私だったが、母に会った途端に母にぞっこんだった」と回想する。新野は、なぜ美蓮の弁護をしないのか、と問い詰められる。

年齢詐称って何のこと?

⇒ ネタバレ 澤矢が10歳以上ごまかしていた。(ごまかせてなかった?)

【取調室】
美蓮は、夫の今田宗作が疾走した時、警察に届けると逆に自分が容疑者にされた、という過去の恨みを語る。そのせいで横浜から引越してきた。
  ⇒ 大岩は立ち上がって、当時の対応を美蓮に謝罪する。

美蓮は真相を語りだした。小柴(失踪した夫の同僚だった)から3月31日の夜に連絡がありエイプリルフールに「嘘のふりをして本当のことを書く」と言っていた。事件現場に駆けつけた時、スマホがなくて連絡できなかった。

大岩から「澤矢と付き合っているとは思えない」と言われると美蓮はあっさり「澤矢と男女の中ではない」と認める。しかし澤矢の真意を知りたくて、交際しているふりをしていたのだった。

一方で澤矢は金の力で美蓮の釈放を要求してきた。

【一課長の部屋】
準備されていた原稿が見つかった。「4万年前にタイムスリップした女性の化石がマンモスと同時に新宿で発掘」とのこと。「地層から2017年製の女性のネックレスが見つかった」とも。宗作は「マンモス」と呼ばれていた。権力に怯まずに真っ向から勝負するキャラクターだったから。

殺された小柴は、宗作の失踪に関する秘密を知っていたが、真相を明らかにする前に殺害されてしまった。小柴はエイプリフールの記事を装って、事実を告発するはずだった。

澤矢について分かったこと。ーー澤矢は、ある時のプレゼン大会優勝で得た3000万円の賞金を原資に会社を起こしていたが、それは年齢詐称をして得た賞金だった。優勝を目前にした女性、川合奏菜は澤矢に言い含められて出場を辞退し、澤矢の秘書となった。しかしその後、澤矢はしだいに奏菜を用いなくなっていった。

つまり年齢詐称の事実を、宗作と奏菜に知られた澤矢が2人を殺害したのではないかーーという推測が浮かび上がってきた。また澤矢は33歳と称していたが、その腕には種痘の跡があり、種痘が実施された年代から逆算すると45歳以上と考えられることを、妹尾が見抜いた。

宗作が密会していた相手の身元は不明だったが、川合奏菜だったらしい。

【一課長の自宅】
妻の小春との雑談から「年齢詐称」があらためて気になった大岩。「年齢を自由に変えられる」という記事が、今回準備されていたことも思い出した。

【本部】
これらの事実から、小山田大介(見つけのヤマさん)が小柴のPCに残されていた「新宿で発掘」に注目し、「掘れ〜」と号令をかけ、皆で澤矢が所有する新宿の土地を隈なく掘り返すことになった。

そこで小山田は、証拠品となる、川合奏菜の付けていたネックレスを発見した。

それを契機に新宿の土地から、宗作と奏菜の白骨遺体が発見された
澤矢のドライブレコーダーも調べたが、これまでの供述に矛盾は見つからなかった。しかし、澤矢の姿が消えた。

美蓮が、嘘の自供をしたのは何のため?

⇒ ネタバレ 新野は美蓮を好きだった。美蓮も新野の気持ちを分かっていたはず。

【今田家】
緊急の事態に、美蓮と澤矢の身柄確保が指令される。そこに姿の見えなかった美蓮が帰宅したので、新野が取り乱して迎えた。さらに澤矢の自宅から、2人を殺害したときの工具が発見された。

しかしじつは、澤矢はナイフで刺されたうえ、豊洲で亡くなっていた。

【ラーメンの屋台】
「大福」こと平井(斉藤由貴)が現れ、大岩と小山田と平井3人が並んで食べる。そしてやはり大岩が指令!「全捜査員を集めてくれ!」。

【本部】
現場周辺の聞き込みをもう一度ゼロから開始した。途中、小山田が暴漢に襲われたところを妹尾が助け、格闘の末に妹尾は怪我をする(じつは昔、妹尾は小山田に助けられて、憧れていた)。また徹底的な捜査の結果、ついに澤矢と新野が一緒に写っているドラレコが発見された。

