【合理的にあり得ない】6話の考察|ラスト3秒、貴山に不穏な影!涼子に恨みがある?
【合理的にあり得ない】6話の考察|ラスト3秒、貴山に不穏な影!涼子に恨みがある?
貴山(松下洸平)の父・勇作(小林隆)が犯人と疑われていた放火事件の裏に、政治家と建設会社の不正疑惑!? ラストの貴山の表情を見逃すな!
【合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~】6話のあらすじ・ネタバレ・視聴率・考察・感想・レビューについて!
【合理的にあり得ない】6話の視聴率
【合理的にあり得ない】6話の視聴率は7.1%。ストーリーは面白くなってきたのに、右肩下がりになってきました。
【合理的にあり得ない】6話のあらすじ
【合理的にあり得ない】6話のあらすじです。
貴山の過去
6年前、貴山伸彦(松下洸平)はアメリカにいた。自身が作ったアルゴリズムのシステムが評価され、現地の企業と契約を進めていた。そのとき、日本の警視庁から母と妹が亡くなったと連絡がある。警察によれば、2人は就寝中、家に火をつけられ殺害された。当時外務省の官僚だった父・勇作(小林隆)がその犯人だと疑いがかけられているが、勇作は火災時の一酸化炭素中毒で大脳に支障をきたして植物状態。治療は今も続いていて貴山が入院費も払い続けている。勇作が伸彦の名前に反応したことで、激しく取り乱していた、と丹波(丸山智己)。
涼子が心配しながらオフィスに戻ると、貴山と久実(白石聖)がヘビメタバンドの練習をしていた。久実の学園祭のためにギターを教わっていたという。
建設会社社員の死は事故か殺人か!?
ある日、線路に転落して電車に轢かれて亡くなった夫の死の真相を調べてほしいという女性・野崎多香子(野村麻純)が上水流エージェンシーにやって来る。八雲建設に勤務していた夫が殺された。そう思う理由は、死の直前、「いつか俺は社長(八雲治/浅野和之)に殺されるかもしれない」と怯えていたからだ。しかし警察はこの証言を取り合わず、なぜか捜査も打ち切りになった。涼子を紹介したのは丹波だった。真実がわからないため、娘にも父親が死んだと伝えられていない。多香子は夫にもらった200万円相当のアクセサリーを依頼金として調査を頼む。
夫が勤めていた八雲は、アジアの途上国へ多額の寄付をするなど、慈善家として知られる人物。一方、美食家としても有名だ。慈善家とは思えない贅沢三昧の八雲に、涼子や貴山は嫌悪感を抱く。八雲のハイヤーを見つけた涼子たちは、運転手・田辺(酒井敏也)に声をかけている間に盗聴器を車内に仕かける。それから盗聴を続けるが、『美食王に俺はなる!!!』なんて本も出している八雲の高級グルメの話ばかり聞いているとイライラする。
外務副大臣・増本と八雲の癒着
八雲が現職の国会議員で外務副大臣の増本幸次郎(石黒賢)と料亭・山屋で会食することを突き止めた涼子たちは、絶好の機会だと調査に入る。宴の席に芸者として潜入した涼子。野球拳のじゃんけんは貴山の指示通りで全勝。選挙について情報を聞き出そうと接近しすぎて「近すぎる」と増本にどつかれた際、涼子は盗撮カメラを落として、大慌てで退散する。しかし八雲が会社ぐるみで増本を応援している、秘策があるということはわかった。秘策とは何か…?
増本の選挙スタッフとして潜入する貴山と涼子。スタッフに配られる高級弁当に驚く貴山。ほかのスタッフに聞くと、増本の選挙活動はいつも高級弁当が出るから楽しみだという。増本は選挙の際にかなりのお金をつぎこんでいるらしい。貴山と涼子がこそこそ打ち合わせをしていると、増本が現れる。涼子があのときの芸者ということもバレていて、2人はクビになる。
不正の真相
貴山は父親の病室を訪ねるが、この前つかみかかったことから面会は認めてもらえない。オフィスに戻ると、激辛麻婆豆腐を作っていた久実が、八雲を盗聴していた涼子がすごい怖い顔をして出て行ったという。
涼子は多香子に、野崎のことを聞きに行っていた。野崎はカンボジアに学校を建てることが夢だったが、ここ数年は家族を守るほうが大事だと言っていた。事件前に急に子供部屋の壁紙を変えたと聞いた涼子がその壁紙を剥がすと、不正の証拠の書類が隠されていた。それは去年、八雲が増本から請け負ったODAの計画書。カンボジアに病院を12億で建設する予定だが、実は6億もかかっていない。残りが増本の選挙資金になっている。
涼子は、ハイヤーに付けた盗聴器から「見つかりましたか、例の書類?」という言葉を耳にしてそれを探しに行っていたのだ。八雲の会話相手はもちろん増本。八雲の話はさらに「だから6年前にも言ったでしょう。火事見せかけて火をつける前に必ず書類のありかを聞き出せって」続いていた。
当時外務省に勤めていた貴山の父・勇作は政府側の担当として野崎とそのプロジェクトに関わっていた。しかし勇作が、生まれたばかりの子供がいる野崎を慮り、自分1人でやると決断。その代わり自分に何かあったら野崎に託すことにしていたらしい。2人はその不正を暴こうとして被害にあい、貴山の母と妹も犠牲になったのだ。
いつも猫カフェ行くとか言ってしょっちゅう病院に行ってたでしょ。嘘が下手すぎる。なんで黙ってたの?
