【不協和音】原作のネタバレ!祐介と真佐人の父親が起こした自白強要冤罪事件の真相と黒幕は?

不協和音

【不協和音】原作のネタバレ!祐介と真佐人の父親が起こした自白強要冤罪事件の真相と黒幕は?

田中圭と中村倫也の兄弟役で話題のドラマ【不協和音】。

ドラマの原作のあらすじ、冤罪事件の真相は? シリーズ化の可能性はある?

今回はSPドラマ【不協和音】の原作ネタバレと黒幕、シリーズ化予想について!

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田中圭&中村倫也共演【不協和音】の原作は?

ドラマ【不協和音】の原作は、第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京大賞をW/ダブル受賞してデビューした社会派ミステリー作家・大門剛明さんの小説『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』

この作品の映像化は初めてです。

冤罪を着せたという汚名を着せられた、かつての名刑事の2人の息子(兄弟)が父の死後、刑事と検事になり反発しつつも、難事件を解決しながら父の汚名をはらすべく、暗に捜査を続けていくというストーリーです。

ドラマ【不協和音】のあらすじ

30歳を過ぎて月島東署刑事課に配属された新米刑事・川上祐介(田中圭)は、妻殺しの被疑者と目される病院経営者・城崎知也(岡部たかし)を取り調べることに。勾留期限が迫る中、一緒に取り調べを担当した警視庁捜査一課の警部補・小寺順平(杉本哲太)がついに自白を取るが、担当弁護士の宇都宮実桜(趣里)は「大八木捜査法で自白させたのでは?」と、祐介に食ってかかる。実桜が口にした“大八木捜査法”とはほかでもない、刑事だった祐介の父・大八木宏邦(丸山智己)を揶揄する言葉。実は祐介がまだ小学生だった頃、大八木は自白強要で冤罪を生んだ刑事として、世間から糾弾されることに…。しかも、大八木は真相を語ることなく、突然この世を去り、祐介は母方の祖母に引き取られて姓を変えていたのだった――。
 やがて、城崎の事件は思わぬ転換期を迎える。担当検事が倒れた直後、城崎が起訴の決め手となる遺体遺棄現場を教えぬまま、黙秘に転じてしまったのだ。焦った祐介は必死に捜査を続行。だが努力もむなしく、城崎は不起訴になってしまう。しかも、その判断を下した後任検事の名前を聞いた祐介はがく然とする。検事の名は唐沢真佐人(中村倫也)――なんと祐介の父が亡くなった後、高等検察庁の元検事長・唐沢洋太郎の養子となり、生き別れになってしまった弟だった!
 祐介はすぐさま真佐人のもとへ押しかけ、なぜ城崎を不起訴にしたのか追及する。だが、真佐人は弁解録取書を読んで取り調べに問題があると判断した、と冷たく一蹴。結局、“21年ぶりの再会”は物別れに終わる最悪なものになってしまい…!?
 しかし、真佐人には考えがあった。水面下で動いていた真佐人はやがて、城崎の事件に新たな一石を投じることに! そんな中、祐介は連続ボヤ事件との関連が疑われる、大企業の倉庫放火事件を捜査。社長・丸山与四郎(木下ほうか)の圧力を受けて、警察上層部も捜査に本腰を入れたことで、祐介と真佐人は再び同じ事件に向き合うことになる。真逆ともいえるやり方を貫き、時に対立しながらも、共に調べを進めていく祐介と真佐人。だが、事件の全貌は容易にあぶり出すことができないほど複雑で…!?

https://www.tv-asahi.co.jp/fukyowaon/

【不協和音】ドラマは原作のどのエピソード?

ドラマ【不協和音】の原作は、大門剛明の書き下ろし小説『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』。まだシリーズ化はされておらず、単行本は1冊のみ発行されています。

原作は次の5つの章で構成されています。

第一章 偶然と必然
祐介と真佐人の再会、DV医師の妻殺人事件
第二章 箱師の鉄
電車スリ“箱師の鉄”の意外な正体は?
第三章 英雄の偶像
祐介の先輩・加藤巡査と窃盗常習犯
第四章 右と左
ストーカー事件と銀行強盗
第五章 発火点
連続放火事件