澤矢は秘書の「ゆり」を使い、さらに日傘も使って、新宿にいなかったかのような偽装を行っていた。実際は小柴を殺害し、澤矢は小柴のPCデータを消してから逃げていた。

【今田家】
澤矢が殺害された時刻の防犯カメラに、美蓮の姿が映っていた。「この時、何をしていたのですか?」と聞かれて美蓮は突然、澤矢を殺害したのは自分だと自供。しかし大岩は供述に違和感を覚える。

妹尾は、美蓮に「あなたには澤矢を憎んでほしい」と言う。美蓮は「その通りだ」という。しかし美蓮は本当に殺人犯なのか、?誰かを庇っているのか?

(↑妹尾の発言は、急所を突いているのかいないのか??)

【外の公園にて】
澤矢を殺したのは誰かーー。集められた美蓮と亜希に近づいてきた新野は「あなたですね、澤矢さんを殺したのは!」と言われて、あっさり認める。自分が澤矢を殺さなければ、いずれは美蓮が手を汚すことになるだろうと予想して、新野は澤矢を殺害したのだった。

新野は妹尾に促され、自分の気持をやっと美蓮に告白した。新野はずっと、美蓮のことが好きだったのだ。

(↑視聴者はとっくに分かっていますけど・・笑)

【本部】
ジュースで乾杯! 駐車場に笹川部長が現れ「いやいや、見事な事件解決です。ベリーグッドです!」

【警視庁・捜査一課長2020】1話の感想

いやいや、笹川部長でないけれど見事に解決しました。ベリーグッドです。久しぶりの【警視庁・捜査一課長】はやはり随所に、このドラマならではの「らしさ」が散りばめられ、笑ってしまったり、突っ込んでみたり・・。

そしてゲストの中でも、松下由樹さんは豪華でした。しかし、あれれ? 

警視殿! タメ口たたいてもよろしいでしょうか?」と目を見開いて叫んだりしないし、情感豊かな主婦がバイオリンを練習したりしないし・・。これらインパクトの強い役柄からは遠く、今回は「あえて無表情」のようなファッションデザイナー。

この女性が内心、複雑であろうことや、感情を表に出せない事情は想像がつきます。しかし何か今回の「今田美蓮さん」は、存在感のない人物に見えてしまいました。松下由樹さんにしては・・と言うべきでしょうか。

season2の最終回で殺人事件被害者の娘だった松下さん。ーーそれを覚えていてイメージを転換できない、というファンは多くないかもしれません。ただ、それは置いておいたとしても美蓮役は、松下さんの持ち味が活かされなかったように見えます。無駄遣いと言わずとも、やはり勿体なかったかもーー。

他のゲスト、窪塚俊介さんはいかにも「ワル」が嵌っていました。野間口徹さんには、ベテランの安定感がありましたが、こちらも微妙な役回りだったかも・・。1話限りとなった芋おはぎの妹尾萩さんは、予想以上にキャラクターの立った新人で目を引きました。

笹川刑事部長は相変わらず空を翔んでいるし、一課長が家に帰れば小春さんは優しいし、ドラマ【警視庁・捜査一課長】の魅力は、しっかり帰ってきたようです。第1話はスペシャルにしては冗長だったかも?という印象もありますが、ある意味、ギャグも楽しみながら見る刑事ドラマとして「流石!」でした。

事件の内容としては・・・1時間にすれば良かったのに!っておもっちゃう内容で。 一課長らしいと言えばらしいけど。 松下由樹さんも野間口徹さんも無駄遣いっぽい(苦笑) それも含めて一課長なんですが tarotaro(たろたろ)の気になるイロイロ☆

【警視庁・捜査一課長2020】1話のまとめ

エイプリルフールに掛けたストーリーは、なかなか凝っていました。最初に登場した怪しげな岡泰子(宮本真希)が、結局のところ怪しくなかったことは恒例でしょう。

ヒントが見つかって、ヤマさんの号令で、一課全体でローラー作戦! という形も続きそう。今回はチラっと登場した大福こと斉藤由貴さんが、見事に謎を解くというパターンも楽しみです。

ドラマ【警視庁・捜査一課長2020】1話

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