涼子の問いに、父親を放火犯と疑い、回復したら殺そうとしていたと貴山は打ち明ける。母はやさしく、妹はまだ18歳で猫好き、獣医を目指していた。貴山は真相を知ってとても後悔する。
丹波がオフィスにやってきて、勇作の警護が解けたという。勇作の身に危険が及ぶと察した貴山と涼子が駆けつけると、増本の選挙スタッフ・大迫(入江甚儀)が医師になりすまして、勇作の呼吸器のチューブをはずしていた。涼子に捕らえられた大迫は、増本の指示だと白状する。
涼子は絶対に許さない!と心に決めた涼子は、あるモノを浩次とその仲間たちに探させる。
【合理的にあり得ない】6話のネタバレ
【合理的にあり得ない】6話のネタバレです。
真相究明は毒キノコディナーの後で
涼子たちは、増本と八雲に互いの名前で、選挙の前祝いとして珍しいホワイトトリュフを味わおうという招待状を送る。久実と浩次が待つレストランにまんまとやってくる2人。しかしそのトリュフらしきものを食べると2人の手は震え、様子がおかしくなる。
シェフを呼べと言われて出てきたのは涼子と貴山。
料理に入っていたのは、トリュフではなく、殺しの天使と呼ばれるドクツルタケ。そのままにしておくと大脳に支障をきたし植物状態になる。貴山は父と同じようになって報いを受けろという。不正や殺人について正直に白状したほうにだけ解毒剤をあげると言って、白状させる涼子。増本と八雲は罪をなすりつけあいながら、ODAから金を引っ張って山分けしようという計画だった、野崎を突き落としたのは増本の秘書、貴山の父親を殺そうと言った、書類が見つからないなら家に火をつけろと言ったのは八雲。増本の秘書が貴山の母と娘に目撃されたから、などとベラベラと白状する。
母と娘を殺され、父を植物状態にされた貴山は増本の胸ぐらをつかみ「存在的にあり得ない」と怒りをぶつける。同じところに落ちたらダメだと止める涼子。キノコはドクツルタケではなく、天然のレイシだった。それを食べると精力絶倫になるという。震えていたのは高ぶっていたかららしい。丹波がやってきて、2人を連行する。
貴山の父親が意識を取り戻す
オフィスに来た多香子に事件の真相を伝えた涼子は、預かっていたアクセサリーを返す。子供部屋の壁紙を剥がしちゃったから…と笑う。
子供の頃から父さんのことが怖かった。僕はうまく人となじめないでしょ、今もそうだけど、それを叱られるのが嫌で、逃げるようにアメリカに行って…。もっと話せばよかったね。母さんのこととか、佳純のこととか、いろんなこと…。貴山が話していると、勇作がほんの少しだけ意識を取り戻した。
貴山が涼子に報告する。勇作はまだ後遺症があり、しばらく入院するという。じゃあ、これからも稼がないと…といい話でまとまりそうだったが、涼子は貴山が約束を破ったことに言及。次、破ったら絶対許さない、と言い、罰ゲームとして激辛麻婆豆腐を食べさせる。あまりの辛さにのたうち回る貴山。
飲み疲れて椅子の上で寝てしまう涼子に貴山はブランケットをかけるが、その表情には不穏な陰が…。
【合理的にあり得ない】6話の感想とレビュー
貴山の父親が放火犯でも、母親と妹を殺したわけでもないことがわかったのはよかったのですが、いくら貴山が、人付き合いが下手なことを叱られていたからって、父親が放火犯で母と妹を殺したと疑うものでしょうか。父親と疎遠になっていた、犯人と疑ったのも、もっと闇深い理由があるからだと思っていたので、ちょっと肩透かしというか、このオリジナル設定はイマイチでした。
ラスト数秒間、呑んだくれて眠っている涼子を見つめる貴山の表情に一瞬、不穏な影が落ちました。やはり貴山にはまだ何かある!
それはやはり涼子が弁護士資格を剥奪された事件に関わることでしょう。
野間口徹演じる傷害事件の被害者と諫間慶介(仲村トオル)が絡んでいるはず。
原作でも貴山はこの事件に絡んでいるのですが、オリジナル展開が続いているので、原作とは違う結末になると考察します。
諫間慶介は、総合商社・諫間グループの2代目社長。今回、ODA(政府開発援助)の不正が暴かれましたが、ODAといえば総合商社である諫間グループが絡んでいる、もっと大きな不正を行っている可能性があります。
原作では諫間グループのお家騒動のために涼子が排除されたのですが、ドラマでは、涼子が無意識のうちに不正の真相に近づいてきたから排除された、最終的には巨悪との戦いに進んでいくのではないかと思います。
そこには貴山も絡んでいるはず。まだまだ貴山からは目が離せません。毎回ラストに伏線が出てくるので、最後の1秒まで見逃せませんよ!
第7話は5月29日放送です!
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