今回は2時間ドラマ。あらすじと登場人物を見ると、「第一章 偶然と必然」「第四章 右と左」「第五章 発火点」を中心にしたストーリーとなるようです。

それでは、この3つの章を中心にネタバレしていきましょう。

【不協和音】原作の主な登場人物

【不協和音】のレギュラーメンバーを紹介します。

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川上祐介…かわかみ・ゆうすけ。巡査部長。交番勤務などを経験した後、刑事任用試験を受けて30過ぎに刑事となった。

唐沢真佐人…からさわ・まさと。京都地検検事。祐介とは生き別れの兄弟

小寺順平…こでら・じゅんぺい。京都府警捜査一課の警部補。祐介の上司

安田富夫…やすだ・とみお。京都の太秦(うずまさ)署署長

有村秀人…ありむら・ひでと。太秦署の刑事課係長。

宇都宮実桜…うつのみや・みお。関西の名門・左京法律事務所の弁護士

【不協和音】の原作ネタバレ❶偶然と必然/DV医師の妻・失踪刺殺事件

ドラマ【不協和音】の原作から、ドラマ化されるエピソードをネタバレしていきます。

まずは祐介(田中圭)と真佐人(中村倫也)が再会するきっかけとなったDV医師の妻・失踪刺殺事件について!

主な登場人物

城崎知也…じょうざき・ともや。「戻り橋外科」院長。猜疑心と嫉妬心が強く、妻の早苗にDVを繰り返していたため、妻殺しの容疑がかかる。5年前に中村文子という女性の胃の手術に医療ミスが疑われた。

城崎早苗…じょうざき・さなえ。DV夫・城崎から逃げて「メゾン天神川の友人宅」に身を寄せていたが、何者かに刺殺される。

片桐寛市…かたぎり・かんいち。検体を集配する会社社員。返り血を浴びた城崎を目撃する。

DV医師の妻失踪・刺殺事件の概要

京都市の「戻り橋外科」経営者かつ院長・城崎の妻・早苗が失踪した。

早苗が城崎のDVから逃れるために身を寄せていた友人のマンションから叫び声が聞こえ、現場には大量の血痕があったため、殺人事件として捜査が始まる。

禁じ手を使った小寺の取り調べで城崎は殺害の犯行を自白するが、遺体が見つからないため、不起訴になる。

不起訴にしたのは唐沢真佐人検事、川上祐介の実の弟だった。

DV医師の妻刺殺事件の犯人と真相ネタバレ

以下、ネタバレがありますので閲覧ご注意を!

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DV医師の妻殺害事件の犯人は、やはり夫の城崎知也!

城崎に早苗の居場所をメモで知らせたのは、目撃者の片桐。

片桐は、城崎が医療ミスで死なせた中村文子の恋人だった。

片桐は、城崎と当時看護師として文子の死に関わっていた早苗に復讐するために城崎宅の早苗の部屋に、早苗の逃亡先のメモを残し、先回りして逃亡先マンションの鍵を開けておいたのだった。
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【不協和音】の原作ネタバレ❷右と左/西京極交通事故

祐介(田中圭)と真佐人(中村倫也)が再会してから4つ目の事件です。ドラマでは祐介が慕う真面目な交番巡査・加藤(生瀬勝久)がキーパーソンに!

主な登場人物

加藤博行…かとう・ひろゆき。交番勤務一筋40年の巡査長。真面目な性格。

町田琉太…まちだ・りゅうた。万引きの取り調べ中に交番から抜け出して車で暴走する。

西京極交通事故の概要

西京極競技場近くの細い通りで起きた交通事故。

事故を起こした軽自動車は時速100キロの猛スピードで電柱に激突。運転手の町田琉太(18)は即死した。

町田は事故の直前、万引きの疑いで交番巡査・加藤の取り調べを受けていた。

加藤がクソ真面目な性格なことから、真佐人は加藤がパトカーで無理な追跡をしたことが原因で事故が起きたのではないかと疑う。

西京極交通事故の犯人と真相ネタバレ

以下、ネタバレがありますので閲覧ご注意を!

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祐介と真佐人は、実桜が入手した事故当時に近くを走っていた車のドライブレコーダーの録画を見る。

加藤のパトカーは猛スピードで町田を追い詰めてなどいなかった。

祐介は、町田がなぜか片手運転をしていたことが気になったが、その理由はわからない。しかし真佐人はすぐにそこから事件の真相を見抜いていた。

町田は、加藤に万引きで取り調べを受けているときに、加藤の拳銃を奪っていた! 片手運転なのは、拳銃が暴発しないか心配で銃口を外に向けていたから。

加藤は拳銃を盗まれたことを隠蔽するために、事故後すぐに車内に入り、拳銃を取り戻していたのだった。
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【不協和音】の原作ネタバレ❸発火点/連続放火事件

主な登場人物

丸山与四郎…まるやま・よしろう。丸山建材というゼネコンの社長。廃工場が放火される。

三津谷研太…みつや・けんた。無職の男。画家を目指している。火事現場で目撃される。

久保征治…くぼ・せいじ。空き缶拾いのホームレス。火事現場で三津谷を目撃する。

連続放火事件の概要

京都市内ではここ1か月足らずの間に放火事件が8件も発生していた。そんななか、祇園の仁和寺近くの廃工場が放火される。

久保の目撃証言と過去の放火での補導歴から三津谷に容疑がかかる。

取り調べにまともに応じず、犯行を認めない三津谷。

弁護士の実桜は、久保の目撃証言と火事発生に20分のタイムラグがあることに疑問を呈する。

すべての放火は三津谷の犯行なのか…!? 真佐人はなかなか自白のとれない祐介に「発火点が見えていない」とヒントを与える。

連続放火事件の犯人と真相ネタバレ

以下、ネタバレがありますので閲覧ご注意を!

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三津谷が拘留されてから連続放火事件がパッタリと止んだため、やはりすべて三津谷の犯行かと思われたが、新たな放火事件が発生し、別の男が自首をする。

三津谷の本当の狙いは放火ではなかった。三津谷の父親は丸山建材で働いている最中に突然死した。

三津谷は最愛の父親の復讐として、丸山の殺害を計画していた。

丸山が密造酒を廃工場に隠してときどき飲んでいたことを知っていたため、酒樽に青酸カリを投入。そのとき久保に見られたため、連続放火事件と見せかけるために、もう一度わざわざ放火しに行ったことがタイムラグに繋がっていた。

真佐人が言った「発火点」とは、三津谷を取り調べしていたとき、三津谷が動機を隠すためにわざと父親の悪口を言い出したというポイントだった。

真佐人は三津谷の描く父親の絵から、父親への尊敬と愛情を感じて真相を見抜きながらも、わざと絵をこき下ろして反感を買うという悪役を演じた。

祐介なら三津谷の父親の絵を褒めるだろうと読んでのことだろう。

またしても祐介は真佐人に一本取られた感じになったが、真佐人のこともだんだん理解するようになっていった。
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【不協和音】冤罪事件の真相と黒幕は?

祐介と真佐人の父、大八木が起こした冤罪事件。違法捜査で自白を強要することは後に大八木捜査法と揶揄されることになります。

原作小説には、「大八木捜査法」はたびたび出てくるものの、実際にどんな違法捜査で自白を強要したのかという詳細はまだ描かれていません。

祐介と真佐人は、どこかでまだ父親の正義を信じていて、方法こそ違えども、証言を8年後に翻した西島元容疑者を密かに調べています。

西島はなぜ8年後に冤罪を主張し始めたのか?

金庫に残された証拠はなぜ事件当時に注目されなかったのか?


謎が残ります。

そして黒幕予想ですが…

まだ名前しか登場していませんが、真佐人の義父・唐沢元最高検検事が怪しいと思います。

いくら信頼しあっていた友人の息子でも、養子にするのはちょっと不自然。

ここに何か秘密があると思います。

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【不協和音】のシリーズ化はある?

原作小説「不協和音」では、祐介と真佐人の関係がよくなりつつも、まだ理解し合う途中といったところ。

2人の父・大八木が起こした冤罪事件の真相もまだ描かれていません。

どんな状況でどんな禁じ手を使って自白を強要したのも明らかにされていません。

ということで、原作小説またはドラマでいきなりの続編やシリーズ化があることは間違いないですね!

ドラマのキャスト、祐介=田中圭、真佐人=中村倫也は、小説が当て書きされたのかと思うほどハマっているので、ぜひ令和の新相棒をシリーズ化してほしい!

ドラマのネタバレは、放送後にアップしたいと思います。

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